内 閣 官 房 長 官 談 話 ( 平 成 二 十 八 年 十 月 十 四 日 ) 一 政 府 は

一
二
三
内
閣
官
房
長
官
談
話
平
( 成二十八年十月十四日
政府は、本日の閣議において、一般職国家公務員の給与改定につい
て人事院勧告どおり実施することなどを内容とする本年度の公務員の
給与改定の方針を決定しました。
本年の勧告は、現下の民間の給与実態を反映し、俸給及びボーナス
を引き上げるとともに、配偶者に係る扶養手当の見直し等を行う内容
であります。
政府は、労働基本権制約の代償措置としての人事院勧告制度を尊重
し 、国 の 財 政 状 況 、経 済 社 会 情 勢 な ど 国 政 全 般 と の 関 連 を 考 慮 し つ つ 、
)
国 民 の 理 解 を 得 ら れ る 適 正 な 結 論 を 出 す べ く 検 討 を 行 っ た 結 果 、本 日 、
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四
五
勧告どおり実施することを決定したところであります。また、給与制
度の総合的見直しを着実に推進していくこととしております。
地方公務員の給与改定については、各地方公共団体において、地方
公務員法の趣旨に沿って適切に対応するとともに、国家公務員におけ
る給与制度の総合的見直しを踏まえ、地方公務員給与についても、地
域民間給与のより的確な反映などの見直しを引き続き推進するよう要
請することとしております。
公務員諸君においては、一人一人が国民全体の奉仕者であることを
強く自覚するとともに、改めて厳正な服務規律の確保と公務の適正か
つ能率的な運営を図るよう強く期待するものであります。
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