ソリューション概要 HPE SDS でパフォーマンスと VDI 管理をスケールアップ 仮想デスクトップ環境の合理化 VDI ワークロードの課題 仮想デスクトップインフラストラクチャ (VDI) 環境は、中途半端なパフォーマンスや予測不 可能なユーザーエクスペリエンスから高額な 運用コストおよび資本コストまで、様々な問 題に苦しんでいます。今日のモバイルな私物 デバイスの業務利用 (BYOD) スタッフに関して は、ストレージやコンピュートの複雑さが増 し、IT 部門はさらなる課題に直面しています。 従来の SAN 環境では、ユーザーの「ブートス トーム」、ウィルススキャン、バックアップ ジョブなどの間に、VDI ワークロードが大量の CPU、RAM、I/O リソースを消費することがよ くあります。そのため、予測可能性の欠如か ら、しばしば IT 管理者はサイロ化したデータ センターを導入するしかなく、データセンター の他のワークロードが影響を受けないように、 柔軟性を欠くリソースプロビジョニングを行 います。 お気づきかもしれませんが、多くの場合、ス トレージは VDI 環境で最も費用がかかるもので す。そのため、パフォーマンスや拡張性はス トレージインフラストラクチャのアップデー トに関する重要な検討事項であり、実装され るとなれば、元の物理 PC インフラストラクチャ よりも有利なユーザー単価や ROI が目に見え る形で実現することは必須要件です。こうし たコストとパフォーマンスの問題から、最近 まで VDI の採用は進みませんでした。 新しい展開 新しいソフトウェアデファインドストレージ (SDS) テクノロジーなら、不安定で流動的な VDI ワークロードに対し、費用効果が高く、シ ンプルで俊敏な高可用性ストレージを構築す ることができます。SDS によって、ワークロー ドとストレージを集約して、仮想化環境を簡 単に一元管理できます。エンタープライズク ラスのフォールトトレラント共有ストレージ の多くのメリットを、コストや複雑さを伴わ ずに手に入れることができます。 ソリューション概要 SDS には他にも次のメリットがあります。 た共有ストレージアレイに変換します。 • 業務中断のないスケーリング : 必要なとき必 要な場所でクライアントプロビジョニングに対 応します。 VMware お よ び Microsoft® と の 緊 密 な 統 合 に よ り、StoreVirtual VSA が VDI ワ ー ク ロ ー ド 管 理 を 簡 素 化 し て、 コ ン ピ ュ ー ト、 ス ト レ ー ジ、仮想マシン全体の一元管理を可能にして • 一元管理 : VMware® vCenter Server からコン い ま す。StoreVirtual VSA の 独 自 の ス ケ ー ル ア ピューティング、ストレージ、仮想マシンを一 ウトアーキテクチャーによって、パフォーマ 元管理できるため、専用サーバー、ストレージ、 ンスを低下させることなくストレージ容量を または仮想化に関する専門知識を必要としま 迅速に追加できると同時に、組み込まれた高 せん。 可用性とディザスタリカバリ機能によって、 • ストレッチクラスター機能による高可用性 : ア VDI 環境全体のビジネスの継続性とユーザーエ プライアンス、ラックレベルまたはサイト全体 クスペリエンスが向上します。 の機能停止時に、仮想デスクトップおよびアプ リケーションをオンライン状態に維持するこ HPE HyperConverged 200 とにより、99.999% の高可用性 1 でビジネス継 強 力 な HPE HyperConverged 200 ア プ ラ イ ア ン 続性をサポートします。 スで、IT 担当者は、「ワンボックスデータセ • データセンターの設置面積の削減 : HPE のハ イパーコンバージドアプライアンスを使用すれ ば、個別の 2U サーバーと比較して、75% 少な い設置面積で、4 倍のコンピューティングを実 現します。 • 柔軟なディザスタリカバリ : 1 つのハイパーコン バージドシステムから別のハイパーコンバージ ドシステムへ、または HPE StoreVirtual VSA ソフ トウェアを実行する低コストのサーバーへ、レ プリケーションを行います。 耐障害性を備えた柔軟なスト レージ HPE StoreVirtual VSA HPE StoreVirtual VSA では、動的ワークロードに 合わせてストレージ容量とパフォーマンスを簡 単にスケールアップできます。このスケーラブ ルな SDS 製品により、従来のストレージから複 雑さやコストを取り除き、内蔵ストレージまた は直接接続ストレージを、すべての機能を備え 1 ンター」を導入し、15 分未満で最初の仮想マ シンをセットアップすることができます 2。こ のシステムは、シンプルな運用をめざして設 計され、実績あるオープンなデータサービス を 基 に 構 築 さ れ て お り、 簡 素 な 自 動 イ ン ス トールと管理のための StoreVirtual VSA テクノ ロ ジ ー、HPE OneView InstantOn、 お よ び HPE OneView for VMware vCenter が 含 ま れ ま す。 こ のシステムの導入や管理に、特別なトレーニ ングや IT の専門知識は必要ありません。実績 あるストレージ、サーバー、ネットワーキン グ、管理の機能を基に構築されたハイパーコ ンバージドアプライアンスの HC 200 ファミリ は、強固なパフォーマンスとサイジングのほ かにも、多様な VDI ワークロードに対応する ためのスケーリング機能を提供します。 HPE Hyper Converged 250 は単体で 2U のシャー シであり、必要なハードウェアをすべて組み 合わせてあるため、VDI 環境に求められる I/O パフォーマンスとワークロードの高速処理を 提供することができます。HC 250 ハイブリッ ド モ デ ル は、Adaptive Optimization 機 能 に よ り パフォーマンス効率を向上します。このサブ ボリュームの自動階層化機能は、利用が集中 する VDI ワークロードの優先度を高くし、SSD ス ト レ ー ジ に 配 置 し ま す。 一 方、 利 用 頻 度 が低いワークロードは HDD に配置されます。 IOmark-VDI ベンチマークテストでは、ユーザー 数が多く利用が集中するワークロードを実行 する間、HC 250 ハイブリッドが強力な I/O パ フォーマンスと応答時間を提供して合格につ ながりました 3。このハイパーコンバージド アプライアンスは、柔軟なスケールアウト型 のパフォーマンスプラットフォームを提供し、 様々な VDI ソリューションを構築することが できます。 HPE StoreOnce VSA 高速かつ効率的でスケーラブルなバックアッ プとリカバリのために、HPE StoreOnce VSA は、 専用ハードウェアの必要性を減らし、ストレー ジ、ラックスペースおよび電力の費用を削減 して、一層経済的な VDI 環境を作り上げます。 また、柔軟なバックアップターゲットを提供 することにより、VDI ユーザーのワークロー ドを中央のデータセンターにバックアップで きるようにします。重複排除済みのデータは、 HPE StoreOnce Catalyst により、リハイドレート せずシームレスに移行できます。 StoreOnce Backup を現在のバックアップアプリ ケーションと統合すれば、設備投資や運用支 出を抑えながら、VDI データ保護ニーズに対応 することができます。他の HPE SDS 製品と同 様に、ストレージインフラストラクチャ全体 を 1 つのコンソールで管理できます。 詳細はこちら hpe.com/storage/sds (英語) HPE StoreVirtual月間品質レポート (2015年) に基づきます。 2 HPE社内テスト、2014年12月。HPE ConvergedSystem 200-HC StoreVirtualとHPE OneView InstantOn version 1.00を使用。 3 IOmark-VDI HPE ConvergedSystem 242-HC StoreVirtualテストレポー ト、Evaluator Group、2015年4月 メールニュース配信登録 © Copyright 2015 Hewlett Packard Enterprise Development LP. 本書の内容は、将来予告なく変更されることがありま す。HPE製品およびサービスに対する保証については、当該製品およびサービスの保証規定書に記載されています。 本書のいかなる内容も、新たな保証を追加するものではありません。本書の内容につきましては万全を期しておりま すが、本書中の技術的あるいは校正上の誤り、省略に対しては責任を負いかねますのでご了承ください。 Microsoftは、米国およびその他の国におけるMicrosoft Corporationの登録商標もしくは商標です。VMwareは、米国およ びその他の地域におけるVMware, Inc.の登録商標または商標です。 4AA5-9305JPN、2015年11月、Rev. 2
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