平成28年10月17日 株式会社七十七銀行 株式会社日本政策金融公庫仙台支店 農林中央金庫仙台支店 石 巻 信 用 金 庫 津波被災農地で次世代施設園芸栽培(オランダ式施設園芸)を立ち上げる中核担い手 への資金対応について ~石巻地域でトマト・パプリカを生産し、地域復興・活性化を目指す農業法人への支援~ 株式会社七十七銀行、株式会社日本政策金融公庫、農林中央金庫および石巻信用金 庫(以下「4行」という。)は、今般、石巻市の株式会社デ・リーフデ北上(以下「当 社」という。)に対し、協調融資にて総額660百万円の融資を実行いたしましたの で、お知らせいたします。 1.当社概要等 当社は、東日本大震災の津波により甚大な被害を受けた石巻市北上地区(以下「当 地域」という。)にて、平成26年4月に地元被災農家が中心となり設立された農 業法人です。被災農地約2.4haでトマト・パプリカの大規模園芸施設を建設し、 稼働を開始しております。 農林水産省の次世代施設園芸導入加速化支援事業を活用し、石巻次世代施設園芸 コンソーシアム(※)にて、木質バイオマス・地中熱ヒートポンプによる冷暖房・ LPGを利用したCO₂施用技術など、施設園芸の先進地であるオランダの高度な 栽培技術を取入れた事業をすすめております。持続可能な新たな農業モデルを構築 することで、当地域の農業復興の加速化および人口流出・産業の衰退が懸念される 被災地での雇用創出にも寄与しております。 ※実施主体は当社。民間企業・生産者・地方自治体等により構成される協議体で、施設の運営・ 高度な技術指導等を実施。 2.金融機関の支援 4行は、行政・JA等関係機関と連携し、事業構想段階から、当社の事業計画の 策定支援を実施し、この度、事業稼働にあたっての園芸施設建設資金および経営安 定のための融資を実行いたしました。 また、当社が今後生産を進めていく中においても、4行が協調して当社の取組み を後押ししてまいりたいと考えております。 以 上 -1- 【株式会社デ・リーフデ北上の概要(平成28年9月30日現在)】 事 業 者 株式会社デ・リーフデ北上 代 表 者 鈴木 所 在 地 宮城県石巻市北上町橋浦北釜谷崎226 嘉悦郎(すずき かえつろう) 設立年月日 平成26年4月23日 資 本 金 20百万円 生 産 品 目 トマト・パプリカ 圃 場 面 積 2.4ha 特 徴 東日本大震災で甚大な被害を受けた石巻市北上地区でオランダの 高度な栽培技術を取入れた大規模施設園芸を行う。 (参考)次世代施設園芸導入加速化支援事業 本事業は、先端技術と強固な販売力を融合させ、木質バイオマス等の地域資源エネルギーを 活用するとともに、生産から調整・出荷までの施設の大規模な集約化やICTを活用した高度 な環境制御を行うことにより、低コストな周年・計画生産を実現し、所得向上と地域の雇用を 創出することを目的とする(次世代施設園芸導入加速化支援事業実施要綱)。 -2(終)-
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