教育長就任に当たって(PDF形式106キロバイト)

教育長のメッセージ
平成28年10月
教育長就任に当たって
船橋市教育委員会 教育長
松本
文化
平成28年10月15日付けで教育長に任命されました。
「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」の改正後の新しい教育委員会制度にお
ける教育長として、このたび、これまでの教育委員長と教育長が担ってきた職責を一身
に引き受ける立場となり、改めて、その重責を痛感しつつ、身の引き締まる思いです。
日頃から、教育の使命は、「国家や社会を担う人格、能力及び資質を備えた人材を育
成すること」、「国民が生涯にわたり、心身ともに豊かな生活をおくることができるよ
うに学習の機会を提供すること」であると考えて教育行政に携わっております。
平成25年10月1日から、教育長として、次代を担う子供たちのために、小中学校
における英語教育の推進、学校司書及びスクールカウンセラーの配置、耐震化の推進を
はじめとした学校環境整備、生涯にわたる学習機会の提供のための公民館やスポーツ施
設の整備等に取り組んでまいりました。
しかし、日々、社会の変化に伴って教育に関する新たな課題も生じております。
今後ますます進展するグローバル化のもとで、多様な文化や価値観を背景とする人々
と相互に尊重しながら生き抜くことができる人材や、科学技術の進歩がもたらす社会、
経済の変化の中で、人間の幸福と社会の発展の調和的な実現を図ることができる人材等
を育成しなければなりません。
こうした課題に取り組むために、「船橋の教育-教育振興ビジョン及び後期教育振興
基本計画」を策定し、平成27年度からこれに基づく施策の推進に努めております。
また、市長が策定した「教育大綱」において、「後期教育振興基本計画」を確実に推
進することを基本とするとともに、特に留意する事項として、「経済的に困難な状況の
子供たちへの学習機会の拡充」「主権者教育の研究と導入」「ふるさと船橋への思いの
育み」「学校教育と社会教育の連携」があげられておりますので、この4点を推進して
いくとともに、人材の育成に努めてまいります。
そして、今後も市民の皆様や子供たちが、船橋に住むことに喜びを感じ、船橋に住む
ことを誇りに思うことができる教育施策を推進し、船橋市の教育行政の発展のために、
誠心誠意尽くしてまいりたいと考えております。