4 4.ガバナンス 1684513 汚職対策(刑事司法) Criminal Justice Response to Corruption 継続 受入可能上限数: 30 名 英語 刑事司法実務家の能力向上のための研修に豊富な実績と高度なノウハウを持つ国連アジア極東犯罪防止研修所(UNAFEI)による研修 である。この研修は,汚職犯罪の摘発,処罰及び予防に携わる刑事司法実務家(捜査官,検察官,裁判官及び汚職防止機関職員等)を対象 に,汚職対策の分野における最新の国際的動向に沿ったテーマについて,各国の実務における知識や経験,課題を共有するとともに,国内 外の専門家による講義,グループ討議や関係機関の視察を通じて各国の実務改善のためのベストプラクティスを探究し,実務家同士の国際 的なネットワークを構築する貴重な機会を提供する。 【目標】 【対象組織】 汚職対策について、各国の法制度及び実務の現状並びに問題点を共有するとともに、ベストプ 1.法務省、内務省、反汚職機関等の汚職防 ラクティスを含む国際的動向を共有し、これらを踏まえて各国がそれぞれの国の実情に応じて 止に関する政策立案・立法に関与する機 講じ得る対応策を策定する。あわせて各国の実務改善のための継続的な協力と情報交換に向け 関 たネットワークを構築する。 2.汚職事件の捜査・訴追・裁判に従事する 機関 【成果】 【対象人材】 1.汚職対策について、参加各国の現状と問題点が共有される。 1.汚職防止に関する政策立案・立法に関与 2.汚職対策について、日本の経験を含む最新の国際的動向が共有される。 する比較的高い地位にある政府職員 3.汚職対策について、各国の抱える問題に対応した効果的な対応策が検討される。 4.汚職対策について、問題改善のための諸方策の方向性が共有されるとともに、協力と情報交 2.汚職事件の捜査、訴追、裁判に従事する 捜査官、検察官、裁判官 換に向けたネットワークが構築される。 2016/10/09 ~ 2016/11/17 国連アジア極東犯罪防止研修 所(UNAFEI) 【事前活動】 Individual Presentation Paperの作成、UNAFEI教官による指導 【本邦研修】 (国別発表)Individual Presentation Paperの発表、質疑応答 (講義)汚職対策に関する講義(講師:UNAFEI教官、日本の刑事司法機関関係者、 海外招へい講師) (視察)検察庁等、汚職対策に関連する機関の視察 (グループ討議・発表)小グループに分かれての討議と発表 産業開発・公共政策部 JICA東京(産業公共) 法務省 2014~2016 国際連合アジア極東犯罪防止 研修所(UNAFEI) http://www.unafei.or.jp/ -94- 1684514 犯罪者処遇(矯正保護) Treatment of Offenders (Focus on Prison, Probation and Parole) 更新 受入可能上限数: 25 名 英語 刑事司法実務家の能力向上のための研修に豊富な実績と高度なノウハウを持つ国連アジア極東犯罪防止研修所(UNAFEI)による研修である 。この研修は、犯罪者処遇に携わる刑事司法・矯正保護実務家を対象に、施設内および社会内における犯罪者処遇について、最新の国際的 動向に沿ったテーマについて、各国の実務における知識や経験、課題を共有するとともに、国内外の専門家による講義、グループ討議や関 係機関の視察を通じて、各国の実務改善のためのベストプラクティスを探究し、実務家同士の国際的ネットワークを構築する貴重な機会を 提供する。 【目標】 犯罪者処遇に関する特定の課題(年度毎に設定)について、最新の国際的動向を踏まえた上で 、各国の経験及び今後の方向性が共有されるとともに、各国の実務改善のための継続的な情報 交換に向けたネットワークが構築される。 【対象組織】 犯罪者処遇を担当する刑事司法機関(警察 、検察庁、裁判所、法務省、内務省、矯正 ・更生保護担当機関) 【成果】 1.犯罪者処遇に関する特定の課題について、参加各国の現状と課題が共有される。 【対象人材】 <職位> 上記組織において指導的立場にある職員 2.特定の課題について、日本の経験を含む最新の国際的動向が共有される。 <職務経験> ①刑事司法に関する5年以上の実務経験を 有する者 4.特定の課題について、問題点改善に向けた方向性が参加者に共有されるとともに、継続的な ②特定の課題(年毎に設定)に関する業務 情報交換に向けたUNAFEIを中心とするネットワークが構築される。 に従事した経験を有する者 3.特定の課題について、各国の問題点を改善する効果的な対策が検討される。 【事前活動】 <発表準備> Individual Presentation Paperの作成、UNAFEI教官によるフォローアップ 【本邦研修】 1.国別発表 産業開発・公共政策部 Individual Presentation Paperの発表・質疑応答 2.講義 犯罪者処遇に関する講義(講師:UNAFEI教官、日本の刑事司法関係者、 海外招聘講師) 3.視察 刑務所、保護観察所、裁判所等 4.討議・指導 UNAFEI教官の指導のもと小グループに分かれて特定の課題(年毎に設定) に関する討議、グループレポートの作成 5.グループ発表 2016/08/14 ~ 2016/09/23 国連アジア極東犯罪防止研修 所(UNAFEI) JICA東京(産業公共) 法務省 2016~2018 グループレポートの発表・質疑応答 国際連合アジア極東犯罪防止 研修所(UNAFEI) http://www.unafei.or.jp/ 6.コンタクトリストの作成 【参考情報】 2016年度は「少年犯罪者処遇 - 犯罪防止、改善更生及び社会への再統合」を扱う予定。 -95- 1684515 刑事司法(捜査、訴追、裁判及び国際協力) Criminal Justice (Focus on Investigation, Prosecution, Adjudication, and International Cooperation) 更新 受入可能上限数: 29 名 英語 刑事司法実務家の能力向上のための研修に豊富な実績と高度なノウハウを持つ国連アジア極東犯罪防止研修所(UNAFEI)による研修である 。この研修は、警察官、検察官及び裁判官等の刑事司法実務家を対象に、刑事司法分野(捜査、訴追、裁判及び国際協力)における最新の 国際的動向に沿ったテーマについて、各国の実務における知識や経験、課題を共有するとともに、国内外の専門家による講義、グループ討 議や関係機関の視察を通じて、各国の実務改善のためのベストプラクティスを探究し、実務家同士の国際的ネットワークを構築する貴重な 機会を提供する。 【目標】 【対象組織】 刑事司法に関する特定の課題(年度毎に設定)について、最新の国際的動向を踏まえた上で、 刑事司法機関(警察、検察庁、裁判所、法 各国の経験及び今後の方向性が共有されるとともに、各国の実務改善のための継続的な情報交 務省、内務省、その他の法執行機関) 換に向けたネットワークが構築される。 【対象人材】 <職位> 【成果】 上記組織において指導的立場にある職員 1.刑事司法に関する特定の課題について、参加各国の現状と問題点が共有される。 <職務経験> 1.上記組織において7年以上の実務経験 を有する者 3.特定の課題について、各国の問題点を改善する効果的な対策が検討される。 2.刑事司法に関する特定の課題(年度毎 4.特定の課題について、問題点改善のための方向性が参加者に共有されるとともに、継続的な )に関する業務経験を有する者 情報交換に向けたUNAFEIを中心とするネットワークが構築される。 2.特定の課題について、日本の経験を含む最新の国際的動向が共有される。 【事前活動】 <発表準備> 【本邦研修】 1.国別発表 Individual Presentation Paperの作成、UNAFEI教官によるフォローアップ Individual Presentation Paperの発表・質疑応答 2.講義 刑事司法に関する講義(講師:UNAFEI教官、日本の刑事司法関係者、 海外招聘講師) 3.視察 検察庁、裁判所、その他刑事司法関連機関 4.討議・指導 UNAFEI教官の指導のもと小グループに分かれての特定の課題に関する討議 グループレポートの作成 5.グループ発表 グループレポートの発表・質疑応答 2016/05/15 ~ 2016/06/23 国際連合アジア極東犯罪防止 研修所(UNAFEI) 産業開発・公共政策部 JICA東京(産業公共) 法務省 2016~2018 国際連合アジア極東犯罪防止 研修所(UNAFEI) 6.コンタクトリストの作成 http://www.unafei.or.jp/ 【参考情報】 2016年度は「被害者あるいは証人としての児童をめぐる諸問題」を取り扱う予定。 -96- 1684516 犯罪防止及び刑事司法(高官セミナー) Crime Prevention and Criminal Justice (Senior Seminar) 更新 受入可能上限数: 25 名 英語 刑事司法実務家の能力向上のための研修に豊富な実績と高度なノウハウを持つ国連アジア極東犯罪防止研修所(UNAFEI)による研修である 。この研修は、犯罪防止及び刑事司法・矯正保護に携わる実務家のうち特に豊富な経験を有する上級幹部職員を対象に,犯罪防止及び刑事 司法の分野における最新の国際的動向に沿ったテーマについて,各国の実務における知識や経験,課題を共有するとともに,国内外の専門 家による講義,グループ討議や関係機関の視察を通じて各国の実務改善のためのベストプラクティスを探究し,実務家同士の国際的なネッ トワークを構築する機会を提供する。 【目標】 刑事司法・犯罪者処遇に関する特定の課題(年度毎に設定)について、最新の国際的動向を踏 まえた上で、各国の経験及び今後の方向性が共有されるとともに、各国の実務改善のための継 続的な情報交換に向けたネットワークが構築される。 【対象組織】 犯罪の捜査、訴追、裁判、犯罪者処遇を担 当する刑事司法機関(警察、検察庁、裁判 所、法務省、内務省、矯正・更生保護担当 機関) 【成果】 1.刑事司法・犯罪者処遇に関する特定の課題について、参加各国の現状と問題点が共有される 【対象人材】 。 <職位> 上記機関において上級幹部の地位にある職 2.刑事司法・犯罪者処遇に関する特定の課題について、日本の経験を含む最新の国際的動向が 員 共有される。 <職務経験> 3.刑事司法・犯罪者処遇に関する特定の課題について、各国の問題点を改善する有効な対策が 1.刑事司法機関において10年以上の実務 検討される。 経験を有する者 2.特定の課題(年度毎に設定)に関する 4.刑事司法・犯罪者処遇に関する特定の課題について、問題点の解決に向けた方向性が参加者 業務経験を有する者 に共有されるとともに、継続的な情報交換に向けたUNAFEIを中心とするネットワークが構築さ れる。 【事前活動】 <発表準備> Individual Presentation Paperの作成、UNAFEI教官によるフォローアップ 2017/01/08 ~ 2017/02/10 国際連合アジア極東犯罪防止 研修所(UNAFEI) 産業開発・公共政策部 【本邦研修】 JICA東京(産業公共) 1.国別発表 Individual Presentation Paperの発表・質疑応答 2.講義 刑事司法・犯罪者処遇に関する講義(講師:UNAFEI教官、日本の刑事司法関係者 海外招聘講師) 3.視察 検察庁、裁判所、刑務所、保護観察所等 4.討議・指導 5.グループ発表 UNAFEI教官の指導のもと小グループに分かれての討議、グループレポート作成 グループレポートの発表・質疑応答 法務省 2016~2018 国際連合アジア極東犯罪防止 研修所(UNAFEI) http://www.unafei.or.jp/ 6.コンタクトリストの作成 【参考】 2016年度は「国際連合の基準・規則に基づいた少年司法の在り方」を取り扱う予定。 -97- 1684620 競争法・政策-投資を促進するための基盤づくり- Competition Law and Policy -Laying the Foundation for Investment Promotion- 更新 受入可能上限数: 17 名 英語 本研修コースは,大学の教授による理論的な講義と,公正取引委員会の職員による実務的な講義を通じて,途上国の競争(関連)当局の職 員に対し,日本の競争法(カルテル,独占化,企業結合等を規制する法律のこと)及び競争政策の理論と実務を理解してもらう機会を提供 し,日本の状況との比較を通じて,自国が抱える問題を理解・分析し,その解決策を見出すことを目指す。 【目標】 日本の競争法・競争政策の内容や特徴,執行の実務的な手法に関する知識を取得することによ り,自国における競争法の起草,強化,執行等に必要な技能を向上させること。 【成果】 1.日本の競争法・競争政策の内容,特徴を理解し説明できる。 【対象組織】 競争当局及び競争関連当局 【対象人材】 1.競争法を有する国においては,競争法の 執行を担当する当局の担当官 2.日本の競争法・競争政策の実際の運用や執行手法について説明できる。 2.競争法を有しない国においては,競争法 の起草や競争の唱導を担当する当局の担当 3.自国で抱える問題を解決するため,本研修で得た知識や技能をどのように活用するか説明 官 できる。 なお,市場メカニズムの機能を阻害する行為を規制する競争法は,事業者間の競争の促進に加 え,貿易や投資の促進に不可欠な制度であり,経済秩序を規制する基本法として機能している 。事実,現在,我が国が支援を行っているベトナム,フィリピン等の事業展開計画において, 競争法関連の技術協力プロジェクトは,いずれも投資の促進やビジネス環境の整備を支援する ものと位置付けられている。 2016/08/03 ~ 2016/08/27 公正取引委員会 【事前活動】 研修員は,自国の競争法の有無,競争法を有する場合は競争当局の概要,競争法の概要,執行 件数等についてのカントリーレポートを作成する。 【本邦研修】 産業開発・公共政策部 JICA関西(業務一) 1.講義:独占禁止法(日本の競争法)の概要と位置付け,禁止行為(カルテル,独占化,企 業結合),違反事例,事件審査の手続と手法,企業結合審査の手続,諸外国の競争当局の担当 官による講義等 2.実習:カントリーレポートの発表,事件審査実務に係る実習(事件審査計画,証拠収集方 法,事情聴取等) 公正取引委員会 2016~2018 公正取引委員会 http://www.jftc.go.jp/ 3.討議:仮想事例に基づく討議(事件審査,企業結合審査) -98- 1684511 インクルーシブな成長のための政策を支援するモニタリング指標の作成及び統計分析 Production and statistical analysis of monitoring indicators in support of inclusive development policies 原則、アジア太平洋地域開発途上国とし、その他地域からも可能な限り受入れ 継続 受入可能上限数: 30 名 英語 ジェンダー及び社会的弱者(子ども、障がい者)に起因する開発途上国内での格差の克服や、包括的な成長のための政策を支援していくには 、リオ+20会議やポスト2015アジェンダを踏まえた各国施策の効果を社会・経済指標によりモニタリング、分析することが不可欠である。 本研修は途上国政府の統計職員を対象に実施され、こうした指標の作成能力の向上、及び研修成果の各国統計部局内での共有を図るもので ある。 社会的弱者に対する格差の分析や包括的な成長に向けた政策支援のための、社会・経済指標の 【対象組織】 作成能力の強化。 国家統計局及び政府統計部局 1.包括的な開発施策の効果測定に役立つ指標について、その概念や作成方法などを理解し、説 明することができる。 2.格差分析に必要なデータ解析のための推計的統計手法を理解し、適用することができる。 3.複雑な統計調査データの解析に必要なデータの事前処理、標本設計、ウェイトの設定及び推 計について理解し、適用することができる。 4.統計解析ソフト「Stata」の使用方法を理解し、統計データの解析に活用することができる。 5.非集計データを用いた統計的ツールと技法を理解し、個別テーマの分析に適用することがで きる。 1.包括的な開発施策の効果測定のための指標 (1)以下についての講義 ア.包括的な成長と発展の測定に関する「ポスト2015アジェンダ/リオ+20会議」関連の諸 取組の紹介 イ.MDGsの構成の概観:目標の設定、対象の設定及びモニタリングの過程 ウ.格差分析と包括的発展:MDGsから学んだ教訓 (2)概念を自国で説明するための技法等についての演習 2.格差分析に必要なデータ解析のための推計的統計手法 統計ソフト、標本抽出理論及びデータ分析に係る講義、演習及びプロジェクト・ワーク(個 別発表) 3.複雑な統計調査データの解析等 (1)調査票設計及び標本抽出技術に係る講義、演習及びプロジェクト・ワーク (2)国及び地方公共団体の統計機関や関係企業を訪問しての実地研修 4.統計解析ソフト「Stata」 統計ソフト及び研修技法に係る講義、演習及びプロジェクト・ワーク 5.非集計データを用いた統計的ツールと技法及び個別テーマの分析 プレゼンテーション・スキル及び研修技法に係る講義、演習及びプロジェクト・ワーク -99- 【対象人材】 世帯統計調査の設計、調査結果に基づく統 計・指標の作成に携わる中級レベルの政府 統計職員 2016/05/11 ~ 2016/06/25 国連アジア太平洋統計研修所 (UNSIAP) 産業開発・公共政策部 JICA東京(産業公共) 総務省(総務) 2014~2016 国連アジア太平洋統計研修所 (UNSIAP)と共同で実施 (URL) http//www.unsiap.or.jp/ 1684512 ポスト2015開発指標のモニタリングに係る統計の作成能力の向上 Improving Capability in Producing Official Statistics for Monitoring the Post-2015 Sustainable Development Goals 原則、アジア太平洋地域開発途上国とし、その他地域からも可能な限り受入れ 更新 受入可能上限数: 30 名 英語 国際的に合意された統計基準、フレームワーク及び方法論に関する研修による、ポスト2015持続可能な開発指標に係る基本的な統計を作成 するための国家統計システムの組織能力を構築する。研修コースはまた、直近のグッドプラクティスを紹介し、国レベルの統計ビジネスプ ロセスの近代化に、どのように適用させるかについて学ぶ。 【目標】 ポスト2015持続可能な開発目標及び国家開発の測定のモニタリングに必要な統計データ作成の ための国家統計システム能力を向上させる。 【成果】 コースへの参加の結果として、統計職員が以下について得ることが期待される: 【対象組織】 国家統計部局;公的統計に係るデータ収集 、作成及び利用に携わる国家政府機関 【対象人材】 上述の対象組織において少なくとも5年の 勤務経験を有する初中級レベルの統計職員 1. 人口、社会、経済及び環境の公的統計コアセットの作成及び分析への適用における、国際的 に推奨される基準、フレームワーク及びグッドプラクティスに関する知識及び理解の向上 2. ポスト2015開発アジェンダの目標、ターゲット及び指標に関する知識及び理解 3. 品質の高いデータ及び基本統計の作成において、基本的な統計理論及び手法を適用する統計 コンピューティング及びコミュニケーションの基礎的スキル開発及び向上スキル向上 4. 標本調査実施及び、標本調査データによる開発指標の作成及び分析に関する能力を実証 5. 統計結果を効果的に提示する説明に適用するためのコミュニケーション及びプレゼンテーシ ョンスキルを向上 2016/08/16 ~ 2016/12/17 国連アジア太平洋統計研修所 (UNSIAP) 1. 公的統計の基礎:基準、フレームワーク及び手法 2. ポスト2015開発アジェンダの目標、ターゲット及び指標のフレームワーク 3. 公的統計の作成、分析及びプレゼンテーションに係る統計理論及び手法 4. 近代化された統計組織における質の高いデータ及び公的統計の作成、分析及び普及のための 手法及びツール 5. 統計コアセットのための統計的ビジネスモデル:人口、社会、経済及び環境 6. 公的統計専門家のコアバリュー及び能力:公的統計の基本原則 産業開発・公共政策部 JICA東京(産業公共) 総務省(総務) 2016~2018 本研修は、JICA/SIAPの共催 により実施される。 (SIAP URL) http://www.unsiap.or.jp/ -100- 1684857 公的統計システム近代化のためのICTイノベーション適用 Applying ICT Innovations for Modernizing Official Statistical Systems 新規 原則、アジア太平洋地域開発途上国とし、その他地域からも可能な限り受入れ 受入可能上限数: 30 名 英語 GSBPM、GSIMやSDMX、可視化のための新たなデータ収集、プロセス及び普及ツール、地理空間情報と統計の統合といった、統計ビジネスプ ロセスにおける近代化フレームワーク、基準及びツール、並びに関連するICTアプリケーション適用に関する研修により、統計プロセスの 近代化に向けて、ICTを革新的に活用する能力を強化する。 【目標】 統計基準、フレームワーク及びICTイノベーションを、データ収集、処理及び普及の近代化に適 用するための国家統計システムの能力を強化する。 【成果】 1. 統計作成及びサービス近代化にICTイノベーションを適用するために必要な、トレンド、基 準及びフレームワークに関する知識の向上 2. 公的統計システムの近代化に関連するICTツール知識の向上 3. 上 統計ビジネスプロセスにおける様々な段階でのICTツール適用に関する知識及びスキルの向 【対象組織】 国家統計部局;公的統計作成のためのデー タ収集に携わる国家政府機関 【対象人材】 対象機関において、企画、開発又は、公的 統計のデータ収集、処理及び普及のための ICT適用に従事する職員 4. 公的統計のビジネスプロセス向上にICTイノベーションを活用するコースの過程で得た知識 及びスキルを適用する能力を実証 1. 2017/01/18 ~ 2017/03/04 国連アジア太平洋統計研修所 (UNSIAP) 基準に則した統計作成及びサービス近代化の概観 2. 基準及びフレームワーク:汎用統計ビジネスプロセスモデル、汎用統計情報モデル、地理 空間情報と統計の統合、国家としての品質保証フレームワーク 3. ICT技術を適用したデータ収集手法 (モバイルデバイス、地理空間情報、暗号化用アプリケ ーションプログラミングインタフェース) 4. 産業開発・公共政策部 JICA東京(産業公共) ICT技術によるデータ普及(統計結果の可視化、データ交換のためのSDMXの活用など) 5. 学んだ知識及びスキルを公的統計システムのための統計プロセスに適用するプロジェクト ワーク 2016~2016 本研修は、JICA/SIAPの共催 により実施される。 (SIAP URL) http://www.unsiap.or.jp/ -101- 1684501 上級国家行政 National Government Administration for Senior Officials 継続 受入可能上限数: 12 名 英語 開発途上国における社会経済発展に資する行政の在り方を主題とする。参考として、我が国の戦後の発展過程及び近時の動向を、行政にお ける政策形成及び遂行の観点からその歴史的経緯・社会的背景を含めて紹介し、開発途上国における政策立案及び行政の在り方を検討する 。 政策形成に関与する中央政府上級幹部の政策企画立案の能力が向上する。 1.日本の戦後の社会経済発展を可能とした大きな要因の一つである行政の役割及び人材育成等 について理解する。 2.日本及び他の参加国と自国のシステムを比較することにより、自国の行政システム及び人材 育成システムの妥当性及び問題点・課題を明らかにする。 3.開発途上国の行政における政策の形成及び遂行面での実情と問題点を把握・分析することに より、開発途上国における政策立案及び行政の在り方を検討する。 4.研修員間で自国の抱える問題点・課題に関する議論が行われ、それらに対する改善案が作成 される。 【事前活動】 インセプションレポート作成(テーマ:社会経済発展に資する行政の役割) 【本邦活動】 1.インセプションレポート発表(テーマ:社会経済発展に果たす行政の役割) 2.講義・討議:ガバナンスの実現と行政の役割、公務員の在り方、ガバナンスを支える国家 公務員制度、公務員倫理、日本の財政政策、地方自治制度と地方分権化の動向、政策決定の在 り方と幹部行政官の役割、開発途上国における社会経済発展、開発途上国における地方分権と ローカルガバナンスの在り方、開発途上国における人材開発、開発途上国における透明性と説 明責任、政策プロセスマネジメント 等 3.調査見学:国の出先機関、民間企業、地方公共団体 等 4.改善案の作成指導、発表、討議(テーマ:社会経済発展に資する行政の役割) -102- 【対象組織】 中央国家行政機関 【対象人材】 1.自国中央政府において本省庁の課長級の 地位以上(局長・部長級が望ましい)で、 政策決定に関与している者 2.政策の企画・調整に関する5年以上の実 務経験を有する者 3.十分な英語力を有する者 4.研修終了後5年以上、職員として公務に 在職する意思がある者 2016/10/23 ~ 2016/11/12 一般財団法人 公務人材開発 協会 産業開発・公共政策部 JICA東京(産業公共) 人事院 2014~2016 1684502 上級人事管理 Governmental Human Resource Management for Senior Officials 更新 受入可能上限数: 12 名 英語 中央人事行政機関における上級幹部職員を対象とする。日本及び参加各国における人事行政制度及び運用について比較研究するとともに、 他の研修参加者との議論を通じて、自国の人事行政制度等の課題及び今後のあり方について検討する機会を提供する。これにより、人事行 政政策の企画・立案に携わる幹部職員の政策立案能力の向上を図り、参加各国の人事行政の改善に資することを目的とする。 【目標】 【対象組織】 自国の人事行政分野において中枢の役割を担う研修参加者は、本研修を通じて、自国の人事行 中央人事行政機関 政に関する具体的で実施可能な改善策を作成できるような企画立案能力を涵養する。 【対象人材】 1.中央人事行政機関において上級幹部職員 【成果】 (局長級、最低でも課長級以上の職員)の 1.他の研修参加者との討議を通じ、自国及び他の参加各国の人事行政における重要課題を整理 地位にあり、人事行政政策の企画・立案ま する。 たは実施に携わる者 2.日本の戦後の社会経済発展を可能にした大きな要因の一つである行政及び公務員の役割等に 2.行政官として5年以上の実務経験を有す ついて整理する。 る者 3.日本及び参加各国における人事行政の諸制度及びその運用を理解し、比較することにより、 3.十分な英語力を有するもの。 自国の人事行政制度等の課題及び今後のあり方を明らかにする。 4.この研修終了後5年以上、国家公務員と 4.研修を通じて得た経験・知識から、人事行政における特に重要な課題について、実現可能な して在職する意思があること。 改善案を作成する。 【事前活動】インセプションレポート作成(テーマ:国家公務員の人事行政制度の実情及び課 題) 2016/05/18 ~ 2016/06/04 一般財団法人 公務人材開発 協会 【本邦活動】主に以下の講義、発表、討論、視察等を行う。 産業開発・公共政策部 1.インセプションレポート発表・討議(テーマ:国家公務員の人事行政制度の実情及び課題) 2..講義・討議:日本の公務員制度の歴史と人事院の役割、任用制度、給与・その他の勤務条件 、人事評価制度、公務員制度の国際比較、人材育成制度、開発途上国における透明性と説明責 任、日本の行政改革、服務・倫理制度、等等 3.調査見学:国の出先機関、民間企業、地方公共団体等 4.改善案の作成及び発表 -103- JICA東京(産業公共) 人事院 2016~2018 1684503 公共工事政府会計検査 Government Audit on Public Construction Works 継続 受入可能上限数: 16 名 最高会計検査機関国際組織加盟国 英語 公共工事に対する会計検査においては、単に会計処理だけを検査するのではなく、設計、積算、施工及びその後の利活用まで検査すること が大切である。本研修では、我が国の会計検査院の経験・知見を体系的に提供することにより、参加国最高会計検査機関調査官の公共工事 に対する検査能力の向上を図り、ひいては参加国の更なる発展のために必要不可欠であるインフラ整備の改善に資することを目的としてい る。 【案件目標】 【対象組織】 公共工事に対する会計検査について、必要な着眼点や検査手法・技法等を習得し、自国の会計 最高会計検査機関 検査の手法・技法に関する改善策を提案する。 【対象人材】 【成果】 <職位> 1.自国の公共工事の概要及びそれに対する検査の実施状況・課題を把握し、説明できる。 最高会計検査機関調査官 2.日本の会計検査制度、日本の公共工事の歴史的背景、会計検査における技術的・工学的観点 <職務経験> 及び公共工事に関する会計検査の手法・技法について説明できる。 3.自国の公共工事に対する検査手法・技法に関する改善策をまとめた、サジェスチョン・ペー 会計検査に関する5年以上の実務経験を有 する者 パーを作成できる。 <その他> 十分な英語力を有する者 2016/06/19 ~ 2016/07/09 会計検査院 【事前活動】 インセプションレポートの作成 【本邦活動】 1.インセプションレポート発表 産業開発・公共政策部 2.講義・実習:日本の会計検査院の概要、公共工事検査実施体制、公共工事検査の歴史、日本 の工事をとりまく背景事情、優良事例案件等の講義、構造物モデルを使った工事検査の実習 3.視察:建設工事現場等 JICA東京(産業公共) 会計検査院 2014~2016 4.サジェスチョンペーパーの作成、発表 【会計検査院HP】 http://www.jbaudit.go.jp/ -104- 1684504 人事行政 Public Personnel Administration for Middle Level Officials 継続 公務員人材育成分野に関連する技術協力プロジェクトの実施国を優先的する。 受入可能上限数: 15 名 英語 国家公務員の人事管理を所管する中央人事行政機関の中堅職員(課長補佐級)を対象とする。日本及び参加各国における人事行政制度・運 用及びその趣旨について比較研究し、参加各国が直面する人事行政制度の課題に対する改善案について検討する機会を提供する。 【目標】 【対象組織】 自国の人事行政分野において中核の役割を担う参加者が、各国の実情に即した公正かつ効率的 中央人事行政機関(国家公務員の人事管理 な人事行政の改善案を作成するための企画立案能力を習得する。 を所管する中央政府の機関) 【対象人材】 【成果】 1.中央人事行政機関において本省課長補佐 1.日本の国家公務員制度及びその運用等の基本的な考え方や現状を理解する。 級の地位にあり、政府職員に関する人事 2.日本と参加各国との人事行政の現状を比較することにより、参加各国の人事行政の課題を把 行政政策の企画立案又は実施に携わる者 握する。 2.人事行政政策の企画立案又は実施に関す 3.把握した課題を検討し、参加各国の実情に即した公正かつ効率的な人事行政の改善案を作成 る3年以上の実務経験を有する者 する。 3.本研修終了後5年以上、国家公務員とし て在職することになる者 【事前活動】 インセプションレポート作成(テーマ:参加各国の人事行政の特色と課題) 【本邦活動】 主に以下の講義、発表、討論、視察等を行う。 1.インセプションレポート発表・討議(テーマ:参加各国の人事行政の特色と課題) 2.講義・討議:日本の国家公務員制度の歴史と人事院の役割、任用制度、人材育成制度、給与 制度、人事評価制度、服務・倫理制度、人事管理に係る事例研究(倫理事例等)、公務員制度 の国際比較、最近の人事行政の課題、地方自治体の動向と人事行政、日本の行政改革、開発途 上国における透明性と説明責任 等 3.調査見学:国の出先機関、地方公共団体、民間企業 等 4.改善案の作成指導、発表、討議(テーマ:参加各国の人事行政の改善案) -105- 2017/01/29 ~ 2017/02/18 一般財団法人 公務人材開発 協会 産業開発・公共政策部 JICA東京(産業公共) 人事院 2015~2017 1684505 参加型地域社会開発 (PLSD) Participatory Local Social Development (PLSD) 更新 受入可能上限数: 12 名 英語 地域社会を持続的に活性化していくには、地域社会の経済環境や社会規範、能力・経験といった要素を的確に把握し、開発の担い手である 住民や地域の推進組織による地域力や自治力の強化が必要がある。本研修は地域社会の開発に従事する行政官やNGO関係者を対象に、大濱 准教授が体系化したPLSD理論に基づき、地域社会の開発計画の策定・実施ならびに維持発展させるための理論や実践的手法を習得させる研 修である。 【目標】 【対象組織】 研修員がPLSDの視点を用いて研修員自身が担当する地域社会開発プロジェクトの改善案を提案 地域レベルの住民参加型の社会開発に従事 できる。 する中央政府、地方自治体、NGO、大学、 研究機関等。 【成果】 1.対象地域住民を効率的に意識化・組織化するための参加型アプローチの知識が向上する。 【対象人材】 2.地域社会の状況に応じた地域住民の能力育成、資源利用管理の分析手法を理解する。 地域レベルにおける住民参加型の社会開発 3.参加型地域社会開発の計画立案、事業実施の総合的な能力が向上する。 プロジェクトの計画・実施・研修に係る現 4.PLSDの視点を用いて、自国/地域の現状を再分析し、実情に合ったプロジェクト改善案を作 場経験年数が5年以上の者。 成できる。 講師や他の研修員と討論や演習が出来る程 度の英語力が必須。 2016/08/03 ~ 2016/09/12 調整中 - 地域住民参加を促進する参加型アプローチ手法 ・参加型地域社会開発(PLSD)の歴史的背景及び基本的概念 産業開発・公共政策部 ・参加型開発(PA)の理論と実践、 有効性と限界 JICA中部 - 地域社会固有の現状を分析する方法 ・開発三要素と自己組織力、地域コミュニティ・システムと機能類型、分析手法 - 事例研究・現地視察:長野県飯田市、兵庫県神戸市、フィリピン 2016~2018 - 開発事業実施のための手法 ・プロジェクト調査、計画、実施・管理、評価の内容および留意点と手法、プロジェクト 改善案の検討 -106- 大濱裕(2007) 『参加型地 域社会開発(PLSD)の理 論と実践 - 新たな理論的枠 組みの構築と実践手法の創造 -』 ふくろう出版 1684506 住民主体のコミュニティ開発 Community Based Development with Local Residents as Main Actors 継続 受入可能上限数: 12 名 英語 コミュニティ開発を担当するフィールド職員を対象として、効果的なコミュニティ・ファシリテーションの手法及びコミュニティ主体の開 発についての概念を習得するための研修を実施する。研修参加者が習得した新たなコミュニティ開発の考え方や手法が、所属する組織やコ ミュニティで共有されることにより、地域の開発活動が、地域資源を活用して多様な関係者が協働する、住民主体の活動に改善されること を目的としている。 【目標】 【案件目標】参加者が習得した新たなコミュニティ開発の考え方や手法が、参加者の所属する 現場レベルでコミュニティ開発に取り組む組織やコミュニティで共有され、コミュニティ開発 についての戦略や活動に具体的な変化が見られる。 【成果】 1.コミュニティ開発に関する研修員自身の振り返りを通じて、自らの課題や達成すべき目標が 明らかになる。 2.コミュニティとは何か、外部者の役割とは何か、についての明確な理解とともに、ファシリ テーションの手法を実践できるようになる。 3.行政と市民社会の協働を通して、コミュニティの主体性を引き出し、地域資源を活用してい る日本のコミュニティ開発事例や経験から、具体的な教訓を引き出し、自らの現場に活かす ことができるようになる。 4.研修員の組織やコミュニティにおいて、研修で新たに習得された考え方やファシリテーショ ンの手法を共有し、活用するためのアクションプランが作成される。 5.研修員の組織において研修を通じて習得された考え方や方法論が共有され、コミュニティで の実践に活かされる。 【事前活動】インセプションレポート作成(テーマ:参加者が従事しているコミュニティ開発 活動について) 【本邦研修】以下の内容の講義、ワークショップ、視察、討論を行う。 1.(1)研修員間での経験共有と分析(ワークショップ) (2)コミュニティ開発の原理や歴史について(講義/ワークショップ) 2.(1)コミュニティ開発における外部者の役割(ワークショップ) (2)事実に根ざしたファシリテーションの手法(講義/ワークショップ) 3.(1)地域づくりの現場訪問(フィールド実習・意見交換・経験交流等) (2)現場訪問で得た事実からの具体的な教訓の抽出(ワークショップ) 4.(1)研修で得た事実からの教訓・学びの抽出、所属組織やコミュニティでの共有と実践活動 (アクションプラン)の考案(ワークショップ/個人作業) (2)アクションプラン共有・意見交換・修正 【事後活動】所属組織へのアクションプラン共有と実施 【対象組織】 コミュニティ開発において現場レベルで活 躍するフィールド職員を有するNGO等の組 織や地方行政機関 【対象人材】 1.コミュニティ開発において現場レベルで 活躍するフィールド職員 2.コミュニティ開発にかかる職務経験年数 3年以上 3.現在または将来に渡って継続的にコミュ ニティ開発に従事する者 2016/07/03 ~ 2016/08/06 一般社団法人 あいあいネッ ト 産業開発・公共政策部 JICA横浜 2015~2017 参照website http://i-i-net.blogspot.co m/ -107- 1684507 地方自治 Local Governance 更新 受入可能上限数: 15 名 英語 地方自治に携わる中央政府及び地方政府の中堅職員を対象とした研修である。日本の地方行政・財政・税政の制度及び運用を幅広く取り上 げる。日本と参加者の国の制度を比較し、参加者の国の地方行政システムの課題を分析し、課題解決のための政策を策定・提言する機会を 提供する。 【目標】 【対象組織】 参加者が所属する地方自治関係の組織において、当該国の地方自治の実施体制について改善計 地方自治に携わる中央政府もしくは地方政 画が策定される。 府 【成果】 【対象人材】 1. 参加者の国の地方行政の課題が、日本及び参加者の国との比較を通じて、現実的に分析され <職位> る。 地方行政に関係する分野に従事する中央政 府職員又は地方政府職員 2. 日本及び参加各国の地方行政施策の自国への適用可能性を検討し、自国の課題解決案が策定 される。 <職務経験> 地方行政に関係する分野の職務経験が5年 3. 自国の地方行政に関する中期的な政策課題とその実現に向けた取組がパースペクティブレポ 以上ある者 ートとして取りまとめられる。 <その他> 4. 参加者の帰国後3ヵ月以内を目処に、所属組織内での検討結果を反映したパースペクティ 将来、管理的立場での活躍が見込まれる者 ブレポートが提出される。 2016/05/10 ~ 2016/06/17 総務省自治大学校 【事前活動】 インセプションレポート作成(自国の地方自治に関する課題分析) 【本邦活動】 1. インセプションレポート発表(自国の地方自治に関する課題分析) 2. 日本の行政に関する基礎的知識及び専門的分野を習得するための講義・ワークショップ: 日本の政治と行政、地方行政制度、地方税・財政制度、中央・地方政府の関係、地方公務員制 度、政治・行政腐敗と防止、行政改革、防災政策等 産業開発・公共政策部 JICA東京(産業公共) 総務省(自治) 2016~2018 3. 視察:政府機関、地方自治体 4. パースペクティブレポート作成・発表(自国の課題解決に向けた取組みの策定) 【事後活動】 所属先における検討結果を反映したパースペクティブレポートの作成及び提出 *帰国後3ヵ月以内を目処 -108- 総務省自治大学校 http://www.soumu.go.jp/jit idai/ 1684508 地方自治体行政強化(参加型地域開発) Enhancement of Local Government Administration and Public Services through Participatory Local Development 継続 受入可能上限数: 21 名 英語 本コースでは、参加した研修員が参加型地域開発の理論と方法を学ぶだけでなく、地域開発実践者としての態度や考え方を身に着けること が期待されている。都市部と農村部、それぞれの自治体の事例を扱うことにより、地域や住民参加の特徴を活かした地域開発の政策や事業 を考察することができる。 研修で学んだ知識や事例を基に、研修員の所属組織で参加型地域開発を推進するために実行可 【対象組織】 能な行動計画が策定される。 地方自治体(地方自治体の主務官庁や地方 行政等の政策形成に携わる大学も排除しな 1.研修員の所属組織における参加型地域/コミュニティ開発の現状と課題が整理される。 いが、地方自治体を優先する) 2.研修員が、地域開発における行政の役割を理解し、説明できるようになる。 3.研修員が、参加型開発の理論と方法を理解し、説明できるようになる。 【対象人材】 4.研修員が、日本の自治体等による様々な参加型地域開発の取組事例を通じて、アクションプ 1.3年以上の実務経験 ラン作成に資する情報が得られる。 2.参加型地域開発の普及に取り組む行政官 5.研修員の所属組織で参加型地域開発を推進するための行動計画が策定される。 、研究者等 2016/07/10 ~ 2016/08/20 龍谷大学 1.事前課題を通じて自国の参加型地域開発の課題を整理 2.課題の発見・捉え方 3.行政と地域開発(理念的枠組み) 4.参加型開発の理論 5.参加型開発の技法(PCM) 6.地方行政と参加型開発(都市) 7.地方行政と参加型開発(農村) 8.アクションプラン作成、研修総括 産業開発・公共政策部 JICA関西(業務二) 2014~2016 -109- 1684509 参加型地域開発のための地方行政強化 Capacity Building of Local Governments for Development with Community Participation 中南米地域 (地方行政分野のプロジェクト実施国を優先検討) 継続 受入可能上限数: 30 名 英語/西語 開発途上地域において推進されている地方分権化及び住民参加型の開発プロセスに対応するため、JICAは同地域において地方行政の能力強 化の支援を行ってきた。本研修では、JICAの技術協力プロジェクトのカウンターパートを中心に、日本における住民参加型の地域開発と地 方行政の役割について研修を行うことにより、開発途上地域において地方行政が地域開発における役割を積極的に担えるよう支援する。 【目標】 地方自治体の長・職員及び地域開発を支援する中央省庁職員が、地方行政主導による住民参加 型の地域開発プロセスを促進するための知見を得、アクションプランが作成され、所属組織で 実行される。 【成果】 1.日本の地方行財政のしくみと実務について知見を得る。 2.住民参加型での地域開発計画の策定・実施モニタリング・フィードバックのプロセスについ て知見を得る。 3.地域資源を活かしたまちづくりの取り組みについて知見を得る。 4.地域開発における関係機関の役割や連携について整理される。 5.研修員所属組織における住民参加型の開発プロセスにかかる課題が整理され、その解決に向 けたアクションプランが作成され組織内で提案される。 【事前活動】 自国の住民参加型地域開発の現状及び所属組織についてインセプションレポート作成 【本邦研修】 以下の内容の講義、視察、討論を行う。 1.日本の地方自治と地方財政 2.条例制定の参加型プロセスと住民への情報共有、透明性の向上、意思決定と地域開発計画 策定・実施のプロセス 3.地方行政の実務や住民ニーズに合わせた行政サービスの事例 4.まちづくりにおける行政・住民グループ・NPO等の連携 5.アクションプランの作成・発表 【在外補完研修】(A)のみ 中南米地域におけるプロジェクトの視察、討論、アクションプランの改善及び共有 【事後活動】 ファイナルレポートの提出 -110- 【対象組織】 地域開発に関わる中央省庁、地方自治体 【対象人材】 1.中央政府において地方自治体の地域開発 の指導に携わる行政官 2.地方自治体の長、計画部署の幹部職員 3.地域開発、コミュニティ開発等において 3年以上の実務経験を有する者 2016/05/08 ~ 2016/05/21 公益財団法人 はまなす財団 産業開発・公共政策部 JICA北海道(札幌) 2015~2017 (A)2016/05/08-2016/05/21 (西語:北海道(札幌)) (B)2016/04/01-2017/03/31 (英語:北海道(札幌)) 1684517 地域警察 Community Policing 継続 受入可能上限数: 15 名 英語 本研修は各国の中央警察組織の職員を対象に、日本の地域警察の制度や取り組み、さらに警察官の育成方法について紹介し、自国での地域 警察の展開に必要な知識やノウハウを学ぶ。また、各国の地域警察の制度や取り組みを研修員同士で共有し、それぞれが抱える課題への対 応策について議論する。 【目標】 地域住民の視点に立った警察活動についての日本の制度や取り組み、さらに日本警察の人材育 成方法について理解したうえで、自国の地域警察をめぐる課題への対応策をまとめ、発表でき る。 【成果】 1.研修参加国における地域警察の制度及び取り組みについて、現状と課題が共有される。 2.地域警察に関する日本の制度や取り組み、警察官の育成方法を理解し、その特徴を説明でき る。 3.研修で得た知識や経験を参考に、自国の地域警察の展開上の課題への対応策をまとめ、発表 できる。 1.カントリーレポートの発表と質疑応答 2.(1)講義:日本の地域警察制度、地域警察の取り組み、警察官の育成方法など (2)視察:都道府県警察の本部、警察署、交番・駐在所など 3.アクションプランの作成・発表 【対象組織】 中央警察組織 【対象人材】 1.中央警察組織において地域警察を所掌す る部門、もしくは警察制度・組織に関す る企画部門の担当者 2.5年以上の警察での職務経験 3.JICAもしくは警察庁による同種の研修に 参加したことがない 4.十分な英語力を有する 2016/07/19 ~ 2016/07/30 警察庁 産業開発・公共政策部 JICA東京(産業公共) 警察庁 2015~2017 -111- 1684518 サイバー犯罪対処能力向上 Countermeasures against Cybercrime 継続 受入可能上限数: 15 名 英語 本研修では、日本におけるサイバー犯罪事案に用いられる捜査手法及び適用される法律について、また、犯罪抑止のための民間事業者との 連携について紹介するとともに、犯罪に関係した電子機器からデータを抽出し、証拠化するデジタルフォレンジック分野の取組を紹介する 。これらを通じて、サイバー犯罪への対処等に係る知識・経験を習得するとともに、国境を越えて行われるサイバー犯罪への対応に必要な 捜査機関同士の協力関係の強化を目指す。 【案件目標】 【対象組織】 サイバー犯罪に関する法制度の整備・改善や捜査手法・技術の向上、民間事業者との連携によ 警察機関におけるサイバー犯罪担当部門 る対策に有用な日本の知識・経験を習得し、自国での取り組みの参考とする。また、日本や参 【対象人材】 加国の捜査機関同士の協力関係が強化される。 サイバー犯罪対策に携わっている中央警察 機関の課長もしくは課長補佐級の地位にあ 【成果】 る者。 1.参加国のサイバー犯罪の現状とこれに対する取り組み状況が共有される。 2.サイバー犯罪に関する我が国の法制度、捜査手法及び技術的な対処手法を理解し、説明でき るようになる。 3.サイバー犯罪に対する効果的な相互連携・国際協力について共通認識を得る。 1.参加国におけるサイバー犯罪の状況及びデジタルフォレンジックの取組について記したカン トリーレポートの発表。 2.日本におけるサイバー犯罪法制や情勢、その捜査手法、技術的な対処手法、民間事業者との 連携による対策及び警察機関における職員の育成方法等についての講義、視察。 3.サイバー犯罪に対する効果的な相互連携・国際協力に関する参加者間での討論。 2017/01/29 ~ 2017/02/18 警察庁 産業開発・公共政策部 JICA東京(産業公共) 警察庁 2014~2016 【警察庁HP】 http://www.npa.go.jp/engli sh/index.htm -112- 1684519 薬物犯罪取締 Control of Drug Offences 継続 受入可能上限数: 21 名 英語 日本は、世界的に乱用が拡大している覚醒剤について、半世紀以上にわたる取締の経験・知見を有し、薬物犯罪に対して最新の分析・鑑定 技術を活用した捜査を推進している。本研修では、覚醒剤をはじめとする世界の薬物情勢と、取締に関する日本や参加国の知見・経験を共 有するとともに、研修を通じ、国境を越えて行われる薬物犯罪への対処に必要な世界的な人的ネットワークの構築を行う。 【案件目標】 【対象組織】 日本や参加国の薬物犯罪情勢、薬物犯罪への効果的な捜査・取締に関する知見や経験を共有し 中央政府の薬物犯罪取締機関 、説明できるようになる。また、薬物犯罪捜査における国際協力の基盤となる人的ネットワー 【対象人材】 クを構築する。 1.中央政府の薬物犯罪取締機関の課長又は これに相当する上級幹部 【成果】 1.薬物情勢及び薬物犯罪取締に関する我が国の知見・経験を共有し、説明できるようになる。 2.薬物犯罪取締の捜査指揮に関する経験を 有する者 2.適正かつ科学的な薬物犯罪捜査に関する我が国の取組みについて理解し、説明できるように なる。 3.参加国の薬物犯罪情勢や取締状況に関する情報を共有し、意見交換を行う。 4.薬物犯罪取締分野における効果的な国際協力について、参加者間で共通認識を得る。 1.日本における覚醒剤をはじめとする薬物の情勢や薬物犯罪への取組みについての講義 2.都道府県警察や薬物分析施設への訪問・見学 3.参加国の薬物情勢、取締状況、課題や今後の取り組み等についての発表 4.薬物犯罪取締分野における効果的な国際協力に関する参加者間での討議 2016/08/28 ~ 2016/09/14 警察庁(刑事局 組織犯罪対 策部 薬物銃器対策課) 産業開発・公共政策部 JICA東京(産業公共) 警察庁 2014~2016 【警察庁HP】 http://www.npa.go.jp/engli sh/index.htm -113- 1684520 国際テロ対策 Counter International Terrorism 継続 受入可能上限数: 24 名 英語 本研修では、日本の国際テロ対策を紹介するとともに、国際テロ対策の諸問題について意見交換を行う。また、都道府県警察本部や警察署 を訪問して警察活動の視察を行う。 研修終了後には、参加国において日本の国際テロ対策を活用することができるとともに、研修を通じて構築された参加者間のネットワーク を介して、研修員同士の情報交換が行われるようになる。 【案件目標】 【対象組織】 日本警察の国際テロ対策を学び、説明ができるようになるとともに、日本や参加国の間で国際 国際テロ捜査や対策に携わっている治安・ テロに対する協力関係が構築され、情報交換が行われる。 情報機関(国家警察、内務省、情報機関等 ) 【成果】 1.参加国の国際テロの現状、これに対する対策を共有する。 【対象人材】 2.日本警察の国際テロに対する取り組みを理解し、説明できる。 治安・情報機関で、国際テロ捜査や対策に 3.参加国間で国際テロに対する共通課題と国際協力の方向性を共有する。 携わっている課長クラス相当者または、そ れ以上の幹部 1.カントリーレポートの発表、発表国の国際テロ対策についての検討 2.日本警察の国際テロ対策の講義、都道府県警察本部・警察署への視察 3.国際テロ情勢の講義、国際協力に関する討論 2016/10/05 ~ 2016/10/22 警察庁(警備局 外事情報部 国際テロリズム対策課) 産業開発・公共政策部 JICA東京(産業公共) 警察庁 2014~2016 【警察庁HP】 http://www.npa.go.jp/engli sh/index.htm -114- 1684521 警察幹部組織運営 Organization Management for Senior Police Officers 継続 受入可能上限数: 16 名 英語 本研修は各国警察の幹部を対象に、日本警察の民主的な制度や取り組みを紹介し、将来の最高幹部として必要な知識や経験を身につけるも のである。また、各国の警察が直面する課題を共有して、その対応策について議論を行う。 【目標】 日本の民主的な警察を参考にして、所属する警察の組織運営上の問題点を具体的に把握し、そ の対応策についてまとめたものを発表できる。 【成果】 1. 日本警察の民主的な制度や取り組みを学び、その特徴について説明できる。 2. 各国警察の現状や課題を共有し、それらについて議論ができる。 3. 所属する警察が抱える課題への対応策をまとめ、発表できる。 1. (1)講義:日本警察の制度、人事、犯罪抑止策、災害対策など ( 2)視察:都道府県警察の本部、警察署、交番など 2. カントリーレポートの発表と質疑応答 3. アクションプランの作成・発表、またはグループディスカッションとレポート発表 【対象組織】 中央警察組織 【対象人材】 1. 中央警察組織の課長級以上であり、階 級が警視以上 2. 10年以上の警察での職務経験 3. JICAもしくは警察庁による同種の研修 に参加したことがない 4. 十分な英語力を有する 2016/07/10 ~ 2016/07/30 警察大学校国際警察センター 産業開発・公共政策部 JICA東京(産業公共) 警察庁 2015~2017 -115- 1684522 国際捜査 International Criminal Investigation 更新 受入可能上限数: 11 名 英語 国際捜査又は国際捜査共助に従事する中堅職員を対象とする。日本の捜査活動について理解することにより、当該分野において参加各国の 共通認識及び直面する課題を分析し、その対策について検討する機会を提供する。 【目標】 日本の警察制度・組織、国際捜査等の理解を通じて、自国の国際捜査、各種犯罪対策に関する 業務改善の基本的な方向性を整理する。 【成果】 (1)日本の国際犯罪捜査に関し、有効に機能していると認められる制度について理解する。 (2)参加各国の警察組織が直面している国際犯罪捜査上の課題・問題点を具体的に説明 する。 【対象組織】 各国の中央警察機関 【対象人材】 ・警部以上の階級にある者 ・国際捜査又は国際捜査共助に従事する 警察職員 (3)犯罪捜査において、参加各国の組織が直面しているの課題・問題点の解決に対する アクションプランを作成する。 (1) ・講義:日本警察の概要 ・講義、事例紹介、質疑:日本の刑事手続、国際捜査共助、ICPO、国際犯罪捜査事例、 地域警察等 (2) ・参加者のカントリーレポートの発表:国境を越えた犯罪捜査の分野における、参加各国 の警察組織が直面している犯罪捜査上の課題・問題点の発表 ・討論:上記発表と各講義における討論 2017/01/29 ~ 2017/02/18 警察大学校国際警察センター 産業開発・公共政策部 JICA東京(産業公共) 警察庁 2016~2018 (3) ・アクションプランの作成・発表:アクションプランの発表 -116- 1684523 議会運営・選挙管理 Legislative and Electoral Administration 継続 受入可能上限数: 16 名 英語 「アラブの春」が巻き起こった中東・北アフリカなどでは、どう民主主義を実現するか、模索が行われている。国際社会は選挙支援を通じ て、これらの国々の民主化の動きをサポートしてきた。しかしその後、こうした民主化が順調に進んでいるとは必ずしも言えない。本研修 は選挙実施から選挙後にいたる民主化に焦点をあて、議会運営や選挙管理に携わる職員を対象に、民主主義のあり方や具体的な実現方法な どについて学ぶ。 【目標】 健全に機能する議会の運営、公正な選挙の管理、中立性の高いメディア報道について理解を深 める。その上で、学んだことを活用し、自国の課題の解決策をアクションプランとしてまとめ る。 【成果】 1.日本の国会の概要や国会事務局の働きについて理解し、立法府がどのような機能を果たして いるのか、説明できる。 2.公正な選挙の管理について理解し、具体的な選挙行政について解説できる。 3.中立性の高いメディア報道について理解を深め、自国のメディア報道と比較ができる。 4.議会運営や選挙管理をめぐる自国の課題について、その解決策をまとめる。 【対象組織】 議会事務局、選挙管理委員会 【対象人材】 議会事務局、もしくは選挙管理委員会の課 長級以上の職員 2016/05/08 ~ 2016/05/25 調整中 1.(1)講義:日本の民主主義、政党の役割 (2)視察:国会、地方議会 2.(1)講義:日本の選挙行政、選挙制度、選挙違反、政治資金規正 (2)視察:投票所、開票所 3.(1)講義:日本のメディア報道 (2)視察:NHK 4.アクションプランの作成、発表 産業開発・公共政策部 JICA東京(産業公共) 2015~2017 -117-
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