2016 年 10 月 14 日号 週刊株式アウトルック 来週の見通しと投資ポイント CONTENTS 1. 日本株式 .............................................................................................. 1 2. 注目テーマ① ロシア経済協力~新たな海外展開のチャンス ...................... 2 3. 注目テーマ② 中国で六中全会が開催(24~27 日) ................................. 3 4. 注目テーマ③ バレンタインを追い抜くハロウィン市場 ................................ 4 5. ドル円相場 ............................................................................................ 5 6. 米国株式 .............................................................................................. 5 7. 投資部門別売買動向 ............................................................................. 6 8. 個人投資家の買付動向 ......................................................................... 7 9. 週間個別銘柄騰落状況(東証 1 部) ........................................................ 7 10. チャート分析 .......................................................................................... 8 11. 来週・再来週の主なスケジュール............................................................. 9 投資情報部 2016 年 10 月 14 日(金) 週刊株式アウトルック 1.日本株式 横山 敦史 【日経平均の推移と来週の見通し】 19,000 (円) (兆円) <来週の予想レンジ:16,300~17,300円> 12 11 18,000 10 17,300円 日経平均(左軸) 75日移動平均(左軸) 9 17,000 8 16,300円 16,000 7 6 25日移動平均(左軸) 15,000 5 4 14,000 3 2 13,000 1 東証一部売買代金(右軸) 12,000 4/26 2016年 5/20 6/9 6/29 7/20 8/9 8/30 9/20 10/12 11/1 0 (月/日) 注:予想はSMBC日興証券 出所: QUICKよりSMBC日興証券作成 目先は上昇一服か 10月に入ってからドル円が底堅い推移を見せたことなどを追い風に、日経平均は10月11日に約1ヵ月ぶりに 終値で17,000円台を回復した。 米国の年内利上げ観測の高まりや米大統領選に対する不透明感の後退などに伴い、ドル円は水準を切り 上げた(円安進行)と考えられる。ただ、足元でWTI原油先物価格の上昇が一旦落ち着いていることや、米 企業決算の結果を見極めたいとの見方などから、日経平均の上昇は一服感が出ると考える。 また、日経平均17,000円近辺はこれまで商いが多く、上値を突破するには相応のエネルギーと売買高が必 要になると考えられる。東証一部売買代金は足元で2兆円を下回る日が続いており、もうしばらくもみ合いの 展開が続くこととなろう。 目先は軟調な場面も想定されるが、17/3期中間決算発表以降(11月)、来期(18/3期)業績を織り込むように 上昇基調を辿ると考えており、下落局面では押し目買いスタンスで臨みたい。 国内で3月期決算企業の中間決算発表が始まる 来週は、20日の安川電機(6506)を皮切りに国内でも主要な3月期決算企業の中間決算発表が始まる。7-9 月は円高の影響を受けた輸出関連企業だけでなく、天候不順によって個人消費関連企業などの業績も振 るわない可能性が高い。決算発表進行とともに悪材料出尽くし感が広がるかどうかに注目が集まろう。 1 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 2016 年 10 月 14 日(金) 週刊株式アウトルック 2.注目テーマ① ロシア経済協力~新たな海外展開のチャンス 小林 久恒 図表1. 8項目の「協力プラン」 (1)健康寿命の伸長 (2)快適・清潔で住みやすく、活動しやすい都市づくり (3)中小企業交流・協力の抜本的拡大 (4)エネルギー (5)ロシアの産業多様化・生産性向上 (6)極東の産業振興・輸出基地化 (7)先端技術協力 (8)人的交流の抜本的拡大 10月19日に日ソ共同宣言の発効から60周年を迎 える。日露間では、5月6日の首脳会談で、経済交 流の促進を目指し、安倍首相からプーチン大統領 へ8項目の協力プランを提示し(図表1)、9月2日の 首脳会談では、協力の具体化に向けた議論を深 めていくこととなった。 足元の日露の経済関係は2015年度の地域別輸出 入額でみると、ロシアへの輸出、ロシアからの輸入 ともに極めて少ない(図表2)。12月に日本で予定さ れている首脳会談で平和条約が締結されれば、各 方面での交流が活発化し、企業や経済全体にプラ スのインパクトが期待される。 一方、報道によると、「協力プラン」を基に、日本か らの提案やロシアからの要望を交え、検討が進めら れている模様。協力対象の分野は幅広く、その分 野に関する強みや、既に展開実績のある日本企業 は数多い(図表3)。実際に協力する企業の収益に 貢献するか否かは契約スキームに依る面もあるが、 株式市場では、12月に向け話題・期待を手掛かり に物色され、大きな相場になる可能性がある。 特に、ロシアは衛生・医療面で改善余地が大きく、 日本の医療技術やノウハウに大きなニーズがあると いわれる。カテーテルのテルモや内視鏡のオリンパ スなどの株価は年初来高値から調整が進んでおり 注目したい。 出所: 外務省HPよりSMBC日興証券作成 図表2. 日本の地域別輸出入額(2015年度) 中東 アフリカ 輸出 うちロシア0.6兆円 (上位品目) 自動車0.26兆円 自動車部品0.05兆円 ゴム製品0.04兆円 1.3兆円 (輸出) 中東欧・露等 2.4兆円 (輸入) 輸出(外円) 74.1兆円 輸入(内円) 75.2兆円 西欧 中南米 北米 輸入 うちロシア1.7兆円 (上位品目) 原祖油0.64兆円 液化天然ガス0.38兆円 非鉄金属0.16兆円 大洋州 アジア 出所:財務省HPよりSMBC日興証券作成 図表3. ロシア経済協力の主な関連銘柄 分野 コード 銘柄略称 1333 マルハニチロ 生活 インフラ 株価(円) 時価総額 10/11終値 (億円) 2,706.0 強みを持つ製品・サービス 1,425 北海道に缶詰・水産加工場拠点。 1815 鉄 建 321.0 503 鉄道工事でトップクラス。トンネルなど強み。 9351 洋埠頭 168.0 130 子会社がロシアとの国際物流事業展開。 1963 日 揮 1,815.0 4,702 ロシアで施設園芸(温室野菜)事業展開。 2768 双 日 270.0 3291 飯田GHD 1,946.0 6178 日本郵政 1,294.0 6502 東 芝 353.5 5,730 ロシアで木材等資材調達会社を運営。 58,230 傘下の日本郵便で郵便事業展開。 14,980 郵便物高速仕分け機など製造。 6366 千代建 886.0 資源 8031 三井物 エネルギー 1,407.0 25,277 サハリンLNG事業へ出資。風力発電など。 8058 三菱商 2,355.5 37,454 サハリンLNG事業へ出資。 6503 三菱電 1,337.5 28,719 人工衛星、宇宙ステーションなど総合展開。 技術 協力 医療 7013 IHI 298.0 図表4. 日本の北方領土~領土問題も進展か 3,379 空港運営事業を積極化。 2,306 液化天然ガスプラント建設。 4,609 ロケットシステムに実績。 4543 テルモ 4,020.0 15,266 カテーテル大手。2013年ロシアに進出。 7733 オリンパス 3,800.0 13,022 内視鏡で世界シェア7割。 日本の北方4島 択捉島(えとろふとう)、国後島(くなしりとう)、 色丹島(しこたんとう)、歯舞島(はぼまいとう) 出所:各種報道、会社資料、QUICKよりSMBC日興証券作成 出所:外務省HPよりSMBC日興証券作成 2 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 2016 年 10 月 14 日(金) 週刊株式アウトルック 3.注目テーマ② 中国で六中全会が開催(24~27日) 図表1. 中国の実質GDP成長率の推移 8.2 西尾 浩一郎 10月24~27日にかけて中国で第18期中央委員 会第6回全体会議(六中全会)が開催される。7 月に開催された政治局会議では、共産党組織 の規律強化が「六中全会」の主な議題と公表。 一見、経済政策と関係のない話のようだが、来年 秋に開催される共産党第19回全国代表大会ま でに人事をインセンティブに地方政府の士気を 高めることが一つの狙いではないかと考えられ る。 そもそも、中国経済がこれまで高成長を続けた 背景には、地方政府間の成長競争がある。高成 長を求める上昇志向が地方政府にとって大きな インセンティブであった。しかし、ここ数年、汚職 腐敗の摘発強化をきっかけに地方政府から失脚 者が後を絶たず、権力の空白が組織の機能低 下をもたらし、地方政府の間で「下向き指向」が 強まっている(図表1)。 従って、地方政府のやる気を引き出すために、 構造改革を競争させるなど新たなインセンティブ を用意することが不可欠であろう。言い換えれば、 地方政府の「下向き志向」が続く限り、中国景気 の上向きを期待できず、構造改革もスローガン 倒れに終わってしまうリスクが消えない。以上から、 「六中全会」では、中国の政治や経済の沈滞ム ードを払拭できるかどうかが注目点といえる。 中国の景況感は、製造業PMIが2015年9月に底 打ちし、足元では3カ月連続で景況感の節目と なる50以上となるなど改善傾向にある(図表2)。 消費マインドは良好で花王、ユニ・チャーム、良 品計画などの決算では中国事業の好調を確認 できる。また、コマツの推定によれば主要建機の 中国向け需要(台数ベース)は、6月、7月と2ケタ 以上の伸び率になったとのこと。 中国景気は、インフラ投資の拡大や輸出の持ち 直しなどで減速に歯止めがかかっている。マーケ ットの雰囲気がリスク・オンを意識し始める中、六 中全会をきっかけに中国経済の回復に現実味 が増すとなれば、関連銘柄の評価余地は広がろ う(図表3)。 (前年比、%) 8.0 7.8 7.6 7.4 7.2 7.0 6.8 6.6 12/1Q 12/3Q 13/1Q 13/3Q 14/1Q 14/3Q 15/1Q 15/3Q 16/1Q (年/期) 出所: CEIC、中国国家統計局よりSMBC日興証券作成 図表2. 中国の景況感は改善傾向 53 製造業PMI 52 51 50 49 48 47 46 45 13/1 13/7 14/1 14/7 15/1 15/7 16/1 16/7 (年/月) 出所: Bloomberg 、MarkitよりSMBC日興証券作成 図表3. 主な中国関連銘柄 株式 予想 予想営業利益 予想PER 10月12日 銘柄略称 東証業種名 増益率 コード 決算期 (百万円) (倍) 終値(円) 4452 花 王 4911 資生堂 化学 化学 2016/12 2016/12 193,049 33,746 - 22.6 31.9 5,651.0 2,571.5 5401 新日鉄住 鉄鋼 6301 コマツ 機械 2017/03 2017/03 114,926 -31.5% 146,373 -29.8% 19.1 24.3 2,027.5 2,376.0 6367 ダイキン 6479 ミネベア 6954 ファナック 2017/03 2017/03 2017/03 221,872 1.8% 44,627 -13.2% 143,941 -33.2% 20.0 11.1 33.8 9,718.0 1,035.0 19,070.0 機械 電気機器 電気機器 7453 良品計画 小売業 8113 ユニチャーム 化学 2017/02 2016/12 38,400 81,240 11.5% 1.6% 23.7 35.7 22,030.0 2,580.5 9962 ミスミG 2017/03 26,680 3.9% 30.2 1,958.0 卸売業 注: 花王は今期から会計基準変更、資生堂は前期が9ヵ月決算のため、増 益率を算出せず。予想は10月12日時点のQUICKコンセンサス予想 出所:QUICKよりSMBC日興証券作成 3 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 2016 年 10 月 14 日(金) 週刊株式アウトルック 4.注目テーマ③ バレンタインを追い抜くハロウィン市場 図表1. ハロウィンの推計市場規模 今年もまもなくハロウィンだ(10月31日)。ハロウィ ンは、元来、秋の収穫を祝い悪霊を追い出す祭 りであったが、現代のアメリカでは、子どもたちが 仮装をして近隣住宅を訪ねてお菓子をねだる行 事となっている。日本ではアニメ文化が発達して おり、近年では「コスプレ」と呼ばれる、アニメやゲ ームのキャラクターに扮装することが流行ってい る。こうしたこともハロウィン人気上昇の一因かも しれない。また、東京ディズニーランド(オリエンタ ルランド、4661)が秋の閑散期への集客対策とし てハロウィン・イベントを1997年に開始したとも言 われており、一部企業によるこうした経営努力も 盛り上がりに一役買っているのだろう。 日本記念日協会は、2016年のハロウィンの市場 規模を前年比10%増の約1,345億円と推計して おり、今年のバレンタインの推計市場規模である 約1,340億円を初めて抜く見通しである。図表1 の通り、ハロウィン関連市場は年々着実に成長し ており、日本社会に完全に浸透したといえよう。 関連市場の内容について詳しい調査はないもの の、コスチュームと食品関連に大別されるだろう。 前者の場合は、ドンキホーテ(7532)のようなディ スカウントストアやオンラインショッピングでの購入 となろう。アマゾンの「ハロウィンストア2016」では 昨年の1.5倍以上となる18万点以上のコスチュー ムを用意しているそうだ。また、近年では100円シ ョップでも関連グッズが多数陳列されている。マ ンダムの調査では、ヘアや小物・ネイル等の細か な部分でハロウィン気分を楽しみたい人が今年 は増えているようである(図表2)。なお、テーマパ ークでは、ディズニーランド以外にも、エイチ・ア イ・エス(9603)系列のハウステンボスや、サンリオ ピューロランドなどでハロウィン・イベントを開催し ている。 1600 (億円) 1400 1200 1000 800 600 400 200 0 2012年 2013年 2014年 2015年 母良田 剛 2016年 出所: 日本記念日協会HPよりSMBC日興証券作成 図表2. ハロウィンに関する意識調査 Q:ハロウィンのイベントに参加する際、どの程度仮装しますか?またはしたいですか? 0% 20% 40% 60% コスプレ 衣装 2015年 2016年 本気のコスプレ メイク(軽度) ヘア & メイク *コスプレやメイクの度合い メイク(中程度) 【衣装】 コスプレ:普段着、街着で再現できる程度 本気のコスプレ:専門の衣装やかなり手 を加えたもの メイク(なりきり度大) 髪型(スタイリング) 【メイク】 軽度:普段より濃い目のメイク、フェイス シールなど 中程度:部分的な血のりやヒゲなど なりきり度大:全顔メイク、素顔がわから ないレベル 小物 その他 ネイル その他 出所: マンダム「ハロウィンに関する調査」よりSMBC日興証券作成 図表3. 主な関連銘柄 コード 銘柄略称 終値(円) 時価総額 10/13 (億円) 特色 2201 森永菓 4,920.0 2,666 ハロウィンと言えばお菓子 2206 グリコ 5,820.0 4,041 2698 キャンドゥ 1,652.0 277 パーティーグッズは100円ショップで 2782 セリア 7,830.0 2,969 パーティーグッズは100円ショップで 4661 OLC 6,030.0 21,931 日本でのハロウィン・イベントの「仕掛け 人」 4755 楽 天 1,282.0 18,358 手に入りにくい仮装衣装はネットショッピン グで購入 4917 マンダム 4,680.0 1,129 ヘアの「ちょい盛り」が人気 7532 ドンキホーテH 3,910.0 6,182 コスチュームなど関連商品を豊富に取扱い 8136 サンリオ 1,888.0 1,682 「クレアおばさんのシチュー」をハロウィン 定番料理へと定着化を図る ハローキティコラボ「魔女っ子コスチュー ム」発売中 注: サンリオ(8136)については、本レポート作成時点で日本証券金融 の注意喚起銘柄に指定されている 出所: QUICK、各企業HPなどよりSMBC日興証券作成 4 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 2016 年 10 月 14 日(金) 週刊株式アウトルック 5.ドル円相場 龍 翔太 【ドル円相場の推移と来週の見通し】 (円/ドル) この1週間はトランプリスクの後退や米長期 金利の上昇を背景にドル買いが進行し、 104.64円まで上昇。ただ、週後半に売り戻 され、一時103円台前半まで下落した。 来週は特に米大統領選第3回テレビ討論 会(10/19)に注目。クリントン氏が優勢を保 てれば、トランプリスクの一段の後退、及び それを受けた年内利上げ観測の更なる強 まりから、ドル一段高も期待されよう。 ドル円は足元やや押し戻されたが、チャー ト分析上重要なターゲットとして注目された 104.32円(9/2高値)を一旦上抜けた。底打 ちして上昇局面入りした公算が一段と大き くなったといえる。 足元のドルの地合いが強いため、ドル上昇 をもたらすきっかけとして、上述したイベン トの他、今夜(10/14)の小売売上高など米 経済指標結果にも注目。 <来週の予想レンジ:102.80~105.00円> 112 110 108 106 105.00円 104 102.80円 102 100 98 5/2 5/18 2016年 6/3 6/21 7/7 7/25 8/10 8/26 9/13 9/29 10/17 (月/日) 出所: BloombergよりSMBC日興証券作成 6.米国株式 田中 浩介 【米10年金利とS&P500公益、通信、金融セクター指数の推移】 今週の米国株は、決算発表シーズンの本 格化を前に方向感に欠ける展開となった。 11日発表のアルコア決算より、2016年度第 3四半期(7-9月期)決算シーズンが始まっ た。今晩(10/14)は大手銀行(JPモルガン、 ウェルズ・ファーゴ、シティ)が決算を発表 し、来週以降一段と本格化する。第3四半 期のS&P500のEPS(1株当たり利益)は前 年同期比1.6%減(10/7時点)の予想と、昨 年末時点の9.4%の増益予想から大きく下 方修正されており、期待値は低下してい る。そのため決算については最終的に予 想を上振れて着地し、株価を下支えする 材料になる可能性が高いとみられる。 一方、足元では原油価格や米金利の動き が、セクター毎の株価の強弱に影響してい る。OPEC(石油輸出国機構)による減産実 現性への思惑や、米経済統計の動向にも 注意したい。 ※米長期金利と通信、公益セクターは逆相関の傾向、金融セクター は順相関の傾向がみられる (2016/7/1を100として指数化) (2016/7/1を100として指数化) 160 105 公益(左軸) 通信(左軸) 100 150 95 140 90 130 85 120 80 110 金融(右軸) 75 100 米10年金利(右軸) 90 70 7/1 7/16 7/31 8/15 8/30 (2016年) 9/14 9/29 (月/日) 出所: BloombergよりSMBC日興証券作成 5 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 2016 年 10 月 14 日(金) 週刊株式アウトルック 7.投資部門別売買動向 石田 卓也 月次投資部門別売買動向(ETF・REIT) 2016年9月のETFは、海外投資家が▲221億円と3ヵ月ぶりの売り越しとなった一方、個人は83億円と小幅なが ら3ヵ月ぶりの買い越しとなった。 2016年9月のJ-REITは、海外投資家が76億円と5ヵ月ぶりの買い越し。投資信託は111億円と5ヵ月連続の買 い越しとなった。金融機関は日銀の48億円の買い入れを含め▲56億円と5ヵ月ぶりの売り越しとなった。 【日経平均株価とETFの主な投資部門別売買動向の推移】 5,000 (億円) 4,000 3,000 (円) 金融機関(左軸) 海外投資家(左軸) 個人( 左軸) 22,000 20,000 2,000 18,000 1,000 0 16,000 ▲ 1,000 14,000 ▲ 2,000 日経平均株価(右軸) ▲ 3,000 12,000 ▲ 4,000 ▲ 5,000 14/7 14/10 15/1 15/4 15/7 15/10 16/1 16/4 16/7 10,000 16/10 (年/月) 注: 売買動向は2014年7月から2016年9月まで、株価は2016年10月13日までのデータ 出所: QUICKよりSMBC日興証券作成 【東証REIT指数とJ-REITの主な投資部門別売買動向の推移】 1,500 (億円) (pt) 2,000 東証REIT指数(右軸) 1,900 1,000 1,800 500 1,700 0 1,600 ▲ 500 ▲ 1,000 14/7 金融機関(左軸) 海外投資家(左軸) 投資信託(左軸) 14/10 15/1 15/4 1,500 15/7 15/10 注: 売買動向は2014年7月から2016年9月まで、指数は2016年10月13日までのデータ 出所: QUICKよりSMBC日興証券作成 6 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 16/1 16/4 16/7 1,400 16/10(年/月) 2016 年 10 月 14 日(金) 週刊株式アウトルック 8.個人投資家の買付動向 髙山 裕介 【買付代金上位10銘柄(10/7~10/13、銘柄コード順)】 コード 銘柄名 10/6終値 10/13終値 (円) (円) 騰落率 (%) 市場 業種 東証 ETF 11,430.0 11,260.0 -1.5 1570 日経レバ 4528 小野薬 東証1部 医薬品 3,091.0 2,841.0 -8.1 6758 ソニー 東証1部 電気機器 3,385.0 3,428.0 1.3 7203 トヨタ 東証1部 輸送用機器 6,032.0 5,969.0 -1.0 7717 Vテクノロジー 東証1部 精密機器 12,960.0 12,990.0 0.2 7974 任天堂 東証1部 その他製品 26,365.0 26,075.0 -1.1 8035 東エレク 東証1部 電気機器 9,163.0 8,884.0 -3.0 8306 三菱UFJ 東証1部 銀行 527.2 508.4 -3.6 8411 みずほ 東証1部 銀行 173.4 167.8 -3.2 9984 ソフトバンクG 東証1部 情報・通信 6,627.0 6,496.0 -2.0 先週ランクインしたベア型ETFは買付け手 口が減少。円安進行などを背景にリスクオ ンムードが高まった様子。 小野薬(4528)は、がん免疫療法薬「オプ ジーボ」の肺がん試験結果が化学療法に 比べて上回っているとは言えないとされた ものの、個人投資家の物色は継続。 ソフトバンクG(9984)は、金庫株1億株(発 行済み株式数の8.3%)の消却を発表した こともあり、買いを集めた。 Vテクノロジー(7717)、東エレク(8035)など 半導体製造装置関連株には引き続き物色 意欲が強い。 注: 弊社のリテール部門での国内上場銘柄の買付手口を集計。ただし、取引所外 取引およびブロックトレードのみデータから除外して集計 出所:QUICKよりSMBC日興証券作成 9.週間個別銘柄騰落状況(東証1部) 髙山 裕介 【値上がり率上位10銘柄(10/7~10/13)】 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 コード 銘柄名 5121 5491 4343 1377 3228 4728 3445 7897 5302 3038 藤倉ゴム 日金属 ファンタジー サカタのタネ 三栄建築 トーセ RSTECH ホクシン 日カーボン 神戸物産 業種 ゴム製品 鉄鋼 サービス 水産・農林 不動産 情報・通信 金属製品 その他製品 ガラス土石製品 卸売 10/6 終値 (円) 470.0 955.0 2,704.0 2,573.0 1,259.0 676.0 2,918.0 185.0 175.0 2,934.0 10/13 終値 値上がり率 (% ) (円) 593.0 26.2 1,174.0 22.9 3,110.0 15.0 2,952.0 14.7 1,432.0 13.7 768.0 13.6 3,315.0 13.6 210.0 13.5 198.0 13.1 3,280.0 11.8 【値下がり率上位10銘柄(10/7~10/13)】 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 コード 銘柄名 6323 3878 4974 3678 6217 8201 9919 8170 6315 2462 ローツェ 巴川紙 タカラバイオ メディアドゥ 津田駒 さが美 関西スパ アデランス TOWA ジェイコムHD 業種 機械 パルプ・紙 化学 情報・通信 機械 小売 小売 その他製品 機械 サービス 10/6 終値 (円) 2,211.0 296.0 1,689.0 1,732.0 166.0 131.0 1,702.0 537.0 1,246.0 2,073.0 10/13 終値 値下がり率 (% ) (円) 1,870.0 -15.4 253.0 -14.5 1,466.0 -13.2 1,509.0 -12.9 145.0 -12.7 117.0 -10.7 1,529.0 -10.2 483.0 -10.1 1,122.0 -10.0 1,875.0 -9.6 注: 対象は東証1部銘柄 出所: QUICKよりSMBC日興証券作成 7 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 日経平均は10/7~10/13の間、0.7%下落。 藤倉ゴム(5121)、日金属(5491): マグネシウム2次電池の実用化目途との報 道を受け、関連銘柄に物色買いの動き。 ファンタジー(4343): 他証券会社が目標株価を引き上げ。 サカタのタネ(1377): 17/5期1Q決算の大幅増益を好感。 ローツェ(6323): 17/2期通期増額修正も足元の受注急減を 嫌気。 タカラバイオ(4974): 他証券会社による投資評価引き下げを嫌 気。 2016 年 10 月 14 日(金) 週刊株式アウトルック 10.チャート分析 石田 卓也 【S&P500指数】 【ドル円相場】 S&P500指数はこれまで26週移動平均線に沿っ た動きとなっていたが、足元ではその下限に近付 いており、反発局面は近そうだ。 (pt) (円) 2,400 130 2,200 S&P500指数 120 1,800 115 110 26週移動平均線 1,400 105 1,200 100 1,000 10年 11年 12年 13年 14年 15年 一目均衡表とは、時間・値幅などを組み合わせたテクニカル手法で転換線、基準線、先行 スパン1、先行スパン2、遅行線は株価のトレンドを表したり、抵抗帯となりやすい。先行ス パン1と先行スパン2に挟まれた領域のことを“雲”といい、抵抗線や支持線となりやすい。 125 2,000 1,600 ドル円の一目均衡表(週足)をみると、足元の水準 以上で1ヵ月半ほど推移すれば、遅行スパンがロ ーソク足を上抜くことになり、中期的にも強気サイ ンとなりそうだ。 95 15/5/4 16年 出所:QUICKよりSMBC日興証券作成 転換線(9週) 基準線(26週) 先行スパン1 先行スパン2 遅行スパン 15/9/21 16/2/8 16/6/27 16/11/14 (年/月/日) 出所:QUICKよりSMBC日興証券作成 【日本株市場関連データ(10/13時点)】 指数 日経平均株価 25日移動平均 75日移動平均 200日移動平均 10/13 前週末比 前週末比 (%) (円) 終値(円) 16,774.24 -85.85 -0.51 16,736.09 移動平均 16,457.06 乖離率 16,681.19 指数 TOPIX 0.22 JPX日経400 12,007.59 -87.90 -0.73 1.92 東証2部指数 4,466.87 25.30 0.57 0.55 東証マザーズ指数 938.22 -13.25 -1.39 2,545.09 7.32 0.29 1,791.12 -7.34 -0.41 売買高(東証1部、万株、①) 165,951 日経JASDAQ平均 25日移動平均 174,169 東証REIT指数 売買代金(東証1部、億円、②) 18,906 東証1部予想配当利回り(%) 25日移動平均 19,411 東証1部予想PER(倍) 売買単価(円、②/①) 10/13 前週末比 前週末比 (%) 終値(円,pt) (円,pt) 1,342.31 -8.30 -0.61 1139.26 2.15 15.03 東証1部PBR(倍) 1.18 東証REIT指数予想分配金利回り( %) 3.62 東証REIT指数予想分配金利回りが3.6%以上となる 【テクニカル指標】 のは6月27日以来、約3ヵ月半ぶり。利回りからみる 騰落レシオ(東証1部、25日) バリュエーションは割安といえる。 サイコロジカル( TOPIX) ストキャスティクス(TOPIX) RSI(TOPIX) [単位: %] 判定 112.94 ― 58.33 ― 67.02 ― 46.19 ― 注:予想は東証1部配当利回り及び東証1部予想PERは日経予想、東証REIT指数予想分配金利回りはQUICK予想。配当・分配金利回りは加重平均。 テクニカル指標は一般的に、騰落レシオ:120%以上が買われ過ぎ、70%以下が売られ過ぎ、サイコロジカル:75%以上が買われ過ぎ、25%以下が売 られ過ぎ、ストキャスティクス:75%以上が買われ過ぎ、25%以下が売られ過ぎ、RSI:75%以上が買われ過ぎ、25%以下が売られ過ぎと判断される 出所: QUICKよりSMBC日興証券作成 8 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 2016 年 10 月 14 日(金) 週刊株式アウトルック 11.来週・再来週の主なスケジュール 柴山 真里枝 来週、国内では衆院補欠選挙投開票が実施される。来年 1 月の衆院解散の可能性が意識される中、安倍政 権に対する信認を問う試金石となろう。また、黒田日銀総裁の挨拶・講演が予定されている。 一方、米国の各企業の決算発表が本格化するほか、大統領選第 3 回テレビ討論会が予定されている。本選 前最後の討論会であり、クリントン、トランプ両候補の論戦が支持率にどう影響するか、注目が集まる。 【来週の主なスケジュール】 発表日 国・ 地域 日本 10月 17日 (月 ) 米国 ユーロ圏 インドネシア ロシア 日本 米国 10月 18日 (火 ) 英国 NZ ブラジル 日本 米国 10月 19日 (水 ) 英国 中国 マレーシア ロシア 南ア ブラジル 日本 米国 ユーロ圏 10月 20日 (木 ) 豪州 インドネシア 10月 22日 (土 ) 10月 23日 (日 ) - 9月 7-9月期 7-9月期 7-9月期 9月 7-9月期 8月 9月 9月 9月 9月 9月 7-9月期 - - 6-8月 9月 1-9月 7-9月期 9月 9月 9月 9月 9月 8月 - 9月 9月 10月 9月 - - - 9月 9月 米国 - - - - - - 7-9月期 日本 - トルコ 10月 21日 (金 ) - - - 10月 9月 7-9月期 9月 9月 9月 日本 黒田日銀総裁挨拶(支店長会議) 天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議 初会合 中国向けビザ発給要件の緩和運用開始 ニュ ーヨーク連銀製造業景況指数 鉱工業生産指数( 前月比) バンク・オブ・アメリカ決算 消費者物価指数(前年比、確報、前回値は速報値) 貿易収支 鉱工業生産(前年比、発表日未定、~18日) ブラジルのテメル大統領来日(~20日) 消費者物価指数(除食品&エネルギー、前年比) ジ ョンソン&ジ ョンソン、 フィリ ッ プモ リ ス、 インテ ュ ーイテ ィブサージ カル決算 インテル決算 ゴールドマン・サックス決算 消費者物価指数(前年比) 消費者物価指数(前期比) 小売売上高指数(前月比) JNTO訪日外客数 住宅着工件数( 前月比) 住宅着工件数(年率換算) 住宅着工許可件数( 前月比) 住宅着工許可件数(年率換算) モルガン・スタンレー決算 地区連銀経済報告( ベージ ュ ブッ ク) 大統領選第 3回テ レビ討論会 ILO失業率 失業保険申請件数 固定資産投資( 都市部、 年初来、 前年比) 実質 GDP( 前年比) 小売売上高( 前年比) 鉱工業生産( 前年比) 消費者物価指数(前年比) 実質小売売上高(前年比) 消費者物価指数(前年比) 経済活動指数(前月比) 政策金利 全国百貨店売上高(前年比) 全国コンビニエンスストア売上高(前年比) フィラデルフィア 連銀製造業景況指数 中古住宅販売件数( 前月比) ECB( 欧州中央銀行) 理事会 政策金利 EU首脳会議(ブリュッセル、~21日) 市場予想 前月・ 前期・ 前年 - - - 1.00 0.2% - - - ▲1.99 ▲0.4% - - - 0.4% - 0.4% 2.94億ドル 0.7% - 2.3% - 2.3% - - - - 0.0% - - - 0.6% 0.4% ▲0.3% 204万人 ▲5.8% 114.2万戸 0.7% 115.2万戸 - - 2.5% 117.0万戸 0.9% 116.3万戸 - - - - - 8.2% 6.7% 10.7% 6.4% - ▲4.4% - - - - - 6.0 0.2% 新規雇用者数(前月比) 失業率 政策金利 政策金利(1週間物レポ金利) (翌日物貸出金利) (翌日物借入金利) 黒田日銀総裁挨拶(全国信用組合大会) 黒田日銀総裁講演(The Economist主催ジャパン・サミット2016) GE決算 - - - - - - - - - - - - 衆院補欠選挙投開票(東京10区、福岡6区) - - - - 4.9% 2,400人 8.1% 6.7% 10.6% 6.3% 1.5% ▲5.1% 5.9% ▲0.09% 14.25% ▲6.0% 0.6% 12.8 ▲0.9% - 0.00% - ▲3,900人 5.6% 5.00% 7.50% 8.25% 7.25% - - - - 注:発表日は現地時間。市場予想と実績は2016年10月13日12時時点のBloombergの値を表示。スケジュールは予告なしに変更されることがあります 出所: Bloombergおよび各種報道などよりSMBC日興証券作成 9 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 2016 年 10 月 14 日(金) 週刊株式アウトルック 再来週、日本では、貿易収支や全国消費者物価指数など、月末の重要指標が発表予定。円高の影響は懸 念されるものの、グローバル経済の全般的な回復や財政政策期待を受けて、日本経済の方向性に上昇基調 が見られるか、確認したい。 海外では、米国において実質 GDP や耐久財受注などの重要指標が発表される。引き続き、米国経済の回復 が示されれば、12 月利上げに向けた追い風となろう。 【再来週の主なスケジュール】 発表日 国・ 地域 米国 ユーロ圏 英国 - 9月 9月 9月 9月 9月 10月 10月 - - - 10月 8月 8月 7-9月期 7-9月期 10月 - 9月 7-9月期 - 9月 9月 9月 7-9月期 9月 7-9月期 7-9月期 9月 10月 9月 9月 9月 9月 7-9月期 10月 10月 - - - 日本 10月 24日 (月 ) ユーロ圏 中国 日本 10月 25日 (火 ) 10月 26日 (水 ) 米国 独 日本 米国 豪州 南ア 米国 10月 27日 (木 ) ユーロ圏 独 英国 NZ 日本 10月 28日 (金 ) 10月 29日 (土 ) 10月 30日 (日 ) 全国スーパー売上高(前年比) 貿易収支 貿易収支(季調済) 輸出( 前年比) 輸入( 前年比) 製造業PMI(速報) サービス業PMI(速報) 中国共産党中央委員会第 6回全体会議( 六中全会、 ~ 27日) フィリピンのドゥテルテ大統領来日(~27日) JR九州上場予定 コンファレンスボード消費者信頼感指数 S&P/ ケース シ ラー住宅価格指数( 前年比) FHFA住宅価格指数(前月比) ア ッ プル決算 キャタピラー決算 IFO景況指数 ヨルダンのアブドラ国王来日(~28日) 新築住宅販売件数( 前月比) 消費者物価指数(前期比) 中期財政政策声明発表 耐久財受注( 前月比) 耐久財受注( 除輸送用機器、 前月比) 中古住宅販売成約指数(前月比) アルファベット決算 マネーサプライM3(前年比) ドイツ銀行決算 実質GDP(前期比、速報) 貿易収支 都区部消費者物価指数(生鮮食品除く、前年比) 全国消費者物価指数( 生鮮食品除く、 前年比) 家計調査-実質消費支出(前年比) 有効求人倍率 失業率 実質 GDP( 前期比年率、 速報) 経済信頼感指数 全国住宅価格(前年比、発表日未定、~3日) OPEC加盟・非加盟国、減産の具体策協議(ウィーン、~29日) 欧州各国で冬時間入り 市場予想 前月・ 前期・ 前年 - - - - - - - - - - 101.5 ▲2.9% ▲192億円 4,084億 円 ▲9.6% ▲17.2% 52.6 52.2 - - - 104.1 5.02% 0.5% - - 109.5 - - - - - - ▲3.1% - - - - ▲7.6% 0.4% - 0.1% ▲0.2% ▲2.4% - 5.1% - 0.7% ▲12.65億NZドル ▲0.5% ▲0.5% ▲4.6% 1.37倍 3.1% 1.4% 104.9 5.3% - - - - - 0.2% - - - - - - - - - - - - 2.1% 注:発表日は現地時間。市場予想と実績は2016年10月13日12時時点のBloombergの値を表示。スケジュールは予告なしに変更されることがあります 出所: Bloombergおよび各種報道などよりSMBC日興証券作成 10 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 2016 年 10 月 14 日(金) 週刊株式アウトルック 本資料について 【免責事項】 本資料は証券その他の投資対象の売買の勧誘ではなく、SMBC日興証券株式会社(以下「弊社」といいます)が投資情報の提供を目 的に作成したものです。本資料は、弊社が信頼できると判断した情報源から入手した情報に基づいて作成していますが、これらの情報 が完全、正確であるとの保証はいたしかねます。情報が不完全または要約されている場合もあります。本資料に記載する価格、数値等 は、過去の実績値、概算値あるいは将来の予測値であり、実際とは異なる場合があります。かかる価格、数値等は予告なしに変更する ことがありますので、予めご了承くださいますようお願いいたします。本資料は将来の結果をお約束するものでもありませんし、本資料に ある情報をいかなる目的で使用される場合におきましても、お客様の判断と責任において使用されるものであり、本資料にある情報の 使用による結果について、弊社及び弊社の関連会社が責任を負うものではありません。本資料は、本資料を受領される特定のお客様 の財務状況、ニーズ又は投資目的を考慮して作成されているものではありません。本資料はお客様に対して税金・法律・投資上のアド バイスを提供する目的で作成されたものではありません。投資に関する最終決定は、契約締結前交付書面、上場有価証券等書面、目 論見書、お客様向け資料等をよくお読みになり、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。 本資料は、弊社又は弊社の関連会社から配布しています。本資料に含まれる情報は、提供されましたお客様限りでご使用ください。本 資料は弊社の著作物です。本資料のいかなる部分についても電子的または機械的な方法を問わず、いかなる目的であれ、無断で複製 または転送等を行わないようにお願いいたします。本資料に関するお問い合わせは、弊社の営業担当者までお願いいたします。 本資料に記載された会社名、商品名またはサービス名等は、弊社または各社の商標または登録商標です。 【金融商品取引法第 37 条(広告等の規制)にかかる留意事項】 手数料等について 弊社がご案内する商品等へのご投資には、各商品等に所定の手数料等をご負担いただく場合があります。例えば、店舗における国内 の金融商品取引所に上場する株式等(売買単位未満株式を除く。)の場合は約定代金に対して最大 1.242%(ただし、最低手数料 5,400 円)の委託手数料をお支払いいただきます。投資信託の場合は銘柄ごとに設定された各種手数料等(直接的費用として、最大 4.32%の 申込手数料、最大 4.5%の換金手数料又は信託財産留保額、間接的費用として、最大年率 5.61%の信託報酬(又は運用管理費用)及 びその他の費用等)をお支払いいただきます。債券、株式等を募集、売出し等又は相対取引により購入する場合は、購入対価のみをお 支払いいただきます(債券の場合、購入対価に別途、経過利息をお支払いいただく場合があります。)。また、外貨建ての商品の場合、 円貨と外貨を交換、又は異なる外貨間での交換をする際には外国為替市場の動向に応じて弊社が決定した為替レートによるものとしま す。上記手数料等のうち、消費税が課せられるものについては、消費税分を含む料率又は金額を記載しております。 リスク等について 各商品等には株式相場、金利水準、為替相場、不動産相場、商品相場等の価格の変動等及び有価証券の発行者等の信用状況(財 務・経営状況を含む。)の悪化等それらに関する外部評価の変化等を直接の原因として損失が生ずるおそれ(元本欠損リスク)、又は元 本を超過する損失を生ずるおそれ(元本超過損リスク)があります。 なお、信用取引又はデリバティブ取引等(以下「デリバティブ取引等」といいます。)を行う場合は、デリバティブ取引等の額が当該デリバ ティブ取引等についてお客様の差入れた委託保証金又は証拠金の額(以下「委託保証金等の額」といいます。)を上回る場合があると共 に、対象となる有価証券の価格又は指標等の変動により損失の額がお客様の差入れた委託保証金等の額を上回るおそれ(元本超過 損リスク)があります。 また、店頭デリバティブ取引については、弊社が表示する金融商品の売付けの価格と買付けの価格に差がある場合があります。 上記の手数料等及びリスク等は商品毎に異なりますので、当該商品等の契約締結前交付書面や目論見書又はお客様向け資料等をよ くお読みください。なお、目論見書等のお問い合わせは弊社各部店までお願いいたします。 商 号 等 SMBC日興証券株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第 2251 号 加入協会 日本証券業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、一般社団法人第二種金融商 品取引業協会 (2015/04/09 版)
© Copyright 2024 ExpyDoc