モデル事業採択のお知らせ(PDF形式, 103KB)

平成 28 年 10 月 18 日
報 道 提 供 資 料
平成 28 年度農商工等連携推進事業・モデル事業として4つの事業提案を採択しました。
『次世代に引継ぐ かわさきの「農業」∼「農」を育て・創り、活かし、繋ぐ∼』を基
本目標に、今後概ね10年間の川崎市の農業施策の指針を定めた「川崎市農業振興計画」
を平成28年2月に策定しました。
平成28年度は、同計画を具体化するため、農商工等連携推進事業を新たに開始しまし
たが、同事業では、「都市農業活性化連携フォーラム」を設置し「連携の場」づくりを行
う中で、連携を進めるための先導モデルとして、3つの連携分野においてモデル事業を実
施することとしました。
このたび、事業提案につきまして公募を行い、申請のあった4件の提案につきまして厳
正な審査を行った結果、下記のとおり採択されましたので、お知らせします。
【採択事業】
1 モデル事業A
事業者①
株式会社ルートレック・ネットワークス
代表取締役社長 佐々木 伸一
提案内容 ICTを活用した養液土耕栽培による省力化と生産性向上への取り組み
採択金額
1,296千円
2 モデル事業B
事業者② 一般社団法人カワサキノサキ
代表理事 田村 寛之
提案内容 遊休水田の活用と福祉団体との連携
採択金額
650千円
事業者③ 有限責任事業組合 次世代農業・食品循環研究所
代表 牛久保 明邦
提案内容 遊休農地の活用と障がい者の雇用創出
採択金額
650千円
3 モデル事業C
事業者④ 明治大学農学部
農学部長 針谷 敏夫
提案内容 アスパラガスの新たな栽培方法 新規ホーラーを使った「採りっきり栽培」
採択金額
1,300千円
※各モデル事業の詳細は裏面にて。
連絡先 川崎市経済労働局都市農業振興センター農業振興課
担当 倉、木田
電話 044−860−2462
モデル事業A:ICTを使った施設園芸における省力化・効率化
■採択事業者
株式会社ルートレック・ネットワークス(川崎市多摩区)
【採択内容】
●ICTを活用した養液土耕栽培による省力化と生産性向上への取り組み
日本の農業の共通の課題である農業従事者の担い手不足等の要因の一つである農業の収益性
の低さに対して、ICTを活用した環境制御システムの導入による農作業の省力化及び効率化、
生産性の向上を図ることで解決していくことを目指します。同社が明治大学との産学連携研究
事業にて確立した中小規模の施設園芸農家向けのICT養液土耕栽培システム「ゼロアグリ」
を、市内農家の既存施設を利用してその効果を実証することで、ICTの市内施設園芸農家へ
の普及展開につながり、結果として、市内農家の経営改善につながることを目指します。
モデル事業B:福祉農業等による遊休農地の活用
■採択事業者①
【採択内容】
一般社団法人 カワサキノサキ(川崎市幸区)
●遊休水田の活用と福祉団体との連携
川崎市において市北部の農地は貴重な存在であり、特に水田は、農村風景の維持、水稲栽培
に伴う祭礼等の文化的性格の維持等多くの役割を持っているが、高齢化や後継者不足等の理由
から水田の維持管理が難しくなっている状況があります。この解決策として、
「遊休水田の活用
と福祉団体との連携」を市民発の活動として取り組むこととし、早野地区をフィールドに同地
区で実績のある福祉団体のほ場で農作業体験を実施するなど、各種体験活動を通して遊休水田
の活用策を検討します。
■採択事業者②
【採択内容】
有限責任事業組合 次世代農業・食品循環研究所(埼玉県越谷市)
●遊休農地の活用と障がい者の雇用創出
都市型農業の新たな施策として遊休農地の有効活用を様々な角度から模索しながら、福祉と
の連携による双方の課題解決のため、先行事例を調査研究し、福祉側、市内の農家側、また農
業に関する先進技術に携わる各方面からの英知を集め、遊休農地の活用と障がい者の雇用創出
の「農福連携農業」をベースとした方策について検討を行う。それらの検討の中から生まれる
課題を抽出し、市内に農福祉連携が広がる施策を立案し、同事業を実行する事業主体の候補を
見つけることを目的とします。
モデル事業C:農業系大学と地域が連携した農業振興地域の活性化
■採択事業者
明治大学農学部(川崎市多摩区)
【採択内容】
●アスパラガスの新たな栽培方法 新規ホーラーを使った「採りっきり栽培」
アスパラガス栽培は 10∼15 年株を養成しながら毎年収獲しますが、本格的な収穫は 3 年目
からとなり、さらに同じ場所で長期間栽培し続けるため徹底した病害虫管理が必要となるなど
の課題があります。この解決策として明治大学農学部で研究開発した新しい栽培方法「採りっ
きり栽培」を、
「明治大学・川崎市黒川地域連携協議会」内の農産物等研究専門部会の場で取り
組み、農家が自由に見学できるほ場を黒川地域内に設置し生産者への講習会を実施するなどし
て、農業振興地域である黒川地域の特産物・収穫体験としての可能性を検討するなどして、同
地域の活性化につなげます。 ※新規ホーラー:植え穴形成装置