第 51 回 院内コンサート

第 51 回
♩♫
院内コンサート
演奏者プロフィール
ヴァイオリン:
梅原
♬♪
真希子さん
☆第 13 回にご出演
桐朋女子高等学校音楽科を経て桐朋学園大学、ジュリア
ード音楽院を卒業。山本幾子、故・久保田良作、川崎雅
夫、D.ディレイの各氏に師事。
1995 年 N.Y.日系人コンクール優勝、Dr.Shinya 音楽賞受
賞。国内外で現代音楽の演奏を意欲的に手がける。ソロ、
室内楽奏者として演奏活動の傍ら abchambermusic 室内楽
ワークショップの講師を初め指導にも力を注いでいる。
所属する東京シンフォニエッタが 2010 年第 10 回佐治敬三
音楽賞受賞。2015 年第 84 回日本音楽コンクール作曲部門
の演奏に対し委員会特別賞受賞。2014 年リサイタルシリー
ズ”ベートーヴェンと・・・”(全 10 回)を開始、好評を博してい
る。
現在、カントゥス・クァルテット、東京シンフォニエッタメン
バー、横浜音楽文化協会会員。
ピアノ:鈴木
慎崇さん
札幌市出身。4歳よりピアノ、ソルフェージュを 学ぶ。東京
藝術大学音楽学部卒業。在学中、学内においてアリアド
ネ・ムジカ賞受賞。三角祥子、北島公彦、角野裕の各氏に
師事。
全日本学生音楽コンクール、日本音楽コンクールにおいて
それぞれ第 1 位。
また、リサイタル、FM、CDなどで数多くの演奏家と共演。
国内外の音楽祭、コンクールにおいて公式伴奏者を務め
るなど、伴奏、室内楽にも活動の場をひろげている。最近
では、オーケストラの演奏会に鍵盤楽器奏者として度々出
演している。
東京藝術大学、武蔵野音楽大学非常勤講師を務めたの
ち、現在、洗足学園音楽大学非常勤講師として、後進の指
導にあたっている。
日時 : 平成28 年 11 月 19 日(土)13 時 30 分~
場所 : 亀田病院 新館待合ホール
協力:横浜音楽文化協会
演 奏 曲 目
クライスラー:ベートーヴェンの主題によるロンディーノ
ウィーン生まれのクライスラーは 20 世紀の偉大なヴァイオリニストのひとりとし
て一時代を築くとともに、数多くの親しみやすいヴァイオリン小品を作曲した。“ベ
ートーヴェンの主題による”とされているが出典は明らかではない。
ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ 第 3 番 Op.12-3
1797-98 年にかけて作曲された Op.12 のソナタは師のサリエリに献呈される。
大胆な輪郭線がピアノで縦横無尽に描かれ、拮抗、追随するヴァイオリンが合わ
さり表現の幅がさらに広がる第1楽章。ゆったりと風に身をまかせているような主
題がピアノで始まり、あたかも偶然に導かれたような体で 、実は必然と感じられ
る和声によって展開される第 2 楽章。軽快なリズムと時おり強調される強迫で繰
り広げられる3つのパート(ヴァイオリン、ピアノの右手、左手)のユーモア溢れる
掛け合いが目覚ましい終楽章。
R.シュトラウス:ワルツ~“ばらの騎士”より
R.シュトラウスの代表作“ばらの騎士”は、18 世紀のウィーンが舞台の貴族の
恋愛コメディ作品。色彩豊かで官能的なオペラに散りばめられているウィンナ・ワ
ルツをチェコのヴァイオリニスト、プシホダが編曲。
ワーグナー:ロマンス
原曲はオペラの大家ワーグナーの“アルバムの綴り”と名付けられたピアノ小
品。詩的でロマン溢れる美しさが魅力である。編曲はドイツのヴァイオリニスト、ウ
ィルヘルミによる。
シャミナード:スペイン風セレナーデ
シャミナードはフランスの女流ピアニスト、作曲家。編曲はクライスラーによる。
そよ風のような伴奏に乗り、気ままに歌うメロディがさりげなく洒落ている。
クライスラー:中国の太鼓
愁いを帯びた中間部を囲む前後の主部に、異国情緒薫る太鼓のリズムをピア
ノが伴い、ヴァイオリンの技巧が存分に発揮される。
協力:横浜音楽文化協会