講義録レポート 10-17-2-121-01 講義録コード 講 座 中小企業診断士講座 科目① 目標年 2017年合格目標 科目② コース 1・2次上級本科生 回 数 用 途 財務・会計 個別DVD ・ 集合DVD WEB通信 ・ DVD通信 ・ 資料通信 ・ DL通信 収録日 2016 年 10 授業構成 高畑先生 10 月 板書 枚数 講師名 回 1 5 枚 内 補助レジュメ 枚数 訳 その他 ( ) 日 ※レポート 含まず 無し 無し 講義① 43分 → 休憩 5分 →講義② 61分 → 休憩 5分 → 講義③ 30分 実施テスト 無 対応テスト <答練・演習> 無 ●財務・会計 上級テキスト(上巻) 使用教材 ●財務・会計 基本テキスト トレーニング ●財務・会計 上級テキスト(上巻) 配布教材 ●財務・会計 基本テキスト/ トレーニング / サポートレジュメ 備考 TAC中小企業診断士講座 2017 年合格目標 (1)/(5) 中小企業診断士 講義録 科目 1・2 次上級本科生 上級講義 配布物 回数 1 高畑先生 ※注意:講義中板書していないものも、講義録として記載しています。 ●学習の流れ 上級講義①~⑤・上級答練 完成答練①②・公開模試・最終講義 知識の整理+対応力(着眼点など)の向上 領域ごとに整理する 問 一般化 問 問 ※帰納的アプローチ 理解すること≠できること ①過去問題の確認(出題者の論点を確認する) ②計算演習(計算手順、パターンを定着させる) ③基本テキストの確認(要約する) ④答練を受ける(60 分の対応力を図る、自身の弱点を明らかにする) ※H28 年度の本試験の振り返り(早めにお願いします) ・なぜ間違えたのかの原因を追求する(知識不足か、全く知らないものなのか) ・苦手な領域を明確にする 2017 年合格目標 P48 (2)/(5) ●数式の展開 具体的な数値で計算することも可能です。X2 年度の総資本回転率が 2.2 回なので、(計算し やすいように)総資本を 100 とします。 売上高 純利益 自己資本 総資本 X1 200 10 50 100 X2 220 8.8 40 100 P50 ●限界利益 限界(ある変数が追加的に1単位増加したときに別の変数がどれだけ変化するか) 限界利益→生産・販売量1単位の増加がもたらす利益の増加分 P51 ●感度分析 ①(@50×1.05-@30)×100 個 → 5,000×1.05-(2,660+340) ②(@50-@30)×100 個×1.1 → 5,000×1.1-(2,660+340)×1.1 ※合計金額で調整しても同じ結果になる。 P52 【平成 21 年度 第 8 問】 ・売上高をベースに計算した場合 S-αS-FC=P α=5/8、FC=2,700 より、S-5/8S-2,700=0 → 3/8S=2,700 →S=2,700×8/3=7,200 したがって、安全余裕率=(8,000-7,200)÷8,000×100=10% ・営業量をベースに計算した場合 1 個あたりの限界利益 300 円 販売価格×営業量-1 単位あたり変動費×営業量-固定費=利益 (販売価格-1 単位あたり変動費)×営業量-固定費=利益 1 単位あたり限界利益×営業量-固定費=利益 よって、 300 円×損益分岐点営業量-2,700,000=0 ∴損益分岐点営業量=2,700,000÷300=9,000 損益分岐点比率=9,000×800 円÷(10,000×800 円) =9,000÷10,000=0.9(90%) P57 【平成 23 年度 第 11 問】 売上高 16,000 12,000 利益 1,600 0 2017 年合格目標 P59 (3)/(5) ●営業レバレッジ 営業レバレッジ=限界利益÷営業利益 =(営業利益+固定費)÷営業利益 =1+固定費÷営業利益 固定費(大)→ 営業レバレッジ(大) グラフで示すと、次のようになります。 高固定費型 高変動費型 典型的な製造業など P62 典型的な小売業など ●最適セールスミックス ・セグメントの採算性(儲かり度合い)は、営業利益の段階ではなく、製品や事業部 などのセグメント間で共通的に発生する固定費を取り除いた限界利益の段階で判断す る。※限界利益は、固定費を回収する源である。 ・各セグメントに割り当てることができる生産設備の製造時間に制約がある場合、1 時間あたりの限界利益で判断することになる。 1 個あたりの限界利益 1 個あたりの製造時間 1 時間あたり限界利益 製品 A 1,800 1 1,800 製品 B 2,700 2 1,350 製品 C 3,600 4 900 ① 製品 A→製品 B→製品 C の順に生産する。ただし、販売可能数量に注意。 ② 製造時間、個数の割り当て 製品 A:400 時間 → 400Kg 製品 B:残り 600 時間。400 時間 → 製品 C:残り 200 時間 → 50Kg 200Kg 2017 年合格目標 P75 (4)/(5) ●ファイナンスの全体像 投資 資産 負債 純資産(自己資本) 再投資 調達 資金提供者へ分配 ファイナンスの目的⇒企業価値の最大化 企業の価値はどこで分かるか? → 貸借対照表の合計額 企業価値↑=負債価値+株主価値 簿価ベースではなく、時価ベースで再計算 →株価↑×発行済株式総数 (すべての株式を買い取るときの価値) →つまり、株価の最大化=株主利益の最大化 P78 P83 ●複利計算 ファイナンスでは、複利計算が前提となります。企業の投資や買収などは単年度で実 施されるものではなく、5 年や 10 年と続きながら資産運用されるためです。 ●資本コスト(%) 例)100 万円を 5%の利率で調達をしたのであれば、何かに運用して 1 年後 105 万円 を返さなければならない。企業側の観点からすれば、5%の調達コスト(資本コス ト)であり、最低 5%の収益率を生む投資をしなければならない。 投資 事業 調達 企業 収益 資金提供者 配分 必要収益率 (投資収益率) 期待収益率 (要求収益率) 同じものと捉える 資本コスト 2017 年合格目標 (5)/(5) ●P83 の補足:リスクとリターンの概要 ※ここは上級講義③で説明しますので、参考までにご覧ください。株式、社債、国債 の3つのリスクとリターンの大小関係を示したものです。ファイナンスでは、リスク が大きければ大きなリターンを要求し、リスクが小さければ小さなリターンを要求す るという関係があります。 リスク≒ 不確実性 リターン 株式 社債 国債無リスク資産 大 中 小ゼロ 大 (12%) 中 (6%) 小(2%) リスクフリーレート リスクに起因する差=リスクプレミアム 投資家の期待する収益率(資本コスト)=リスクフリーレート+リスクプレミアム P85 ●加重平均資本コスト(WACC) B/S D(負債) E(資本) D/(E+D)×rD×(1-t) E/(E+D)×rE ※WACC のポイント WACC 株主資本コスト 負債資本コスト CAPM 配当割引モデル 時価 P95 ●社債 社債購入 企業 資金提供者 資金提供 クーポン利息 資金返済(償還) 現在価値= + 4 (1+0.06) 4 (1+0.06)4 + + 4 (1+0.06)2 4 (1+0.06)5 + + 4 (1+0.06)3 100 (1+0.06)5 =4×5 年目の年金現価係数+100×5 年目の複利現価係数
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