ソフトウェアによるデータセンターでの効率化 Windows Server 2016 運用の見直しによる 効率性とセキュリティの向上 今日のデータセンターの運用に対しては、厳しい監視の目が向けられる ようになっており、予算のほうは伸び悩みのようです。新しいアプリ ケーションは、運用ファブリックを拡大させ、ビジネスを減速させるお それがあるインフラストラクチャのバックログを生み出します。IT 組 織は、より少ないリソースでより多くのことを行うことが求められてい ますが、あまり自動化が進んでいない老朽化したインフラストラクチャ が取り組みを進める妨げになっています。一方、セキュリティ侵害が発 生すると一面で報じられ、企業に対する評価が悪化します。 さまざまな組織がさらなる効率性を実現するためにサーバー仮想化の先 にあるテクノロジに目を向けていますが、Windows Server 2016 の機 能を使用することで、これらの組織は、運用面やセキュリティ面の課題 に対応し、IT リソースを解放して、ビジネスの成功を推進する未来の ソリューションに関する計画や改革に取り組めるようになります。 「マイクロソフトが記憶域スペース ダイ レクトで実現した内容はすばらしいとしか 言いようがありません。記憶域スペース ダイレクトにより、高いパフォーマンスと 柔軟性を低いコストで実現できます。 RDMA ネットワーク アダプターとともに、 容量確保のために NVMe や SSD を キャッシュおよび SSD または HDD とし て使用できる機能により、あらゆるパ フォーマンスのニーズを満たすことができ ます。」 – David Knappett 氏 (Alternative Networks 社の テクニカル アーキテクト) 効率の最大化 Windows Server 2016 が効率化とコス ト削減を支援する方法をさらに 3 つご紹 介します。 日常的なデータセンターの運用の自動化 ハイパーコンバージド インフラスト ラクチャ コストを増やすことなくスケールを実現することが主な目標であるなら ば、自動化を適切に用いることがその方法の 1 つとなります。IT 組織 は、既存のアプリケーションやインフラストラクチャを維持しながら、 増大するビジネス要件に対応する必要があります。既にサーバー仮想化 で可能な限りのコスト削減を行っている組織については、ネットワーキ ング仮想化やストレージ仮想化を検討する余地があります。これによっ て、より低コストなハードウェアを使用してコストを削減し、複雑さを 解消して、手動の静的な構成ではなく、ポリシー、自動化、およびオー ケストレーションによる管理を行えるようになります。 非常に効率的なインフラストラクチャで す。ソフトウェアによるデータセンター を究極に具現化したこのインフラストラ クチャは、コンピューティング環境のコ ンピューティング、ネットワーキング、 ストレージ、仮想化、およびハードウェ アの各種リソースを緊密に統合すること で、シンプルさとスケーラビリティを実 現します。Windows Server 2016 は、 ハイパーコンバージド環境のメリットを 実現する支援を行います。 IT 管理者が 1 台のサーバーまたは多数のサーバーのアプリケーション、 サーバー、設定、ユーザーの自動化、展開、構成、管理、および使用停 止を 1 つのコンソールで行えるようにする Windows Server 2016 の PowerShell 機能を使用することで、運用効率を大幅に向上できます。 また、拡張された Desired State Configuration 環境で、望ましい状態 を定義し、問題が起こった場合に自動的にアラートを出して修復を行う ことで、時間を節約できます。この自動化により、IT 管理者は、イン フラストラクチャをセルフサービスとして内部顧客に提供し、数多くの 展開や構成の要望に対応できるようになります。 IT 管理者は、仮想化環境に対する新たなオプションを利用できるよう になりました。これにより、効率化やコスト削減を実現するうえで理に かなったものを選択して実装できるようになりました。 Nano Server 効率的な OS です。プライベート クラウ ドとデータセンター向けの、リモート管 理される新しいインストール オプション である Nano Server により、データセ ンターのフットプリントを削減できます。 また、攻撃を受ける可能性を最小限に抑 え、可用性を向上させ、リソースの使用 率を低下させることができます。 クラスター OS のローリング アップ グレード 効率的なアップグレードです。管理者は、 Hyper-V やスケールアウト ファイル サーバーのワークロードを停止させるこ となく、Windows Server 2012 R2 か ら Windows Server 2016 にサーバー クラスターをアップグレードできるよう になりました。 ソフトウェアによるデータセンターでの効率化 ワークロードのモビリティの実現、およびネットワーク セキュリティの強化 従来のネットワーク インフラストラクチャは柔軟性が低く、複雑であるた め、ネットワークの変更を要するワークロードの展開に多くの時間がかか り、エラーの可能性も高くなります。ソフトウェアによるネットワーク (SDN) モデルを採用して展開と管理を行うことで、迅速なスケールと俊敏 性を実現できます。SDN により、スイッチング、ルーティング、負荷分散、 ファイアウォール、エッジ サービスなど、ワークロードが必要とする仮想 化サービスを提供するネットワーク オーバーレイにすべてのワークロード とテナントが展開されます。その結果、IT は、物理ネットワーク インフラ ストラクチャを変更することなく、オンプレミスまたは Azure やサービス プロバイダーのクラウドにおけるワークロードの展開を自動化できます。 SDN は、ネットワーク攻撃に対して保護する支援も行います。IT は、進 化する脅威ベクトルに基づいて、ネットワークのセグメンテーションやセ キュリティ ポリシーを正確にモデル化し、それらをすばやく変更できる機 能により、ワークロードの保護を動的に調整できます。 ストレージ コストの削減 高度に仮想化された環境では、基礎となるストレージ システムが全体的な パフォーマンスに影響を及ぼすこともあります。手動で構成が行われる従 来のストレージ システムでは、ソフトウェアによるデータセンターのメ リットを十分に実現できない場合もあります。記憶域スペース ダイレクト、 記憶域レプリカ、サービス品質、データ重複除去などの Windows Server 2016 のソフトウェアによるストレージ機能は、ポリシーや自動化を利用 し、データセンターの効率性を向上させ、ストレージ管理コストを削減し ます。 インフラストラクチャを 管理するさまざまな選択肢 マイクロソフトは、あらゆる運用モデ ルと連携するさまざまなインフラスト ラクチャ管理ソリューションを提供し ます。 Microsoft System Center 2016 お客様の所有サーバーが数台であって も、数千台であっても、System Center は、仮想化されたソフトウェ アによるデータセンターで俊敏性とパ フォーマンスの向上を実現できるよう に、効率的な展開機能と管理機能を提 供します。 PowerShell と Desired State Configuration PowerShell スクリプトと Desired State Configuration を通じて、単一 のコンソールでソフトウェア環境の定 義、展開、および管理を行うことがで きます。 サーバー管理ツール お客様の未来を OS レベルで保護できるよう支援 サイバー犯罪は従来よりも巧妙化しており、より巧みな戦略を用いて、 お客様のデータセンターに侵入し、重要なビジネス データを入手します。 さまざまなベンダーの異なるツールを使用してソリューションを構成し ても、セキュリティ面の問題が増えるだけです。Windows Server 2016 では、さまざまなセキュリティ テクノロジが仮想化プラット フォームに組み込まれており、仮想化コンピューティングの基本構成要 素である仮想マシンの保護を支援します。シールドされた仮想マシンは、 ドメイン コントローラーや認証サーバーなどのビジネスに不可欠なシス テムに最適です。VM は、指定されたハードウェア上でしか動作できま せん。また、不正な管理者によって故意に VM の漏えいや盗難が行われ た場合でも、データは暗号化された状態のままです。資格情報ガードや デバイス ガードなどの他の機能により、保存されている資格情報を保護 し、不正なバイナリが実行されないようにする支援を行います。 また、IT 部門は、ハッカーによる企業ネットワークへの侵入を必死に阻止 しようとしています。Windows Server 2016 に組み込まれている新しい ネットワーク機能仮想化ファイアウォールは、ファイアウォールをソフト ウェアによるネットワーキング環境の構成要素にすることで、セキュリ ティと効率性の向上を支援します。これには、コンピューティング環境の 変更に合わせたファイアウォール設定の自動化とオーケストレーションが 含まれます。 詳細については、http://aka.ms/ws-jp を参照してください。 Copyright © 2016 Microsoft, Inc. All rights reserved. このデータシートは情報の提供のみを目的としています。 明示または黙示に関わらず、これらの情報についてマイクロソフトはいかなる責任も負わないものとします。 無料のクラウド サービスであるサー バー管理ツールを使用し、オンプレミ スと Azure の両方で Windows Server インスタンスを管理できます。 Operations Management Suite さまざまな種類のクラウドにおける ワークロードの管理と保護を実現する ために、Operations Management Suite (OMS) サービスにまで管理の対 象を拡大することで、Azure、AWS、 Windows Server、Linux、VMware、 OpenStack のシステムにわたる可視 性と制御機能を実現できます。
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