『加納朋子』フェア

1966 年福岡県北九州市生まれ。小
説家･推理作家。文教大学女子短期大学
部文芸科卒業。1992 年『ななつのこ』
で第 3 回鮎川哲也賞を受賞しデビュ
ー。作品のジャンルは推理小説だが、
血生臭い殺人事件などはあまり起こら
ず、
「日常の謎」を解くストーリーが特
徴的である。ファンタジー風味の作品
も含め柔らかい読後感を残す。連作短
編集が多く、各短編での伏線が重なり
短編集全体の謎につながるという仕掛
けは本格ミステリ的である。
『ぐるぐる猿と歌う鳥』
加納朋子著
＜講談社刊＞

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