(仮称)市民文化会館 建設基本計画 平成 28 年8月 陸前高田市 目 次 第1 本施設の位置付け 1 本施設の整備に至るまでの経緯 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 2 上位計画における本施設の位置付け ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 3 震災前における市民会館及び中央公民館の状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 4 市内における現在の文化活動の状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 1 (仮称)市民文化会館の基本理念 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3 2 基本的な役割 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3 1 計画地周辺の概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4 2 敷地の概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5 1 基本方針 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6 2 部門構成 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7 3 各部門の計画 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9 第5 管理運営に関する考え方 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12 第6 事業スケジュール ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13 第2 基本理念 第3 計画地 第4 施設計画 第1 本施設の位置付け 1 本施設の整備に至るまでの経緯 昭和40年に開館した陸前高田市民会館は、市民や文化団体に親しまれ、市民活動の練習や発 表の場、さらには集会や式典の場として市民に広く利用されてきました。 また、昭和52年に開館した陸前高田市中央公民館も同様に、市民にとって身近な生涯学習の 拠点として、各種講義や講座など幅広く利用されてきました。 しかしながら、平成23年3月11日に発生した東日本大震災において、市民会館及び中央公 民館は全壊となる甚大な被害を受けました。 社会教育施設の復旧に当たっては、国の災害復旧事業等により整備することとし、「陸前高田 市震災復興計画」及び「高田地区・今泉地区における公共施設の整備方針」を踏まえ、市民会館 機能及び中央公民館機能を併設した複合施設として、(仮称)市民文化会館を整備する計画とし ました。 2 上位計画における本施設の位置付け ⑴ 「陸前高田市震災復興計画」 (平成23年12月) 将来に向けて希望と夢と安心のもてる新しい復興ビジョンとして、平成23年12月に「陸前高 田市震災復興計画」を策定し、 (仮称)市民文化会館に市民会館等の機能をもたせた整備を検討す ることとしました。 第2部 基本計画 第3章 まちづくりの目標別計画の推進 第3 復興基本政策4 復興のための 施策5 ⑵ 市民の暮らしが安定したまちづくり 生涯学習の拠点づくりと学習環境の整備充実を図る。 社会教育施設等の整備 ・図書館、博物館、市民会館等は、 (仮称)市民文化会館に機能をもたせた 整備を検討します。 「高田地区・今泉地区における公共施設の整備方針」 (平成27年4月) 平成27年4月公表の「高田地区・今泉地区における公共施設の整備方針」において、被災した 公共施設の復旧を基本とする等の基本方針を定め、 (仮称)市民文化会館は、市民会館機能及び中 央公民館機能を併設とする概要を提示しました。 市民生活に欠かすことのできない公共施設の整備にあたっては、被災した公 1 基本方針 共施設の復旧を基本とし、新しいまちづくりにおいて求められる機能や利便 性を考慮しつつ、効率的かつ合理性が図られるものとする。 - 1 - 3 震災前における市民会館及び中央公民館の状況 市民会館及び中央公民館では、日常的な市民の文化活動や学習が行われていましたが、十分な 防音機能を持った部屋がほとんどなかったことから、楽器の演奏やダンスなど音を出す利用には 制約がありました。 また、施設のバリアフリー対応、設備の老朽化、搬入動線などの課題もありました。 【施設概要】 施 設 延床面積 市民会館 2,592㎡ 中央公民館 4 999㎡ 主な室等 ホール(636 席)、楽屋、ホワイエ、第1・第2リハーサル室、大会議室、 中会議室、小会議室、和室、懇談室、事務室 等 華道室、茶道室、調理室、図書資料室、第1・第2実習室、視聴覚室、 第1~第3研修室、和室、会議室、講義室、展示ホール、事務室 等 市内における現在の文化活動の状況 現在、音楽・絵画・舞踊などの文化芸術団体をはじめ、郷土芸能団体や趣味のサークル、市民 や特定非営利活動法人(NPO法人)によるボランティア等の多数の団体・個人が、利用できる 施設に限りのある中で、様々な活動を行っています。 【参考】 平成 27 年度市民芸術祭 事業概要 部 門 項 目 期 日 絵画、切り絵、ちぎり絵、絵手紙、書道、短歌 「一般作品展示」 展示部門 俳句、川柳、写真、銘石、陶芸、華道・生花 フラワーアレンジメント、菊花、手芸・工芸、幼児 3日間 その他 17項目 「児童生徒作品展示」 小学校:絵画、硬筆、毛筆、工作 4項目 中学校:絵画、技術家庭科、毛筆 3項目 コーラスの集い、児童生徒合同発表会、人形劇 舞台部門 公演、舞台部門合同発表会(演目別) 5項目 会席部門 俳句会、短歌会、川柳会、茶会 4項目 入場者数 3部門合計:5,606人 - 2 - 3日間 5日間 4日間 第2 基本理念 1 (仮称)市民文化会館の基本理念 ⑴ 地域文化の活性化 市民にとって最も身近な文化芸術活動及び生涯学習の拠点として、子ども、若者、高齢者等 幅広い年代の方が集い、学び、感動と喜びを共有することができる施設とするとともに、市内 の文化関連施設と機能連携し、多様な文化活動を支援することにより、地域文化の活性化を図 ります。 ⑵ 市民の憩いの場 「ノーマライゼーションという言葉のいらないまちづくり」の理念のもと、誰もが利用しや すく立ち寄りやすい、親しみのある施設とすることにより、市民の憩いの場となることを目指 します。 ⑶ 賑わいの創出 利便性が高い立地を生かし、イベント広場や図書館など周辺施設と連携し、文化活動への参 加・交流が身近にできる施設とすることで、中心市街地の賑わいを創出します。 2 基本的な役割 ⑴ 陸前高田市の文化活動の中心施設 陸前高田市の文化活動の中心となる施設として、市民会館と中央公民館の機能を併せ持つ特 性を最大限活用し、文化芸術や生涯学習における多様な市民の活動を多面的に支援するととも に、市民との協働により様々な文化活動及び生涯学習の機会を提供します。 ⑵ 日常的な市民活動の支援・交流の場 日常的な市民活動が行える場を提供するとともに、気軽に立ち寄ることができる共有スペー スを利用し、市民の参加・交流を促します。 ⑶ 鑑賞機会の提供 音楽や演劇、地域の伝統芸能など幅広い分野の文化芸術作品を鑑賞する機会を提供します。 また、子どもたちが身近に文化芸術に触れる環境を整え、豊かな感性を育みます。 - 3 - 第3 計画地 1 計画地周辺の概要 (仮称)市民文化会館は、中心市街地(高田地区かさ上げ地南地区)に整備する計画としてい ます。 本計画策定時点では、計画地周辺について下図のような施設配置を予定しています。 ○ 計画地西側には、新陸前高田駅に接続する駅前通りが隣接し、図書館及び大型商業施設の 複合施設や公共駐車場などを整備する予定です。 ○ 公共駐車場と施設群の間には、うごく七夕まつりが行われる(仮称)七夕ロードが整備さ れ、川原川公園までの見通しを確保する予定です。 ○ 計画地東側には、川原川の土手上に歩道が隣接し、川原川公園の親水空間が整備される予定で す。 ○ 計画地北側及び南側の一部は、商業施設の敷地と隣接する予定です。 ○ 敷地南西側は、イベント広場に連続し、計画地と一体的な整備が行われる予定です。 - 4 - 2 敷地の概要 (仮称)市民文化会館に関する敷地概要は、本計画策定時点では次のとおりとなっています。 所在地 :陸前高田市都市計画 高田地区被災市街地復興土地区画整理事業 KC12街区 敷地面積 :約 14,200 ㎡ 区域 :都市計画区域 用途地域 :商業地域(建蔽率 80%、容積率 400%) 防火地域 :準防火地域 その他地区等 :地区計画 高田地区地区計画 :高田地区被災市街地復興土地区画整備事業 :一団地の津波防災拠点市街地形成施設事業 接道条件 :東側 歩行者専用道路 幅員 04m :南側 (仮称)高田南幹線 幅員 20m :北側 (仮称)駅前通り線 幅員 20m :西側 (仮称)裏田橋通り線 幅員 17m - 5 - 第4 施設計画 1 基本方針 ⑴ 市民の多様な活動に応える 文化芸術や生涯学習における多様な活動に応えるために、市民会館及び中央公民館の機能を 集約し、スペースの合理化を図り、必要な機能を確保します。 なお、ホール機能については、コミュニティホールや(仮称)総合交流センター(多目的ホ ール)との機能連携・分担を基本とし、市内のメインホールとして、音楽・演劇・舞踊などの 多様な文化芸術事業に対応するために必要な機能を計画します。 また、誰もが気軽に立ち寄り、自由に過ごすことができる共有スペースを計画します。 ⑵ 誰にでも使いやすい施設 施設のバリアフリー化、ユニバーサルデザイン、案内表示のわかりやすさなどに配慮し、誰 もが利用しやすく、人への優しさを最優先とした計画とします。 また、敷地内においても歩行者と来館・搬入車両の動線を明快に分離し、安全に十分に配慮 します。 ⑶ 中心市街地の賑わい 新陸前高田駅にアクセスし、図書館や大型商業施設に面した駅前通りに接する施設として、 中心市街地全体に賑わいを創出できる施設とします。 また、イベント広場と川原川公園を一つのゾーンとしてとらえ、一体となって魅力を発信で きる施設とします。 ⑷ 陸前高田の自然を生かし、環境にやさしい施設 気仙杉など地場産材を積極的に利用し、親しみある施設とします。 また、地域の気候風土に柔軟に対応し、環境負荷の低減に取り組むとともに、維持管理がし やすく、ランニングコストの低減に配慮した施設とします。 ⑸ 災害時の対応 災害時には来館者が速やかに避難できるよう、施設内はシンプルな動線とするとともに、認 知しやすい案内表示とするなど、誰にでもわかりやすいものとします。 - 6 - 2 部門構成 ⑴ 必要機能の集約・整理 市民会館及び中央公民館の機能を、敷地周辺施設の状況や市民ワークショップの意見など踏 まえ部門別に分類し、集約・整理すると次のとおりとなります。 ホール部門 市民やプロの発表・鑑賞の場 市民活動部門 市民の日常的な集会・練習・創造・学習活動の場 交流部門 市民の憩いの場、交流・協働の場 管理部門 市民の活動を支え、施設管理を行う場 旧市民会館 ホール 客席 舞台 楽屋 技術諸室 附設施設 会議 練習 管理 共用 活動諸室 会議 講義 和室 研修 視聴覚 和室 実習 調理 資料室 管理 共用 㻌 市民文化会館 ホール部門 小楽屋 中楽屋 大楽屋 636席 親子室 主舞台 間口:14.4m 奥行:7.9m 客席 12㎡×1 16㎡×1 40㎡×1 楽屋 舞台 小楽屋 大楽屋 シャワー室 フォロースポット室 コントロールルーム など 636席 多目的鑑賞室 主舞台 間口:14.5m 奥行:10.8m 技術諸室 20㎡×2 60㎡×1 (中楽屋×2室相当) シャワー室 楽屋ロビー フォロースポット室 コントロールルーム など 市民活動部門 大会議室 中会議室1 中会議室2 小会議室 懇談室 大和室 和室1・2 第1リハーサル室 第2リハーサル室 143㎡ 76㎡ 65㎡ 37㎡ 18㎡ 65㎡ 37㎡ 60㎡ 53㎡ 事務室 応接室 35㎡ 16㎡ ロビー - 会議室系 大会議室 中会議室 小会議室兼学習室 練習室系 中練習室 小練習室 小練習室 和室系 和室1 和室2 旧中央公民館 和室3 会議室 講義室 第1研修室 第2研修室 第3研修室 視聴覚室 小和室 華道室 茶道室 第1実習室 第2実習室 調理室 図書資料室 77㎡ 52㎡ 38㎡ 32㎡ 34㎡ 75㎡ 22㎡ 37㎡ 43㎡ 55㎡ 34㎡ 18㎡ 25㎡ 事務室 応接室 37㎡ 29㎡ ロビー 展示ホール 34㎡ 実習室系 実習室1 実習室2 調理 資料室 130㎡ (中会議室×2室相当) 75㎡ 35㎡ 65㎡ 30㎡ 30㎡ 40㎡ 40㎡ 30㎡ 60㎡ 40㎡ ※調理室は保健センターで設置予定 ※図書資料室は図書館に設置予定 管理部門 事務室 応接コーナー 40㎡ 20㎡ ロビー イベント、展示、学習等 利用も想定 交流部門 ※ 延床面積は、市民会館( ㎡)と中央公民館( ㎡)を合わせた ㎡を上限とします。 ※ 各諸室の部屋数及び面積は、計画策定時点のイメージであり、今後設計段階で変更となる場合が あります。 ⑵ 部門・機能間の関係性 各部門の関係性を整理すると、次のとおりとなります。 小練習室 3 各部門の計画 ⑴ ホール部門の計画 市民会館で行われてきた音楽・演劇・舞踊などの多様な文化芸術活動に対応するために必要 な機能を計画します。 ア 客席 ・ 舞台(出演者)と客席(観客)が一体となり、感動を共有できる空間とします。 ・ 客席は、ゆとりのあるサイズとし、着席・離席時に行き交いのしやすいよう、前後間隔 にも配慮するとともに、わかりやすい配置とします。 ・ 席数は従来の市民会館 636 席(固定席 625 席、車いす席 4 席、親子室 7 席)と同程度と します。 ・ 優れた鑑賞環境、演奏会時の豊かな音響、講演や演劇におけるセリフの明瞭性に配慮し ます。 ・ 未就学児など、静寂な環境での鑑賞が困難な方が気軽に舞台を鑑賞できるように配慮し ます。 ・ 客席内の通路及び階段は、十分な幅や手摺の設置などにより安全に歩行できるよう配慮 します。 イ ホワイエ ・ ホール来場者が開演前や休憩時間に一息つくことのできる空間とします。 ・ 交流ロビーと一体的に市民が自由に利用できるスペースとします。 ウ トイレ ・ 特に女性トイレの数に配慮し、十分な数を確保します。 ・ 車椅子使用者、オストメイト使用者、親子連れなど、誰でも利用できる多機能トイレを 配置します。 エ 舞台 ・ 従来の市民会館における舞台の奥行や舞台袖の狭さを解消し、安全でスムーズに利用で きるよう、一般的な公演に対応する舞台規模を確保します。 ・ 舞台上の演奏のしやすさとともに、観客へ豊かな響きを届けられるように配慮した設備 を設置します。 ・ 袖舞台については、舞台道具の搬出入や出演者の控え場所等を考慮したスペースを確保 します。 ・ 搬出入の作業性に配慮した配置にします。 ・ 舞台開口部は、音楽等利用時と演劇等利用時のそれぞれに適切な環境を提供できるよう に配慮します。 - 9 - 【一例としての舞台のイメージ】㻌 㻌 演技エリア㻌 :幅 㻝㻠㻚㻡㼙(㻤 間)㻌 奥行 㻝㻜㻚㻤㼙(㻢 間)程度㻌 舞台袖広さ㻌:上手・下手袖舞台の合計が演技エリアと同等程度㻌 舞台開口㻌 :幅 㻝㻢㻚㻟㼙(㻥 間)程度、高さ 㻥㼙~㻝㻜㼙 程度 36m 音響反射板 舞台袖 袖幕 (7.2m× 演技エリア (W14.5m×D10.8m) 舞台袖 (7.2m× 12m 10.8m) 10.8m) 袖幕 16.3m オ 楽屋関係 ・ 大楽屋及び小楽屋をホールの規模に応じて適切に設置します。 (大楽屋は、可動間仕切りなどによる分割利用も想定します。) ・ 楽屋ロビー、トイレ、給湯スペース及びシャワー室の設置を検討します。 ・ 楽屋としての利用がないときは、会議室等としての利用も想定します。 カ 倉庫、搬出入口 ・ 舞台備品を収納する倉庫及びフルコンサートグランドピアノを収納できるピアノ庫を、 舞台に搬入しやすい位置に設置します。 ・ 搬出入口は、ウイングルーフタイプの11Wトラックが後方及び横側からの荷卸しを可 能とするとともに、舞台へスムーズに搬出入を可能とする動線を確保します。 ⑵ 市民活動部門の計画 市民会館と中央公民館の機能を集約し、スペースの合理化を図るとともに、ホール部門や交 流部門と連動可能な配置を計画します。 ア 会議室 市民会館の会議室並びに中央公民館の会議室、研修室、講義室及び視聴覚室の機能を集約 し、合理化を図ります。 ・ 大会議室、中会議室及び小会議室を適切な規模で設置します。 (大会議室は、可動間仕切りなどによる、分割利用も想定します。 ) ・ 大会議室は、視聴覚室としての利用も想定し、他室への音漏れに配慮するとともに、必 要な映像設備や音響設備を設置します。 イ 練習室 市民会館のリハーサル室を、日常的な市民の練習室として利用できるようにします。 ・ 中練習室及び小練習室を適切な規模で配置し、他室への音漏れに配慮します。 ・ 練習室は、アンプを使用した楽器演奏、コーラス、ダンス及び軽運動の利用を想定しま す。 ・ 中練習室には、鏡など練習に必要な設備の設置を検討します。 ウ 和室 市民会館の和室並びに中央公民館の華道室、茶道室及び和室の機能を集約し、合理化を図 ります。 ・ 大広間和室及び小和室を適切な規模で配置します。 (大広間和室は、可動間仕切りなどによる分割利用も想定します。) ・ 床の間、収納及び水屋の設置を検討します。 ・ 眺望や静かな空間となるよう配慮します。 エ 実習室 ・ 実習室を適切な規模で配置します。 (実習室は、可動間仕切りなどによる分割利用も想定します。) ・ 屋外での実習も想定した配置とします。 ・ 実習活動に必要な水回りや電気窯等を設置します。 ・ 展示利用に対応した必要な設備を設置します。 ・ 会議室としての利用も想定します。 オ 倉庫 ・ 倉庫を適切な規模で配置します。 ⑶ 交流部門の計画(ロビー) 誰でも気軽に立ち寄ることができ、様々な活動に利用できるスペースとして計画します。 ア 交流ロビー ・ 休憩や打合せなどで自由に利用でき、また、絵画の鑑賞等ができる展示ホールとしての 利用も想定し、憩いの場となるよう配慮します。 イ トイレ ・ 車椅子使用者、オストメイト使用者、親子連れなど、誰でも利用できる多機能トイレを 配置します。 ⑷ 管理部門の計画 市民会館、中央公民館の管理機能の集約・合理化を図ります。 - 11 - 第5 管理運営に関する考え方 震災前の市民会館及び中央公民館の管理は、市職員を配置し、直営で運営していました。 平成15年9月に地方自治法の一部改訂・施行に伴い、 「公の施設」の運営主体は「直営」か「指 定管理者」のどちらかを選択することになりました。 直営の場合には、住民参画、各種団体の連携、ボランティアの育成や市の文化振興に沿った計画 が推進しやすい等の利点があり、指定管理者の場合には、民間事業者等が有するノウハウを活用す ることによってサービスの質の向上を図ることが期待できます。 今後、市の現況等を踏まえ、 (仮称)市民文化会館にふさわしい運営主体のあり方について、引 き続き検討を進めてまいります。 - 12 - 第6 事業スケジュール 1 基本的なスケジュール 本計画策定時点での事業スケジュールは次のとおりとなっています。 建物設計業務 平成 28 年度~平成 29 年度 建設工事着工 平成 29 年度秋 建設工事完成 平成 31 年度秋 ※ 建設工事完成後、施設の習熟期間や備品類の搬入を経て施設の開館となります。 - 13 -
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