この街に出会い、 ここで始めました

この街に出会い、
ここで始めました
挫折から出会った料理の世界
食 堂 カフェラフ は、平 成 年
北 小 浜に 開 業 した 飲 食 店です。
取材に応じてくれた店主の田中
さんは、
すらっとした長身と笑顔
が印象的な方です。
彼は高校3年間バレーボール
に打ち込んでいたといいます。
大
学 でも 続 け る 予 定でし た が、け
がによりバレーボールでの道を
断念することになったそうです。
挫折感を抱いた毎日を過ごす
なかで、
県内のイタリア料理店で
働き始めました。
そのうち、
東京
の料理店との掛け持ちで働くよ
うになり、「こういう料理の世界
もあるのか。
」
と料理の奥深さと
面白さにはまっていったといい
ます。
加須を知るきっかけは友人
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休日もいろいろな店に出向い
て料理の世界を探求していたあ
る日、加 須で 料 理 店 を 営 む 友 人
から 声 を 掛 け ら れ、その 店 を 手
伝 うことに な り ま す。その う ち
店の 切 り 盛 り を 任 され、充 実 し
た 毎 日 を 送 る う ち、昔 か らの 夢
だった
「家族で店を開く。
」
ことに
向けて動き出したといいます。
「母と店を始めるつもりだった
ので、
将来のことを思い、
穏やか
に過ごせるところがいい。
」
と考
え土地を探していくなかで、
この
土地に出会ったそうです。「いろ
いろな人の巡りあわせだと感じ
ます。
」
と開業した経緯を振り返
り語ってくれました。
食材を通して知る生産者の思い
仕入れなどで加須市の生産者
と会う機会が増えて感じること
は、
生産者の農産物への思いが熱
いということ。
そして丹精込めて
作られた農産物が本当においし
いということです。
また、自 身と同 年 代の生 産 者
が、「仲間とこれから先のことを
考えて話し合い、
行動している。
」
ことにも、
良い刺激を受けている
といいます。
西に大沼を臨むテラス席は、
開
放感があり、
のんびりと食事を
楽しむことができます。
市内には活気あるお店が数多くあります。
古くからこの地で営んでい
るお店もあれば、
加須市を選んで最近お店を始めた方もいます。
「どんな思いで、
この地でお店を始めたのだろう?」
市外から加須市を選んで頑張っているお店にお邪魔してお話を伺い
ました。 問合せ シティプロモーション課
(☎内線313・319)
Laugh のスタッフの皆さん
2
地元の食材使 ▶
用を紹介する
ボードも飾ら
れています。
お店を開業した方に、
「加須のここが好き」
を
教えてもらいました。
Osteria Bar Micio
ところ 大室 286-12
入 れ、長 く 愛 される 店 づく り を
したいということです。
取材協力 Laug h
―食堂カフェ ラフ ―
ところ 北小浜816‐1
Dining Bar DICE
ところ 久下4- 8- 4
ラフ~店名に込めた思い~
『絆食堂』
にしよ
当初は店名を
う と 思ってい た そ う で す。絆 に
は、
人と人のつながりを大切にす
るという思いと、
わざわざ自分の
店を選んで来てくれたお客様と
の縁や、
一緒に店を盛り上げてく
れているスタッフへ感謝の気持
ちを忘れないという店の経営理
念につながるからだそうです。
お
家族で何度も相談した結果、
客様との絆を長く続けていくた
めに、「この店が肩ひじはらず、
気
楽に、
声を出して笑って過ごせる
場所であってほしい。
」
との思い
を 第一に伝 えたくて、「 Laugh
」
に決めたといいます。
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Patisserie
COCOROVA
ところ 北辻 183
パン工房 komugi
ところ 間口 1259-8
【編集後記】
食欲の秋にちな
今回の取材は、
んで食に関連したお店にスポッ
トを当てて取材させてもらいま
した。
取材に伺ったお店は、
どれ
も素敵なお店で、
そのお店一つ一
つが
「加須の魅力アップ」
につな
がっていると感じました。
今回ご紹介した以外
市内には、
にも魅力的なお店がたくさんあ
ります。
皆さんも素敵なお店探し
ぜひ、
に市内を散策してみてください。
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今 後 は、お 客 様 か らのリ クエ
ストが多い惣菜の販売にも力を
やさしい味工房 メリーさんち
ところ 北辻 32-17
◀季節ごとに
穫れる果物
で作った自
家製ドリン
クも提供し
ています。
市外から加須市を選んで