13 生涯学習の推進

施策評価表(27年度実績評価と29年度方針)
1 施策の概要(第4次長期総合計画(前期:23年度~27年度)に掲げる事項)
NO、施策名 13 生涯学習の推進
上位政策
施策統括課
生涯学習課長(市澤 信明)
(課長名)
関連する ・東久留米市教育振興基本計画
個別計画等 ・東久留米市子ども読書活動推進計画
関連課
子どもの未来と文化をはぐくむまち
企画調整課、障害福祉課、生涯学習課、図書館
予定計画
事業
施策に対する
基本的な考え方
(第4次長期
総合計画より)
・だれもが生涯を通じて主体的に学び、スポーツや文化・芸術に親しみ、日常生活において、ゆとりや豊かさを実感で
きるよう、生涯学習活動の充実に努める。
・市民の生涯学習活動を支えるさまざまな資料や情報の蓄積に努めるとともに、高度化、多様化する利用者ニーズに
的確に対応し、学習の成果を地域活動で生かせる環境や交流の機会の充実を図る。
基本事業名
第4次長期総合計画における方向性
(13-01)生涯学
習活動の充実
・市民一人ひとりが、豊かな人生を送り、生涯を通じていつでも主体的に学び続けられるよう、生涯学習センターが中心的・総合的
な機能を果たすとともに、学校、家庭、地域、団体及び行政が一体となって生涯学習の推進に努める。
・いつでも、だれでも気軽に市民文化・生涯学習活動に参加できる体制を整えるとともに、活動の成果を地域に還元できるよう支援
に努める。
・市民のニーズに応じた生涯学習講座の提供に努めるとともに、社会環境の変化に応じ、市民が学習活動を通して情報の選択能
力を高め、現代的な課題の解決能力を身につけられるよう支援する。
・市民生活や地域の課題に対応できる学習の場として、地域の人材等を講師とした講座「市民大学」を提供し、学習と成果発表の
両面の期待に応えた生涯学習の機会を展開していく。
・市民の生涯学習の中核施設として、地域の課題解決(学習、ビジネス情報、医療情報、法律情報
など)を支援し、地域の発展を支える情報拠点として、すべての市民が図書館サービスを享受できる
(13-02)図書館 よう、資料の充実と情報活用のための環境整備に努める。
サービスの充実 ・東久留米市の歴史と文化を後世に伝えるための資料を積極的に収集・保存するとともに、市の歴
史的公文書・行政資料の保存という公文書館的な役割も担っていく。
・図書館の活用をさらに進めるため、市民とともに歩む、市民と連携した図書館運営に努める。
・子ども読書活動推進計画に沿って、学校・地域と連携した子どもの読書活動に取り組む。
・郷土の歴史や文化に関する市民の理解を深めてもらうため、市民が必要とする情報をわかりやす
く提供する仕組みづくりを推進するとともに、わくわく健康プラザ内の郷土資料室をはじめとする文
(13-03)文化財 化財施設の充実に努め、文化財の調査・研究、保護と活用を進める。
の保護・活用
・郷土資料室に寄贈された約500箱の昆虫標本を活用し、四季毎の企画展示を行っていく。
・貴重な歴史的資料の散逸を防ぐため、研究成果をまとめた文化財調査報告書などを継続的に発
行するとともに、こうした資料の整理、保管、活用を図る。
(13-04)市民ス
ポーツの振興
・スポーツを通じた健康づくりの情報提供を行うとともに、各種教室やイベントの開催、指導者育成へ
の支援を通じて、個々のライフスタイルに応じた市民スポーツ活動への参加を促進する。
・より多くの市民が気軽に安心してスポーツを楽しむことができるよう、スポーツ施設や学校体育施設
の利用形態の見直しや改善を図り、市民の満足度と効率性の高い施設運営を推進する。
2 施策の成果指標と実績
NO
成果指標
単位
25年度実績
26年度実績
27年度実績
1
生涯学習センター利用者数
人
158,067
158,793
150,009
2
図書館資料・情報の提供数(総貸出点数)
点
880,765
917,812
898,901
3
郷土資料室利用者数
人
2,162
2,252
3,602
4
スポーツセンター及び体育施設利用者数
人
672,472
649,590
654,443
3 施策内事務事業数と施策のコスト
項目
単位
本施策を構成する事務事業数
本
25年度実績
26年度実績
27年度実績
48
45
46
トータルコスト
千円
897,678
811,416
768,285
事業費(内書き)
千円
728,865
683,456
634,281
人件費(内書き)
千円
168,813
127,960
134,004
施策評価表(27年度実績評価と29年度方針)
4 基本事業について
現状と課題
市民一人ひとりが、豊かな人生を送り、生涯を通じていつ
でも主体的に学び続けられるよう、指定管理者制度を導入
した生涯学習センターが中心的・総合的な機能を果たして
いる。また、市民生活や地域の課題に対応できる学習の場
として、地域の人材等を講師とする講座「市民大学」等を通
01 じて、学習と成果活用の両面の期待に応えた生涯学習の機
会を提供しているが、日頃から(週に1回以上)生涯学習活動
を行っている市民の割合は30.0%、市の事業により新たに
生涯学習を始めた市民は7.1%にとどまっている(数値は平
成27年度施策成果アンケートより引用)。
02
03
29年度に向けた方向性
市民の生涯学習活動の一層の推進、地域の課題解決に
向けた市民活動団体と市の協働の促進、地域の教育力の
向上、子どもの奉仕活動・体験活動の推進などに加え、地
方分権一括法をはじめとする関係法令に基づく環境整備が
求められており、「生涯学習」を取り巻く課題や役割は多方
面に渡っているとともに、市の役割が軽減されることは見込
めない。
また、平成27年度2学期より「放課後子供教室推進事業」
を市内小学校3校で試行実施しているが、平成29年度から
は本格的に実施していくことになり、市内全小学校での実
施に向け順次拡大していく予定である。
中央図書館と地区館の役割の違いを明確にし、地区
館に指定管理者を導入している。これにより全館でサー
ビス拡充を図り、とりわけ東久留米市に関する資料保
存、市民の課題解決のための情報提供事業は前進し
た。一方図書館登録率(資料を借りる市民の割合)は漸
減しており、利用の普及が課題である。平成27年度は、
「第二次東久留米市立図書館のあり方に関する検討委
員会報告」をまとめ、現代にふさわしい新たな図書館像
の提案とその実現のための運営方法を検討した。必要
な事業、施設、運営方法を具体化する必要がある。
就職・創業支援等の労政・産業振興、子育て支援、障
害者差別解消、健康増進等、市民生活に必要な情報提
供や市行政への調査支援の必要性が高まっており、情
報提供事業の充実を図る。ICTの向上に対応した環境
整備や提供事業の改善を進める。「東久留米市教育振
興基本計画」「東久留米市子ども読書活動推進計画」で
掲げる施策を着実に進行する。平成28年度に教育委員
会が検討を進めている「図書館運営方針」が決定すれ
ば、平成30年度からの実施に向け準備を進める。
市民に郷土の歴史や文化に関する理解を深めてもらう
ため、市民が必要とする情報を分かり易く提供する仕組
みづくりを推進し、郷土資料室の充実に努めるとともに
文化財の調査・研究、保護と活用を進めている。また、
貴重な歴史資料の散逸を防ぐため、研究成果をまとめ
た出版物を作成し、資料の整理・保管・活用を図ってい
る。文化財を集中して保管する施設がなく市内の施設に
分散しており、施設の老朽化も進んでいるため、集中保
管施設の新たな確保が課題となっている。
今後も市文化財保護審議会等専門機関と連携をとりな
がら、継続して文化財の適切な保護と活用を図るととも
に、貴重な歴史資料の調査・研究、整理・保管を推進し
ていく。また郷土資料室の充実に努め、寄贈された約
500箱の昆虫標本等を活用するなど、企画事業につい
ても継続して行っていく。
スポーツを通じた健康づくりのための各種教室やイベ 今後も、市長会や東京都等の助成金を活用して、各種
ントの開催などを通じて、限られた施設での個々のライフ 教室やイベントの開催に向け努めていく。
スタイルに応じた市民スポーツ活動への参加を促進して
いる。
04
5 29年度に向けた施策方針
・生涯学習活動の充実に向けて、学習機会や場の充実に努めていく。
・図書館における資料、情報提供の充実を図るとともに、市の歴史的資料等の保存に努めていく。
・市の文化財保護に努めるとともに、文化財の公開、活用を推進していく。
・市民スポーツの振興のため、スポーツ事業の充実及びスポーツ環境の整備を推進していく。
・2020年オリンピック・パラリンピック競技大会開催への機運を高めるための事業を、さまざまな機会を通じて展開して
いく。
6 29年度の施策の位置づけ
重点施策以外