平成 28 年 11 月号 第 259 号 発 行 :成 田 市 観 光 協 会 成 田 市 花 崎 町 839 0 4 7 6 - 2 4 - 3 1 9 8 秋の深まりとともに、紅葉が鮮やかに色づく季節となりました。成田山公園では、本年17回目となる 成田山公園紅葉まつりが開催されます。モミジ、クヌギ、ナラ、イチョウといった約250本の樹木の葉は、 例年11月半ばから12月上旬に赤や黄色に色づき、池の水面に映し出された様子は雅やかで、時間が ゆっくりと感じられ、私達を楽しませてくれます。 成田山公園内竜智の池に浮かぶ浮御堂にて演奏会、成田山書道美術館隣にある茶室 赤松庵にて 無料のお茶会が催されます。 自然が創り出した、刻一刻と移り変わる美しい錦絵と共に、秋の一時をお楽しみ下さい。 開催日 演奏会出演者 開催場所・時間 11月12日(土) 箏・三絃(清翔会)、尺八(竹樹会) 11月13日(日) 二 胡(王 霄峰) 11月19日(土) 二 胡(王 霄峰) 11月20日(日) 二 胡(王 霄峰) 演奏会は11時~、13時30分~ 11月23日(祝・水) 箏・三絃(清翔会)、尺八(竹樹会) の2回行われます。 11月26日(土) 11月27日(日) 箏・三絃(清翔会)、尺八(竹樹会) 箏・三絃(清翔会)、尺八(竹樹会) 成田山公園内竜智の池 浮御堂 (雨天中止となります) お茶会は、10時から15時頃まで行われます。尚、定員に達し次第、受付終了となります。 【お問合せ先】 成田市観光協会 TEL 0476-22-2102 内容 ●クラフト展―手仕事いろいろ― ●世界と日本の大昆虫展 企画展示開催日 11月19日(土)・20日(日) 開催場所 成田山書道美術館 (2日間に限り入館無料) 【お問合せ先】 クラフト展/成田山書道美術館クラフト展事務局 TEL 0476-24-0774 昆虫展/千葉県立農業大学校 清水敏夫 TEL 080-5388-8111-0293 11月の予定 房総のむら 「ふるさとまつり」 房総のむらと房総のむら友の会、栄町との協働で、11月3日文化の日に「ふるさとまつり」を開催します。 大道芸や民俗芸能の上演のほか、様々な体験や催しを行います。毎年恒例の餅まき大会もお楽しみくださ い。当日は入場料が無料となります。 【 日 時 】 11月3日(祝・木) 【ご利用案内】 9時~16時30分 休館日(毎週月曜日、月曜日が休日の場合は翌日休) 【お問合せ先】 体験博物館 千葉県立房総のむら TEL 0476-95-3333 航空科学博物館 やさしい航空のはなし「航空管制官の仕事~君も管制官になろう~」 元管制官・堀井不二夫氏による、航空管制の仕組みとお仕事の様子をご紹介いただく講演会です。 将来管制官を目指しているお子様向けに、わかりやすく解説いただきます。 【 日 時 】 11月20日(日) 13時~ 【ご利用案内】10時~17時(入館は16時30分まで) 休館日(毎週月曜日、月曜日が休日の場合は翌日休) 【お問合せ先】 航空科学博物館 TEL 0479-78-0557 滑河観音 木まち 観音様のご縁日。大護摩修行やお稚児の練供養が行われます。 「木まち」の「まち」とは、“賑やかなところ、市(いち)”を表します。もともとは馬の取り引きをする馬市でしたが、 現在では植木市として賑わいを見せています。 【 日 時 】 11月18日(金) 【お問合せ先】 龍正院(滑河観音) TEL 0476-96-0217 成田市産業まつり 成田市の商工業・農業などを広く知ってもらうため毎年開催されているイベントで、 今年で36回目を迎えます。農産物の展示・即売をはじめ、伝統工芸品の紹介、 即売会、特別企画などさまざまな催し物が開かれます。 【 日 時 】 11月19日(土)・20日(日) 9時30分~16時 【 場 所 】 成田国際文化会館 【お問合せ先】 成田市役所 経済部 商工課 TEL 0476-20-1622 成田山門前町を行く~その⑱ 明治43年(1910年)に開業した成田電気軌道は、成田町字松原(現在の成田市東町)に火力発電所を 建設し、成田山門前~成田駅前間の電車運行と同時に電灯用電気の供給を開始しました。 この火力発電所は、電車を動かし、余剰電力を使って成田の町などに電灯を供給するために建てられた ものです。電車への送電は、発電所後方の台地の崖下を通り、線路際に設けられた蓄電所から送られまし た。蓄電所は現在の成田幼稚園の駐車場付近にありました。 町への電気の供給は、明治43年(1910年)12月に始まり、千葉県内でも早い方でした。それまでの成田 の町の明かりは、ガス灯でしたが、成宗電気軌道が電気を供給したことから、ガス灯は次第に姿を消してい きました。発電所の電気の供給は、電車の路線の関係から、当所は成田町に265戸、公津村宗吾に50戸 でした。その後、大正10年(1921年)には、点灯数が4,500に達し、さらに八生村・中郷村・富里村・安食 町など周辺の町村など約1,500の電灯をともしました。 電気のついた様子が、大正10年(1921年)に発行された『成田町誌』に、「成田山門通りに於いては広壮 なる三層楼(三階の建物)相連り、四時絃歌湧くが如く電灯煌々として白昼をあざむき」と記されています。文 中にある「四時絃歌(しじげんか)」の四時は、朝・昼・夕方・夜の一日中のことで、絃歌は、琴・三味線を弾き 歌うことを意味しています。夜の旅館街が昼間のように明るく賑やかであった様子をうかがい知ることが出来 ます。当時の35ワットは今では暗いですが、それまでのランプ生活に比べるとかなり明るくなったことでしょう。 このように成宗電気軌道は、成田の街のエネルギー事情に大きな発展をもたらしました。(⇒次回に続きます。)
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