地盤改良工法にも クオリティが必要な時代です。 ( ) 強く、深く、 なじみやすく 土質を選ばないエスミコラム工法 砂質土から粘性土、ロームまでいろいろな土質に適応 いま、 コラム体に求められているもの。 施工の精度を高める特殊撹拌翼 共回り現象を防ぐK型、逆転駆動型など撹拌翼3タイプ 現場の広さに合わせた施工が可能 一軸・二軸、ミニサイズなど充実のマシン 軟弱地盤を改良し、構造物への支持力を強化するエスミコラム工法は、 1980年に当社オリジナルの工法としてデビューしました。 以来、全国各地の施工現場において活用され、その実績件数は2千を超えます。 その間、コラム体のクオリティはもちろん、施工品質の向上にも取り組み、 その結果、 「神奈川県建築行政連絡協議会」より 高い品質をもたらす施工プロセス 強度・安定性にすぐれた良質のコラム体を造成 ソイルセメントコラム工法としての認定(1995年)を受け、 さらに「(財)日本建築総合試験所」において 「建築技術性能証明書」 (2002年1月)を獲得するなど、 揺るがぬ評価と実績を築きました。 セメント系固化材スラリーの混練、新発想による撹拌翼機構の採用、 行き届いた施工プロセスを駆使して、 [強く・深く・なじみやすく]という高品質のコラム体を造成し、 豊富な事例と多彩な施工の実績 建築構造物の基礎から土木構造物まで工事分野は幅広く その機能をフルに発揮することで地盤を改良するのが、エスミコラム工法。 建築・土木の分野を問わず、数多くの現場に対応することで、 建築技術性能証明書(第01-16号) (財)日本建築総合試験所 新たな構造物の展開を可能にします。 ESMICOLUMN エスミコラム工法 国土の開発と都市づくりのために。 臨海部における土地開発、都市部で の各種構造物の展開など、国土開発 と都市づくりの原点となるのが、強 固で安定した地盤形成。新発想の技 エスミコラム工法が 地盤改良の新しいカタチを提案します。 術で高信頼度を実現するエスミコラ ム工法は、複雑な地形、さまざまな 地質、軟弱な地盤に対応し、多彩な 特 長 施工実績を築いています。 エスミコラム改良体の性状 ●土質を選びません ●形状 セメント系固化材 (タフロック等)の種類に合わせて、 径 600∼ 1,600mmのコラム体を造成。 砂質土から粘性土までの多様な土質に適用できます。 施工深さは 20m程度まで可能です。 ●高強度のコラム体を造成します (土質条件、施工条件などにより異なります。 ) スラリー状にしたセメント系固化材と軟弱土を特殊な ●強度 仕様の撹拌翼で均一に混合撹拌することで、安定した 土質やセメント系固化材を添加する量によってちがい コラム体を造成します。 ますが、2N/mm2程度までの一軸圧縮強度が得られま ●施工データを記録として残せます。 す。せん断強度は一軸圧縮強度の 1/3∼ 1/5程度です。 撹拌翼の掘削深度やスラリーの流量等を計測器で管理 ●耐久性 可能なので、数値データを残せます。 セメント系固化材を使用しているので、長期にわたっ て安定したコラム体の状態を維持します。 ●環境にやさしい工法です。 施工中は低振動・低騒音で、残土搬出も少ない工法で す。環境への負荷を最小限に抑えます。 用 途 ●構造物(建築・土木)基礎地盤の支持力増強と沈下 防止 ●地盤のすべり破壊の防止(円弧すべりの防止) 。 ●ヒービングの防止 住友大阪セメント研究所 住友大阪セメント研究所並びに関係会社の中研コン サルタント (株)の全面支援体制の下、品質・環境へ の新たな取り組みを行っています。 ESMICOLUMN エスミコラム工法 より高度な施工精度の確保へ。 土とセメント系固化材スラリーとのベストマッチ、 共回り現象を解消する「3 枚フリー翼型撹拌翼機構」 均一な練り合わせ、そして共回り現象を防止する撹拌機構が不可欠。 エスミコラム工法の高い施工精度を支えているのは、軟弱土と固化材スラリーを均一に混合・撹拌す 施工の精度を確保するため、K型をはじめ 2タイプの撹拌翼がエスミコラム工法をサポートします。 る撹拌機構です。これまで 2軸撹拌翼、相対撹拌翼を使用してきましたが、特殊撹拌翼として 3枚フ 質が高く、安定したコラム体の造成には、 リー翼型撹拌翼機構を新たに導入。より広範な施工現場、地盤の特性への対応を可能にしました。 K 型撹拌翼 二軸撹拌翼 ■ 3 枚フリー翼型撹拌翼(K 型)のメカニズム 掘削軸(回転軸)の動きと 3 枚フリー翼型撹拌翼の動きを斜め上から見た状態です。 ■撹拌翼の特長 出 来 型 径 特 長 φ600∼1,600mm φ1,000∼1,200×2軸 K型翼 二軸撹拌翼 3枚フリー翼型撹拌翼により、 軸間隔保持装置により、共回り 共回りを防止します。 を防止します。 ※撹拌翼の選択は地盤条件、施工条件などにより当社で行います。 ESMICOLUMN エスミコラム工法 充実した施工マシンと周辺環境への配慮。 幅広い施工マシンのラインナップから工事規模 ■主要施工マシンサイズ や現場の広さ、また改良深さ、改良径に応じ た最も適したかつ経済性の高い施工マシンを 提供します。もちろん、基礎工事に特有の振 動や騒音も小さく抑え、 土壌の汚染も防ぐなど、 (単位 m) 環境保全重視への視点を貫いています。 0 5 10 15 20 35 30 25 リーダー 20 攪拌オーガー 15 攪拌ロッド ステー 10 振れ止め オーガー用発電機 攪拌翼 (ヘッド含む) 5 0 135tクラス 80tクラス 40tクラス 15tクラス 10tクラス ESMICOLUMN エスミコラム工法 確実な工法展開、すぐれた施工品質。 ■施工プロセス例 エスミコラム工法は、セメント系固 化材を貯留するサイロ、スラリー造 成プラント、地盤を掘削し、混合撹 拌を行うマシンなどが一体となって 施 工。また、撹 拌 翼の正 転・上下 運動・逆転という一連のプロセスが、 地盤中での高品質のコラム体の造 成を約束します。 車上プラント スラリープラント配置例 20m ■施工フロー例 水 槽 圧送ポンプ 固化材サイロ 管理用ハウス 6m 平面図 自動スラリープラント 発電機 側面図 ESMICOLUMN エスミコラム工法 長期間にわたって安定した強度を実現。 エスミコラム工法によるコラム体の 造成のポイントは、スラリー状にし 施工前̶̶用途と配合試験 たセメント系固化材と軟弱土との均 エスミコラム工法の特長のひとつに幅広い土質条件に適用できることがあります。 一混合撹拌ということにつきます。 これはそのまま、この工法における地盤改良用途の広さに結びついています。 この時に生じる固化反応がコラム体 に確実な強度をもたらすと同時に、 ■エスミコラム工法だから幅広い用途に対応します。 土中での安定した状態を長期間にわ たって維持します。 ●構造物(建築・土木)基礎地盤支持力増強 べた基礎 独立基礎 ●地盤のすべり破壊防止 布基礎 埋設構造物等の基礎 ●ヒービングの防止 ■室内配合試験 ●混合撹拌 ●モールド成型 ●一軸圧縮試験 ESMICOLUMN エスミコラム工法 クオリティを約束する施工管理システム 施工後̶̶確認試験 スラリープラントでのスラリー混合、比重の測定を経て、マシンへの圧送、掘削と注入、混合・撹拌、 施工現場では打設したコラム体からコアを採取し、圧縮試験等によってその強度を入念に確認。 打設そして引き抜きまで、現場さらには構造物にもっともふさわしいコラム体のクオリティを確保す 支持力については、平板載荷試験によって確認する事も可能です。 るため、万全な施工管理体制を整えています。 ■スラリーの比重を測定する ボーリングコア採取 ■現場平板載荷試験 所定配合の固化材料を計測します。 頭部コア採取 採取したコア ■現場水平載荷試験 比重を測定することによりスラリーの濃度をチェックし ます。 ■コラム打設時のデータをチェックする 施工時には、コラム打設の深度、スラリー混合の流量、 掘削引き抜き時の速度、回転数、オーガーの負荷などの データを計測管理装置で記録し、工事データとして残しま す。これによって、施工したコラム体の長さやスラリーの 配合量、コラム体の均一性、支持層などを管理し、いつ でも確認できます。 計測管理装置( 例 1) 計測チャート( 例 1) 計測チャート( 例 2) 反力装置 載荷状況 載荷板 破壊状況 計測管理装置( 例 2) 計測管理装置( 例 3) ESMICOLUMN エスミコラム工法 施工例 松下電子工業高槻テクノセンター建設工事 ●場 所:大阪府高槻市 ●施 主:松下電子工業株式会社 ●施 工:鹿島建設株式会社 ●目 的:建築基礎 ●設 計 荷 重:294( KN/m2){ 30( tf/m2)} ●設計基準強度:1.5( N/mm2){ 15( kgf/cm2)} ●コ ラ ム 径:φ1,000mm、φ1,100mm J・GREEN新築工事 ●場 所:大阪府守口市 ●施 主:ジャガー株式会社 ●施 工:大和ハウス工業株式会社 ●目 的:建築基礎 {18(tf/m2) } ●設 計 荷 重 :176(KN/m2) 2 {7(kgf/cm2) } ●設計基準強度:0.7(N/mm ) ●コ ラ ム 径 :φ1,000mm ESMICOLUMN エスミコラム工法 施工例 写真提供 (株)ナゴヤドーム / ナゴヤドーム建設工事 ●所 在 地:名古屋市東区大幸南 1-1-1 ●建 築 主:株式会社 ナゴヤドーム ●監 修:三菱地所 株式会社 ●設 計・管 理:株式会社 竹中工務店 ●施 工:竹中工務店・三菱重工業共同企業体 ●目 的:構造物基礎 ●コ ラ ム 径:φ1,000mm ESMICOLUMN エスミコラム工法 施工例 志摩スペイン村建築工事 ( ミュージカルサーカス) ●場 所:三重県志摩郡 ●施 主:近畿日本鉄道株式会社 ●施 工:竹中工務店ほか JV ●目 的:建築基礎 {10(tf/m 2)} ●設 計 荷 重:98(KN/m 2) ●コ ラ ム 径:φ1,000mm 茂原地方合同庁舎建築工事 ●場 所:千葉県茂原市 ●施 主:建設省関東地方建設局 ●施 工:株式会社 森本組 ●目 的:建築基礎 { 30( tf/m2)} ●設 計 荷 重:294( KN/m2) 2 ●設計基準強度:1.5( N/mm ){ 15( kgf/cm2)} ●コ ラ ム 径:φ1,000mm 施工例 東生駒パークスイーツ新築工事 ●場 所:奈良県生駒市 ●施 主:宝来住宅開発株式会社 ●施 工:太平工業・中和開発株式会社 ●目 的:擁壁基礎( max 高さ 6m) ●設 計 荷 重:180( KN/m2){ 18.4( tf/m2)} ●設計基準強度:0.7( N/mm2){ 7( kgf/cm2)} ●コ ラ ム 径:φ1,000mm、φ1,100mm
© Copyright 2024 ExpyDoc