本学リハビリテーション学部教員による研究活動上の不正行為について このたび、本学リハビリテーション学部所属の教授(男性 40 代)による学会発表等につ きまして、研究活動上の不正行為が認められましたので公表いたします。 2015 年 6 月 15 日(月)に外部から顕名での情報提供があり、学長の決定のもと、 「神戸 国際大学研究活動不正行為の防止及び調査に関する規程」に従い、予備調査を実施いたしま した。その結果、情報提供のあった学会発表について特定不正行為の疑いが見られた他、数 件の研究業績においても研究不正の疑いが確認されました。 予備調査の結果を受け、 「研究不正疑義に係る調査委員会」 (以下、調査委員会と略す)の 設置及び調査委員会による調査の実施を決定いたしました。調査の結果、2 件の学会発表に おける特定不正行為(盗用)の他に、5 編の論文と 4 件の学会発表に二重投稿等の不正行為 が認められるとの報告書が、2016 年 7 月 22 日(水)に提出されました。その報告を受け、 同教授の研究活動上の不正行為について、大学として認定いたしました。なお、研究不正に 関する調査結果の概要につきましては、後日公表いたします。 また、調査委員会による調査の過程で、新たに同教授による研究費の不正使用の疑いが出 てまいりました。大学独自で調査した結果、研究費の使用について架空請求の事実が判明い たしました。 同教授の処分につきましては、本学院規程に基づき設置されました懲罰委員会において、 2016 年 10 月 12 日(水)付で懲戒解雇とすることが決定されました。今後は学内諸規程を 見直すとともに、研究不正を生じさせないための措置を講じてまいります。 研究活動上の不正行為は本学の信用を著しく損なうだけでなく、科学の信頼性を揺るが しかねない大問題であり、学長として管理責任を大変重く受け止めております。社会の皆様 をはじめ、在学生並びに保護者、卒業生、本学関係者の皆様がたに、多大なご迷惑とご心配 をおかけしましたことを心より深くお詫び申し上げます。 2016 年 10 月 27 日 神戸国際大学 学長 下村 雄紀
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