「新連携計画」認定

平成28年10月14日
経営支援課長
ながお
長尾
ひろゆき
博行
TEL(082)224-5658
「新連携計画」認定
~岡山における取組みを支援~
当局は、「中小企業等経営強化法」に基づき、中小企業者から申請のあった以下の異
分野連携新事業分野開拓計画(以下、「新連携計画」という)について、本日付で認定
を行いました。
これにより、中国地域における認定件数は、87件となりました。
(鳥取県12件、島根県6件、岡山県35件、広島県25件、山口県9件)
今回認定した新連携計画
企業名(下線:コア企業)
株式会社トーキーシステム(岡山県岡山市)
法人番号 7260001025187
株式会社グローバルエデュケーションズ(東京都千
事業名
生徒情報のリアルタイム把握と教育ビッグデータの
活用による双方向学習支援システムサービス
代田区)
法人番号 4011201018223
【参考】
○今後、認定を受けた中小企業者は、以下の支援措置を受けることができます。
・サービスモデルの開発等に対する補助金(補助率3分の2)への応募
・政府系金融機関による低利融資
・信用保証枠の拡大
・特許料の減免措置 等
【問い合わせ先】
中国経済産業局産業部経営支援課
担当:長尾、高橋
TEL:(082)224-5658(直通)
地域
事業分類
岡山県岡山市
認定日
サービス(教育,学習支援)
平成28年10月14日
テーマ分類
6-28-87
IT(情報技術、情報通信技術を活用する事業)
事業名: 生徒情報のリアルタイム把握と教育ビッグデータの活用による双方向学習支援シス
テムサービス
○事業概要(新規性、市場性等)
・文部科学省は第2期教育振興基本計画で9000億円の予算を計上し、平成29年までに、「タブレット
などの情報端末を3.6人/台配備」し、「電子黒板は全普通教室に整備」する目標を掲げるなど、学校
のICT化による協同型・双方向学習を積極的に推進している。また、双方向学習支援システムは学
習塾では積極的に採用されており、新たに学習履歴などの教育ビッグデータとしての記録・分析が
求められている。
・本事業は教育分野でICTのより効果的な活用を図るもので、教育現場からの要請にこたえるため、
新たな機能を持つ双方向授業支援システムを事業化し、以下の新サービスを提供するものである。
①質問に対する生徒の回答を記録・分析し、出欠・体調・授業の理解度などをリアルタイムに表示する。
②長期間にわたる生徒の回答や教師の指導などの教育ビッグデータ*を収集・分析し、授業への
フィー ドバックや生徒ごとの指導や教師の指導力の評価や向上に役立てられる。
③岡山大学や野田塾(本社:愛知県)にて学習支援システムの効果を検証するとともに、教育ノウハウ
やコンテンツをオプションサービスとして提供する。
④生徒の持つ多機種の端末で接続するBYOD(Bring your own device)を想定した200~300人の大
講義室での、同時通信できる双方向教育システムサービスの提供。
(*教育ビッグデータ:スマートフォンやタブレット経由で収集した生徒の学習頻度や成績、課題の進捗度合いなどのデータを分析し、生徒1人ひとりに対し
て最適な指導をしたり、教材を開発したりする科学的なアプローチで、教育サービスの質を高める手法。
連携体の構成
事業推進体制
教育支援システム
の検証・指導
岡山大学
ニーズ調査・F/S
野田塾
ネットワーク技術
事業統括・システム開発
コア企業
(株)トーキーシステム
(岡山県岡山市)
・システム設計
・技術開発
・ICT教育システム製造
販路開拓・販売
(株)グローバルエデュケーション
ズ
(東京都千代田区)
・市場調査
・販路開拓
・販売
日本電産(株)
Kpnetworks(株)
・授業開始前後にアンケートを実施。
・授業中、定期的、または、必要な
タイミングでアンケートを実施。
・上記結果を即時に教師用端末に表
示して、教師が生徒の状況を把握。
・日々のアンケート情報を教育ビッグ
データとして蓄積し、分析して、学習
定着度、苦手分野の特定、モチベー
ション管理など生徒指導に活用。
・教師自身の指導法の改善・評価に用
いる。
事業支援
岡山県中央会
支援予定メニュー
① 補助金
② 信用保証
③ 特許料減免 等
双方向学習支援システムのイメージ
異分野連携新事業分野開拓計画(新連携事業)の概要
複数の中小企業者が異なる事業分野で蓄積したノウハウ・技術等の経営資源を持ち寄り、これらを有効に組み合わせて、新商品
の開発や生産、新サービスの開発や提供等の新たな事業活動を行うための取り組みを支援する。
新連携事業イメージ図解
中小企業(異分野)
経
営
資
源
大学・研究機関等
信頼関係
経
営
資
源
経営資源
経
営
資
源
新事業活動
事業計画の作成・認定
規約等の存在
(法人格の有無は問わない)
中小企業(コア企業)
中小企業者が「異分野連携新事業分野開拓計画」を作成。
中小企業(異分野)
経
営
資
源
(1)新商品の開発又は生産
(2)新役務(サービス)の開発又は提供
(3)商品の新たな生産又は販売方式の導入
(4)役務(サービス)の新たな提供の方式の
導入
(国の地方支分部局が認定:管内では87件の認定)
NPO・組合等
支援措置
○中小企業信用保険法の特例
○投資育成株式会社法に係る特例
○特許料減免措置
○中小企業者に対する低利融資制度(日本政策金融公庫) など
●補助金:サービスモデルの開発等に対する補助金(2/3) など
(○は法律事項 ●は予算事項)
新事業分野開拓
〔新たな需要が相当程度開拓されるもの〕
支援スキーム
連携体の
構築
支援措置
事業計画の
作成
ブラッシュアップ支援
経済産業局の
申請・認定
事業計画の
実施
フォローアップ支援
(独)中小企業基盤整備機構中国本部等の管内支援機関
新事業の
事業化