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〈体育科〉
体育科の分析
6年
〈運動や健康・安全への関心・意欲・態度〉
・運動全般に対して意欲的に取り組む姿勢がある。休み時間等、校庭で元気よく運動に取り組む児
童が多い。運動をしたくない児童は2割程度いる。
〈運動や健康・安全への思考・判断〉
・健康面に関心をもつ子どもは多い。運動会の組体操や体ほぐしの運動を通して、協力することの
大切さを学び、声を掛け合いながら励ましあって運動する体験ができた。
〈運動の技能〉
・短距離走、リレー、水泳などで技能の向上がみられる。
・ボールの扱いについては個人差が大きい。
〈健康・安全についての知識・理解〉
・病気の原因や予防についての知識は徐々に身についてきているが、日常的な実践(生活習慣)に
ついては個人差が見られる。
体育科の課題
〈運動や健康・安全への関心・意欲・態度〉
・お互いに助言し、声を掛け合って運動するなど、日常の授業から協力して運動に取り組む姿勢を
身に付ける必要がある。また、いろいろな運動を経験してその特性に触れる姿勢を身につける必
要がある。
〈運動や健康・安全への思考・判断〉
・自分やチームの課題からめあてを設定し、その達成のための練習方法・場を選択できるようにす
る必要がある。自己のめあてやチームの作戦がどうだったのかを考える機会を意図的計画的に増
やすことが必要である。
〈運動の技能〉
・自分自身のめあてをしっかりともち、楽しんで運動に取り組む場の設定を行う。
〈健康・安全についての知識・理解〉
・学習した事柄を日常生活の中で意識することで、健康でより良い生活行動を実践できるようにし
ていくことが課題である。
授業の改善案
〈運動や健康・安全への関心・意欲・態度〉
・児童が個々のめあてをはっきりともったり、チームの作戦での自分の役割が分かったりすること
で意欲的に運動に取り組めるよう工夫する。協力すること、励まし合うことの大切さを気付かせ
ていく。また、体力の向上を目指し、一単位時間内での運動時間を十分に確保できるように工夫
する。日常生活においても実践できるような運動遊びを紹介していく。休み時間の運動時間を確
保する。
〈運動や健康・安全への思考・判断〉
・個々のめあてやチームの作戦を具体的に立てられるように指導していく。また、そのめあてがど
うだったのかをしっかりと振り返り、児童が課題解決型の学習を行えるように、学習カード(練
習カード)等を活用する。
・運動によっては、自分たちでこつを見つけたり、作戦を考えたりできるように学習方法を工夫す
る。
〈運動の技能〉
・児童が運動の特性に触れられるように単元構成を工夫し、自分の能力に合っためあてをもち、取
り組めるよう活動の場を設定していく。
〈健康・安全についての知識・理解〉
・病気の予防や生活習慣病について、毎日の生活の中で意識して生活ができるようにするために、
子供たちの実生活に即した具体例や具体物を示していく。