平成28年度東京都高齢者権利擁護推進事業 「施設内リーダー職員研修(看護実務者研修)」募集要項 1 研修目的 本研修は、介護施設等において、高齢者が尊厳を保持し、その有する能力に応じ自立した日常生 活を営むことができるよう支援し、権利擁護に必要な援助等を行うために、看護職に求められる 実践的な知識・技術等の習得を目的とし実施します(講義及びグループワーク等)。また、介護 施設内のみならず、地域における高齢者の権利擁護のために必要な援助等を実践できる視点も加 味して行います。 2 研修実施機関 公益財団法人東京都福祉保健財団 人材養成部福祉人材養成室(高齢者権利擁護支援センター) ※東京都福祉保健局高齢社会対策部より委託を受けて実施します。 3 対象者 介護老人福祉施設または介護老人保健施設の現場において、実際に保健医療サービス及び福祉 サービスを提供している看護職員 ※看護師及び准看護師以外の方は、受講できませんので御注意ください。 ※平成20年度から平成27年度において本研修を受講され、「修了証書」が交付されている 方は、お申込みできません。現在の所属施設とは異なる施設の所属時に受講し、修了証書が 交付されている方は、対象になりません。 4 研修日程及び募集定員等 3日間の日程で1コース実施します。 研修日程 1日目 12月 7日(水曜日) 2日目 12月19日(月曜日) 3日目 1月27日(金曜日) 時間 9時25分から 17時15分 定員 東京都福祉保健財団 都営大江戸線「都庁前駅」A7出口から徒歩7分 5 受講料 無料 6 申込人数 原則、1施設1名でお願いします。 多目的室 40名 (新宿区西新宿2-7-1小田急 ※交通:JR・私鉄各線「新宿駅」西口から徒歩15分 東京メトロ丸の内線「西新宿駅」から徒歩5分 会場 第一生命ビル19階) 7 事前課題及び中間課題について 下記「8カリキュラム」を実施する上で、 「事前課題」及び「中間課題」を提出していただきます。 「自 施設での権利擁護、不適切ケアや高齢者虐待の防止への取組み」に関する内容を予定しております。課 題の詳細は、受講決定通知にて御案内いたします。 8 カリキュラム(予定) 各項目は、若干の変更となる場合があります。 【1 日目】12月7日(水曜日)9時25分から17時15分(受付開始8時55分から) 時間割 午前 形態 演 習 科 目 内 容 等 講 師(敬称略) 施設内での高齢者虐 ・自施設や他の施設における不適切ケ 看護指導者養成研 (グル 待の防止、権利擁護の アや虐待防止への取組みの現状の把 修修了者 ープワ 取組み 握、介護施設等の看護職に求められる ーク) 役割を意識し、本研修での学習目標を 設定する 講義 介護保険制度と看護 ・介護保険制度と地域包括ケアシステ 秋山 職員の役割 ムの基本的な理解 (株式会社ケアー ・介護保険施設における看護職の位置 ズ白十字訪問看護 づけ ステーション 等 正子 統 括所長) 午後 講義 「生活の場」で提供さ ・「生活の場」としての施設での看護 看護指導者養成研 れる看護の特徴① 職の位置づけ 修修了者 ・医師のいない場での看護職の役割 ・看取り看護の基本 ・医療行為の基本 ・権利擁護としての看護職の役割 等 実践報 「生活の場」で提供さ ・実践報告 看護指導者養成研 告 れる看護の特徴② 講義及 高齢者の権利擁護(高 びミニ 齢者虐待、成年後見 ・高齢者を取り巻く社会環境と高齢者 (公益社団法人あ ワーク 等) 虐待の実態 い権利擁護支援ネ ・高齢者虐待の具体例 ット 修修了者 ・高齢者の権利擁護の概論 ・身体拘束の廃止に向けた取組み ・意思決定支援 等 池田 惠利子 理事) 【2日目】12月19日(月曜日)9時25分から17時15分(受付開始8時55分から) 時間割 午前 形態 講義 科 目 内 容 等 講 高齢者の心身の理解、 ・高齢者の心身の特徴とフィジカルア 桑田 認知症高齢者の理解 セスメント(気づきと観察) (医療法人社団慶 と看護 ・認知症の医学的・心理的理解 成会青梅慶友病院 ・認知症の人の生活のアセスメントと 看護開発室 認知症ケア 長) ・認知症の人の家族の理解と支援 講義 感染症対策 グルー 美代子 室 等 ・感染症対策として必要な体制整備、 看護指導者養成研 発生時の対応等の基本 午後 師(敬称略) 感染症対策 等 修修了者 ・「生活の場」での感染症対策に関す 看護指導者養成研 プワー る事例検討をとおした、感染症対策に 修修了者 ク おける権利擁護実践の取組みへの理 解 講義 講義及 急変時の対応 看取りケアの推進 等 ・医療機関、介護職との連携等急変時 看護指導者養成研 の対応についての基本 修修了者 等 ・看取り時における意思決定支援(本 看護指導者養成研 びミニ 人の意思に基づくケア、終末期) 修修了者 ワーク ・多職種協働による看取りケア ・看取り期における家族支援 等 【3日目】1月27日(金曜日)9時25分から17時15分(受付開始8時55分から) 時間割 形態 科 目 午前 講義及 リスクマネジメント ・権利擁護の観点からみた介護事故防 浅野 びミニ と権利擁護 止の考え方 (株式会社フォー ・事故につながる不適切なケアと防止 サイツコンサルテ ・事故防止のための体制整備 ィング ・介護事故発生時の対応 役社長) ワーク 午後 講義及 多職種協働 内 容 等 講 等 師(敬称略) 睦 代表取締 ・多職種協働のためのチームビルディ 高齢者権利擁護支 びミニ ング、チームアプローチの基本的知識 援センター ワーク ・組織の理解と多職種による支援(施 設サービス計画及びサービス担当者 会議等) 等 グルー 権利擁護に必要なケ ・具体的虐待発生事例等を用いて、権 湯浅 プワー ア、体制づくり 利擁護に必要なケアや体制づくりに (順天堂大学医療 関する演習 看護学部・大学院 ク 美千代 医療看護学研究科 教授) 9 受講申込み提出期限及び提出方法等について (1)提出期限:平成28年10月26日(水曜日) (2)提出方法:「受講申込書」に必要事項を記入の上、当財団へ FAX(03-3344-8593)で提出ください。 (3)「受講申込書」記載上の留意事項 ①「生年月日」につきましては、 「修了証書」発行の際に必要となります。なお、毎年、生 年月日の記載間違いが発生しておりますので、必ず申込希望者に確認の上、御記入をお願 いいたします(修了証書が当日交付できなくなります)。 10 修了証書について 受講修了者には、「修了証書」(東京都知事)を交付します。 但し、3日間の全カリキュラムの修了、事前課題及び中間課題の提出が交付要件となります。 11 受講者の決定について(受講申込み結果について) 11月中旬(予定)にお申込み結果について通知いたします。受講決定者につきましては、 「受講 申込みの結果」及び「受講票」等を送付します。 なお、申込者数が定員を上回った場合は、受講できない可能性があります。予め御了承ください。 受講できない場合についても、同時期に別途「受講申込みの結果」を送付します。 12 本研修のお問い合わせ先 公益財団法人 東京都福祉保健財団 人材養成部福祉人材養成室 高齢者権利擁護支援センター(担当:高橋・田中) 電話番号:03-3344-8628 FAX番号:03-3344-8593 〒163-0719 東京都新宿区西新宿2丁目7番1号小田急第一生命ビル19階
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