烏森住区センター児童館学童保育クラブ運営委託事業者募集要項 平成 28 年 10 月 目黒区 第1 公募の趣旨 学童保育クラブは、児童福祉法に基づき、小学校低学年児童で保護者が疾病及び就労等の事 由により児童の保育ができない家庭に代わり、集団保育を行う放課後児童健全育成事業を実施 することにより、区内の児童の健全な育成を図ることを目的として設置・運営をしています。 烏森住区センター児童館学童保育クラブについては、民間活用により、児童の健全育成に資 する、より質の高いサービスを提供し、効果的な事業運営ができる事業者を選定するため、下 記のとおりプロポーザル方式で公募します。 この募集要項は、これまで烏森住区センター児童館学童保育クラブが担ってきた目黒区の学 童保育事業を引き継ぎ、さらに向上させていく事業者を選定するにあたり希望事業者に資料と して配付するものです。 第2 施設概要 1 名称 目黒区立烏森住区センター児童館学童保育クラブ 2 所在地 目黒区上目黒三丁目 37 番 24 号 3 定員 50 人(受け入れ可能数 4 実施日 月曜日から土曜日まで 60 人) ただし、日曜日、国民の祝日・休日、年末年始(12 月 29 日~1 月 3 日)は実施 しない。 5 実施時間 (1)学校休業日以外 下校時から午後 6 時 15 分まで ただし、土曜日は午後 6 時まで (2)学校休業日 午前 8 時 15 分から午後 6 時 15 分まで ただし、土曜日は午前 8 時 30 分から午後 6 時まで 6 建築建物 鉄骨造地上 2 階建 (1)使用部分:学習室(2 室) 、玄関・ホール、事務室、調理室 (2)面積:197.2 ㎡ ※ 平面図等は公募説明会の際に別途提示します。 第3 1 応募の資格・条件 応募資格(次のいずれにもあてはまること) (1)平成 28 年 4 月 1 日現在において 3 年以上放課後児童健全育成事業を運営している、法人 格を有する事業者であること。 (2)東京都内において放課後児童健全育成事業の実績を有すること。 1 2 応募条件(次のいずれにもあてはまること) (1)平成 30 年 4 月の事業運営開始に向けて、事業の運営を円滑に進めるため、平成 29 年度 中から区と協力しながら開設準備が行えること。 (2)区が定める目黒区児童館運営指針に基づき、安定した質の高い事業を実施することがで きること。 第4 1 契約期間及び開設準備期間 契約期間 平成 30 年 4 月 1 日~平成 31 年 3 月 31 日まで 2 開設準備期間 平成 29 年 4 月 1 日~平成 30 年 3 月 31 日までの間で必要な期間 第5 事業者に求める学童保育クラブ運営の姿勢 1 子どもの最善の利益を実現するため、組織全体で児童福祉法等関係法令を遵守すること 2 その他法令や社会通念等に従い、高い倫理観を保持していること 3 目黒区子ども条例の理念や目黒区児童館運営指針に沿った事業・保育を行うこと 4 目黒区の児童福祉行政をよく理解し、積極的に協力や連携を図ること 5 研修への参加の機会を確保するなど、保育の質の向上や改善のための取組を、組織全体 で行うこと 6 第6 児童・保護者の相談・意見・要望等を受け止め、また、生かす仕組みを整えること 事業者の業務 事業者の業務は、以下のとおりです。 1 学童保育事業の運営に関する業務 児童福祉法第 6 条の 3 第 2 項に規定する放課後児童健全育成事業で、目黒区立児童館条例 第 3 条第 4 号、目黒区学童保育事業の運営に関する条例及び同条例施行規則並びに目黒区児 童館運営指針に基づきながら実施するものとします。ただし、学童保育クラブの利用申請及 び保育料徴収に関する事務等を除きます。 現行、学童保育クラブ事業として実施している事業内容については、【別添資料 3 烏森住 区センター児童館学童保育クラブ事業概要】を参照してください。 2 施設維持管理に関する業務 施設の設備等の日常の維持管理及び保全に関する業務を行います。 第7 1 事業者の勤務実施条件 職員配置等の基準 (1)職員配置の最低基準は以下のとおりです。 常勤職員 3 人(施設長を含む) 非常勤職員 2人 臨時職員 1 人※夏休み期間及び、緊急対応の際に配置 (2)勤務形態は以下の想定とします。 常勤職員 週 5 日 38 時間 45 分 非常勤職員 週 5 日 30 時間 2 臨時職員 月 20 日(1 日 6 時間)12 か月分 (3)職員の資格基準は、常勤・非常勤職員とも次のいずれかに該当することを条件とします。 (児童福祉施設の設備及び運営に関する基準第 38 条を参照) ア 保育士の資格を有する者 イ 社会福祉士の資格を有する者 ウ 幼稚園、小学校、中学校、高等学校または中等教育学校の教諭となる資格を有する者 エ 社会福祉学、心理学、教育学、社会学、芸術学もしくは体育学を専修する学科または これらに相当する課程を修めて卒業した者 (4) (1)に掲げる以外の職員配置基準については、以下のとおりとします。 ア 障害児保育については、障害児 1~2 人に対し職員 1 人の加配置を原則とします。 イ 夏休み期間及び緊急対応については、臨時職員対応を原則とします。 (5)施設長は、他の施設と兼務しない者とし、児童福祉施設または放課後児童健全育成事業 の経験を 10 年以上有することを条件とします。 (6)障害のある子どもの保育経験を有する常勤職員または非常勤職員を 1 人以上配置してく ださい。 (7)職員配置については、児童との関係を重視し、雇用の継続性を最大限考慮してください。 (8)職員の配置表(組織表)及び職員名簿を備えるとともに、勤務体制を定めておかなけれ ばなりません。また、職員の配置及び異動(退職、休職、産休・育休、病欠を含む)につ いては、その都度、区に報告しなければなりません。 2 職員の勤務条件等及び法令遵守 (1)職員の採用選考及び勤務条件等について、関係法令を遵守しなければなりません。 (2)職員に対しては月 1 回検便を実施しなければなりません。 (3)施設長を任免するときは、あらかじめ区に届けなければなりません。 3 経費 (1)開設準備期間 保育等の引継ぎ期間のための必要経費として、契約により委託料(人件費(諸手当を含み、 配置予定職員分に限る。 )事務費等)を支払います。 (2)運営委託契約期間 平成 30 年度予算措置により委託経費を支払います。 ア 委託経費の内訳は、事業運営に係る人件費、事業費及び管理費です。 イ 障害児保育の経費は別枠とします。 提案額に疑義が生じる場合、必要に応じて補足資料の提出を求めることもあります。 4 物品 現有の保育物品は区が事業者に貸し付けるものとします。また、開設準備期間に事業者が 調達する児童用備品、厨房備品、遊具等については、施設整備補助経費により委託事業者 が調達します。平成 30 年度以降については委託経費により委託事業者が調達します。 5 施設の修繕及び光熱水費 施設の日常維持管理は委託事業者が行い、施設修繕及び光熱水費の支出は区が行います。 3 6 個人情報保護について 学童保育事業運営に関連して取得した利用者の個人に関する情報を適切に取り扱うことを 徹底してください。学童保育事業を遂行することにより、個人情報を取扱いますが、区の 個人情報保護条例では、委託業者やその従事者等に個人情報保護について義務規定や罰則 規定を設けています。業務委託に当たっては締結する契約書及びこれに添付する個人情報 保護に係る覚書により個人情報の保護を図っていただきます。また、併せて委託事業者に おいて個人情報の取り扱いに関する内部規程を作成していただくことになります。(区は 個人情報に関するモデル規程を示します。) 第8 1 公募に関する事項 公募・選定等スケジュール(予定) 平成 28 年 10 月 20 日 平成 29 年 平成 30 年 2 募集要項の配布 10 月 20 日~26 日 質問事項の受付 11 月 2 日 公募説明会開催 11 月 9 日 公募書類受付開始 11 月 16 日 公募書類受付締切り(午後 5 時まで) 1 月中旬~下旬 ヒアリング 1 月中旬~下旬 実地審査 2 月中旬 業者決定・結果通知 4月 開設準備期間の契約締結 4 月~平成 30 年 3 月(必要な期間) 開設準備(引継ぎ) 4月 契約締結 4 月 1 日~平成 31 年 3 月 31 日 事業開始(委託) 募集要項及び申請書等様式の配布 募集要項及び申請書等様式については、子育て支援課運営移行準備係窓口(下記「第 15 問い合わせ先及び提出先」を参照)で配布します。また、区のホームページからも入手で きます。 配布開始 3 平成 28 年 10 月 20 日(木) 質問事項の受付 公募に関する質問を次のとおり受け付けます。 受付期間 平成 28 年 10 月 20 日(木)~10 月 26 日(水) 受付方法 質問票(様式 1)に記入の上、電子メールまたは、FAXで子育て支 援課運営移行準備係(下記「第 15 問い合わせ先及び提出先」を参照) へ提出してください。 4 公募説明会 下記の日程で公募説明会を行います。この際、前項の質問に対する回答をします。 日 時 平成 28 年 11 月 2 日(水)午前 10 時 00 分~11 時 00 分 場 所 烏森住区センター(目黒区上目黒 3-44-2)地下 1 階第 1 会議室 (終了後、現地見学) 4 第9 応募方法 1 提出書類 (1)法人に関する書類 ア 法人の概要(会社案内等) イ 直近の経営状況を説明する書類 以下の区分に従い、各 3 年間のものを提出してください。以下の区分以外の法人にあ ってはこれらに準拠した計算書等を提出してください。 ○株式会社の場合 ・損益計算書 ・貸借対照表 ・事業報告書 ・株式資本等変動計算書 ・注記表 ○社会福祉法人の場合 ・資金収支計算書及びこれに附属する事業活動収支内訳表 ・貸借対照表 ・財産目録 ・事業計画書 ・事業報告書 ○財団法人の場合 ・収支計算書 ・貸借対照表 ・正味財産増減計画書 ・財産目録 ・収支予算書 ・事業計画書 ・事業報告書 ○特定非営利活動法人の場合 ・収支計算書 ・貸借対照表 ・財産目録 ・収支予算書 ・事業計画書 ・事業報告書 (2)現在運営している児童厚生施設等に関する資料 ア 運営施設の一覧(全施設) イ 運営施設の状況(10 施設以内) 以下の項目を施設ごとに明示してください。 ・運営施設の名称・所在地・施設構成・面積 ・運営開始年月 ・職員数(常勤・非常勤の別) 5 ・職員別の年齢・在籍年数・保有資格等 ・直近 3 年間の異動、採用、退職、及び労務管理状況 ・施設のしおり、案内、広報誌等 (3)烏森住区センター児童館学童保育クラブ事業計画書(別紙様式 4) ※事業計画書は別添資料 1~7 を参照のうえ、以下の項目について、区(子育て支援課、 児童館・学童保育クラブ、学校、保育園等)及び、地域、父母会とどのように協力・連携 を図りながら事業を進めていくのかを必ず記載してください。 ア 基本方針 イ 運営計画 ウ 職員採用 エ 人材育成・研修 オ 個人情報管理 カ 安全対策・危機管理 キ 虐待などへの対応 ク 地域・関係機関との交流・連携 ケ 広報 コ 保育計画 サ 障害児保育 シ 衛生・健康管理 ス 保護者との連携・子育て支援 セ 事業提案 (4)開設準備(引き継ぎ)に関する計画書(別紙様式 5) 目黒区では、現在の学童保育クラブで実施している保育内容(別添資料 1~7 参照)の 水準を維持しつつ運営移行することを前提とし、平成 29 年 4 月 1 日から平成 30 年 3 月 31 日までの、必要な期間を開設準備(引継ぎ)期間として設定します。以下の項目につい て、どのような引継ぎを行うか、時期、期間、人員、想定する職員及び方法をこれまでの 経験を踏まえご提案下さい。 (現学童保育クラブにおいて現指導員が引継ぎを行うことと します。 ) ア 事務引継ぎについて(施設運営、近隣対応、保育指針、危機管理、安全対策等) イ 関係機関との交流、連携について(学校、児童館、地域、父母会等) ウ 児童、保護者との信頼関係の構築について エ 通年のイベント、行事、夏休み等の一日保育について (5)業務委託費見積書(様式 2) 2 書類作成法 提出書類(1)~(5)は、様式の定めのあるものは当該様式で、それ以外のものは原則と してA4 判(縦)用紙、両面印刷で提出してください。 提出書類のうち、原本写し 9 部については会社名を削除・抹消してください。 3 提出部数 提出書類(原本)1 部、原本写し 9 部、合計 10 部 6 4 提出書類の受付期間 平成 28 年 11 月 9 日(水)~11 月 16 日(水)午後 5 時(必着) 5 提出先 目黒区子育て支援課運営移行準備係(下記「第 15 6 問い合わせ先及び提出先」を参照) 提出方法 参加申請書(様式 3)1 部に提出書類を添付して、持参または郵送にて提出してください。 なお、申請に要する経費等は、すべて申請者の負担とします。 7 留意事項 (1)無効または失格 以下の事項に該当する場合は、無効または失格となることがあります。 ア 応募資格の要件を欠いている イ 提出書類に記載すべき事項以外の内容が記載されている ウ 虚偽の内容が記載されている (2)その他 ア 区が必要と認める場合は、さらに追加資料の提出を求めることがあります。 イ 提出書類はお返ししません。 ウ 区内部及び選定委員会での検討の際、提出された書類を複写する場合があります。 エ 提出された書類は、情報公開の請求により開示する場合があります。なお、開示の決 定に当たっては法人等に関する情報についての開示の可否等を確認させていただく 場合があります。 オ 第 10 1 提出された書類の著作権は、それぞれの作成事業者に帰属します。 経理に関する事項 保育料収入 学童保育クラブ保育料の徴収に関する事務については区が行い、区の歳入とします。 2 経費の支払 会計年度(4 月 1 日から翌年 3 月 31 日まで)を基準とし、支払時期・方法は契約書で定 めます。 第 11 責任の区分・リスクの分担 責任の区分、 リスクの分担の詳細については、 契約を締結する際に定めることとしますが、 基本的な考え方は次の通りです。 1 施設に対する保険 火災保険及び損害賠償保険は、委託事業者の責任とします。(委託経費に含みます。) 2 施設等の損傷及び被災者に対する責任 運営業務に起因する事故・火災等による施設及び施設備品の損傷並びに被災者に対する責 任は事案ごとの原因により判断しますが、第 1 次責任は委託事業者が有するものとし、被害 が最小限となるよう迅速かつ最善の対応をとるとともに、直ちに区に報告しなければならな いものとします。 7 3 施設、備品等の修繕 施設の日常維持管理は委託事業者が行います。施設修繕及び光熱水費の支出は区が行いま す。 第 12 1 選定に関する事項 選定方法 (1)書類審査、ヒアリング及び運営施設等実地審査 事業者の評価選定に当たっては、烏森住区センター児童館学童保育クラブ運営委託事業者 選定委員会(以下「選定委員会」という。)を設置し、提出された内容について選定委員会 が評価を行った後、区が候補者を決定します。 応募事業者から提出された書類について内容を審査し、評価を行います。次に、ヒアリン グ及び運営施設実地審査を実施した上で最終的な評価を行います。 (応募者が多数の場合、書類審査で 3 事業者程度に絞り込む場合があります。) (2)候補者の決定 区は選定委員会の報告を受け、委託事業候補者を決定します。なお、候補者のほか、次点 までを決定します。 (3)審査結果の通知及び公表 選定の経過及び結果については、すべての応募事業者に対して書面で行うとともに目黒区 のホームページなどで公表します。 2 評価の基準 評価は、選定委員会の各委員が評価項目に沿って書類審査した後、ヒアリング、運営施設 の実地審査をし、総合的に評価を行います。 第 13 1 委託業務の適正な実施に関する事項 業務の再委託 業務の再委託は原則禁止とします。業務を一括して他への再委託、または請け負わせるこ とはできません。ただし、業務委託契約後、業務の一部を再委託する場合は、あらかじめ区 の書面による承諾を得ることとします。 2 事業報告書等の提出 契約期間中は、以下の事業計画書等種々の報告書を提出していただきます。詳細は仕様書 で定めます。 (1)保育計画・保育総括(年間) (2)事業報告書(年間) (3)自己評価シート、業務改善提案等 (4)地域交流実施計画・報告書(年間・都度) (5)事業実施状況報告(四半期ごと) (6)職員名簿(年度当初・変更ごと) (7)職員勤務実績報告(毎月) (8)子育て相談記録票(毎月) (9)月別児童出席状況報告及び児童出欠状況(毎月) (10)月別保育状況 8 (11)その他 区が必要と認めた事項について、提出していただきます。 また、経理事務を行うに当たり、自身の団体とは独立した会計帳簿書類を備え、収支に 関する帳票その他、事業に係る記録を整備し、常に経理状況を明らかにしておくとともに、 区が必要と認めるときは、その状況を報告していただきます。 3 事業の評価 上記の事業報告及び利用者アンケート等を年度ごとに実施し、事業運営評価を行っていき ます。 契約期間中、事業運営評価の結果、委託事業者の業務が基準を満たしていないと判断した 場合、是正勧告を行い、改善がみられない場合は、委託契約を解除することがあります。 4 監査等 区は、委託事業者に対して、業務または経理の状況に関し報告を求め、調査し、または必 要な指示を行います。 また、区の監査委員は、委託事業者に対して、経理の状況に関し監査することがあります。 第 14 1 事業の継続が困難になった場合 委託事業者の責めに帰すべき事由により事業の継続が困難になった場合の措置 委託事業者の責めに帰すべき事由により事業の継続が困難になった場合は、区は委託契約 を解除することができます。この場合区に生じた損害は委託事業者が賠償するものとします。 なお、次期委託事業者が円滑かつ支障なく事業運営を遂行できるよう、区の指示に従い引 継ぎを行うものとします。 2 その他の事由により事業の継続が困難になった場合 災害その他不可抗力等、 区及び委託事業者双方の責めに帰することができない事由により、 事業の継続が困難になった場合は、事業継続の可否について協議するものとします。 第 15 問い合わせ先及び提出先 〒153-8573 東京都目黒区上目黒 2-19-15 目黒区総合庁舎 2 階 目黒区子育て支援部子育て支援課運営移行準備係(選定委員会事務局)担当:菊池 TEL 03-5722-9358 FAX 03-5722-9328 メールアドレス [email protected] 以 上 9
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