観光振興計画策定支援業務委託仕様書[PDF:194KB]

浦添市観光振興計画策定支援事業委託業務仕様書
1 業務の目的
本業務は、観光における浦添市の現況及び今後の動向を踏まえ、実効性のあ
る具体的施策を掲げた観光戦略プランとなる(仮称)浦添市観光振興計画(平
成30年度~平成34年度)を策定(平成29年度予定)するための調査分析及び総
合的支援業務を行うことを目的とする。
2 業務範囲
本業務は、次に掲げる業務を範囲とする。
(1) 浦添市観光振興計画に係る調査分析業務
(2) 浦添市の観光振興に係る方向性及び方針等策定支援業務
(3) 浦添市観光振興審議会等開催支援業務
3 業務の内容
(1) 浦添市観光振興計画に係る調査分析業務
市と調整のうえ、以下の調査分析業務を行うこと。実施にあたっては、次の
事項に留意すること。
ア 「浦添市着地型観光商品うらおそいてだこ回廊開発事業」等資料の活用平
成24年度・平成25年度に本市が実施した観光調査等の各種報告書を活用する
こと。
イ 沖縄観光コンベンションビューロー等の情報収集
一般財団法人沖縄観光コンベンションビューロー、那覇港管理組合等、公的
機関の計画、事業等の情報収集を行い、活用すること。
ウ 観光統計等基礎データの収集
観光振興計画策定の基礎数値となる、入域観光客数、観光客満足度、宿泊実
態等の観光関連データについては、沖縄県の統計データを採用し、県のデー
タが取得できないものについては、国(地域経済分析システム等)及び民間
事業者のデータを活用すること。
エ 浦添市の観光に関する現状把握調査
浦添市の観光における現状や課題、地域資源に係わる現状調査の実施。
必要に応じてギャップ調査や動態調査など事業者提案による調査の実施。
オ 経済波及効果の収集又は作成
観光振興計画策定の基礎数値となる、本市観光に関連する祭り、イベント等
の経済波及効果について、過去に公表された数値を収集すること。数値のな
いものについては、可能な限り経済波及効果を算出すること。
カ 先進事例の収集及び提案
全国の先進的な取り組みを収集し、本市に活かせる具体的な取組みを提案
すること。
キ 意見集約
観光振興計画策定にむけて、市内観光事業者の意見を聞き取り、集約する
こと。
(2) 浦添市の観光振興に係る方向性及び方針等策定支援業務
ア 観光の理念
浦添市観光振興計画に係る調査分析業務から導いた本市の優位性を踏まえ、
観光理念を提案し、目指すべき方向性や具体的施策を示すこと。また、各分
野で同計画の柱となる主要な項目については、数値目標を提案すること。
イ 各種関連施策との整合性
第4次浦添市総合計画後期基本計画、都市計画マスタープラン等の本市各
種計画、沖縄21世紀ビジョン基本計画及び実施計画、第5次沖縄県観光振興
基本計画、との整合性を図ること。
(3) 浦添市観光振興審議会等開催支援業務
以下に示す浦添市観光振興審議会における次の支援業務及び浦添市観光振興
計画庁内ワーキンググループにおける次の支援業務
【浦添市観光振興審議会】
ア 審議会配布資料の作成及び印刷(2回)
イ 審議会事務局の支援(2回、12 月・2月開催予定)
ウ 審議会議事録(逐語議事録)の作成(2回)
※ 審議会は15名以内の外部委員で構成される。委員の選定及び委嘱は、市が行
う。審議会委員報酬及び費用弁償は、市が別予算で支出する。会議は庁舎内
で開催する。
【浦添市観光振興計画庁内ワーキンググループ】
ア 庁内ワーキンググループの配布資料作成及び印刷(各2回)
イ 庁内ワーキンググループの支援(各2回、12月~2月)
ウ 会議録(概要会議録)作成(各2回)
※ 庁内ワーキンググループは課長級職員で構成するものと、係長・主査級職員
で構成される庁内の組織であり、会議は庁舎内で開催する。両会議の会議開
催日は異なる。
4 成果品
本業務完了時には、次のドキュメント類を整備して市へ提出すること。
(1)業務完了報告書 5部
(2)各種引用データ、集計データ等の成果物
(3)経費明細書(計算書) 1部
(4)上記ドキュメントを保存したCD 又はDVD
※提出ドキュメントについては、業務を遂行していくなかで変更が生じる場合
がある。
5 業務執行体制
本業務の執行体制は、次のとおりとする。
(1)主担当及び副担当を配置すること。
(2)主担当又は副担当には、観光分野の施策推進計画の策定について実績を有す
る者を配置すること。
6 その他
(1) 打合せ等について
本業務の遂行に必要な打合せ又は協議については、その開催の準備及び議事
録等の整備を行うこと。開催場所は、庁舎内とする。
(2) 資料の提出及び説明等の協力について本件業務は沖縄振興特別推進市町村
交付金を活用するものであり、交付金の適正な執行を確認する為、本仕様書に
定める成果物以外にも、必要に応じて資料の作成やエビデンスを求める場合が
ある。その際は求めに応じ、積極的に協力すること。
例)当該業務を遂行するうえで選任の人材を雇用する場合、雇用者に係る出
勤簿及び給与明細、再委託の場合は、再委託先との契約書など。
(3) 業務の再委託
受託事業者は、業務の一部を第三者に再委託することができる。その場合は、
再委託先ごとの業務内容、再委託先の概要及びその体制と責任者を明記の上、
事前に書面で本市の承諾を得なければならない。
(4) 業務契約解除時の対応について
契約の履行期間中において、全部若しくは一部の業務契約解除、またはその
他契約終了事由の如何を問わず受託事業者による担任業務が終了する場合は、
発注者・別事業者を問わない次期業務遂行者が、継続して業務を遂行できるよ
う誠意を持って引継ぎを行い協力すること。また、その際に必要なデータ等に
ついては、無償で提供すること。
(5) 瑕疵担保責任
本件業務の成果物に対する瑕疵の取り扱いについて、不良等を発見した場合
は、速やかに無償で是正しなければならない。
(6) 業務成果の帰属等
ア 著作権の帰属
本件業務の実施により生じた著作物(既得されている著作物は除く)に関す
る著作権(著作権法第27 条及び第28 条に規定する権利を含む。)は、本市へ
帰属するものとする。
イ 著作権の処理
本件業務の実施による成果物は、画像等の著作権上の権利関係を済ませたう
えで納入すること。また、それらに関する紛争が生じた場合は、受託事業者の
責任において対応するものとし、本市は責任を負わない。
(7) 業務適用範囲の確認
本業務の実施について、社会一般に通常実施される業務項目は、本仕様書に
記載のない事項であっても業務の範囲とする。受託事業者は、当該項目につい
て疑義があるときは本市と協議することができる。
7 参考(浦添市観光振興計画における大項目)
Ⅰ計画策定の趣旨
Ⅱ浦添市観光の現状と課題
Ⅲ浦添市観光振興計画
Ⅳ取組の展開
Ⅴ推進体制