(仮称)石巻市複合文化施設展示基本設計等業務プロポーザル実施要領 Ⅰ 基本事項 1 事業の背景と目的 石巻市は、東日本大震災により被災し使用不能になったため解体した石巻市民会館と石巻 文化センターの再建にあたり、両施設の機能を併せ持つ複合文化施設を整備することとして 事業を進めています。 石巻文化センターが担ってきた文化遺産・歴史資料・美術品等を展示・保存する博物館と しての役割を継承する施設となりますが、そのほかにも、大・小ホール、生涯学習などの複 合的な機能を有し、市民の文化芸術活動や多彩な交流活動の拠点となり、地域の活性化と石 巻の新たな文化の発信に貢献する施設を目指しています。 現在、建物の基本設計に関するプロポーザルを進めていますが、それとは別に本プロポー ザルを実施し、展示及び保存環境等の基本計画及び基本設計について企画提案を求めること としました。提案者の発想内容及び設計能力を総合的に比較検討し、この業務に最も適した 設計等の業務委託候補者(以下「設計候補者」という。)を選定します。 本プロポーザルは、具体的な設計案を求めるものではなく、設計候補者の選定のために必 要な企画提案書の提出を求めるものです。 2 事業の概要 (1)業 務 名 (仮称)石巻市複合文化施設展示基本設計等業務 (2)業務概要 石巻市複合文化施設に関する展示等の基本計画及び基本設計並びにその他 の業務 (3)業務期間 契約締結日から平成29年3月31日まで (4)見積限度額 17,700千円(消費税等を含む。) 3 発注者及び事業担当課 (1)発 注 者 石巻市 (2)事業担当課 石巻市教育委員会 複合文化施設開設準備室 〒986-8501 宮城県石巻市穀町14番1号 TEL:0225-95-1111 内線5062 FAX:0225-22-5160 メールアドレス:[email protected] ホームページ :http://www.city.ishinomaki.lg.jp 1 4 計画の概要 「石巻市複合文化施設整備基本構想」及び「石巻市複合文化施設整備基本計画」を参照し てください。 5 プロポーザル実施スケジュール(予定) 期 日 平成28年10月24日(月) 平成28年10月24日(月)から 平成28年10月27日(木)まで 平成28年11月 1日(火) 平成28年10月24日(月)から 平成28年11月 4日(金)まで 平成28年11月 8日(火)から 平成28年11月21日(月)まで 平成28年11月下旬 平成28年12月上旬 平成28年12月中旬 内 容 実施要領公表(石巻市ホームページに掲載) 質問書の提出 質問書に対する回答 参加表明書受付期間 提出書類(企画提案書含む)の受付期間 プロポーザル選定委員会(プレゼンテーション・ ヒアリング) 選定結果の通知・公表(石巻市ホームページに掲 載) 契約締結予定 6 参加資格要件 本プロポーザルに参加を申し込む者(以下「参加申込者」という。)に必要な資格は、参加 申込日において次の各号に該当することとします。 なお、契約締結日までの期間において、参加資格を有しなくなった場合については、失格と なります。 (1)石巻市契約規則(平成17年石巻市規則第57条)第3条第2項に規定する競争入札参加 資格承認簿の「測量・建設コンサルタント等の業務」のうち「建築士」に登録されている 者であること。 (2)平成18年4月1日以降に竣工した下記①から③までの施設(常設展示室が1,000㎡ 以上の施設の全面的な改修・改築を含む。)のうち、1箇所以上の展示設計を請負った実 績があること。 ①博物館法における登録博物館又は博物館相当施設 ②常設展示室が1,000㎡以上の博物館類似施設 ③国宝や国指定重要文化財を展示できる機能を有する公開承認施設 (3)次のとおり技術者をそれぞれ配置できること。 ①管理技術者、展示担当主任技術者及び保存環境担当主任技術者 ②管理技術者及び展示担当主任技術者は兼任できないものとし、本業務に専念(発注者と の打合せにほぼ必ず出席するなど、本業務の履行の確実な担保を求めるものであり、他 2 の業務への従事を制限するものではない。以下同じ。)すること。 (4)地方自治法施行令(昭和22年政令第16号)第167条の4に規定する者でないこと。 (5)石巻市競争入札参加資格者指名停止等措置要綱(平成17年石巻市告示第180号。以下 「指名停止等実施要綱」という。)第2条第1項の規定による指名停止又は同要綱第12 条第1項から第3項までの規定による指名回避を受けている者でないこと。 (6)国及び他の地方公共団体から指名停止又は指名回避を受けている者でないこと。 (7)会社更生法(平成14年法律第154号)に基づく更生手続開始の申し立てがなされた者 でないこと。ただし、同法に基づく更生手続開始の決定を受けた者が、その者に係る更生 計画認可の決定があった場合にあっては、当該申立てがなされていない者とみなす。 (8)民事再生法(平成11年法律第225号)に基づく再生手続開始の申し立てがなされたも のでないこと。ただし、同法に基づく、再生手続き開始の決定を受けた者が、その者に係 る再生計画認可の決定が確定した場合にあっては、当該申立てがなされていない者とみな す。 (9)石巻市入札契約に係る暴力団等排除要綱(平成20年石巻市告示第268号)別表各号に 規定する要件に該当する者でないこと。 (10)業務全般に関し、指名停止等措置要綱第2条別表22に掲げる不正又は不誠実な行為の 疑いにより、契約の相手方として不適当と認められる者でないこと。 (11)参加申込者は本プロポーザルにおいて、他の参加申込者の協力事務所(設計業務等を実 施するうえで、業務の一部を再委託する設計事務所等をいう。)になっていない者。 7 実施要領の取得 本プロポーザル実施要領等は、石巻市ホームページから出力してください。 3 Ⅱ 審査・選定等 1 選定の方法 本プロポーザルは、公募型とします。 2 質問及び回答 本プロポーザルに関する質問は、質問書(様式6)により提出してください。 (1)提出場所:複合文化施設開設準備室 (2)期 間:平成28年10月24日(月)から平成28年10月27日(木)まで 土曜日、日曜日及び休日を除く日の午前8時30分から午後5時まで (3)提出方法:持参、郵送又は電子メールとし、郵送の場合は提出期間末日必着、 持参及び電子メールの場合は提出期間末日午後3時必着とします。 (4)回 答:平成28年11月1日(火)午後2時(予定) 石巻市ホームページに掲載します。 3 参加表明書の提出 本プロポーザルに関する参加表明は、「参加表明書」(様式1)を作成し、提出してく ださい。 (1)提出場所:複合文化施設開設準備室 (2)期 間:平成28年10月24日(月)から平成28年11月4日(金)まで 土曜日、日曜日及び休日を除く日の午前8時30分から午後5時まで (3)提出方法:持参又は書留による郵送とします。封書には「(仮称)石巻市複合文化施設展 示基本設計等業務プロポーザル参加申込書在中」と朱書きしてください。郵送 の場合は、提出期間末日必着とします。 4 企画提案書の提出 (1)企画提案書 :1提案に限ります。 (2)提出場所:複合文化施設開設準備室 (3)期 間:平成28年11月8日(火)から平成28年11月21日(月)まで 土曜日、日曜日及び休日を除く日の午前8時30分から午後5時まで (4)提出方法:持参又は書留による郵送とします。封書には「(仮称)石巻市複合文化施設展 示基本設計等業務プロポーザル提案書在中」と朱書きしてください。郵送の場 合は、提出期間末日必着としますが、到着の有無を必ず複合文化施設開設準備 室まで確認願います。 5 評価方式 (1)業務実績の評価 業務実績の評価については、設計業務実績評価基準(別添1「参加表明書・企画提案書作 成要領」3(1)参照)に基づく書類審査とします。 (2)企画提案書等の評価 4 ① プレゼンテーション・ヒアリングの実施 業務実施方針及び企画提案の内容について、 選定委員会によるヒアリングを実施します。 ヒアリングは、設計担当チームによるプレゼンテーション(15分間)及び選定委員によ る質疑(20分間)により行います。 説明者の出席はPC操作者を含め4名以内とし、原則として、本業務を担当する管理技 術者が説明するものとします。 実施場所及び時間については、後日参加者に通知します。 ② 選定委員による評価 企画提案書等について、選定委員が企画提案等評価基準(別添1「参加表明書・企画提 案書作成要領」3(2)参照)に基づき評価を行います。 (3)選定委員会による選定 ① 前記(1)(2)の評価点の合計で最高点を獲得した者が、1者で選定委員の過半数となった 場合はその者を「最優秀者」とし、次に評価の高かった者を「優秀者(次点)」とします。 ② ①に該当するものがいなかった場合は、評価の高かった上位2者の中から選定委員の投 票により「最優秀者」及び「優秀者(次点)」を決定します。 ③ 審査は原則非公開としますが、審査の経緯については後日、審査講評として、市ホームペ ージで公開します 6 契約について 市は、選定委員会において選定された最優秀者を設計候補者として展示基本計画策定業務 及び基本設計業務に関する契約を行います。ただし、契約の協議が調わなかった場合は、次点 者と契約の協議を行います。 (1)基本計画及び基本設計業務に関する契約 設計候補者は、速やかに基本計画及び基本設計業務に関する見積書及び業務費内訳書を 提出することとします。 (2)実施設計業務に関する契約 特に支障が無い限り、基本設計業務委託の受託者を相手方として、実施設計業務委託につ いて別途、 契約を締結することとしますが、 協議のうえ一定の条件等を付すことがあります。 当該受託者が実施設計業務に適さないと石巻市が判断した場合等は、別途受託者を選定す ることがあります。 (3)契約の条件 石巻市契約規則によります。 5 Ⅲ その他 1 失格事項 次の各号に該当した場合は、失格となる場合があります。 (1)Ⅰ・6に定める参加資格要件等に違反した場合 (2)提出書類に虚偽の記載をした場合 (3)企画提案書に提案者が認識できる名称、暗号、記号等を付した場合 (4)実施要領の基本的な条件に違反した場合 (5)プレゼンテーション・ヒアリング以外の場において、応募者が直接、間接を問わず、本 プロポーザルに関する内容で選定委員に接触をした場合 (6)参加表明書等提出後、指名停止等措置要綱第2条第1項の規定による指名停止又は同要 綱第12条第1項から第3項までの規定による指名回避を受けた場合、若しくは国及び他 の地方公共団体から指名停止又は指名回避を受けた場合 2 企画提案書の取扱い等 (1)著作権等 提出された企画提案書等の著作権は、それぞれのプロポーザル提案者に帰属するものとし ます。 なお、第三者の著作権の使用の責は、使用したプロポーザル提案者に全て帰するものとし ます。 (2)企画提案書の取扱い ① 市は、本プロポーザルに関する公表、展示及びその他市が必要と認めるときに、企画提 案書等を無償で使用することができるものとします。 ② 市は、上記の場合を除き、提出書類を無断で使用しないものとします。 ③ 市は、設計候補者の選定を行う作業に必要な範囲において、提出書類の複製を製作する ことがあります。 ④ 市は、石巻市情報公開条例(平成17年石巻市条例第14号)の規定に基づき、提出書 類を第三者に開示する場合があります。 ⑤ 提出された書類は、返却しません。 3 その他 (1)説明会は開催しません。 (2)市は、選定された設計者の企画提案書等に拘束を受けないものとします。 (3)参加申込者は、設計候補者として選定されるまでは、プロポーザルの参加を辞退すること ができます。 (4)参加表明書等に記載された管理技術者及び主任技術者は、市が合理的な理由があると認め た場合を除き、変更することはできません。 (5)参加申込者が本プロポーザルに要した全ての経費は、参加申込者の負担とします。 6 (6)展示物の制作や施工業務は、別途入札を予定しています。このプロポーザルによる契約者 が展示物の制作や施工業務の入札に参加することは妨げません。ただし、本業務において、 設計者以外で、展示制作や施工業務を行うことができないような設計はできないこととし ます。 (7)書類等の作成において使用する言語、通貨及び単位は、日本語、日本円、日本標準時及び 計量法(平成4年法律第51号)の規定によるものとします。 7
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