Sample A

はじめに
Internet of Things
TDU
実学尊重 東京電機大学 新技術説明会
2016年10月20日(木曜日)
JST東京本部別館ホール(東京市ヶ谷)
「本物のIoT 2020年TOKYOに向けたシーズ技術の紹介」
2020 TOKYO OLYMPIC 東京は大きく変わろうとしています。
その中でも注目を集めているのが IoT です。
IoT(Internet of Things)は、世の中にあるさまざまな「モノ」たちが、インターネット
を介して、相互に情報を交換しあい、さまざまな「コト」をなすことです。
本学は「実学尊重」を建学の精神として、「工業は学術の応用が非常に重要だが、本学は学問としての技術の奥義
を研究するのではなく、技術を通して社会貢献できる人材の育成を目指すために実物説明や実地演習、今日の実験や
実習を重視し、独創的な実演室や教育用の実験装置を自作する等の充実に努めること」を掲げています。
「実学尊重」の精神は、IoTを形作っているさまざまな「モノ」たちを造り上げる「ヒト」を育てています。
この新技術説明会では「2020年に向けて東京電機大学ができること」をテーマに、本学が誇る「ヒト」による
「本物のIoT 2020年TOKYOに向けたシーズ技術の紹介」をいたします。
今から2020年までは決して長い期間ではありません。そこで、
・新しいモノ(全て未公開の特許発明です。)
・企業様が見て、事業・製品としてフィージビリティを確認してみたいと思うモノ
・本学の 強み であるモノ
・開発期間が短く、開発費用に対して十分な成果が期待できるモノ
・おもしろいという感覚があるモノ
を厳選してご紹介します。
皆様のご来場を心よりお待ちしております。
東京電機大学
•
研究推進社会連携センター
産学官交流センター(承認TLO)
〔問合せ先〕 東京電機大学 研究推進社会連携センター 産官学交流センター(承認TLO)
TEL 03-5284-5225
FAX 03-5284-5242
•
〒120-8551 東京都足立区千住旭町5番
•
e-mail:[email protected] HP:http://web.dendai.ac.jp/tlo/ https://www.facebook.com/tducrc
医療・福祉
2016.10.20 新技術説明会
小学校児童のため鉄棒用義手
Internet of Things
国内で市販されている作業用義手手先具は主に成人が就業や家事をおこなうためのものです。スポーツやレクリエーショ
ンを目的としたものは、海外製のものはありますが、幼児や小学生の体育の授業で使うことは難しいことが現状です。片腕
の肘から先がない小学生でも逆上がりの授業を一緒に受けられる義手は、子供たちの可能性を広げる一助となります。
ご提案
鉄棒のようにいろいろな動きを求められる義手には大きな負
担がかかります。
そして、この義手を着けるのは子供たちであり、パラリン
ピックに出場するようなアスリートではありません。
様々な動きに追従し、十分な付加に耐え、装着者に負担がか
からない、ことが必要です。
このような課題を解決したこの技術は、近い将来には、Io
Tの主役の一つであるウェアラブル・ロボットにすぐに応用す
ることができます。
展示品あり
適用可能な業界の例
発明者は、常に社会的弱者の立場に立って、福祉機器の
研究・開発に勤しんできました。この技術には、人が着け
ても負担が少なくするための多くのノウハウが詰まってい
ます。
今後解決すべき大きな技術的課題はありませんが、実際
に子供たちに着けていただき、さらなる改良を進めていき
ます。
製品を紹介いただける機関、取り扱っていただける企業、
ものづくりをしていただける企業をさがしています。
理工学部理工学科電子・機械工学系 准教授
適用可能な製品の例
義手、ウェアラブルロボットの機構・構造体
関連特許
「棒状体の把持機構、義手、手先具」 (未公開)
大西謙吾
お問合
発明者
東京電機大学
学校・施設・教育機関、介護・福祉機器メーカー、販
売・レンタル・サービス、ロボットベンチャー
東京電機大学 産官学交流センター(承認TLO)
〒120-8551 東京都足立区千住旭町5番
TEL 03-5284-5225 [email protected]
材料(デバイス)
pH域を連続計測
2016.10.20 新技術説明会
高分子フィルム
Internet of Things
豊洲への中央卸売市場移転問題、地下室に溜まった液体は?
貯水池の状態は?
河川や湖は?
リアルタイムで監視できれば、問題を未然に防止する効果的な手段となります。しかし、精密な分析装置、計測結果を
解析して、集約して、評価して、送信して・・・というシステムは、とても高価です。モニター数は多い方がいいに決まっ
ていますが・・・
ご提案
展示品あり
適用可能な業界の例
国や自治体、電子装置メーカー、監視・環境分析
サービス、検査機器メーカー
適用可能な製品の例
pHセンサー(食品検査)、このフィルムを組み
込んだpH計測システム。 海洋・河川・湖沼・雨滴、
上水道・下水道、温泉・鉱泉、工場排水の監視システ
ム。
既存のIoTセンシング(画像による監視・計
測)システムにすぐに組み込めます。
液体に溶出しない高分子のフィルムですので、汚染物質が発生しません。そし
て、一つのフィルムが、強酸から強アルカリまで、連続的に色でpHをお知らせ
します。酸=>アルカリ=>酸という可逆的な測定にも対応できます。
pH指示値を色変化で表すことができますので、一般の画像監視システムと簡
単に組み合わせることができます。
今後解決すべき大きな技術的課題はなく、製品に応じた実用化が可能です。高
分子フィルムの材料をサプライしていただける企業様、フィルムを製造していた
だける企業様、営業・販売をしていただける企業様、ご関心がありましたら、是
非問い合わせください。
工学部環境化学科
教授
鈴木隆之
特願2016-183687(未公開)
「塩基性色調変化型pH指示用モノマー及びpH指示
用共重合体」
特願2016-183688(未公開)
「広範囲pH指示用共重合体及びその合成方法」
お問合
発明者
東京電機大学
関連特許
東京電機大学 産官学交流センター(承認TLO)
〒120-8551 東京都足立区千住旭町5番
TEL 03-5284-5225 [email protected]
医療・福祉
2016.10.20 新技術説明会
生体情報測定シート
Internet of Things
医学の発展とともに、これまで区別できなかった、発見できなかったいろいろな病気が現れています。症状は似ていても、
治療法は正反対ということも多々あるようです。異常を発見する一番の方法は、常時人の生体情報をモニターすることです。
社会の高齢化と相俟って、国家の医療・厚生予算は天井知らずに巨大化しています。
専門家である医師は、軽度から重度まで多くの患者の診断・治療に携わっており、一人の患者に多くの時間を割く余裕は
ありません。
できるだけ多くの人が、診断の「共通語」となる生体情報を自己管理して、「客観的な」異常があれば専門家の助けを借
りる、この技術は、そんな社会を実現する一つのソリューションです。
ご提案
展示品あり
生体情報測定シート
今後解決すべき技術課題は、商品化のための製造・生
産と、この技術を活かすIoTシステムの構築となりま
す。
適用可能な業界の例
病院・介護福祉施設、サービス、繊維メーカー、通信
サービス、医療機器・電子装置メーカー、検査機器メー
カー
適用可能な製品の例
ベッド、シーツ、マット、見守りシステムのセンシング
これまではできなかった心電図、呼吸運動、脈動、体位情報、
離床・着床行動を同時に計測でき、かつ、心電図-脈動時間差
情報と2か所の脈動の時間差情報と脈波伝播速度情報を常時モ
ニターできます。
IoTは、これらの情報を病院や家庭に送信して、被験者を
見守ります。
工学部
電気電子工学科
教授
植野
彰規
特願2016-158892(未公開)
「生体情報測定シートおよび生体情報測定装置」
お問合
発明者
東京電機大学
関連特許
東京電機大学 産官学交流センター(承認TLO)
〒120-8551 東京都足立区千住旭町5番
TEL 03-5284-5225 [email protected]
デバイス・装置
建築物表面色経年変化シミュレーション装置
2016.10.20 新技術説明会
Internet of Things
家は一生に一度の買い物といわれます。家主にとって外壁の材質や色は建物の印象を決める重要なものとなります。その
ため、外壁がどのように色変化していくか事前に家主に伝えることは、後のクレームに対応するためにも非常に重要なこと
です。しかし、屋外で使用する外壁の色変化は、日照および建物の方位、風や雨などさまざまな要因によって起こるもので、
これらの要因を詳細に考慮して表面色をシミュレーションすることは極めて困難なことです。
ご提案
ここでご紹介する技術は、屋外暴露試験によって得られ
た気温、雨量等気象因子との相関性から建築物外壁の色変
化量をデータベースとしています。その色変化量をスキャ
ンされた建築物の画像に反映することで、複雑な要因を考
慮せずに高速に外壁の色変化をシミュレーションすること
ができます。
適用可能な業界の例
建設・建築・リフォーム会社、建材メーカー、塗料メーカー、警
備・監視サービス、木材メーカー
適用可能な製品の例
アプリケーション、自動監視装置、
関連特許
「表面色経年変化シミュレーション装置」(未公開)
(a)暴露開始前
(b)約110日後(c)約220日後(d)約430日後
未来科学部
未来科学部
情報メディア科
情報メディア科
教授
助教
高橋
森谷
時市郎
友昭
お問合
発明者
東京電機大学
東京電機大学
東京電機大学 産官学交流センター(承認TLO)
〒120-8551 東京都足立区千住旭町5番
TEL 03-5284-5225 [email protected]
デバイス・装置
2016.10.20 新技術説明会
高品質蛍光ナノ粒子
Internet of Things
「見える化」は、IoTの重要なキーワードの一つです。「見える化」の技術は日々進歩しています。ライフサイエンス
や医療にとっても「見える化」は、正確なかつ信頼性の高い情報を得るために必須となります。
CTやMRIなど身体の内部を観察する機器は、それぞれの特性に応じて、身体の部位によって使い分けがされています。
それでも対象とする部位を鮮明に画像に映し出すことは難しい技術です。
ご提案
ここで紹介する技術は、従来と比べ、「明るく」「格段に安
価」「生産も容易」な高品質の蛍光ナノ粒子です。
この蛍光ナノ粒子は、蛍光機能を付加させた生体内医療器具
などのメディカル材料として利用できます。また、UV光照射に
より識別できる塗装・インク材料として利用できます。
IoTを支える基盤技術となります。
このように様々な用途が期待できる材料ですが、
用途に合わせた研究開発がまだ必要となります。
共同で研究開発を進めていただける企業様のお
問い合わせをお待ちしております。
適用可能な業界の例
攪拌装置
(新技術)
超音波振動装置
(従来技術)
化学材料メーカー
Sample A
適用可能な製品の例
太陽電池や二次電池などの環境・エネルギー用途
蛍光機能を付加させた生体医療器具などのメディカル用
途
色彩変調機能を付加できる塗装用途
関連特許
特願2016-174578(未公開)
「シリコンナノ粒子の製造方法」
工学部
電気電子工学科
准教授
佐藤
慶介
お問合
発明者
東京電機大学
東京電機大学 産官学交流センター(承認TLO)
〒120-8551 東京都足立区千住旭町5番
TEL 03-5284-5225 [email protected]
デバイス・装置
硬軟自在の集団行動する群ロボットシステム
2016.10.10 新技術説明会
Internet of Things
蜂や蟻、渡り鳥は、群れをなしています。一匹、一羽では環境に応じた想定内の行動しかしませんが、群れとなった大き
な集団は、普通なら困難な道程でも越えていく行動が良く見られます。ロボットにおいても、ロボットが多数集まり群とし
て動作する群ロボットシステムは、群れとしての特性と個としての特性を活用して、物品の搬送や、建設現場の監視など、
多くの用途が期待されています。
ご提案
従来は、それぞれ隊列・センシングに特徴を有する制御が行わ
れていました。集中制御部が故障すると、全体システムの制御が
困難になるおそれがありましたし、また、ロボット間の結合が高
い状態での集団制御を行うことは難しいという問題がありました。
一方、この発明は、環境に応じた自律分散制御と集中制御との
組み合わせを実現させた群ロボットおよび群ロボットの集団移動
制御方法を提案しています。
この集団移動制御方法は、既知の物理現象を表す式を代用して
制御するもので、態様変化が理解できる物理現象である熱力学モ
デル(熱エネルギ(温度変化等も含む)の授受、分子間力、相転
移など)をあてはめています。こうすることで、問題が生じたと
きにでも解決策が容易に浮かび、対策を検討しやすくなります。
適用可能な業界の例
自動車メーカー、電子装置メーカー、物流サービス、おもちゃメーカー
適用可能な製品の例
群ロボットは広大な作業領域等における過酷な
労働を代替する手段として実用段階にあり,物
流をはじめ, 建設分野, 災害対応などへの応
用が考えられます。
工学部
情報通信工学科
教授
特願2016-113085(未公開)
「群ロボットおよび群ロボットの集団移動制御方法」
鈴木
剛
お問合
発明者
東京電機大学
関連特許
東京電機大学 産官学交流センター(承認TLO)
〒120-8551 東京都足立区千住旭町5番
TEL 03-5284-5225 [email protected]
二次電池
2016.10.20 新技術説明会
高性能リチウムイオン蓄電池の新技術
Internet of Things
地球温暖化は世界的な問題です。温暖化の一つの原因となる二酸化炭素(CO2)ガスの排出をいかに削減するかは、世
界中の国々が取り組んでいる課題です。CO2ガス排出量を削減するには、化石燃料への依存から脱却し、電力を中心とす
るインフラストラクチャーへの移行が必要だと言われています。そこで重要な役割を担うのが、次世代エネルギーインフラ
を構築する上での中核となるのが蓄電技術です。蓄電池には自動車のバッテリー用の鉛蓄電池、ハイブリッド車や携帯電子
機器に搭載されているニッケル水素蓄電池などさまざまな種類があります。その中でも蓄電能力が高いのはリチウムイオン
二次電池です。
今後は、IoTやAIの発展とともに、現在以上に幅広い範囲で、様々な場所で、四六時中、電力が必要になります。2
020年の東京オリンピックに向けて、その動きはさらに加速されるに違いありません。
しかし、電気は石油、石炭、水のように簡単に溜めることができません。リチウムイオン二次電池であっても、さらなる
高性能化が求められています。
ご提案
適用可能な業界の例
電子装置メーカー、メガソーラー運営企業、検査機器メー
カー
適用可能な製品の例
リチウムイオン二次電池、電子機器及び車両
関連特許
特願2016-004256(未公開)
発明名称「リチウムイオン二次電池用正極活物質、リチウム
イオン二次電池正極、リチウムイオン二次電池、電子機器及
び車両」
工学部
環境化学科
准教授
藪内
直明
お問合
発明者
東京電機大学
東京電機大学 産官学交流センター(承認TLO)
〒120-8551 東京都足立区千住旭町5番
TEL 03-5284-5225 [email protected]