平成28 年度 加古川市グリーン購入調達方針 本方針は、「国等による環境物品等の調達の推進に関する法律」 (平成 12 年法律第 100 号) 第 10 条第1項の規定に基づき、物品・自動車・資材等の調達に際し、環境に配慮された物品 等の調達((以下、 「グリーン購入」という。 )の推進を図るための基本方針として策定するも のである。 本方針に基づき、「加古川市環境配慮率先実行計画」に掲げる目標等の達成に向け、グリー ン購入を推進し、毎年度ごとに購入の取組状況を把握し、公表を行う。 1 定義等 この方針及びグリーン購入の運用における用語の定義は、以下のとおりとする。 (1)ガイドライン 毎年度別に定める当該年度の「グリーン購入ガイドライン」を指す。 (2)指定品目 ガイドラインに指定された品目を指す。 (3)非指定品目 ガイドラインに指定されていない品目を指す。 (4)判断基準 指定品目ごとに設定された当該品目の調達の際に満たすべき事項を指す。 (5)適合品 ガイドラインに指定された品目のうち、当該品目の判断基準を満たした物品・自動車・ 資材等を指す。 (6)非適合品 ガイドラインに指定された品目のうち、当該品目の判断基準を満たしていない物品・自 動車・資材等を指す。 (7)配慮事項 適合品か非適合品であるかの判断基準ではないが、配慮することが望ましい事項を指す。 2 調達の手順 (1)調達の必要性の検討 調達者は、物品・自動車・資材等の調達にあたって、調達の必要性自体をよく検討する こと。 (2)指定品目かどうかの確認 調達者は、調達する必要があると判断される場合においては、調達しようとするものが、 ガイドラインに指定されている指定品目かどうかを確認すること。 (3)指定品目の調達 ア 物品を調達する場合 ガイドラインにおいて、物品に分類されるものを調達する場合は、次に掲げる場合を 除き、原則として、判断基準を満たしている適合品を購入しなければならない。 ① 適合品の物品に、必要とする仕様を満たす製品がない場合 ② その他、所属長が非適合のものを購入するにたる理由があると認める場合 イ 自動車を調達する場合 自動車を調達する場合は、原則として、判断基準を満たしている自動車を購入するこ ととし、 「自動車購入予定届出書」を事前に環境政策課長あてに提出し、意見を求めなけ ればならない。 ウ 公共工事において資材等を調達する場合 ガイドラインにおいて、公共工事に分類される資材等を調達する場合は、できるだけ 適合品の調達に努めなければならない。 (4)非指定品目の調達 ガイドラインに指定がない品目を調達する場合は、下記の表1に掲げる基準をできる 限り満たすものを調達すること。 <表1> ガイドラインに指定がない品目の基準 (1) 製造段階での環境配慮 ① 再生材料(再生紙、再生樹脂、再生砕石等)を使用したもの ② 余材、廃材(間伐材、小径材等)を使用したもの ③ 再生しやすい材料を使用したもの (2)使用段階での環境配慮 ① 使用時に資源やエネルギーの消費の少ないもの ② 修繕や部品の交換、詰め替えが可能なもの ③ 梱包、包装が簡易なもの、又は梱包、包装材に環境に配慮した材料を使用したもの ④ 低振動、低騒音、低排出ガスの機械を使用 (3)廃棄・リサイクル段階での環境配慮 ① 分別廃棄やリサイクルがしやすい(単一素材、分離可能等)もの ② 回収、リサイクルシステムが確立しているもの ③ 耐久性が高く、長期使用が可能なもの (4)その他の環境配慮 ① 製造、使用、廃棄等の各段階で、有害物質を使用または排出しないもの ② 製造、使用、廃棄等の各段階で、環境への負荷が大きい物質(温室効果ガス等) を使用または排出しないもの (5)環境ラベル等 下記の項目に該当する商品や商品リストに掲載されたものを優先的に購入する ① グリーン購入法適合品 ② グリーン購入ネットワーク(GPN)が作成している購入ガイドライン 3 その他 (1)調達された物品等の使用者は、適正かつ合理的な使用に努めるものとし、みだりに物品 等の調達量の増加、買い替えをもたらすことのないようにすること。 (2)調達者は、物品・資材等の調達時に、必要に応じて、輸送時における問題が生じない範 囲で、環境に配慮された梱包方法及び輸送手段の使用を働きかけること。
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