農業破壊、暮らし・主権脅かす亡国の協定 12 月の日ロ首脳会談で領土 問題が大きな焦点とされる中、 日本共産党の志位和夫委員長 は行き詰まり打開への提言を が歴史的・国際的道理に立っ て交渉することを求めました。 行き詰まり打開へ提言 歯舞(はぼまい)諸島と色丹(しこ この段階で平和条約を締結すれば、国 する案が政府内で浮上しています。歯 境線を画定することになり、それ以上の 舞、色丹、国後(くなしり) 、択捉(え 領土交渉の道が閉ざされることになりま とろふ)を一体的に扱う「4島一括」の す。 「2島先行返還」の場合は、友好条 方針を見直し、北海道の一部である歯 約など中間的な条約で処理し、平和条 舞、色丹の「2島先行返還」を求めるの 約は領土問題が最終的な解決に至った なら、道理にかなったことです。しかし 段階で締結すべきです。 全千島返還の立場で交渉を この 60 年 間、領 土 問 題が前 進し ては両島が千島に含まれると表明し てこなかったのは、日本政府の主張 ていたのを 1955 年になって突然覆し が世界に通用しないからです。政府 ました。日本共産党はこれまで一貫 は「国後、択捉は千島列島でないか して全千島の返還を求めるべきと主 ら返還を」というものですが、かつ 張しています。 赤旗 しん ぶん 日 刊 日曜版 お申し込みは (毎日配達されます) (毎週配達されます) お近くの党事務所か 党員までお願いします 月3,497円 月823 円 16 ページ 36 折 り 目 たん)島の先行返還で平和条約を締結 批准強行許されぬ 農水大臣が平然とTPP批准の「強 行採決」を口にする─。国のあり 方に関わる重大な問題を、十分な 国会審議もないままに強行するのは断じて許せません。 (裏面に続く) TPP批 准は許 さないと 抗 議 す る 人たち= 月 日、東京・永田町 発表(10 月18 日) 。日本政府 徹底審議は国会の責務 日ロ領土交渉 「2島」先行返還ありうるが、 その場合は中間的な条約で 10 73% 26 「臨時国会にこだ わらず、慎重に審 議を」 と回答 (共同通信社世論調査、 9月) 国会審議の前提を 欠いたままの審議 協定そのものの 本格的審議はこれから 「丁寧に説明する」と言いな 通常国会、臨時国会での審 がら、8400 ㌻の協定関連文書 議 は、 「審 議 の 前 提 問 題」が の 和 訳 は 2400 ㌻。交 渉 経 過 議論の焦点で、協定そのもの 資料は表題以外すべて黒塗り。 の審議はこれから。世論も慎 交渉担当者だった甘利氏は大 重審議を求めており、徹底審 臣辞任後も説明責任を放棄。 議こそ求められています。 協定の全容解明 明らかにすべき重要問題 審議で明らかにすべき点は▽農産物の関 税撤廃▽非関税措置の撤廃▽多国籍企業な どが投資先の国を訴える仕組み(ISDS 条 項)▽「再交渉」を迫る仕組みなど膨大です。 ページ 2016年10月 No.4(第250号) 〒537-0025 大阪市東成区中道1-10-10ホクシンピース102号 発行/日本共産党国会議員団 Tel.06(6975)9111 Fax.06(6975)9115 Eメール:[email protected] 近畿ブロック事務所 ※日本共産党は 以上の見解を 発表しました。
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