職員の懲戒処分について - 地方独立行政法人に移行しました

平成28年10月14日
大阪市民病院機構法人運営本部事務局
辻
村
総務課長
(電話 06-6929-3625)
地方独立行政法人大阪市民病院機構職員の懲戒処分について
本日、総合医療センターにおける不祥事について、当機構職員の懲戒処分を次のとおり行
いました。
このような事案が発生しましたことにより、市民・患者の皆様の信頼を大きく損ねる結果
となりましたことを誠に申し訳なく、深くお詫び申し上げます。
今後、このような事は二度と起こらないよう、職員の服務規律の確保をより一層徹底する
とともに、職員のコンプライアンス意識の一層の向上に継続して取り組み、市民・患者の皆
様の信頼回復に努めてまいります。
処分1の内容
1 被処分者
(本人)
所属:市立総合医療センター看護部
階級:係員
職種:助産師
年齢:60 歳
(管理監督責任)
所属:市立総合医療センター看護部
階級:課長級
職種:看護師(職員1)
年齢:51 歳
所属:市立総合医療センター看護部
階級:課長代理級
職種:助産師(職員2)
年齢:48 歳
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処分内容
(本人)
諭旨解雇
(地方独立行政法人大阪市民病院機構就業規則及び地方独立行政法人大阪市民病院機構
職員懲戒規程により「解雇」が相当である。当該職員が昭和 59 年4月1日に助産師と
して雇用(今年度末定年退職予定)され、現在までの長きに渡り真面目に勤務し、上司
からの日頃の仕事に対する評価も高いことなどを勘案し、諭旨解雇処分とし、退職金支
給率を 50%とした。)
(管理監督責任)
厳重注意(職員1)
文書訓告(職員2)
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処分事由概要
病棟において、患者持参薬の向精神薬を、鍵のかかる引き出しに入れて管理していたと
ころ、持参薬の一部を無断で持ち帰り、その一部を服用又は廃棄していた。
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事実の経緯
平成 28 年9月8日 配薬準備中に、入院患者から預かった持参薬の残数が合わないこと
が判明する。
平成 28 年9月8日以降 9月7日から9月8日にかけて勤務していた職員に、聞き取り
調査を開始する。
平成 28 年9月 12 日 当該職員から上司に連絡があり、持参薬の一部を持ち帰り、その
一部を服用又は廃棄していたことが判明する。
平成 28 年 10 月 14 日 当該職員を諭旨解雇とする。
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対応策
今回の事案を受け、全職員に対し、改めて服務規律の確保について周知徹底を行うとと
もに、全力で再発防止に努めてまいります。
また、持参薬の管理について、保管庫の鍵は、看護師長が持ち、看護師長不在のときは
その勤務帯のリーダーが持つこととします。なお、鍵の開閉については、複数で対応しま
す。
処分2の内容
1 被処分者
(本人)
所属:市立総合医療センター医療技術部
階級:係長級
職種:診療放射線技師(職員1)
年齢:51 歳
所属:市立総合医療センター医療技術部
階級:係長級
職種:診療放射線技師(職員2)
年齢:57 歳
(管理監督責任)
所属:市立総合医療センター医療技術部
階級:課長級
職種:診療放射線技師
年齢:56 歳
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処分内容
(本人)
停職3月(職員1及び職員2)
(根拠規程:地方独立行政法人大阪市民病院機構就業規則及び地方独立行政法人大阪市民
病院機構職員懲戒規程)
(管理監督責任)
文書訓告
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処分事由概要
(職員1)
医師の指示に対し、新人職員が左右誤ってレントゲン撮影を行ったが、新人職員への再
撮影の指示及び医師への報告をせず、コンピュータ上でレントゲン画像を反転処理し、指
示された画像に見えるように偽り、職員2にそのまま医師へ配信するよう依頼した。
(職員2)
職員1の依頼に対し、反転処理されたレントゲン画像であると認識しながら医師へ配信
し、撮影部位、表示条件、画質等の確認を行う検像業務を怠った。
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事実の経緯
平成 28 年6月9日 新人職員(平成 28 年4月採用者)が医師からの指示に対し、左右
誤ってレントゲン撮影していることを検像者であった職員2が発見するが、新人職員を指
導する職員1が、独断で新人職員への再撮影の指示及び医師への報告をせず、コンピュー
タ上でレントゲン画像を反転処理し、指示された画像に見えるように偽り、職員2にその
まま医師へ配信するよう依頼する。職員2は、職員1の依頼に対し、反転処理されたレン
トゲン画像であると認識しながら医師へ配信する。その後、その様子を見ていた職員から
報告を受けた直属の上司(管理監督責任者)が医師に連絡して、治療上の問題が生じるこ
とはなかった。
平成 28 年9月7日 大阪市より、この件について公益通報があった旨、当機構へ連絡が
入る。
平成 28 年9月8日以降 当該職員及び中央放射線部職員全員に、聞き取り調査を開始す
る。
平成 28 年 10 月3日 全職員の聞き取り調査が終了し、当該職員らの報告等により事実
の経緯が判明する。
平成 28 年 10 月 14 日
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当該職員らを停職3月とする。
対応策
本件行為が誤診や医療ミスに繋がるおそれのある行為であり、病院の信頼そのものを揺
るがす行為であることを関係職員に指導徹底するとともに、検像業務を複数で行いチェッ
ク機能を高めてまいります。