会議録 (記録 篠山市保健福祉部地域福祉課) 議 題 平成 27 年度第 3 回 篠山市手話施策推進委員会 日 時 平成 27 年 10 月 2 日(金)14:00~16:00 場 所 篠山市役所第 2 庁舎 301・302 出席委員 小林泉、大内和彦、細見奈良子、山本清、増田豊彦、前田公幸、久下伸枝、 酒井喜代美、松笠勝也、後藤英之、村上由樹(代)成田雅俊 (敬称略・順不同) 欠席委員 2名 傍 聴 者 なし 1.開会 2.あいさつ 3.協議 (1)篠山市手話施策推進方針(案)について (事務局) 定刻がまいりましたので、ただ今から平成27年度第3回篠山市手話 委 員会を開催する。委員の皆様におかれましては、ご多用の中、出席いただき ありがとうございます。どうぞよろしくお願いしたい。 続いて、本日の委員の皆様の出席状況を報告する。本日の出席は委員12 名のうち9名の出席をいただいている。本日、A 委員、B 委員欠席の旨、連絡 いただいた。 次に、本会議の公開に関する報告する。本会議は、篠山市附属機関等の会 議及び会議録の公開に関する条例第3条の規定により、公開することとされ ている。また、本日の議案についても、非公開とすべき内容はないため、公 開による会議として事前公表している。なお、本日の傍聴者はない。 次に、本会議の会議録についても、篠山市附属機関等の会議及び会議録の 公開に関する条例第7条の規定により、公開することとされているので、要 点筆記にてまとめ、公開する。なお、各委員が発言された内容についても、A 委員、B 委員という形で公開いたしますのでご了承いただきたい。次第に沿っ て進める。委員長、挨拶お願いしたい。 (委員長) 皆さまこんにちは。秋らしく少し過ごしやすくなった。けれども昼間はま だまだ暑いと感じる。今回の会議お集まりいただきありがとうございます。 第 3 回目で今年度は最後の会議と聞いている。詳しくは後程報告があると思 1 う。手話言語条例として効果を発揮できるように討論していきたいのでよろ しくお願いしたい。 ( 事務局) 本検討委員会には、兵庫県認定手話通訳者の木村久美子様、橋本由美子様に 協力いただいている。 第 2 回目の会議録について修正はなかったか?あれば意見いただき、修正 したいと思う。なければホームページに掲載するので了承いただきたい。篠 山市手話施策推進委員会規則第3条により委員長が会を進めるということに なっているので、ここで進行を交代する。委員長よろしくお願いしたい。 (委員長) 第 3 回目篠山市手話施策推進委員会の進行を担当する。よろしくお願い したい。まずは事務局からお願いしたい。 ( 事務局) 前回 2 回目の会議において、皆さんに意見をいただいた。それを元に事務 局で検討した推進方針案について説明する。 第 2 回推進委員会のまとめとして、皆様の手元資料1、推進方針(案)修 正反映版をお配りしている。ひとつひとつの意見に対して、推進方針案の該 当項目順に整理しており、この項目順に説明するのでよろしくお願いしたい。 まず、推進方針の第 1 番目、推進方針1の「手話の理解及び普及に関する 事項」に関連するもの。B 委員から、手話だけを普及するような意味にとれる。 手話の普及だけでなく、ろう者への理解をここに盛り込むことが必要ではな いか。聴覚障害者の理解と手話の普及がセットでなければならない。ろう者 のコミュニケーションは手話だけではなくさまざまな方法で意思疎通を図 る・・というふうに幅を持たせたらよいのではないか。との意見をいただい た。 C 委員からは、ろう者の生活実態を知らないままの普及は困る。ろう者のく らしを知ってもらい、2 本立てで普及を進めてほしい。 D 委員は、条例に「手話を普及、推進する」と掲げている。みんなが手話 を覚えられるわけではないので、コミュニケーションの方法は手話以外にも あることや、ろう者の生活実態は手話講座等の中で取り組んでいけばよいと いう意見をいただいた。 それらの意見を踏まえた上で、手話を学ぶことは、ろう者の生活や困り事、 歴史などを理解したうえで学ぶことが当然必要であると考えている。推進方 針の1(1)施策の推進方針 3 行目の「市民がろう者や手話に対する理解を 深め」の文言は修正せず、原文どおりの表記とする。また、ろう者の生活実 態や困りごと、手話がなぜ必要なのかを手話講座の中で理解を深めてもらい、 学べる学習を実施していく。 2 2 番目については、E 委員からろう者が買い物など出かけたとき、簡単な会話 ができたり、 「手話ができる人」がいるというような表示があれば安心できると いう意見があった。それについて委員長から、どこでもいつでも手話が使える ように整備をするか検討が必要であるという意見があった。これについては、 施策の中で検討をしていく。 3 番目、F 委員からは、手話の理解及び普及に関する事項に関するところで、 企業、事業所によって必要な手話は異なるが、それぞれに応じたマニュアル的 なテキストがあれば、簡単な手話で会話もできるのではないか、との意見をい ただいた。これらは推進施策短期的な取り組みの(カ)市内企業等事業所にお いてのろう者や手話の理解及び普及、さらには推進方針(案)2の手話による 情報取得及び手話の使いやすい環境づくりについてに関する事項にも当てはま ると考える。ろう者が安心して社会生活ができるよう、それぞれの事業所にも 働きかけ施策として反映していきたいと考える。 次に 4 番目の推進方針2の手話による情報取得及び手話の使いやすい環境づ くりに関する事項について、B 委員から推進方針の文章の中で、 「市が発信する 音声言語による行政情報等についてろう者「にも」 」のところで「にも」の表現 があることで、ろう者が常に弱者というようなイメージがある。意思疎通支援 は、双方向性であるであるのに、ろう者に対してのみ必要、誰もが情報保障さ れるべきであり、この文章に違和感がある。という意見であった。この部分は、 ろう者の視点に立った情報取得における環境づくりについての考え方を持った 表現としていたが、検討した結果、ろう者にもの「に」を削除し、ろう者も聞 こえる人と同じように・・と修正したいと考える。 次に、5番目の推進方針3の手話通訳者の配置又は派遣等意思疎通支援に関 する事項について、の項目で C 委員、B 委員から手話通訳の派遣制度について ご意見があった。現在、篠山市の制度は、登録制になっており 23 名のろう者の 利用登録がある。ろう者の派遣申請によって実施しているが、聞こえる人から の申請は行っていない。これについては、他市の状況や厚生労働省のモデル要 綱を参考にして制度を見直していきたいと考える。 6 番目は、同じく施策推進方針3、施策の推進方針の中で B 委員から「手話 通訳者は、意思疎通を図るだけでなくろう者の生活と社会参加を支援していま す。 」という表現の中で手話通訳者が責任を持つというのは違う気がする。ろう 者の生活、社会参加の支援をしているのは市であり、その通訳を手話通訳が担 3 っているので、ニュアンスとして少し異なる気がする。また A 委員からは、 「手 話通訳者はろう者と一緒でひとつだと思う。ろう者の生活、社会参加にも関わ っている。支援の中心ではなく関わっているのである。 」という意見をいただい た。また G 委員からは、手話通訳が担っている役割として記載すれば市の施策 として表わされるのでははないかとの意見をいただいた。 事務局としては、手話通訳者がろう者に関わる関係性から考えると、手話通 訳者は重要な立場だととらえており、その関わりを示している。 「手話通訳は意 思疎通を図るだけでなくろう者の生活と社会参加への支援にも関わっていま す。 」という表現に修正をさせていただこうと考えている。 本日欠席の委員さんにもご意見を求めたところ、ここの部分について、「手話 通訳者はろう者の生活と社会参加への支援を業務としています。 」と表現したら いかがか・・・と提案があったので皆さまに検討いただきたいと思う。さらに 加えて、 「市は手話通訳者の役割を十分に認識し」、の役割のあとに「専門性を」 の文言を挿入して「市は手話通訳者の役割と専門性を十分に認識し」とすると、 より手話通訳の業務が専門的であるということを強調できるのではないか、と いう意見があった。市としても、「専門性を」の文言を加筆したほうがよいかと いう考えも持っているが、委員の皆さんはいかがか。 続いて 7 番目は、C 委員委員とも、手話通訳者の養成及び処遇改善について、 設置通訳者の正規化及びあり方、方向性についての意見だった。 登録手話通訳者の不足については、登録通訳者の実働人数も少ないことや加 重がかかっていることも十分認識しており、 「確保に努める」としている。また 現任研修も継続して実施し、技術の向上を図っていただきたいと考えている。 身分保障、処遇改善については検討し平成 28 年度予算要求に反映していきたい と考えているところである。設置通訳者の任用あり方については、正規化も視 野に入れた上で十分検討し今後も課題として取り組んでいく。 8番目、教育委員会の意見として、手話に特化した施策で学校関係でも積極 的な取り組みをお願いしたいと考えている。9 月末時点において、小学校では西 紀南小学校がオープンスクールとして保護者も巻き込んだ手話学習の実施、大 山小学校では各学期ごとに継続的に実施してもらう取り組みを進めてもらって いる。また今田中学校でも一昨日1年生を対象に手話学習を実施した。10月 からも予定が入っており、古市、八上の両小学校では11月の学習発表会に向 けて取り組んでもらえるなど、少しずつ学習の輪が広がってきていると感じて 4 いるところである。 以上、皆さまから提案いただいた意見についてまとめ、市の考え方について 報告した。 (委員長) 事務局から説明があった。推進委員会は今年度最後である。意見、質問があ る人は意見いただきたい。その前に H 委員から第 2 回の提案があったと聞いて いるので、それを聞いて話をしたいと思う。あわせてお願いしたい。 (H 委員) 先に提案するとややこしくなる。後でもよいか?事務局の提案を先に勧めて 欲しい。 (委員長) 分かった。では事務局の話に対して質問、意見があればだしていただきたい。 (C 委員) 事務局の説明について話をしたい。7の3。通訳者の設置採用について検討す る内容を具体的に話してほしい。ろう者のアドバイザーをどのような内容で考 えているか説明してほしい。 (事務局) C 委員から設置通訳の採用について。正規職員化はすぐに実現できない。市長 も正規化は認識している。将来のあるべき姿としておけると思う。処遇のあり 方について検討を加えていくと市長も申している。すぐには実現できない。熱 い思いの意見であり、市長も実現したいと申したこともあり、 事務局としても 忘れず検討課題として協議を進めたい。今後の設置通訳者の体制は県を踏襲し ていくと思う。 A 委員からいただいたアドバイザーについて。具体的には考えていない。 明 石市の先進的な取り組みの情報を得ている。明石市のような施策はできないか もしれないが、情報共有しながら国の課題として取り組みたいと考えている。 (C 委員) アドバイザー、通訳相談員というのは、対応が一番大切だと思う。ろう者は手 話で直接話をするため、ろう者的な見方ができることが大切。例えば、困って いるな・・・とかイライラしている顔はみれば分かる。表情が大切である。アドバ イザーはきちんとそこまで見抜ける人であってほしい。情報センターの絡みも 考えてほしい。来年度差別解消法が 4 月スタートするが、それとの関わりもあ ると思う。 (事務局) アドバイザーのあり方は大きな研究課題だと思う。C 委員にも指導いただきメ リットなどがあれば教えてほしい。我々と情報共有して進めたい。差別解消法 は来年施行されるため、障害施策、手話の施策を含めた取り組みを進めたいと 考えている。理解いただきたい。 (委員長) 他、提案などあるか。 (G 委員) ろう者のアドバイザーは、具体的にどのような活動をするのか。 (事務局) そういうところは知識がないため、今後研究したい。設置通訳者とは別に企 5 画をしたり、福祉の枠組みで考えるだけでなく、教育委員会との連携で総合的 に取り組める手話施策を担っていく専門的な位置づけだと聞いている。明石市 が取り組んでいる事例を研究していきたいと思う。 (C 委員) 情報をとるよりも、自治体に行って話をされるのが一番早いと思う。委員長 は、豊岡に情報センターで相談員も兼ねている。具体的な相談内容を話してい ただきたい。 (委員長) 私の地域でやっているのは、障害者総合支援法に基き、指定相談支援制度の ようなものがあり、精神障害などがある方が、地域に移行する場合に支援する、 地域に定着する支援など、手話とは関係ないところで行っている。手話通訳も できる人を置き、同時に聞こえない人だけでなく、色々な障害を持つ人が福祉 サービスを受けるための計画を作るために相談する。福祉サービスをするため である。ここでいうアドバイザーとは少し違うと思う。A 委員に話を聞くと、委 員会だけでなく、他の篠山市内の手話講習会の企画、イベントの企画などで、 アドバイザーをおいてみてはどうかという話だったと思う。どのような身分保 障をしていくか討論されておらず、もっと検討する必要があると思う。ただ、 アドバイザーだけであれば、設置通訳者が担うことができると思う。今後時間 をかけて討論する必要があると思う。 (C 委員) 分かりました。 (委員長) 他には? (委員長) 手話通訳者の役割、専門性もあるが、文言は、これで問題ないか。D 委員い かがか? (D 委員) 3-1手話通訳者の役割、専門性という言葉を入れてもらうことによって、 文章にしまりができる、皆さんに通訳を認めてもらえるようでうれしい。その 前の文章「ろう者の社会参加への支援を業務としています・・」という意見が あったということだが、業務を入れられると、四角四面の形だけ関わっている ような気がする。関わっているとする方が響きが優しい気がする。 (委員長) 手話通訳者の派遣要綱の中にどのように記載してあるのか分からないが、何 か記載はあるか? (C 委員) 記載はなかったと思う。 (委員長) 手話派遣要綱についてそういった文言は載っているのか? 皆さん、いかがか? (C 委員) 例えば、ろう者の生活を把握するための、手話通訳者の専門性や知識などが 必要。手話通訳者のレベルアップにつなげるため、通訳士や認定通訳士、通 訳者というランクがある。けれどもまだまだ、派遣通訳者の中の専門性が少 し違うのかなと思う。レベルに合わせた内容ではないと思う。専門性は資格 をまずとるという立場だと思う。手話通訳者とは、どういう立場か? 6 (委員長) 手話通訳者はそのような専門性のある業務だと思っている。統一試験の合 格者、通訳士の合格者が担う業務だと思う。通訳の技術のない人が派遣され ることはない。篠山市でも試験に合格した上で登録していると思う。専門性 も守秘義務もしっかり理解した上で活動していると思う。そのあたりは問題 ないと思う。 (委員長) 文言について。みなさんの意見いかがか。D 委員の意見で、ろう者の生活 にも関わっているという意見だが、いかがか。 (委員長) 事務局はどのように考えているか? (事務局) 業務としてという意見もあったが、業務として行っているが、明確に業務 として言うと労働の対価ということもある。ニュアンスはちょっと違和感が ある。専門性という加筆する分については、手話通訳者の専門を特化したと 言う意味で加えることにはしたいと思う。 (委員長) 分かった。 (C 委員) 分かった。 (委員長) 皆さんよろしいか。業務は入れず、専門性をつける。 「ろう者の社会参加へ の支援にも関わりがあります」という文言でよろしいか。E 委員いかがか。 (E 委員) 構わないと思う。 (委員長) 分かった。では、関わっていますという言葉でお願いする。 (委員長) 他に何か意見などいかがか。F 委員いかがか。I 委員、意見は? (I 委員) 手話に関わる事業展開について、西紀南小学校や小学校などを聞いた。もっ と小さい時から事業展開をしてみてはどうか。小さいころから手話を取り入 れるということは、今、流行りの英語スピーチと同じで早くから取り組めば いいのではないかと思う。 (委員長) (I 委員) (C 委員) なるほど、ありがとうございます。小さいというのは、幼稚園児くらい? 一度にはできないと思う。 I 委員の意見があった。小さい時から手話を指導するのは、福住小学校1、 2年対象に毎年取り組んでいる。1年に1回ひらいている。他の市内小学校 でも1、2年。3,4年も少し取り組みをしている。 (委員長) 幼稚園児はどうか? (C 委員) 幼稚園はまだない。 (E 委員) 音楽を聞いて、楽しく手話をとりいれている幼稚園児の発表を見たこと がある。 (委員長) 幼稚園、保育園については教育委員会の担当か? (教育委員) そうである。 (委員長) どのようにできるかについては、今後検討していただきたい。よろしいか。 I 委員の意見の検討よろしくお願いしたい。 7 (教育委員) 県の教育委員会の通知もあり、平成 27 年度において小中学校における手話 学習の推進についてという通知を出しており、各学校で取り組みを進めてい る。徐々に取り組みは進めている認識をしている。紹介があったように各小 中学校においては、学校や児童、生徒、地域の実態において総合的な学習の 時間を中心に取り入れて、子どもたちが主体的に課題意識を持って手話に取 り組めるような体制を整えているところである。 今言われたように低学年や幼稚園の段階から楽しみながらということも非 常に大切な要素だと思う。歌だったり、手あそびであったり、そういうとこ ろから取り入れていくのも考えられると思う。管轄課は小中学校は学校教育 課、幼稚園、保育園はこども未来課になるため、また連携が必要だと思う。 (委員長) 分かった。他、意見どうか。G 委員いかがか? (G 委員) 企業や事業所の役割 1推進施策のカ 市内の企業事業所において、ろう 者手話の理解及び普及を推進します」という表現になっている。ろう者が市 内で買い物など日常生活の場でコミュニケーションがとれる方法はできるだ け早く実現できるような施策展開になってはどうかと思い、H 委員とも協議 している。 日常生活の中で、ろう者であるという表示、受け側も理解してコミュニケ ーションをとれる方法を独自に何らかの方法、手話が一番良いとは思うが、 筆談や身振り手振りなどを行う努力をする長期目標的に必要だと思う。 市役所や学校などの目標はあるが、企業の方策を具体的に書いた方がよい かと思う。H 委員の案もあると思うが、何か基本施策を入れてもらえたらと 思う。カの「理解及び普及促進をします」というところへ、ろう者の生活が できる地域づくりなど、表現を変え、ろう者が生活できる篠山という雰囲気 にならないかと思う。企業だけに押し付けるわけではない。理解と普及とい うことに入っていると思うが、実際生活する場は、企業や店などの関わりが あるためどうか。 (事務局) それについて補足したい。買い物等は、実際身近なコミュニケーションが 必要な場だと思う。E 委員からも話があった。それは、1―カと、2の情報取 得の使いやすい環境づくりのところの推進施策に載せている。短期の取り組 みについては、ウ「医療機関や購買施設等の公益的施設で、手話による意志 疎通ができるよう、その環境整備について働きかけを行います」働きかけま すという表現である。長期的な取り組みイ「医療機関や購買施設等の公益的 施設において、手話での意志疎通ができる環境をめざして、継続した取り組 みを行います」方針にしている。具体的なところについては、指摘いただき たいと思う。重複した形で熱い思いで施策展開したいと考えている。 (G 委員) 企業や事業所に責務を負わすのは、きついと思う。文はよく分かる。企業 8 としてやって下さいという、ろう者の生活できる環境が入ってはどうか?努力 義務として入ると良いかと思う。長文でなくて良い。ろう者の手話の理解及び 普及のあと、生活できる、できやすい環境をつくるなどの文章をいれてみては どうか。罰則規定はなく、強制ではない。事業者でやってくださいというと頼 みやすいと思う。 (委員長) 皆さん意見どうか。会社で行う事に関してではなく、事業所全体で取り組ん で下さいという解釈になる。市も努力します、援助しますという文言を入れた 方が良いということか。企業や事業所の取り組みに対して、市からも援助する という雰囲気の文章を入れた方がよいということか。皆さんいかがか。 他市の例をあげると、市も努力するという文章を入れているところもある。 事務局いかがか。 (事務局) 今は、まとまらない。 (委員長) 検討してもらうということでよいか。 (事務局) G 委員とはいつでも調整して会えるので、今後意見を伺いながら行いた。 よろしいか。 (委員長) 皆さまいかがか。 (C 委員) 三田の話である。企業(職場)にろう者がいる。聴者とのコミュニケーショ ンがなかなかうまくいかない。筆談では大変である。そこに市が努力すると いう文章をつけると企業にお願いしやすく、手話の普及にもつながる。その あたりの文章を入れたらよいのではないか。その文言が入っていると取り組 みやすいと思う。企業の利益を中心に考えているので、ろう者のコミュニケ ーションはどうしても後回しになる。ろう者には筆談でよい、後でもよいと なる考えがある。市が責任をもって指示すると企業も取り組むと思う。そう すれば、職場でも手話が普及すると思う。 (委員長) 事務局いかがか。 (事務局) 言われることは重々わかる。なるほどと思う。手話でコミュニケーション をとれることを目指して全ての施策を進めるが、それが後回しになる施策は 逆転になっていけない。G 委員の言われたことは良く理解できる。それまで の間は、補充するような、何か具体的なことがあってもよいかと思う。市が 積極的に取り組むことで事業所が展開しやすい推進方針を考えたいと思う。 (D 委員) カの文章について他の市では「市内の事業所において手話に関する理解・・ ていきます」という文章がある。篠山市の場合は、理解及び普及を推進しま す、でとどまっている。普及のために手話に関する研修会などの機会を提供 していくという文章だとわかりやすいと思う。例えば、ビラなどを置くだけ でなく、研修会などを提供するという文章を入れると良い。 (委員長) D 委員の意見を参考に検討してもらうのでいかがか。 9 (事務局) 時間もあるので検討し、ふさわしい状態にもっていってもらって構わない。 (委員長) D 委員、具体的に教えていただきたい。篠山市の文章の、カ だが、市内 の企業事業所において、ろう者や手話の理解及び普及を推進します。のとこ ろ、普及の後に、手話のために手話に関する研修会などの機会を提供してい きます。 (委員長) 事務局の方いかがか。研修会と言い切らず、研修会など、としてはどうか。 (C 委員) 研修会だけではなく、いろいろ具体的な例をあげた方がわかりやすいのでは ないか。 (委員長) ろう者や手話の理解 に入っているのでは? (C 委員) 研修会や○○等という、具体的なものを入れ、さらに‟等”とつけてみてはど うか。他市の文章を参考にして決めてみてはどうか。市が提供や機会を提供 するという意味か。篠山市から提供するという意味になるのか。 (事務局) 提供していくということなので、市から行う。 (委員長) これは企業側だけか?自治会は関係ないのか? (事務局) ここは、推進施策(1)短期的取り組みにある。アは、出前講座イは、地 域を想定し住民学習会など研修の広がりを考えている。 (委員長) F 委員、それでよいか。 (事務局) 三木市の推進方針案は、どこまで決まっているかわからないが、事業所等 の情報取得や拡大に関する施策に同じように書いてあるので紹介する。市内 の事業所等において手話に関する理解が深まるようチラシの配布や事業所等 が行う手話講習会等の開催を推進し支援する とある。 (C 委員) チラシの配布は、皆さんが目に触れる機会が増えて良いと思う。 (委員長) 細かいとこはまだだが、おおまかな方針はこういう方針でいく。市は会社 に対して手話講習会を開く、講師派遣するなどをするということを C 委員へ 伝えた。 (E・A 委員) いいと思う (委員長) D 委員の言われた通りで良いか。 (D 委員) 良い。 (委員長) では、このような形で 事務局が進めていただきたい。 (G 委員) 先ほど申した内容は取り下げる。少し誤解があった。施策の推進で、市が 行うという文章で、主語は市になっている。事業所の理解という部分に生活 や実態を入れてほしかったが、よく考えるとそれは市が行う事業展開の具体 的な文章のため、D 委員の言われた内容で理解した。 (委員長) 分かった。他の方、意見はどうか。意見がないようなので H 委員からお願 いしたい。 (H 委員) 文章は一段落ということで理解してよいか。 10 前回、私の事業所の特性を説明した。三障害の方々が通所し作業しておら れる。その中で聴覚障害者が 7 名いるという特徴がある。手話言語条例、推 進施策の中で一つの事業所として何ができるかを考えてきた。事業所の責務 を文章にどう表すかという提案をいただいた。事業所としては具体的な行動 をすることが必要だと思っている。条例はそもそもろう者が日常的にコミュ ニケーションをとれないというところから、手話というツールを広めていく ということで条例ができた。全ての市民が安心して生活できる地域を目指す ということがうたわれている。その中に市や市民の役割を明記するとなって いる。市民の中に事業所が入っていると理解し、これまで出席してきた。手 話を広めることは目的であり、大事である。しかし、簡単に到達できない。 その間、意見のあったように、日々の買い物に不便を感じている、コミュニ ケーションをとろうとしても拒否されるなどの日常的な課題があるため、段 階的にコミュニケーションを高めていくことも必要であると思う。その一つ の方法として啓発を委員会の名におき、今回 3 回目で予算措置をすると聞い ていたため、市で予算措置をし、その啓発に対する提案をしたい。 具体的には、各家庭や事業所にあるカレンダー、手話ができない人がコミ ュニケーションをとるためのコミュニケーションボード、ろう者が聞こえな い、話せないという意思表示も必要かと思った。手話は、入門していかなけ れば始まらない。挨拶、必要なことを伝える、理解するなど、最初の「あ・ い・う・え・お」から始めなければならない。毎日、日常的に教科書や CD と いうわけにはいかない。事業所としてカレンダーに手話の入門絵柄を入れて はどうかと思う。家庭の中で小さな子供からおじいいちゃんまで、見ながら 覚えることもできる。事業所でも、 “お疲れ様”という手話などを覚えるこ とができる。スーパーなどに行っても商品を探す時にすぐ聞けない、分から ないため、お互いコミュニケーションボードを持ち、商品の場所を確認する やりとりができるのではないか。また、当事者が手帳やカードで障がいを示 すことがある。妊婦のマークもある。聴覚障害のマークなども啓発の材料に すれば、ろう者が買い物に来ている認識が広まるのではないかと思う。 具体的にどうするかは、市に委ねる。ただ、予算を伴う。例えばカレンダ ー1つ作るにしても、斡旋するにも予算の問題がある。予算措置して補助す るなど、具体的な取扱いを社協に委託し、販売やカレンダーなどの斡旋をす るなど。私の事業所には、聴覚障害者がいるため、どのようなイラストや言 葉から始めるとよいかの案を作り、印刷やデザイン会社と直接やりとりする ことができる。役割分担をするとよい。私達は予算をつけることはできない。 色々な販売を福祉団体にお願いするのは社協が得意かと思う。市は委員会の 名において予算をつけると議会に説明しやすい。立場の中で役割を分担する。 11 1 年やってみてもしよければ 2、3 年続けるなど、長期やると効果がなくなる ため、具体的に提案した。聴覚障害者だけでなく、これがきっかけになり色々 な障害を持つ人の理解につながることを視野に入れて取り組んでいきたい。 (委員長) ありがとうございました。 事務局 、他の委員の皆さん、意見いかがか。 (E 委員) よく分かった。私の希望は、1 年に 1 回、社会福祉大会があるので、その時 にろう者も一緒に手話劇や歌を発表できる機会があればと思う。いかがか。 また、ろう者の生活をその舞台や発表を見る事で市民の理解につながるの ではないか。 (委員長) 分かる。 (E 委員) 買い物でいつも困っていることがある。お金、例えば 2000 円、店員がぼそ ぼそ言われても分からない。私が聞こえないことを相手に理解してもらえた ら、手話でもいいし、筆談でもいい、どのような方法でもいいのでコミュニ ケーションとれたらいいと思う。 (委員長) H 委員の意見、ボードの話があった。E 委員はどうか。 (E 委員) それも良いと思っている。 (G 委員) E 委員の、社会福祉大会について。社会福祉協議会は、障害福祉の分野で 取り組みが遅れている。今の提案はしっかり受け止め施策を考えたい。 今年、とっておきの音楽祭で手話歌の普及などを目の当たりにして手話を 歌で普及する事も一つの大きな手段だと思う。高校生が手話で劇や歌を歌う 手話パフォーマンスを見て、篠山も実行委員会が進めている音楽祭を中心に、 今後手話が普及していくと思う。 今後、社会福祉協議会も社会福祉大会を含め、皆さんの手話劇ができるよ うな状況を作れたら非常に良いと思う。理事会に伝えたいと思う。H 委員が 言われたように、障害者をもつ者が自らろう者だとは言いにくい。ただ、生 活で気づいてもらえない時があるため、H 委員の言われるろう者マークや手 話カードの提示により、市民が理解すれば、これを提示された時は、手話が 必要、コミュニケーションがとりにくいということが理解しやすいものを普 及してはどうか。H 委員の提案もあったため、今後、社会福祉協議会も考え たい。市も前向きに考えてほしい。 (委員長) なるほど。ありがとうございます。意見はいかがか。 (F 委員) サークルの中の話である。篠山の取り組みは知らなかった。ろう者の人が希 望しなければ通訳派遣できないのが篠山の状況。以前、勤めていた会社で、 表彰式などにろう者がくる時は、会社から通訳を依頼して来てもらっていた。 先日、あるところにろう者が来られた。消防の緊急時の勉強会をした時に 通訳者が居なかった。あまり通訳できない手話サークル員が、急遽通訳をし なければならず緊張した。そのような場合は、自治会から依頼できないのか。 12 もし、ろう者からの依頼だけであれば、変えることはできないのか。 (委員長) 事務局、いかがか。 (事務局) 今のところ、篠山市の派遣事業については、登録されたろう者の依頼によ り手話通訳者の派遣が可能である。団体が手話通訳を依頼される時は、ろう あ協会を通じて派遣される。聞こえる方からの派遣依頼は、ろうあ協会事務 局から進めるかたちになる。 (委員長) ろうあ協会を通して派遣するということか。 (事務局) 団体からの派遣については、ろうあ協会を通じて派遣可能。情報保障はろ う者だけでなく、健聴者からも双方向にできるよう要綱を見直し、モデル要 綱や他市も参考にしたいと思う。 (委員長) F 委員、今の報告で良いか。 (F 委員) 隣の丹波市では自治会や事業所からも派遣可能と聞いた。参考にしてほしい。 (事務局) 派遣に関しては、使いやすい形になるように、対応できていないところも あるためしっかりろうあ協会と話をしたい。使いやすく、誰もが分かりやす い派遣の仕方に検討していきたい。 (委員長) F 委員、よろしいか。 (事務局) H 委員の予算措置の話があった。推進方針案をみなさんに検討いただき、 それに基づき、10 月は予算査定に向けて細かい分まで計上して、財政部分と 話をする段階に入っていく。推進方針施策に基づく細かい部分を組み立て、C 委員、ろうあ協会と具体的にどういう動きができるか予算を計上するかを考 えているところ。H 委員からの具体的なボードなどのツールの話をいただい た。それに予算がどの程度必要かなど市で準備し、配布するか、事業所に協 力して自ら買ってもらうことになるかなど想定される。 “コミュニケーションボードがここにあります”などの表示や、使ってもらう ための研修費用などもしっかりくみ上げたい。ツールのアイディアについて は、いぬいふくし村の事業所で話をしてもらっているので、参考にして意見 を聞きながら来年度に向けて考えたい。協力よろしくお願いしたい。 (委員長) 皆さん、よろしいか。委員長とは別に個人的に意見がある。言ってよいか。 耳マークがある。全く普及されていないと思う。殆どと言っていいほど、難 聴者や中途失聴者などでろう者は使うことはない。自分はろう者だとはっき り伝えたら良い。はっきり耳が聞こえないというジェスチャーや身振りをし ていると思う。言いにくいと感じているのは、難聴者ではないかと思う。耳 マークを掲示するというのは、ろう者の立場では面倒だと思う。はっきり聞 こえないと言う方が多いと思う。今回の条例に合うかどうかは分からない。 今、仕事をしている但馬の事業所で困ったと思うことは、手話を全く知ら ないろう者の対応。まだ数名いる。その方を今回この手話言語条例にどのよ 13 うにつなげるのか。中途失聴者や難聴者を手話とどのようにつなげるのかを すごく考える。高齢により耳が遠くなる人は、殆ど手話を使わない。それを 含めて一般の聴者も含め、手話を全く知らないろう者も含めて手話言語条例 を作っていく必要があると思う。手話をこの方々が少しでも使えるようにな ればいいと思う。具体的にどのように言えば良いか。 先ほど、アドバイザーの意見があった。設置通訳者の身分保障の問題もあ った。結局、ろう者が来なければ対応しない、動かない、変わらないという のは大変困る。積極的にろう者からも外へでていくことが必要である。ろう 者として積極的に意見を出す、伝えることが大切だと思う。よい方向に進む ように手話教室があるから言ったらどうか、などと啓発する。孤立するろう 者をなくす。ろう協やサークルにいってみたら?と促し、活動をする。自分 はそのように活動をしてきた。 実際に実態が見えず、行政に任せるのは行政側としても大変だと思う。社 会福祉協議会にお願いしてもろう者がどこにいるか把握できていないと思う。 孤立しているろう者を助けるために正式な設置通訳者やアドバイザーを置き、 市や行政、社協からつなぎ、孤立するろう者をなくしていく取り組みがあれ ば良いと思う。 丹波ろう協の会員は 25 名。いぬいふくし村には 7 名。その方を含め、実際 に手帳を持っているのはもっといる。情報もないまま生活を続けている方も あるのではいか。手帳は持っているが、制度を知らない人を引き込んで一緒 に活動していくためにも、専門性のある方を設置する。身分保障、金銭面で も考えていかなければならない。今後の協議で検討してもらえるとうれしい と思う。当面の問題だが、H 委員の意見で、コミュニケーションボードは本 当に必要だと思う。市から予算措置をして買ってもらうのが良いかどうかは 分からない。もらえたらうれしい。ただ、事業所に積極的に取り組みをして もやはり限界がある。市から少し考え、つなぎ、そのあたりは 事務局によろ しくお願いしたい。 (H 委員) コミュニケーションボードやカレンダーの配布の方法について。市の予算 をつけて企業や事業所に無償でということには反対。例えば、市民がカレン ダーを 1000 円で買う、 事業所がコミュニケーションボードを 2000 円で買う。 買った以上、責任が生じる。買った以上、使う。もらったものは、どこかへ しまい込む心理がある。啓発や少し補助をする予算はいるが、少なくとも市 民に買ってほしいという活動が伴わなければ意味がない。コミュニケーショ ンボードを言ったが、実は私は手話ができない。事業所に 7 名聴覚障害者が いる。いちいち通訳者を呼ぶと互いに仕事にならない。何とか簡単な筆談を する。伝えたいことを伝える。聞きたいことを書いてほしいというと、手話 14 を交えてコミュニケーションするので、手話教室を受講することにもなる。 書ききれないことに対しては手話が飛び出してくる。それが過渡期の教材に なるのではないかと思う。スーパーに置き換えると、手話ができる人がいる、 やコミュニケーションボードがレジに設置してあるなどの看板を表に貼って おくと行きやすい。役割分担をしてほしい。委員会の名において篠山市は取 り組んでいくと言うことができればよいと思っている。 (委員長) 市の出前講座に行き、紹介して買ってもらう方法もある。 (C 委員) 委員長が言われたように長期的な取り組みの中に、篠山市の情報センターの 設立を入れていただけたらうれしい。誰が責任を持って、1 人ぼっちのひきこ もっている人を行政につなげるのか。センター的なものが必要だと思う。但 馬のセンターも同じ。そのセンターがあるのはいい条件になる。条例とつな げ、センターを市とひきこもっている人の連携場所、拠点にしてみてはどう か。条例に入れてもらうとうれしい。どうか。長期目標のところに入れてほ しい。 (E 委員) 耳マークについて疑問を感じる。前に、1 人で病院に行った。耳が聞こえな いと言うと、耳マークを押してもらった。採血で呼ばれるかと思い、看護師 の口を見ていたが、名前だけでも手話を使ってもらえたらと思った。 (委員長) 周りの人の意識の問題だと思う。 (C 委員) 耳マークは、私も抵抗がある。聞こえないと言う。手話を見せて分かっても らう。手話を認めてほしい。わざわざ耳マークを見せることではなく、それ より身振りなどで分かってもらう方がいい。難聴は聞こえないことが恥ずか しいと思われているのか。私は、耳マークを出すことに抵抗がある。手話で 聞こえないという方がいい。 (委員長) 他にはどうか。 (G 委員) C 委員の聴覚障害者センターについて。長期的、将来的にあれば良いとは 思うが、今の時点で篠山市の規模でセンターの設立は遠い道のりだと思う。 今回の施策行使については、具体的な短期・中長期期的な目標として、設置 者や普及ということをのせている。センターは大き過ぎて市としては責任が ある。しかし、その他の事項として将来としては、見直しが当然あろうと思 う。いきなり聴覚障害センターをあげると非常にハードルが高く、実現不可 能な話である。そこは理解されてはどうか。市長、副議長もセンターへ行き、 見ている。篠山にも欲しいという C 委員の話があったが、議員も市長もハー ドルが高すぎる表現をされた。すぐにこれを出すと、施策が大き過ぎてしん どくなる。これについては、将来の委員会の見直し時期には必要かと思うが、 今、手話言語条例を定着させ、市民が手話を理解できる篠山をつくろうとい うところまでいく。委員長、C 委員の言われたろう者の中で手話が普及できて 15 いないことについては、別途また手段として色々な施策をする。将来この丹 波県域、篠山では難しいため、県が関わって作らないと難しいと思う。今日 の意識を持ったうえで考えていくことにしてほしい。 (F 委員) 丹南校が廃校になる。その跡地をどうするかなど、まちづくり協議会が介入 していると思う。色々なものが入って何かできるのではないかと思う。一番 新しい学校である。そういう意見があるのであれば、施策の中で何に使うか 検討をされていると思う。一部でも使ってみれば良いのではないかと思う。 検討しても良いと思う。 (G 委員) 建物、箱の問題ではなく人材も含めた問題である。今、手話通訳の設置通 訳者の十分な体制も整っていない中で、情報センターまでの専門機関を単体の 市がもつのは難しい。県や国が施策の中で広めようという補助があれば可能だ と思う。兵庫県も県が設置したセンターとそのサテライト的なミニ版もできて も良いと思うが、そこまで施策が進んでいないのも事実。丹南校の問題は直近 の問題であり、そこに至っていないのであまり大きなことを書いても実現でき ない。それよりは、設置者や実際の手話施策を当面の間は、中期的にやってみ てはどうかと思う。 耳マークについて。なかなか抵抗があると思う。ただ、手話はサークルに入 ったり、登録者として手話がちゃんとできる人は活躍できる。社会福祉協議会 の手話講座で 85 名ほど卒業している。同じ人が何度も参加している人もいる。 ただ、途中で脱落や登録まで進まない人が殆どである。その人たちもサポータ ーとして、通訳者ではなく何か関わってもらうしくみを独自で作ってみてはど うかと思う。そこで耳マークは、ろう者側のものであるが、手話を学ぶ理解し ているというバッチとかマークとかがあれば良い。サークルに入っている人は、 E 委員も C 委員も委員長がろう者だとご存知だと思う。それ以外の人は、手話 を学んでいる、挨拶程度できる人に持ってもらい普及する。そうすれば、少し 手話講座を受けた意義がある。本来は、通訳まで到達すべきだが、そこまで至 らない人がいる。私もなかなか難しい。毎日使わなければ覚えられない。サポ ーター的なもので、かわいいバッチ、手話マークみたいなものをつけるのはど うか。手話講座を受講していて思う。 (委員長) 分かった。たんばろうあ協会、サークルもあわせてどのように煮詰めれば良 いか考えてほしいと思う。事務局から意見どうか。 (事務局) 今回 3 回の検討をいただき、推進方針案をまとめあげていただいたと思う。 これを市長に報告し今後のしかるべき手続きをとる。それとあわせて、来年度 今後の事業展開に向けての予算、事業計画等、細かくやっていく。また丹波ろ うあ協会、登録手話通訳者など、今後事業展開していくのは基本に皆さんだと 思うので手を取りながら事業展開していきたいと思う。よろしくお願いしたい。 16 (委員長) 皆さん、意見ありがとうございました。時刻になったので、閉会する。よろ しいか。 (事務局部長) 今日は別の会議があり、遅れた。担当からしっかり話を聞きた上で把握し たい。これから来年度の予算を考えていかなければならない。今回 3 回の委員 会で、私達が思ってもいなかった情報を皆さんから教えていただいたのでこれ からいかしていきたい。委員長から、どうしても手話にはしってしまい、それ 以外の難聴、手話ができない方に対するとりくみも手話での施策でいかしてい かなければならないと思う。分からない点があれば、皆さんに支援いただきた い。今回この計画でずっとというわけではない。必要に応じて計画を見直して いかなければならない。短い期間であったが、貴重な意見をいただきありがと うございました。今後ともよろしくお願いしたい。 (委員長) ありがとうございました。進行にご協力いただき、お礼申し上げる。 これをもって会議を閉じたい。皆さま、お疲れ様でした。気を付けてお帰りく ださい。 17
© Copyright 2024 ExpyDoc