救命救急領域における Hybrid Emergency Roomの インパクト

第 44 回日本救急医学会総会・学術集会 ランチョンセミナー12
Luncheon
Seminar
12
救命救急領域における
Hybrid Emergency Roomの
インパクト
2016 年11月18 日(金)12:00~13:00
第4会場( グランドプリンスホテル新高輪・国際館パミール3階 翠雲)
座長
演者
恩賜財団済生会横浜市東部病院
救命救急センター
船曵 知弘 先生
救急初期診療の breakthrough
ーHybrid Emergency Room 5 年間の使用経験よりー
関西医科大学総合医療センター 救命救急センター
中森 靖 先生
共催: 第 44 回日本救急医学会総会・学術集会
東芝メディカルシステムズ株式会社
Luncheon
Seminar
第 44 回日本救急医学会総会・学術集会 ランチョンセミナー12
12
救命救急領域における
Hybrid Emergency Room のインパクト
演者
救急初期診療の breakthrough
ーHybrid Emergency Room 5 年間の使用経験よりー
関西医科大学総合医療センター 救命救急センター 中森 靖 先生
2016 年 4 月、関西医科大学総合医療センターの救命救急センターに、東芝メディカルシステムズ社製
IVR-CT
( 80 列マルチスライスCT Aquilion PRIME)を軸としたHybrid Emergency Roomを導入した。
Hybrid Emergency Room は、循環が不安定な重症外傷患者に対しても安全にCT を行い、速やか
に止血術に移れるシステムを構築することを目的として、前任地である大阪府立急性期・総合医療セン
ターに世界初として 2011年に導入したシステムである。2013 年の本学会では、本システム導入の経緯
とその効果を報告させていただいた。多くの施設に本システムの意義をご理解いただき、関西医科大学
総合医療センターで7か所目
(海外2 施設)の導入となる。使用経験を重ね、外傷初期診療のみならず、
心肺停止症例の初期診療、出血性病態への対応、感染巣のドレナージ、骨折治療など救命救急医療に
関連する多くの分野で hybrid Emergency Room のメリットを享受している。本講演では、Hybrid
Emergency Room の魅力を感じていただける症例を提示するとともに、若干の臨床研究の成果を紹
介させていただく。