週刊株式アウトルック

2016 年 10 月 21 日号
週刊株式アウトルック
来週の見通しと投資ポイント
CONTENTS
1. 日本株式 .............................................................................................. 1
2. 注目テーマ① J-REIT 市場動向 ............................................................. 2
3. 注目テーマ② 企業決算通過で悪材料出尽くし ........................................ 3
4. 注目テーマ③ 「今でしょ!?」 花粉症関連銘柄 .......................................... 4
5. ドル円相場 ............................................................................................ 5
6. 米国株式 .............................................................................................. 5
7. 投資部門別売買動向 ............................................................................. 6
8. 個人投資家の買付動向 ......................................................................... 7
9. 週間個別銘柄騰落状況(東証 1 部) ........................................................ 7
10. チャート分析 .......................................................................................... 8
11. 来週・再来週の主なスケジュール............................................................. 9
投資情報部
2016 年 10 月 21 日(金)
週刊株式アウトルック
1.日本株式
横山 敦史
【日経平均の推移と来週の見通し】
19,000
(円)
(兆円)
<来週の予想レンジ:16,700~17,500円>
12
11
18,000
17,500円
日経平均(左軸)
75日移動平均(左軸)
10
9
17,000
8
16,700円
7
16,000
6
25日移動平均(左軸)
15,000
5
4
14,000
3
2
13,000
1
東証一部売買代金(右軸)
12,000
5/6
2016年
5/26
6/15
7/5
7/26
8/16
9/5
9/27
10/18
11/8
0
(月/日)
注:予想はSMBC日興証券
出所: QUICKよりSMBC日興証券作成
悪材料出尽くし感広がり始める

米国の7-9月期決算の内容が概ね良好に推移していることや、国内でも3月期中間決算発表が始まったこと
から日本株市場に悪材料出尽くし感が広がり始めた。また、昨日(10/20)は米大統領選第3回テレビ討論会
でクリントン氏が引き続き優位との報道から、日経平均は終値で約半年ぶりの高値をつけた。

国内企業の7-9月期は米国や新興国の景気回復が追い風となったが、円高が大きく重石となり、外需関連
企業の業績を下押したとみられる。また、内需関連企業についても天候不順やインバウンド消費の鈍化等に
より、一部業績が振るわない業態も想定される。

短期的には決算内容に対する失望感から売りが優勢となる銘柄も散見されようが、7-9月期もしくは10-12月
期がボトムになるとの見方が広がり、商いを伴った上昇相場が訪れよう。
原油相場の急変動には注意

注意するイベントがあるとすれば、10月28日に開かれるOPEC(石油輸出国機構)加盟・非加盟国における
減産協議を挟んだ関係者の発言で、原油価格が急落することだろう。

足元までは、減産に対する期待感や、米国におけるハリケーンによる在庫の減少等の要因で価格が上昇し
ていた。しかし、具体的な各国の減産については合意が難航するとの見方もあり、話し合いがまとまらない可
能性を示唆する発言が関係者から出れば、原油価格下落に繋がり、投資家心理悪化で日本株市場にも悪
影響を与えよう。
1
本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。
2016 年 10 月 21 日(金)
週刊株式アウトルック
2.注目テーマ① J-REIT市場動向
石田 卓也
図表1. 東証REIT指数の短期(3~6ヵ月)見通し
(pt)
2,100

J-REIT市場は8月以降、長期金利が上昇してき
たこともあり、下落基調となっている。ただ、現状
の金利環境下においても、J-REITの利回りは依
然として魅力的であるため、弊社では今後3~6ヵ
月間で東証REIT指数が2,000ptまで上昇すると
みている(図表1)。

J-REITの予想分配金利回りと10年国債利回りの
差である、利回りスプレッドは足元で3.6%程度と
高水準となっている(図表2)。9月21日に日銀が
「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」の導
入を発表したことで、長期金利が0%近辺で安定
的に推移するように調整される環境となった。そ
のため、長期金利のさらなる低下ポテンシャルは
遠のいた一方で、金利上昇リスクも小さくなった
ことで、J-REITに投資しやすい環境になったとい
えよう。

不動産の各市場動向をみると、オフィスや賃貸
マンションは、空室率の低下や賃料の上昇が続
いている。また、物流施設の需要も堅調だ。商業
施設は長期契約、固定賃料の割合が高くなって
いるため、賃料収入は安定的に推移すると思わ
れる。一方で、総合スーパーやショッピングセン
ターの経営状況は好調とは言えないため、賃料
のアップサイドは見込みにくいほか、特に郊外型
施設では退店リスクへの懸念もあるため見極め
が必要となる。ホテル市況はインバウンドの拡大
により好調だったが、足元では、中国景気の不
透明感や円高による訪日外客数の鈍化が懸念
される。また、ホテル開発が活発になっていること
もあり、大量供給による稼働率や宿泊料の低下
への懸念もある。

運用スタイル別では賃料上昇による内部成長期
待で「中堅オフィス」を推奨する。収益性向上や
質の改善が期待できるケネディクス・オフィス
(8972)や総合・複合型だが、オフィスに主眼を
置くヒューリックリート(3295)などに投資妙味があ
ろう。インカムゲイン期待で「商業」や「住宅」にも
注目。
(%)
5.0
2,000pt
2,000
東証REIT指数
(左軸)
1,900
4.5
1,800
4.0
1,700
3.6%
1,600
3.5
1,500
東証REIT加重平均
予想利回り(右軸)
1,400
投資家がJ-REITに求
めると推察される利回り
は概ね3%
1,300
1,200
2.5
17/1 (年/月)
1,100
14/1
14/7
15/1
15/7
16/1
3.0
16/7
注:予想は日経予想
出所: QUICKよりSMBC日興証券作成
図表2. 利回りスプレッド推移
5.0
(%、%pt)
(%)
-0.4
10年国債利回り
(②、右逆軸)
加重平均予想分配
金利回り(①、左軸)
4.5
-0.2
0.0
4.0
0.2
3.5
0.4
3.0
0.6
利回りスプレッド
(①-②、左軸)
2.5
2.0
13/1
13/7
14/1
14/7
15/1
15/7
16/1
0.8
1.0
16/7 (年/月)
出所: QUICKよりSMBC日興証券作成
図表3. 弊社カバレッジのうち投資評価「1」銘柄
銘柄
コード
銘柄名
運用
スタイル
10/20
目標株価
予想決算期
(円)
終値(円)
予想分配 1口あたり
利回り 予想分配金
(円)
(%)
3227 ミッドシティ
オフィス
326,500
405,000
2016/12
4.50
7,350
3278 ケネディレジ
住宅
285,300
363,000
2017/1
4.56
6,510
3292 イオンリート
商業
127,600
155,000
2017/1
4.70
3,000
3295 HULICR
総合
184,800
222,000
2017/2
3.52
3,250
3453 ケネディ商業
商業
243,400
320,000
2017/3
4.88
5,940
8956 プレミア
総合
135,700
165,000
2016/10
3.68
2,500
8958 グロバワン
オフィス
394,000
495,000
2017/3
3.76
7,400
8968 福岡リート
総合
181,000
225,000
2017/2
3.70
3,350
8972 ケネオフィス
オフィス
607,000
740,000
2016/10
3.66
11,100
8975 いちごO
オフィス
72,100
100,000
2016/10
5.27
1,900
8976 大和オフィス
オフィス
575,000
760,000
2016/11
3.70
10,650
8986 日賃貸
住宅
81,800
100,000
2017/3
4.40
1,800
注:予想はSMBC日興証券。予想分配利回りは今期予想1口あたり分
配金を年換算し算出。予想、投資評価及び目標株価は10/18時点
出所:QUICKなどよりSMBC日興証券作成
2
本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。
2016 年 10 月 21 日(金)
週刊株式アウトルック
3.注目テーマ② 企業決算通過で悪材料出尽くし
図表1. 株価・為替・予想EPSの推移

アベノミクス相場が始まって以降、企業業績は円
安という追い風に乗ってきたが、2016年以降、風
向きが変わった。足元で、予想EPSに底入れ感
が出始めているものの、前年比でみて円高傾向
が残る間は業績下方修正が意識され、株価の重
石となっている。

しかし、企業決算をきっかけに株式市場の雰囲
気が変わる可能性があろう。現在よりも円高水準
にあった2010年以降の株価動向をみると、11月
ごろに反転していることがわかる(図表1)。

11/3期から13/3期において、中間決算発表時に
為替前提を円高方向に見直し、通期営業利益
予想の下方修正を発表した企業の株価は、概ね
11月中に底打ちし、反転している(図表2)。

円高時に業績が悪化する外需銘柄は、日本を
代表する企業が多く、株式市場に与える影響は
大きい。このため、外需銘柄の業績下方修正で
“悪材料出尽くし”となると、株式市場全体に好影
響が波及したものと考えられる。

中間決算発表が本格化すると、株式市場の目
線は徐々に好業績銘柄を評価する局面に移る。
今回の決算では、円高を理由に外需銘柄は下
方修正を余儀なくされる可能性がある。しかし、
業績苦戦の織り込みは相当進んでいると考えら
れる。先行きの不透明感は払拭され、悪材料出
尽くしとなるのではないか。その結果、日本株市
場の反発機運が高まっていこう。

例年、中間決算発表が始まると来期増益率の高
い銘柄が注目されやすくなることも踏まえ、来期
二桁増益が予想されている主な外需銘柄を取り
まとめた(図表3)。
2,000
130
120
1,800
12ヶ月先予想EPS(左軸)
110
ドル円(左軸、円)
100
1,600
90
1,400
80
1,200
70
1,000
TOPIX(右軸、pt)
60
800
50
40
10/1
600
11/1
12/1
13/1
14/1
15/1
16/1
(年/月)
出所: DatastreamよりSMBC日興証券作成 予想はIBES予想
図表2. 下方修正銘柄の株式動向に特徴あり
135
13/3期
各期において5月末、11月末時点の会社予想を
比較し、円高・営業利益下方修正となった銘柄
の株価を単純平均して数値化
130
125
120
11/3期
115
西尾 浩一郎/長谷川 景子
110
105
100
12/3期
95
90
85
9月
10月
11月
12月
1月
8月末=100
出所: QUICKよりSMBC日興証券作成
図表3. 主な外需銘柄の為替前提及び業種動向
株式
コード
銘柄
略称
決算発表
予定日
予想
決算期
予想想定
予想
為替レート 営業利益
(円)
(百万円)
増益率
予想
決算期
予想
営業利益
(百万円)
増益率
10月19日
終値
(円)
58,100 10.2%
913.0
4902 コニカミノルタ 10月31日 2017/03
105
6752 パナソニック 10月31日 2017/03
115
320,564
- 2018/03
381,849 19.1%
1,070.5
6902 デンソー 10月28日 2017/03
106
287,818
-8.8% 2018/03
317,729 10.4%
4,279.0
6952 カシオ
11月2日 2017/03
103
42,000
-0.4% 2018/03
47,345 12.7%
1,495.0
6963 ローム
11月1日 2017/03
110
20,869 -38.0% 2018/03
27,185 30.3%
5,410.0
6981 村田製
10月31日 2017/03
110
225,694 -18.1% 2018/03
6988 日東電
10月31日 2017/03
110
74,500 -27.2% 2018/03
85,104 14.2%
7,135.0
7012 川 重
10月28日 2017/03
102
34,667 -63.9% 2018/03
63,667 83.7%
294.0
7203 トヨタ
11月8日 2017/03
102
1,874,489 -34.3% 2018/03 2,075,750 10.7%
5,953.0
7261 マツダ
11月2日 2017/03
110
52,740 -12.2% 2018/03
157,733 -30.4% 2018/03
249,700 10.6% 14,340.0
180,322 14.3%
1,645.0
注:業績は10月19日時点のQUICKコンセンサス予想。為替は会社予想
今期ドル円レート。パナソニックは今期から会計基準変更のため前年比
算出せず
出所: QUICKよりSMBC日興証券作成
3
本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。
2016 年 10 月 21 日(金)
週刊株式アウトルック
4.注目テーマ③ 「今でしょ!?」 花粉症関連銘柄
図表1. 治療薬以外の花粉症対策トップ10 (アンケート)
1位
2位
3位
4位
5位
6位
7位
8位
9位
10位
対策
マスクをする
うがい・手洗いをする
空気清浄器を使用する
洗濯物や布団を屋外に干さない
洗眼薬を使用する
窓を開けないようにする
鼻孔に塗る薬を使用する
鼻うがいをする
掃除をこまめにする
外出する頻度を減らす
%
68.5
48.3
15.2
14.7
12.4
11.2
8.7
7.4
7.1
5.5
母良田 剛

気象情報サービスのウェザーニューズは10月4
日、2017年春の花粉飛散量が2016年に比べて
全国平均で4.3倍になるとの予想を発表した。飛
散量は2008~16年の平均と比べても2~5割多くな
るそうだ。また、インフルエンザの流行は例年12
月~翌年3月ごろだが、一部地域ではすでに流
行し始め、学級閉鎖になっているとの報道もあ
る。

株式投資では、「麦わら帽子は冬に買え」という
格言がある。例えば、「花粉症の流行は春だから、
まだ関連銘柄は買わなくていいだろう」と見送ら
ず、他人が見向きもしないタイミングで「実はもう
買っておくべきだ」ということである。冬の寒い時
期にビール株を買い、猛暑のニュースが出始め
たら売却する、というのも同じ戦略だ。

花粉症関連の代表的な銘柄の一つであるロート
製薬(4527)の過去5年間の株価パフォーマンス
を検証してみると、10月末に買い付け、翌年3月
末に売却した場合、平均で約13.8%の上昇率を
記録している(図表2)。マスク関連銘柄として知
られるダイワボウ・ホールディングス(3107)の場
合は、近年では11~1月ごろに高値をつける傾向
があり、インフルエンザが猛威をふるう頃には株
価は下落し始めている。

花粉症やインフルエンザ関連といえば、ドラッグ
ストアも注目されよう。この業界も過去数年間は、
「秋から春に向けて株価が上昇する」という経験
則が成り立っていたが、最近では爆買いの反動
の悪影響が業績に出始めていることには注意し
たい。しかしながら、株価は悪材料を既にかなり
織り込んでいると思われ、月次売上(前年比)は
今秋から影響が一巡してくることが見込まれてい
る。
注:複数回答
出所:日本調剤「2016花粉症の実態と対策」よりSMBC日興証券作成
図表2. ロート製薬株価 (5年)
2500
(円)
2300
2100
1900
1700
1500
1300
1100
900
700
11/10 12/4
12/10 13/4
13/10 14/4
14/10 15/4
15/10 16/4 (年/月)
出所: BloombergよりSMBC日興証券作成
図表3. 主な関連銘柄
コード 銘柄略称
終値(円) 時価総額
10/19
(億円)
概要
3046 JIN
5,280.0
1,266 花粉対策機能のついたメガネを販売
3088 マツモトキヨシ
5,440.0
2,972 薬を買うならドラッグストア
3107 ダイワボHD
250.0
482
「アレルキャッチャーマスク」は花粉症だけ
でなく、PM2.5などにも対応
4519 中外薬
3,575.0
20,009 インフルエンザ薬の「タミフル」を国内販売
4527 ロート
1,738.0
2,050 花粉症対策目薬「アルガード」
4536 参天薬
1,536.0
6,363
4551 鳥居薬
2,225.0
4967 小林製薬
5,330.0
4,533 花粉症対策向けの洗眼液「アイボン」など
6367 ダイキン
9,701.0
28,435 空気清浄機「光クリエール」は花粉を分解
7649 スギHD
5,820.0
8113 ユニチャーム
2,467.0
目のかゆみを抑える目薬「サンテALクー
ル」など
舌下減感作療法によるスギ花粉症の治療
641
薬を販売
3,686 薬を買うならドラッグストア
15,316 「超立体マスク」で花粉の侵入をブロック
注:JIN(3046)については、本レポート作成時点で日本証券金融の注意
喚起銘柄に指定されている
出所:QUICK、各社HPなどよりSMBC日興証券作成
4
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2016 年 10 月 21 日(金)
週刊株式アウトルック
5.ドル円相場
龍 翔太
【ドル円相場の推移と来週の見通し】
(円/ドル)

この1週間は、日銀が次回会合で追加緩
和を見送るとの一部報道を機に一時
103.17円まで下落したが、米経済指標の
良好な結果を材料に持ち直した。

最後の大統領選討論会が終わり、トランプ
リスクはさらに後退。同リスクはドルの上値
を抑える一因となっていただけに、ドルの
地合いが先行き強まることが期待される。

ただし、来週に関しては週末に注目の米
7-9月実質GDPの発表やOPEC(石油輸出
国機構)加盟・非加盟国協議を控えてお
り、様子見姿勢が強まる可能性もある。

また、本格化している米国企業の決算次
第では、リスク回避色を強める局面も予想
されるため、決算動向にも注意したい。
<来週の予想レンジ:103.00~105.50円>
112
110
108
106
105.50円
104
103.00円
102
100
98
5/2 5/18
2016年
6/3
6/21
7/7
7/25 8/10 8/26 9/13 9/29 10/17
(月/日)
出所: BloombergよりSMBC日興証券作成
6.米国株式
田中 浩介
【S&P500の業種別EPS増益率(2016年第3四半期)】
40
34.3
(%)
18.1
20
2.6
4.7

今週の米株市場は、原油価格や企業決算
を睨みながらの展開となった。

2016 年 7-9 月 期 決 算 は 、 20 日 時 点 で
S&P500 指 数 構 成 銘 柄 の 500 社 中 106 社
(約21%)が決算発表を終えており、EPSは
前年同期比+2.6%と堅調なペースで推移
している。業種別のEPSをみると、素材や
ヘルスケアの伸びが高めの一方、エネル
ギーや資本財が減益となっている。大幅減
益が予想されるエネルギーセクターの決算
発表が今後控えているため、最終的には
S&P500全体が減益で終わる可能性もある
ものの、6四半期ぶりの増益転換を達成す
ることができれば、株価の追い風となろう。

来週にかけてはGEやアップル、アルファベ
ット、アマゾンといった大型企業の決算が
相次ぐ。その内容に一喜一憂しつつも、目
先は大統領選を控える中、指数全体では
方向感に欠ける展開になると予想する。
14.3
8.1
6.6
3.6
0
-2.7
-20
-20.2
※公益は10/20時
点で決算発表なし
-40
-60
-80
-55.8
実績(10/20時点)
予想(10/14時点)
出所: BloombergよりSMBC日興証券作成
5
本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。
2016 年 10 月 21 日(金)
週刊株式アウトルック
7.投資部門別売買動向
石田 卓也
10月第2週の投資部門別売買動向(現物・先物)

海外投資家は1,776億円と2週連続の買い越し。

個人投資家は▲135億円と2週連続の売り越し。

事業法人は144億円と2週連続の買い越し。

信託銀行は▲106億円と2週連続の売り越し
【日経平均株価と主な投資部門別売買動向(現物・先物合計)の推移】
15,000
(円)
事業法人(左軸)
(億円)
18,000
信託銀行(左軸)
日経平均株価(右軸)
海外投資家(左軸)
10,000
個人(左軸)
17,000
5,000
16,000
0
15,000
▲ 5,000
▲ 10,000
4/16
2016年
5/21
6/25
7/30
9/3
10/8
14,000
(月/日)
注: 売買動向は2016年4月第2週から2016年10月第2週まで、株価は2016年10月20日までのデータ。現物は二市場一・二部等。先物は日経225、
225mini、TOPIX先物、ミニTOPIX、JPX日経400の合計
出所: QUICKよりSMBC日興証券作成
6
本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。
2016 年 10 月 21 日(金)
週刊株式アウトルック
8.個人投資家の買付動向
髙山 裕介
【買付代金上位10銘柄(10/14~10/20、銘柄コード順)】
コード
銘柄名
市場
業種
10/13終値 10/20終値
(円)
(円)
騰落率
(%)
1357
日経ダブ
東証
ETF
2,692.0
2,549.0
-5.3
1570
日経レバ
東証
ETF
11,260.0
11,880.0
5.5
4528
小野薬
東証1部
医薬品
2,841.0
2,709.5
-4.6
6502
東 芝
東証1部
電気機器
366.5
378.3
3.2
6758
ソニー
東証1部
電気機器
3,428.0
3,403.0
-0.7
7717
Vテクノロジー
東証1部
精密機器
12,990.0
12,700.0
-2.2
7974
任天堂
東証1部
その他製品
26,075.0
26,950.0
3.4
8306
三菱UFJ
東証1部
銀行
508.4
523.5
3.0
9983
ファーストリテイ
東証1部
小売
33,150.0
36,330.0
9.6
9984
ソフトバンクG
東証1部
情報・通信
6,496.0
6,665.0
2.6

小野薬(4528)は、厚生労働省が同社のが
ん免疫療法薬「オプジーボ」の価格を17年
度に臨時で25%程度引き下げる方針を固
めたと報じられたものの、想定の範囲内で
あり、安心感から物色が継続。

東芝(6502)は、自動運転車向けシステム
に参入すると報じられたことやNAND事業
の利益率上昇期待などから、買いを集め
た。

日本株市場に対するリスクオン姿勢の強ま
りを背景に、ファーストリテイ(9983)やソフト
バンクG(9984)など値がさ株に買いが向か
った様子。
注: 弊社のリテール部門での国内上場銘柄の買付手口を集計。ただし、取引所外
取引およびブロックトレードのみデータから除外して集計
出所:QUICKよりSMBC日興証券作成
9.週間個別銘柄騰落状況(東証1部)
髙山 裕介
【値上がり率上位10銘柄(10/14~10/20)】
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
コード
銘柄名
3669
8170
2772
6740
4726
3765
6814
6093
6080
3919
モバクリ
アデランス
ゲンキー
JDI
ソフトバンテク
ガンホー
古野電
エスクローAJ
M&Aキャピ
パイプドH
業種
情報・通信
その他製品
小売
電気機器
情報・通信
情報・通信
電気機器
サービス
サービス
情報・通信
10/13終値
(円)
302.0
483.0
4,105.0
169.0
3,110.0
236.0
621.0
2,296.0
2,041.0
1,072.0
10/20終値 値上がり率
(% )
(円)
390.0
29.1
618.0
28.0
5,010.0
22.0
206.0
21.9
3,720.0
19.6
278.0
17.8
725.0
16.7
2,673.0
16.4
2,366.0
15.9
1,240.0
15.7
【値下がり率上位10銘柄(10/14~10/20)】
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
コード
銘柄名
7599
4368
3093
6222
3627
2445
3186
2175
2379
8918
IDOM
扶桑化学
トレファク
島精機
ネオス
SRGタカミヤ
ネクステージ
SMS
ディップ
ランド
業種
卸売
化学
小売
機械
情報・通信
サービス
小売
サービス
サービス
不動産
10/13終値
(円)
564.0
2,311.0
903.0
2,859.0
511.0
567.0
1,839.0
2,874.0
2,940.0
16.0
10/20 終値 値下がり率
(% )
(円)
511.0
-9.4
2,094.0
-9.4
834.0
-7.6
2,657.0
-7.1
475.0
-7.0
528.0
-6.9
1,714.0
-6.8
2,681.0
-6.7
2,750.0
-6.5
15.0
-6.3
注: 対象は東証1部銘柄
出所: QUICKよりSMBC日興証券作成
7
本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。

日経平均は10/14~10/20の間、2.7%上昇。

モバクリ(3669):
16年6-8月期は売上倍増かつ営業利益が
黒字転換したことを好感。

アデランス(8170):
MBOの発表で、買取価格にさや寄せ。

ガンホー(3765):
スマホ向け新作RPGゲームを今秋配信す
るとの発表を買い材料視。

IDOM(7599):
17/2期上期決算で47%営業減益となった
ことを嫌気。

島精機(6222):
17/3期上期および通期の経常利益予想を
下方修正したことを嫌気。
2016 年 10 月 21 日(金)
週刊株式アウトルック
10.チャート分析
石田 卓也
【日経平均一目均衡表】

【価格帯別売買動向(東証1部)】

日経平均の一目均衡表をみると、「三役好転」と
なっており、上昇トレンド入りの可能性が高まった
と言えよう。
価格帯別売買動向では、日経平均が抵抗帯とな
っていた17,000円を上抜いてきており、上昇に弾
みがつきやすい。
(兆円)
(円)
(円)
一目均衡表とは、時間・値幅などを組み合わせたテクニカル手法で
転換線、基準線、先行スパン1、先行スパン2、遅行線は株価のトレ
ンドを表したり、抵抗帯となりやすい。先行スパン1と先行スパン2に
挟まれた領域のことを“雲”といい、抵抗線や支持線となりやすい。
18,000
0
50
100
150
200
21,000
17,500
20,000
17,000
19,000
16,500
18,000
日経平均株価(左・下軸)
17,000
16,000
「三役好転」とは
・転換線>基準線
・ローソク足>雲
・遅行線>ローソク足
15,500
15,000
14,500
4/1
転換線(9日)
基準線(26日)
先行スパン2
遅行スパン
5/12
6/16
7/22
16,000
価格帯別累積東証一
部売買代金(左・上軸)
15,000
先行スパン1
※売買代金は日経平均終値500円ごとに合計
14,000
8/29
10/5
15/1
11/10
15/4
15/7
15/10
16/1
16/4
16/7
16/10
(年/月)
(月/日)
出所:QUICKよりSMBC日興証券作成
出所:QUICKよりSMBC日興証券作成
【日本株市場関連データ(10/20時点)】
指数
日経平均株価
25日移動平均
75日移動平均
200日移動平均
10/20
前週末比 前週末比
(%)
(円)
終値(円)
17,235.50
379.13
2.25
16,746.60
移動平均
16,566.76
乖離率
16,634.22
指数
TOPIX
2.91
JPX日経400
12,269.41
223.05
4.03
東証2部指数
4,610.08
136.77
3.06
東証マザーズ指数
955.81
18.21
1.94
2,584.30
39.00
1.53
1,786.79
10.37
0.58
3.61
売買高(東証1部、万株、①)
185,108
日経JASDAQ平均
25日移動平均
172,503
東証REIT指数
売買代金(東証1部、億円、②)
25日移動平均
売買単価(円、②/①)
10/20
前週末比 前週末比
(%)
終値(円,pt) (円,pt)
1,370.80
23.61
1.75
2.11
東証1部予想配当利回り(%)
20,825
15.36
東証1部予想PER(倍)
19,098
1125.06
1.85
東証1部PBR(倍)
1.21
東証REIT指数予想分配金利回り(%)
3.63
 75日移動平均線とのかい離率が高まっていることな
【テクニカル指標】
ど、一部指標では買われ過ぎが示唆される。短期的 騰落レシオ(東証1部、25日)
には過熱感が意識されることものの、リスク・オンの局 サイコロジカル(TOPIX)
面に差し掛かっていると考えられる。
ストキャスティクス(TOPIX)
RSI(TOPIX)
[単位:%]
判定
131.09
買われ過ぎ
75.00
買われ過ぎ
87.04
買われ過ぎ
―
63.35
注:予想は東証1部配当利回り及び東証1部予想PERは日経予想、東証REIT指数予想分配金利回りはQUICK予想。配当・分配金利回りは加重平均。
テクニカル指標は一般的に、騰落レシオ:120%以上が買われ過ぎ、70%以下が売られ過ぎ、サイコロジカル:75%以上が買われ過ぎ、25%以下が売
られ過ぎ、ストキャスティクス:75%以上が買われ過ぎ、25%以下が売られ過ぎ、RSI:75%以上が買われ過ぎ、25%以下が売られ過ぎと判断される
出所: QUICKよりSMBC日興証券作成
8
本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。
2016 年 10 月 21 日(金)
週刊株式アウトルック
11.来週・再来週の主なスケジュール
柴山 真里枝

来週以降、国内外ともに、月末・月初の重要指標発表が相次ぐ。

日本では、貿易・雇用関連の指標が発表予定であるほか、3 月期決算企業の中間決算発表が本格化。輸出
企業を中心に円高の影響で業績悪化が予想されるものの、悪材料出尽くし感が広がるかを確認したい。

海外では、米国の 7-9 月期 GDP や耐久財受注、景況感指標などが発表予定。12 月利上げへの追い風とな
る、米国経済の堅調さを示す結果が期待される。また、OPEC(石油輸出国機構)加盟・非加盟国専門家会合
を巡り、原油価格が左右される展開も考えられよう。
【来週の主なスケジュール】
発表日
国・ 地域
日本
10月 24日 (月 )
ユーロ圏
中国
日本
10月 25日 (火 )
10月 26日 (水 )
米国
独
韓国
日本
米国
豪州
南ア
日本
米国
10月 27日 (木 )
ユーロ圏
独
英国
NZ
日本
10月 28日 (金 )
米国
ユーロ圏
英国
-
市場予想
9月
9月
9月
9月
9月
7-9月期
10月
10月
-
-
-
10月
8月
8月
7-9月期
7-9月期
10月
7-9月期
-
9月
7-9月期
-
7-9月期
9月
9月
9月
7-9月期
9月
7-9月期
7-9月期
9月
9月
9月
9月
9月
10月
7-9月期
10月
7-9月期
10月
10月
貿易収支( 季調済)
貿易収支
輸出( 前年比)
輸入( 前年比)
全国スーパー売上高(前年比)
日電産決算
製造業PMI(速報)
サービス業PMI(速報)
中国共産党中央委員会第 6回全体会議( 六中全会、 ~ 27日)
フィリピンのドゥテルテ大統領来日(~27日)
JR九州上場予定
コンファレンスボード消費者信頼感指数
S&P/ ケースシ ラー住宅価格指数( 前年比)
FHFA住宅価格指数(前月比)
ア ッ プル決算
キャタピラー決算
IFO景況指数
実質GDP(前期比、速報)
ヨルダンのアブドラ国王来日(~28日)
新築住宅販売件数( 前月比)
消費者物価指数(前期比)
中期財政政策声明発表
富士フイルム決算
耐久財受注( 除輸送用機器、 前月比)
耐久財受注( 前月比)
中古住宅販売成約指数(前月比)
アルファベット決算
マネーサプライM3(前年比)
ドイツ銀行決算
実質GDP(前期比、速報)
貿易収支
失業率
有効求人倍率
家計調査-実質消費支出(前年比)
全国消費者物価指数( 生鮮食品除く、 前年比)
都区部消費者物価指数(生鮮食品除く、前年比)
アステラス薬、OLC、デンソー、 JR東日本決算
-
ミシ ガン大学消費者信頼感指数( 確報、 前回値は速報値)
実質 GDP( 前期比年率、 速報)
経済信頼感指数
全国住宅価格(前年比、発表日未定、~3日)
OPEC加盟・ 非加盟国専門家会合、 減産の具体策協議( ウィーン、 ~ 29日)
-
-
小池百合子都知事の政治塾「希望の塾」開催
欧州各国で冬時間入り
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
101.5
5.10%
0.5%
前月・ 前期・ 前年
4,084億 円
▲192億円
▲9.6%
▲17.2%
▲2.9%
-
52.6
52.2
-
-
-
104.1
5.02%
0.5%
-
-
-
-
-
▲1.5%
0.4%
-
▲7.6%
0.4%
-
-
0.2%
0.0%
1.4%
-
-
▲0.2%
0.1%
▲2.4%
-
-
-
-
▲11.50億NZドル
-
5.1%
-
-
-
-
-
-
88.0
2.5%
-
-
-
-
-
109.5
0.8%
-
0.7%
▲12.65億NZドル
3.1%
1.37倍
▲4.6%
▲0.5%
▲0.5%
-
87.9
1.4%
104.9
5.3%
-
10月 29日 (土 )
10月 30日 (日 )
日本
-
-
-
-
-
注:発表日は現地時間。市場予想と実績は2016年10月20日12時時点のBloombergの値を表示。スケジュールは予告なしに変更されることがあります
出所: Bloombergおよび各種報道などよりSMBC日興証券作成
9
本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。
2016 年 10 月 21 日(金)
週刊株式アウトルック

再来週、日本では、日銀金融政策決定会合が開催され、展望レポートが公表予定。日銀の現状の日本経済
に対する認識を確認し、今後の追加緩和策に関する示唆を見極めたい。

海外では、米国で FOMC(米連邦公開市場委員会)が開催される。12 月利上げが見込まれる中、現状の
FOMC 参加者による米国経済に対する見解に注目が集まる。その他、雇用関連指標が発表予定。
【再来週の主なスケジュール】
発表日
国・ 地域
日本
10月 31日 (月 )
米国
市場予想
9月
9月
7-9月期
-
-
-
10月
9月
9月
9月
ユーロ圏
メキシコ
日本
米国
11月 1日 (火 )
英国
中国
豪州
インドネシア
タイ
ブラジル
日本
11月 2日 (水 )
米国
NZ
南ア
日本
米国
11月 3日 (木 )
ユーロ圏
英国
豪州
ロシア
トルコ
米国
11月 4日 (金 )
11月 5日 (土 )
11月 6日 (日 )
豪州
フィリピン
-
インドネシア
日本
米国
10月
7-9月期
7-9月期
10月
7-9月期
-
10月
10月
10月
10月
10月
-
10月
10月
9月
-
7-9月期
10月
-
7-9月期
7-9月期
-
-
-
10月
9月
9月
-
9月
10月
10月
10月
10月
10月
9月
9月
10月
-
7-9月期
-
-
鉱工業生産指数( 前月比、 速報)
小売業販売額(前年比)
三菱電、東武決算
大阪府、万博基本構想を策定、国へ提出
ロシアのマトヴィエンコ上院議長来日(~11月3日)
日銀金融政策決定会合( ~ 11月 1日、 展望レポート公表)
シカゴ購買部協会景況指数
個人支出(前月比)
個人所得(前月比)
PCEコア ・ デフレータ
( 食品・ エ ネルギ ーを除く 個人消費デフレータ、 前年比)
消費者物価指数( 速報、 前年比)
実質 GDP( 前期比、 速報)
実質GDP(前期比)
新車販売台数(除く軽自動車、前年比)
新日鉄住、ソニー決算
FOMC( 米連邦公開市場委員会、 ~ 2日)
自動車販売台数(年換算)
ISM製造業景況指数
製造業PMI
製造業 PMI
非製造業PMI
政策金利
消費者物価指数(前年比)
消費者物価指数(前年比)
鉱工業生産(前月比)
ミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相来日(~5日)
NTTデータ決算
ADP雇用統計(前月比)
政策金利
就業者数(前期比)
失業率
ゴーダン財務相出廷
東京市場休場(文化の日)
日本国憲法公布70周年
ISM非製造業景況指数(総合)
製造業受注(前月比)
失業率
政策金利
貿易収支
消費者物価指数(前年比、発表日未定、~7日)
消費者物価指数(前年比)
非農業部門雇用者数( 前月比)
民間部門雇用者数( 前月比)
失業率
貿易収支
小売売上高(前月比)
消費者物価指数(前年比)
パリ 協定発効
実質 GDP( 前年比、 発表日未定、 ~ 7日)
カザフスタンのナザルバエフ大統領来日(~9日)
冬時間入り
-
-
-
-
-
-
54.0
0.6%
0.4%
前月・ 前期・ 前年
1.3%
▲2.2%
-
-
-
-
54.2
0.0%
0.2%
-
1.7%
-
-
-
-
-
-
1,730万台
51.0
0.4%
0.3%
▲0.2%
3.7%
-
-
1,765万台
51.5
55.4
50.4
53.7
1.50%
3.07%
0.38%
▲3.8%
-
-
15.4万 人
0.25~0.50%
2.4%
5.1%
-
-
-
57.1
0.2%
10.1%
0.25%
▲20.10億豪ドル
6.4%
7.28%
15.6万 人
16.7万 人
5.0%
▲407億ドル
0.4%
2.3%
-
5.18%
-
-
-
1.50%
-
-
-
-
-
16.0万 人
0.25~0.50%
-
-
-
-
-
56.0
-
-
-
-
-
-
15.0万 人
15.0万 人
4.9%
▲415億ドル
-
-
-
-
-
-
-
-
注:発表日は現地時間。市場予想と実績は2016年10月20日12時時点のBloombergの値を表示。スケジュールは予告なしに変更されることがあります
出所: Bloombergおよび各種報道などよりSMBC日興証券作成
10
本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。
2016 年 10 月 21 日(金)
週刊株式アウトルック
<弊社株式調査部 業種格付けおよび投資評価について>
【業種格付けについて】
業種格付けの定義は、以下の通りで、対象期間は今後 6~12 ヵ月です。日本については市場平均は東証株価指数(TOPIX)を基準とし
ています。
強気:弊社のアナリストが予想する担当業種のカバレッジ・ユニバースの投資リターンが、市場平均を上回ると判断する場合。
中立:弊社のアナリストが予想する担当業種のカバレッジ・ユニバースの投資リターンが、市場平均と同程度と判断する場合。
弱気:弊社のアナリストが予想する担当業種のカバレッジ・ユニバースの投資リターンが、市場平均を下回ると判断する場合。
【投資評価について】
投資評価の定義は、以下の通りで、対象期間は今後 6~12 ヵ月です。
1(アウトパフォーム):弊社のアナリストが予想する個別銘柄の投資リターンが、担当業種のカバレッジ・ユニバースの投資リターンの中
央値を上回ると判断する場合。
2(中立):弊社のアナリストが予想する個別銘柄の投資リターンが、担当業種のカバレッジ・ユニバースの投資リターンの中央値と同程
度と判断する場合。
3(アンダーパフォーム):弊社のアナリストが予想する個別銘柄の投資リターンが、担当業種のカバレッジ・ユニバースの投資リターンの
中央値を下回ると判断する場合。
NR:投資評価を実施しない場合。
RS:一時的に投資評価を停止する場合。
また、本調査レポートの業種分類において、中小型株・成長株に分類された銘柄の投資評価の定義は、以下の通りで、対象期間は今後
6~12 ヵ月です。市場平均は東証株価指数(TOPIX)を基準としています。
A(アウトパフォーム):弊社のアナリストが予想する個別銘柄の投資リターンが、市場平均を上回ると判断する場合。
B(中立):弊社のアナリストが予想する個別銘柄の投資リターンが、市場平均と同程度と判断する場合。
C(アンダーパフォーム):弊社のアナリストが予想する個別銘柄の投資リターンが、市場平均を下回ると判断する場合。
NR:投資評価を実施しない場合。
RS:一時的に投資評価を停止する場合。
【目標株価について】
目標株価は、弊社のアナリストが今後 6~12 ヵ月の期間に達すると予想している株価水準です。
各銘柄には当該会社を含むアナリストまたはそのチームがカバーする業種における相対的な投資評価が付されています。
2016 年 10 月 21 日(金)
週刊株式アウトルック
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申込手数料、最大 4.5%の換金手数料又は信託財産留保額、間接的費用として、最大年率 5.61%の信託報酬(又は運用管理費用)及
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円貨と外貨を交換、又は異なる外貨間での交換をする際には外国為替市場の動向に応じて弊社が決定した為替レートによるものとしま
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務・経営状況を含む。)の悪化等それらに関する外部評価の変化等を直接の原因として損失が生ずるおそれ(元本欠損リスク)、又は元
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なお、信用取引又はデリバティブ取引等(以下「デリバティブ取引等」といいます。)を行う場合は、デリバティブ取引等の額が当該デリバ
ティブ取引等についてお客様の差入れた委託保証金又は証拠金の額(以下「委託保証金等の額」といいます。)を上回る場合があると共
に、対象となる有価証券の価格又は指標等の変動により損失の額がお客様の差入れた委託保証金等の額を上回るおそれ(元本超過
損リスク)があります。
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(2015/04/09 版)