日本遺産観光ルート企画造成業務仕様書

日本遺産観光ルート企画造成業務仕様書
1. 業務目的
吉野町、下市町、黒滝村、天川村、下北山村、上北山村、川上村、東吉野村(以下「当
該地域」という。
)の周遊を促すために日本遺産のストーリーを踏まえた観光ルートを造
成し、観光客誘致を促進することで観光による地域活性を図るとともに、地域の多彩な魅
力を体感してもらい、本業務により造成したルートが、当該地域全体の誘客拡大、周遊促
進、宿泊者の増加に貢献することを目的とする。
2. 業務内容
(1) ターゲット設定と観光ルート案作成
観光ルートのテーマは、平成 28 年度文化庁の日本遺産として認定された「美林
連なる造林発祥の地“吉野”」とし、そのストーリー性、構成文化財を効果的に
使い企画する。
① ターゲット設定とコンセプトメイキング
日本遺産「美林連なる造林発祥の地“吉野”
」資料(参考資料 1)を参考に、主
要ターゲットを設定し、日本遺産のストーリーとマッチさせた旅のスタイル
(コンセプト)を創造する。
② 観光ルート案作成
上記(1)①に基づき、観光ルート案を 5 案作成する。
商品は、
「車両による周遊(林道周遊)」、
「観光ボランティアガイド等の活用」
を基本構成とし、「日本遺産構成文化財」を全案に織り込み、造林地域ならでは
の「産業・技術」
、
「信仰」
、「自然・景観」
、「食」等の素材を効果的に組み合わ
せたものとする。
ルート案に織り込まれた訪問施設・事業者の受入可否の確約は必要としない。
(2) その他
吉野地域日本遺産活性化協議会が主催する本事業に関連する会議に出席し、ル
ート造成及びそれに伴う必要な業務、体制づくりなどのアドバイスを行う。
3. 留意事項
(1) 業務受託後は、吉野地域日本遺産活性化協議会と緊密な連携を図り、担当部局とあ
らかじめ調整したスケジュールで実施すること。
(2) 業務の遂行状況は随時報告すること。
(3) 当該業務で知り得た秘密、個人情報の取り扱いについて厳守すること。
4. その他
(1) 本業務で策定されたルート案は、次年度以降、吉野地域日本遺産活性化協議会に引
継ぎ、実施していくこととする。
(2) 業務に係る全ての成果品の著作権(著作権第 27 条・第 28 条に規定する権利を含
む)は、吉野地域日本遺産活性化協議会に帰属する。また、成果品は、吉野地域日
本遺産活性化協議会において、各種媒体、印刷物に使用できるものとする。
(3) 本事業に定めのない事項については、吉野地域日本遺産活性化協議会と協議するも
のとする。