<<できることから始める勇気 平和行動 in 長崎>> 2016 平和行動 in 長崎に参加して 2016 年 8 月 8∼10 日 南門真支部 吉田 典久/森岡 博之 「連合 2016 平和長崎集会」 『若者からのメッセージ「微力だけど無力じゃない」。個々の力は小さくとも、多くの人 が集い継続することで大きな成果になる。継続こそ力なり、実践し続けることの難しさ、 小さなことの積み重ね、できることから始める勇気をいただきました。』 『被爆者田川さんから小学六年生で被ばく にあった話を聞く機会があった。爆心地から 3.5kmの自宅で原爆投下を目撃し、市内 の工場で働く両親が帰ってこないため自力で 捜索し両親を防空壕で発見し、重症の父親を 手当してもらうためのリヤカーを押し臨時救 護所で手当てしてもらうも手術用の道具がな いため大工用のノコギリを使い、足を切断し た。しかしその行為が寿命を早めてしまった のではないかとずっと悩んでこられ、あるとき父親の手術に立ち会っていた看護婦さんと 奇跡の再会をすることにより悩みが薄らいでいくことで被爆について語らなければという 事で今は語り部として活動されているとの事です。戦後 70 年以上を経過しているので考え ればわかることですが、被爆者の平均年齢が 80 歳を超えてきていることに驚きと私たちが 後世に伝えていかなければいけないと強く思った。ナガサキ・ユース代表団や高校生平和 大使など我々より若い世代が活動していることも今回の平和行動で知り、自組織はもちろ んの事いろいろな人に紹介や報告をして行きたい。 』 「長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」 『その場に参加することで、映像では伝 わらない荘厳さや参加者の想いを感じた。 世界に向けてのメッセージが大きく取り 上げられがちだが、慰霊者や参加者の思い こそ最も大切にしなければならない。』 『思った以上にご遺族席に空席が多い ように感じた。式典後は原爆資料館へ行き、 当時のいろいろな遺品などを見学し、二度 と起こしてはいけない事だと再認識でき た。 』 「ピースウォーク」 (慰霊碑巡り) 『現存する多くの証跡を辿ることで、自己の知識や 人からの伝聞が自己の中でより大きな印象へと昇華し ていく。経験できないことへの疑似体験は認識や知見 を自己のものとするための大きな礎となりました。 』 「万灯流し」 『原爆殉職者慰霊への参加や、平和への願いをひと つにすること、また後の世代に向けて語り継ぐことへ の起点としての地域イベントとしての意義を感じま した。 』 『夕方の万灯流しはロウソクの明かりがとても神 秘的だったが、少し時間が掛かり過ぎたのか幾つか消 えていたのが残念だった。 』 気づき 『初めての平和行動参加でした。多くの人が心にそれぞれの思いを持ちながら、平和へ の願いという一点で集うことに大きな意義を感じました。日々の慌しい生活や、組織活動 など、ともすればその根底の思いが不明瞭になることも多く、手段と目的が混同し、こな すことに注力している自己の姿を見直すきっかけになりました。 他産別や労組の方々との語り合いの中では、環境、立場などの違いを知ることで、より 広い視野・見識を持つことへの手がかりとなりました』<by N.yoshida> 『今まで数回長崎に訪れて原爆資料館などを見学し平和について考えているが今回は特 にいろいろな事を考えさせられた。この平和行動を通じ、経験できないことを経験できて ありがたく思っております』<by H.morioka>
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