特勘☆Market Report -weekly- №2016-109 特別勘定運用部 2016年10月11日 先週のポイント 堅調な9月米ISM非製造業景況指数を受け米国の早期利上げ観測が高まったことや原油価格が上昇したことから、ドル円相場が104円台前半 まで円安ドル高に推移。欧米金利は上昇基調が続き、週末に発表されたやや軟調な米雇用統計後の金利低下は一時的なものにとどまった。 日本株は上昇したものの、米年内利上げを警戒し欧米株はほぼ横ばい。 2016年3月末 日経平均株価(円) TOPIX(ポイント) NYダウ(ドル) S&P 500(ポイント) ナスダック総合指数(ポイント) ユーロストックス(ポイント) 上海総合指数(ポイント) 円/ドル(円) 円/ユーロ(円) ドル/ユーロ(ドル) WTI 原油先物(ドル/バレル) 8月31日 9月30日 (年度始~) 2016年3月末比 10月10日 (前週末~) 9月30日比 8月31日比 16,758.67 1,347.20 17,685.09 2,059.74 4,869.85 321.54 3,003.92 16,887.40 1,329.54 18,400.88 2,170.95 5,213.22 325.76 3,085.49 16,449.84 1,322.78 18,308.15 2,168.27 5,312.00 325.31 3,004.70 16,860.09 1,350.61 18,329.04 2,163.66 5,328.67 326.87 3,048.14 0.6% 0.3% 3.6% 5.0% 9.4% 1.7% 1.5% -0.2% 1.6% -0.4% -0.3% 2.2% 0.3% -1.2% 2.5% 2.1% 0.1% -0.2% 0.3% 0.5% 1.4% 112.57 128.11 1.1380 38.34 103.43 115.40 1.1157 44.70 101.35 113.92 1.1240 48.24 103.61 115.41 1.1139 51.35 -8.0% -9.9% -2.1% 33.9% 0.2% 0.0% -0.2% 14.9% 2.2% 1.3% -0.9% 6.4% -0.03 1.77 0.15 1.22 1.44 -0.06 1.58 -0.07 1.15 1.01 -0.09 1.59 -0.12 1.19 0.88 -0.06 1.72 0.06 1.40 1.03 0.00 0.14 0.12 0.25 0.01 0.03 0.12 0.18 0.21 0.15 *金利は変化幅 日本10年国債(%) 米国10年国債(%) ドイツ10年国債(%) イタリア10年国債(%) スペイン10年国債(%) -0.03 -0.05 -0.10 0.18 -0.41 *市場が休日の場合は前営業日の数値を記載しています。 先週の市場動向(内外株式) 国内株式 上昇 ・堅調な米経済指標の発表で年 内の米利上げが意識され為替 がドル高推移したことや、原油 高でリスクへの警戒感が和らい だことから、国内株価は月曜か ら木曜まで4日続伸。 ・週末に米雇用統計を控え持ち 高調整の売りが出る局面はあっ たが、週間で上昇した。 東証33業種別騰落率 (上位) 1 海運業 2 保険業 3 鉱業 4 ゴム製品 5 輸送用機器 (下位) 1 不動産業 2 電気・ガス業 3 繊維製品 4 建設業 5 情報・通信業 (出所)Bloomberg 外国株式 まちまち (米国)市場予想を下回るも底 堅さを示した雇用統計やその 他良好な経済指標を受け、年 内利上げが意識され株価は下 落。一方、原油高が相場を下 支えし株価は週間で横ばい。 (中国)連休中の海外市場が総 じて堅調だったことや、不動産 市場から株式市場への資金流 入期待により、株価は上昇。 7.4% 6.5% 6.1% 6.1% 4.9% -2.0% -1.6% -1.4% -1.4% -0.4% S&P500業種別騰落率 (上位) 1 金融 2 エネルギー 3 情報技術 4 ヘルスケア 5 一般消費財・サービス (下位) 1 不動産 2 電気通信サービス 3 公益事業 4 生活必需品 5 資本財・サービス (出所)Bloomberg (出所)Bloomberg 日経平均株価 NYダウ (円) (ドル) 22,000 東証1部売買高(右軸-億株) 20,000 80 NY証券取引所売買高(右軸-億株) 日経平均 30 NYダウ 60 20,000 18,000 40 16,000 20 14,000 2015/4 2.0% 1.5% 0.6% 0.1% -0.3% -4.8% -3.4% -3.0% -1.7% -1.4% 2015/7 2015/10 2016/1 2016/4 2016/7 18,000 20 16,000 10 14,000 2015/4 0 2016/10 (出所)Bloomberg 2015/7 2015/10 2016/1 2016/4 2016/7 0 2016/10 (出所)Bloomberg ユーロストックス 上海総合 (ポイント) (ポイント) 450 80 売買高(右軸-億株) ユーロストックス 400 6,000 上海証券取引所売買高(右軸-億株) 70 1,200 上海総合 60 5,000 900 4,000 600 3,000 300 50 350 40 30 300 20 10 250 2015/4 2015/7 2015/10 2016/1 2016/4 2016/7 2,000 2015/4 0 2016/10 (出所)Bloomberg 2015/7 (出所)Bloomberg 1 2015/10 2016/1 2016/4 2016/7 0 2016/10 g g 先週の市場動向(内外金利、為替、経済指標) 国内金利 金利上昇 海外金利の上昇を受けて国内金利も上昇したが、10年債入札が無 難な結果だったことで金利は低下。その後、ECBの金融緩和縮小観 測による海外金利の上昇や、日銀の国債買入れオペで減額の影響 により10年超が弱い結果となったことから金利は上昇。 米国金利 金利上昇 ISM製造業景況指数などの経済指標が予想を上回ったことや、原油 価格の上昇、ECBの金融緩和縮小観測による欧州金利の上昇など を受けて金利は上昇。週末の米雇用統計は予想よりも弱い結果と なり、金利は小幅低下した。 為替 円安ドル高 リッチモンド連銀総裁のタカ派発言や米経済指標が予想を上回った ことなどを受けて一時104円台までドル高が進行。週末には米雇用 統計の弱い結果を受けて一時102円台後半までドル安となったもの の、その後は103円台後半まで持ち直した。 経済指標 全国CPI(前年比) 鉱工業生産(前月比/速報値) 短観 大企業製造業 期間 8月 8月 9月 予測 -0.5% +0.5% 7 実績 -0.5% +1.5% 6 判定 ○ × 米国 9/27 9/28 9/29 10/3 10/5 10/5 10/6 10/7 経済指標 消費者信頼感指数 耐久財受注(前月比/速報値) 新規失業保険申請件数 ISM製造業景況指数 ADP雇用統計 ISM非製造業景況指数(総合) 新規失業保険申請件数 非農業部門雇用者数変化 期間 9月 8月 9月24日 9月 9月 9月 10月1日 9月 予測 99.0 -1.5% 26.0万件 50.4 16.5万人 53.0 25.6万件 17.2万人 実績 104.1 0.0% 25.4万件 51.5 15.4万件 57.1 24.9万件 15.6万人 判定 ○ ○ ○ ○ × ○ ○ × 期間 9月 8月 予測 106.3 -0.3% 実績 109.5 -0.1% 判定 ○ ○ 期間 9月 予測 50.1 実績 50.1 判定 - ユーロ圏 経済指標 9/26 独IFO企業景況感指数 10/5 小売売上高(前月比) 中国 9/30 経済指標 Caixin中国PMI製造業 ※ 判定は、事前予想よりポジティブであれば ○ 。 日米10年国債金利 0.6 日本 9/30 9/30 10/3 為替 (%) (%) 130 2.5 (円) (円) 円/ドル 125 0.3 0.0 1.5 日本10年国債 米国10年国債(右軸) 2015/7 2015/10 2016/1 2016/4 2016/7 130 110 125 105 120 100 115 2015/7 2015/10 2016/1 (出所)Bloomberg (出所)Bloomberg 先週の経済指標1 9月 日銀短観 先週の経済指標2 9月 米ISM 40 65 20 60 0 55 結果 日銀短観 大企業 製造業 日銀短観 大企業 非製造業 -60 2006 2008 2010 2012 45 予想 6 18 2014 2016/7 110 2016/10 50 大企業 製造業 大企業 非製造業 -40 2016/4 ISM製造業景況指数 ISM非製造業景況指数 景気の堅調さ示す 2四半期連続で横ばい -20 135 115 95 2015/4 1.0 2016/10 145 140 円/ユーロ(右軸) 120 2.0 -0.3 2015/4 (出所)Bloomberg 7 18 ISM製造業景況指数 ISM非製造業景況指数 40 2010 2016 2011 2012 予想 50.4 53.0 実績 51.5 57.1 2013 2014 (出所)Bloomberg 2015 2016 (出所)Bloomberg 米国 9月雇用統計 非農業部門雇用者数変化 (千人) 400 200 0 -200 -400 -600 -800 2008 9月 2009 2010 2011 2012 予測 実績 172千人 156千人 2013 2014 2015 (%) 4 12 (%) 失業率 (左軸) 10 平均時給 前年比 (右軸) 2016 ■市場予想を若干下回るも、年内利上げ見通しは不変 ・米非農業部門雇用者数変化は、9月15.6万人で、2ヶ月連続で 市場予想を若干下回る水準。 ・失業率は前月の4.9%から0.1%ポイント悪化して5.0%となった が、これは仕事に復帰しようとする米国民が増えたことに伴うも の。労働参加率は62.9%と6か月ぶりの高水準に達した。 ・平均時給は前月比0.2%の増加で、これも市場予想の0.3%増を 若干下回る結果。ただし、前年比では2.6%の上昇で、賃金上昇 率はじわじわと高まる。 3 8 2 6 4 2008 市場が予想する年内の利上げ確率はほぼ横ばいで推移。 1 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 今後の見通し 今週・来週の注目イベントなど 日付 国 イベント 予測値 市場の注目は企業業績へ。大統領選挙の波乱リスクは後退。 10/11 日 9月 景気ウォッチャー調査(現状/先行き) 45.8/48.0 ・当面は大統領選挙の動向とともに、米国では7-9月期の決算発表が注目される。 -4.7% ・米国では堅調な雇用や消費動向を背景に、安定した企業業績が見込まれる。FRBが 10/12 日 8月 機械受注(船電除民需、前月比) 米 FOMC議事録 慎重な金融政策を進めていることもあり、株価は底堅く推移しよう。ロシアが原油減産 10/13 中 9月 貿易収支(十億ドル) 53.00 に賛同し原油価格が強含んでいることも株価のサポート材料。 0.6% ・10月下旬以降に中間決算が予定される日本企業は、円高による業績下方修正が懸 10/14 米 9月 小売売上高(前月比) 10月 ミシガン大学消費者信頼感指数 92.0 念されるが、株価には既に下方修正が相当織り込まれており、もう一段の株安材料に イエレンFRB議長講演 なる可能性は少ない。また、引き続き日銀によるETF購入は日本株の下値不安を支え よう。 ・米大統領選挙はトランプ氏による失点が目立つ情勢となっており、波乱リスクが一旦 後退していることも市場心理を上向かせる要因となるだろう。 (出所)Bloomberg等 ※ ※ ※ ※ 現時点での市場見通しを示したものであり、当社の投資方針と必ずしも整合するとは限りません。 本資料は当社が情報提供を目的に作成したものであり、保険募集を目的とするものではありません。 データの一部は当社が信用できると判断した情報源より作成しておりますが、正確性・完全性について当社が保証するものではありません。 最終ページのご連絡事項についてよくお読み下さい。 2 お問い合わせ先:特別勘定運用部 TEL 050-3780-1007 特別勘定特約に関する重要なお知らせ ※本お知らせは保険業法第300条の2に準用される金融商品取引法第37条に基づき、特別勘定特約に関して表示すべき広告等規制に関し て記載するものです。 【手数料について】 ・特別勘定特約に関する手数料(付加保険料)は、当社が引受けるご契約者の年金資産(責任準備金)のうち特別勘定部分 の経過責任準備金を各口ランクごとの金額に分け(円貨建株式口は1型・2型を通算)、それぞれに所定の手数料の率を 乗じて得た金額の合計額を毎年ご負担いただきます。 ・以下の手数料率表については、経過責任準備金ランクの上限および下限のみ記載しております。 ■手数料率表 ●確定給付企業年金保険 ●厚生年金基金保険(Ⅱ) 外貨建 外貨建 外貨建 円貨建 外貨建 円貨建 円貨建 公社債 外貨建 株式口 株式口 短期 第2 債券 株式口 公社債 総合口 公社債 株式口 口為替 株式口 ハ ゚ ッシフ ゙ 新興国 資金口 総合口 総合口 ハ ゚ ッシフ ゙ 口 口 1・2型 型 ヘッジ型 型 型 手数料上限 (1,000万円以下の部分) 0.600% 0.600% 0.590% 0.450% 0.700% 0.400% 0.750% 0.750% 0.800% 0.500% 0.800% 0.050% 手数料下限 0.220% 0.210% 0.155% 0.230% 0.110% 0.230% 0.230% 0.240% 0.210% 0.240% 0.050% (500億円超 の部分) ●厚生年金基金保険 0.220% 外貨建 外貨建 外貨建 円貨建 外貨建 円貨建 円貨建 公社債 外貨建 株式口 株式口 短期 株式口 第2 債券 公社債 公社債 株式口 総合口 口為替 株式口 ハ ゚ ッシフ ゙ 新興国 資金口 ハ ゚ ッシフ ゙ 総合口 総合口 口 口 1・2型 型 型 ヘッジ型 型 手数料上限 (10億円以下の部分) 0.440% 0.440% 0.430% 0.330% 0.520% 0.400% 0.550% 0.550% 0.600% 0.500% 0.600% 0.050% 手数料下限 (500億円超 の部分) 0.220% 0.220% 0.210% 0.155% 0.230% 0.110% 0.230% 0.230% 0.240% 0.210% 0.240% 0.050% ※手数料=各口の(経過責任準備金の各ランクに当たる金額×所定手数料率)の合計 ※消費税は別途申し受けます。 ※上記のほか、資産運用の過程で売買の際に発生する売買委託手数料や、売買委託手数料に関する消費税に相当する金額、先物取 引・オプション取引等に要する諸費用を運用費用の一部として間接的にご負担いただきます。なお、売買委託先、売買金額等によって 手数料率が変動する等の理由から、これらの計算方法は表示しておりません。 ※運用効率の観点等から投資信託による運用を行う場合、投資信託に係る信託報酬を運用費用の一部として間接的にご負担いただき ます。なお、信託報酬については投資信託の運用会社や投資対象資産によって手数料率が異なる等の理由から、計算方法を表示し ておりません。ただし、第2総合口および債券総合口における私募投資信託の手数料については、「ご契約のしおり」をご覧願います。 ※上記の手数料には、一般勘定(主契約)の付加保険料、制度管理等に係る各種業務委託費、年金数理人費は含まれておりません。 【特別勘定特約 第2総合口の投資対象について】 第2総合口では、リスク分散を高度に行うために新興国国債、新興国株式、REIT(不動産投資信託証券)を投資対象とする ため私募投資信託を用いて運用を行います。投資対象の詳細については、「ご契約のしおり」および別途資料にてご案内 申しあげます。 【特別勘定特約 債券総合口の投資対象について】 債券総合口では、リスク分散を高度に行うために先進国国債(日本含む)、新興国国債、グローバル社債を投資対象とする ため私募投資信託を用いて運用を行います。投資対象の詳細については、「ご契約のしおり」および別途資料にてご案内 申しあげます。 【損失発生リスクとその発生理由】 ・特別勘定特約は、一般勘定(主契約)の責任準備金(保険料積立金)の一部を特別勘定で運用し、この運用実績を直接、 責任準備金(保険料積立金)に反映させる仕組みの商品です。 ・特別勘定は、国内外の公社債、株式等を運用対象とするため、「株価の下落」「金利の上昇による債券価格の下落」「円高 による外貨建資産価値の下落」等といった投資対象資産の価格下落リスクは責任準備金(保険料積立金)の下落要因と なります。資産運用の結果は、その損失も含めてご契約者に帰属します。 ・経済情勢や運用成果のいかんにより高い収益を期待できる反面、元本(特別勘定に投入された保険料の合計額)の保証 はなく、運用実績が元本を下回ることがあり、損失を生じる可能性があります。 【ご留意事項】 ・特別勘定における資産運用の成果がご契約者の期待どおりでなかった場合でも、当社または第三者がご契約者に何らか の補償、補填をすることはありません。 ・特別勘定での運用にあたっては、ご契約者が特別勘定の特徴を十分理解した上で、ご契約者の判断と責任において行わ なければなりません。 第一生命保険株式会社 東京都千代田区有楽町1-13-1 電話 03(3216)1211(大代表) 3
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