第7日(7/30) 班別自主研修

平成 28 年度 宮城県仙台第二高等学校アメリカ研修報告書
◆七日目:7 月 30 日(土)
時間
報告
07:00
生徒全員でのミーティング
08:30
フィッシャー・カレッジ出発(全員で)
09:10
ハーバード大学メインキャンパス見学
キャンパス内散策と、二高応援パフォーマンス
10:00
班別自主研修開始
~~~ ※事前に立てた計画に従い、班毎での自主研修
19:00
フィッシャー・カレッジに集合
21:00
翌日以降のスケジュール確認
21:30
終了後、解散/就寝
【追記】
いよいよ、ボストンでのプログラム最終日。あっという間ですが、本当に毎日様々な生徒のドラマが生まれ、とて
も長く濃密な時間であったように感じます。さて、本日は「自分たちの研修、自分たちでつくる研修」のハイライト
でもある「班別自主研修」です。事前に何度も練り直した計画を元に、グループ毎に設定した目的(テーマ)
に沿って、自分たちの足でボストンの街を闊歩しました。出発式での校長先生のおことばにあった「‟協力するチ
ーム“(互いに知恵を出し合い、切磋琢磨する)」、個々の主体性、リーダーシップ、当事者意識とともに、「研
修」として成功させるために大切なテーマです。ちなみに、当初のスタート地点はフィッシャー・カレッジでしたが、生
徒たちの希望を受け、ハーバード大学メインキャンパスに変更。「J・ハーバード像」の前で二高の応援パフォーマ
ンス『雨か嵐か』を気合一杯で行い、大声とともに気持ちを切り替え、意気揚々と出発していきました。
実は、昨晩は個々の意識の緩み、チームとしての緊張感の欠如が継続したことに対して、及川先生より厳し
く指摘をいただきました。終盤を迎え、なんとなくあった停滞感、失敗(遅刻や提出、居眠り等)を何となく容
認し、指摘し合わない雰囲気、それぞれ持っていた違和感、すべて明らかに分かっていた課題を指摘され、互い
と自分を本気で見つめた時間がありました。今朝 7 時過ぎに全員が集合、多くの生徒が睡眠時間を削って意
見を交わし、考え、悩んだ末、「何のためにこの自主研修を行うのか、この研修自体自分たちの将来にどれほど
必要なのか、だから全員本気で成功させたい」と、代表 2 名から及川先生に思いが伝えられました。彼らの出し
た答えはもちろんですが、本音で話をし、考えた時間こそ価値があったと思います。尚、昨日夜のミーティング時、
いつもはとても控えめな男子生徒から、「宮城県トップの仙台二高だ、その生徒である我々がこんなことができな
いわけはない、これに時間を費やすのは無駄では」と、発せられたのがとても印象的でした。と同時に、最終日に
してようやくこのような動きが起こったことについては、やはり残念ではありました。
夜 6 時 50 分、予定集合時刻より 10 分早く全グループが全員無事到着。到着時の彼らの表情に浮かぶ
達成感、満足気な笑顔は何とも言えませんでした。
さて、明日はいよいよボストンに別れを告げ、世界の金融、経済の中心、そして文化の発信地ニューヨークへ
向かいます。終盤にしてようやく入ったスイッチを絶対に切ることなく、このまま全力疾走してほしいと思います。集
合は、午前 5 時 30 分。数時間後には荷物と様々な思いをスーツケース一杯に詰めた生徒たちが、寮の階段
を下りてきます。
以上、報告とさせていただきます。
≪ハーバード大学メインキャンパスにて≫
≪班別行動中の様子(生徒提供による写真)≫