公募型プロポーザル応募要領

江津市庁舎改修整備基本計画策定業務委託に係る
公募型プロポーザル応募要領
平成28年10月
江津市総務課・都市計画課
はじめに
1962 年(昭和 37 年)に竣工した江津市庁舎は、A字型の柱で支えられたピロティの
空間が特徴的なA棟(RC造・PC造3階建)とB棟(RC造8階建)の2棟で構成さ
れ、日本の近現代建築を代表する建築家、吉阪隆正氏によって設計されました。
当時のディテールそのままに現存するモダニズム建築として貴重な建築物であり、日
本におけるモダン・ムーブメントの建築についてその保存と記録に関する活動を推進す
る学術組織である DOCOMOMO Japan より、今年 6 月、
「日本におけるモダン・ムーブメン
トの建築 197 選」のひとつに選定を受けました。
一方、築 54 年が経過し、施設の老朽化が進行していることから、耐久・耐震性能を
中心に耐震改修の必要性や施工の可能性、そして庁舎機能とこれからの市庁舎のあるべ
き姿等について調査検討をするため、平成 26 年度に「江津市庁舎改修整備検討委員会」
を設置しました。
この検討委員会の開催と並行して、基礎地盤調査、コンクリート強度、PC梁の健全
度調査等を行い、各データが収集できたことから、耐震改修実施の可能性が見えたとし
て、昨年、耐震診断を実施しました。耐震診断の結果についてはA棟・B棟ともに判断
基準を満足せず、耐震性能が不足しており、補強が必要との判断に至りました。
補強計画案では、A棟についてはA型柱開口部への耐震壁の設置等、内部空間への影
響は少ないと考えていますが、B棟は多くの耐震壁と補強ブレースにより執務空間に支
障が出る箇所が多いことから、新たな分庁舎の建設をもって一定の執務空間を確保し、
居ながら施工にて補強工事を進める方針としておりました。
しかし、今年4月に発生した熊本地震での庁舎の被害状況を目の当たりにし、庁舎の
重要性や防災拠点としての機能を改めて考え直す必要に迫られました。
それまでは耐震補強を行い、30 年程度利用し続けることが出来れば良いのではと考
えておりましたが、上述した検討委員会においては、「補強しても十分な防災拠点機能
を持たない上に、地震被害によって庁舎が機能しないということがあるのではないか、
そのような耐震改修で市民の理解が得られるのか」また、「防災拠点機能を有し、市民
サービスの向上と機能を高め、将来に渡る庁舎問題を完全解決するのは新庁舎建設であ
り、財源の確保と市民の理解が得られるのであれば必要最小限の新庁舎建設を具体的に
検討すべき」そして「一連の事業として現庁舎の他用途利用の可能性等についても引き
続き調査検討を深めることが必要である」といった意見を頂きました。
このことを受け、庁内において再度検討を行い、今年 9 月、新庁舎建設の方針を固め、
現庁舎については他用途公共施設として保全活用を図り、歴史的な価値を継承すること
に決定しました。
以上のことを踏まえ、本プロポーザルでは「新庁舎建設基本計画 」と「現庁舎保存
再生基本計画 」の2テーマについて、プロポーザル参加者の高い技術と豊富な経験に
基づく創造的な提案をお願いすることとしました。
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Ⅰ.公募型プロポーザル実施の目的
この要領に定める公募型プロポーザルは、江津市庁舎改修整備基本計画策定業務を委
託するにあたり、広く企画提案を募集し、最も適切な者を当該業務の受注者として選定
することを目的とする。
Ⅱ.プロポーザルの概要
1. プロポーザルの名称
江津市庁舎改修整備基本計画策定業務委託に係る公募型プロポーザル(以下、「プロ
ポーザル」という。)
2.提案を求めるテーマ
テーマ1:新庁舎建設基本計画
新庁舎建設に係る敷地利用案、必要機能、規模などを総合的に整理し、提
案すること。
テーマ2:現庁舎保存再生基本計画
歴史的、文化的な価値を考慮し、次世代へ受け継いでいくにふさわしい、
公共施設機能を核とした再生計画を検討し、提案すること。
3. 事務局
江津市都市計画課(以下「事務局」という。)
〒695-8501 島根県江津市江津町1525
電話番号 :0855-52-7490(直通)
FAX番号:0855-52-1379
電子メール:[email protected]
4.日程等
(1)プロポーザル
①手続開始の公告
平成28年10月14日(金)
②応募要領等配布期間
平成28年10月14日(金)から平成28年10月24日(月)午後5時まで
③参加表明書受付期間
平成28年10月14日(金)から平成28年10月24日(月)午後5時まで
④参加資格決定通知書等交付
平成28年10月26日(水)
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⑤質疑受付期間
平成28年10月28日(金)午前9時から平成28年10月31日(月)午後5時まで
⑥質疑回答
平成28年11月2日(火)
⑦企画提案書受付期間
平成28年11月25日(金)午前9時から平成28年12月5日(月)午後5時まで
⑧ヒアリング
平成28年12月19日(月)・・・・(予定)
⑨審査結果の発表
平成28年12月22日(水)・・・・(予定)
(2)基本計画履行期間
契約日の翌日から平成29年3月31日までとする。
(3)予算規模
本業務の予算規模は14,500,000円(消費税及び地方消費税相当額を含む)以内とする。
※建設候補地の簡易土壌調査(試掘調査3箇所程度)を含む。
(4)応募要領等は江津市ホームページからの入手を原則とする。ただし、1社につき各
1部を事務局にて配布することができる。
Ⅲ.応募条件
1. プロポーザルの方法
(1)本プロポーザルの参加者(以下「参加者」という。)は、優れた技術と創造力、豊富
な経験、提案能力、組織体制を備えた設計事務所とする。
(2)参加者は、設計の資格の保有及び所定の資格を有する技術者の配置が可能な単一の
設計事務所とする。
(3)提出する応募提案書等は1参加者につき1案とする。(同一参加者の本社・支店等
での重複応募は認めない。)
2. プロポーザルの参加者に必要な資格に関する事項等
(1)地方自治法施行令(昭和22年政令第16号)第167条の4の規定に該当しない者。
(2)参加表明書提出時点において、会社法(平成17年法律第86号)第475条又は、第
644号の規定に基づく清算の開始、破産法(平成16年法律第75号)第18条第1
項若しくは第19条第1項の規定に基づく破産手続きの申立て、会社更生法(平成
3
14年法律第154号)第17条の規定に基づく更生手続開始の申立て又は民事再生法
(平成11年法律第225号)第21条の規定に基づく再生手続きの申立てがなされた者
(会社更生法又は民事再生法の規定に基づく更生手続き開始又は再生手続き開始の
決定日以降を審査基準日とする経営事項審査を受け更生計画又は再生計画の認可の
決定が確定した者を除く。)でないこと。
(3)島根県及び他自治体において指名停止措置を受けていないこと。
(4)本市の一般競争(指名競争)入札参加資格者名簿に登録されている建築士事務所で
あること。
(5)建築士法第23条の規定に基づく1級建築士事務所の登録を行っていること。
(6)建築士法第2条に定める1級建築士が2名以上勤務していること。(平成28年9月30
日における常勤者)
(7)過去10年間において、延床面積5,000㎡以上の庁舎整備に係る設計業務に関する実績
があること。
(8)中国地方5県において、国又は地方公共団体の庁舎整備に係る設計業務の実績がある
こと。
(9)モダニズム建築の保存活用への理解があること。
(10)本市の歴史・文化・地場産業等の地域性について十分な理解があること。
3. 参加表明書の手続き
(1)提出書類の内容及び提出部数
提出書類
様式等
参加表明書
様式-1(参加表明書)
提出部数等
1部
〔添付資料〕
同種業務実績を証する資料(様式自由)
会社・事務所概要(企業パンフレット等)
(2)提出方法
提出期間:平成28年10月14日(金)から平成28年10月24日(月)午後5時まで
提出先 :Ⅱ.3.に掲げる事務局
提出方法:持参又は郵送すること。(持参による場合の受付期間は、土曜日、日曜日
を除く午前9時から午後5時までとする。いずれも提出期限に必着のこと。)
(3)プロポーザル参加申込書の申込みをした参加者には、受領書を交付する。
(4)市は、プロポーザル参加表明者に対し、江津市入札参加指名願い等をもとに参加資
格を審査し、事務局で参加資格決定通知書を交付する。
4. 質疑応答
(1)質疑
4
この要領に関する質疑は、質問書(様式-8)により行う。
質問書は参加資格決定通知書を交付された参加者以外提出できない。
(2)提出方法
提出期間:平成28年10月28日(金)午前9時から平成28年10月31日(月)午後5時まで
提出先 :Ⅱ.3.に掲げる事務局
提出方法:電子メールで提出。※提出した際は事務局へ電話連絡を入れること。
(土曜日、日曜日に提出した場合は月曜日に連絡すること。)
(3)回答
平成28年11月2日(火)までに質疑回答書により一括して電子メールにて全参加者
に回答する。
Ⅳ. 企画提案書の提出
参加資格決定通知書を交付された参加者は、前述のとおり指定された期日までに下記
の要領で事務局に提案書を提出するものとする。
1. 提案書および添付書類
(1)提出書類の内容及び提出部数
提出書類
企画提案書
様式等
提出部数等
様式-2(企画提案書表紙)
1部
様式-3(業務実施体制) ※注1
ホチキス留め8部
様式-4(予定技術者の経歴等) ※注1
クリップ留め1部
様式-5(予定技術者の業務実績) ※注1
様式-6(業務の実施方針等):1枚以内
様式-7(テーマ別企画提案):各テーマ2枚以内
業務実施参考見積書(様式は自由)
1部
注1)様式3~5について、各テーマで異なる実施体制及び予定技術者とする場合は
テーマ毎に作成すること。
注2)提出書類の作成方法の詳細については、参加表明書及び企画提案書作成要領
(別添)による。
(2) 提出方法
提出期間:平成28年11月25日(金)午前9時から平成28年12月5日(月)午後5時まで
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提出先 :Ⅱ.3.に掲げる事務局
提出方法:持参又は郵送すること。(持参による場合の受付期間は、土曜日、日曜日
を除く午前9時から午後5時までとする。いずれも提出期限に必着のこと。)
(3) 企画提案書を提出した者には、受領証を交付する。
(4) 企画提案書を受理した後は、応募提案書等の修正及び作品返却には応じない。
(5) 提出された企画提案書の著作権は提出者に帰属するものとするが、本市は本プロポ
ーザル手続き及びこれに係る事務処理において必要があるときは、企画提案書等の
複製等をすることができるものとする。
Ⅴ.審査及び審査結果の発表
1. 審査
本プロポーザルの審査は江津市庁舎改修整備基本計画策定業務委託に係る公募型
プロポーザル選定委員会(以下選定委員会という。)により実施する。
2. 審査方法
(1) 審査は選定委員会において審査のうえ、特定者を決定する。
(2) 選定委員会は提案書の審査及びヒアリングを行う。ヒアリングの日程及び実施内容
については別途通知するものとする。
3. 評価項目
評価項目は次表に掲げるとおりとする。
評価項目
テーマ共通
参加者の対応
(業務の実施方針、手法及び
提案)
テーマ1 新庁舎建設計画
a.参加者の実力
(業務経歴等)
b.参加者の能力
(技術職員の経験及び能力)
評価事項
(1) 応募要領の理解度
(2) 提案の的確性・独創性・実現性・将来性
(3) 実施方針の妥当性
(4) 工程計画の妥当性
(1) 主要業務並びに同種業務の実績
(2) 専門分野別の保有技術者数及び有資格技
術者の保有状況
(1) 資格の適切性
(2) 業務の経験
(3) 担当した業務の業務実績
(1) 提案内容の的確性、独創性、実現性
c.企画提案
(2) 石州瓦など地場産業への配慮
(3) 建設コスト及び維持管理コストの縮減に
関する具体的な方策
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テーマ2 現庁舎保存再生計画
a.参加者の実力
(業務経歴等)
b.参加者の能力
(技術職員の経験及び能力)
(1) 主要業務並びに同種業務の実績
(2) 専門分野別の保有技術者数及び有資格技
術者の保有状況
(1) 資格の適切性
(2) 業務の経験
(3) 担当した業務の業務実績
(1) 提案内容の的確性、独創性、実現性
c.企画提案
(2) 歴史的な価値への対応、再生計画の妥当性
(3) 改修コスト及び維持管理コストの縮減に
関する具体的な方策
4. 審査結果の通知および公表等
(1) 審査結果は最も優れた企画提案書として特定した応募者に対し、「特定通知書」に
よりその旨を通知するものとする。
最も優れた企画提案書として選定されなかった応募者に対しては、「非特定通知
書」により、特定しなかった理由を付してその旨を通知する。
(2) 審査経過及び講評・審査委員は、後日公表する。
(3) 電話等による問い合わせには、一切応じない。
(4) 参加者は、審査結果について異議を申し立てることはできない。
5. 失格
次の各号のいずれかに該当する場合は失格とする。
①応募提案書等の提出期間を経過してから提案書等が提出された場合
②提出書類等に虚偽の記載があった場合
③審査の公平さに影響を与える行為があったと認められる場合
④この要領に定める手続き以外の手法により、審査委員又は関係者にプロポーザルに
対する援助を直接又は間接に求めた場合
⑤その他本要領に違反すると認められる場合
6.契約
(1)市はプロポーザルの特定者と随意契約を行うこととする。
(2)基本設計及び実施設計については、進捗状況を考慮し、平成29年度において別途契
約し、実施する予定としている。
(3)受注予定者がその資格を失った場合、契約はせず、若しくは解約することがある。
Ⅵ.その他
1.応募者は応募提案書等の提出をもって、本応募要領の各条件を受諾したものとみな
す。
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2.プロポーザルの作成及び提出に係る費用は応募者の負担とし、提出された書類、資
料等は返却しない。
3.他の文献を引用した場合は、出典を明示すること。
●配布資料
・資料1:提出書類の様式(様式1~8)
・資料2:江津市庁舎改修整備検討報告書
・資料3:江津市庁舎及び機構概要
・資料4:平面図、断面図、補強改修計画案
・資料5:新庁舎建設候補地現況平面図
・資料6:江津市中心市街地活性化基本計画概要版
※現庁舎のこれまでの設計改修図面について、必要なものについては別途提供可能。
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