はじめての Pythonプログラミング

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第
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自動更新ウェブ・サーバもサッ
4章
はじめての
Python プログラミング
佐々木 弘隆
ソフトウェア
ウェブ・
サーバ
Apache2
画像自動更新
HTML
ファイル
ココのプログラムを
作る
自作Python&
シェル・
スクリプト
Windows PC
ウェブ・ブラウザ
デジカメ
(Eyefi Mobi対応)
Wi-Fi転送
SDカード
Eyefi Mobi
サッ
自動更新HTML
の表示
Wi-Fi
Eyefi Mobi
読み込みソフト
自動生成
ウェブ・サイト
撮影画像
イーサネット
共有フォルダpubp
Samba
撮影画像
ファイル
192.168.0.10
ルータ
カショ
ラズベリー・パイ
図 1 Python プログラミング実験の構成
デジカメで撮影した画像を Python &シェル・スクリプトで成形して,自動的に更新するウェブ・サイトを作ってみる.サーバ・マシンにはラズベリー・
パイを使う.写真の加工などは意外と手間がかかるので,面倒なことはコンピュータで自動的にやらせたい
Python は,とても使いやすいプログラミング環境
です.覚えやすくて書きやすいし,どんどん拡張させ
ることができます.科学技術計算だけでなく,CAD
や 3D ゲーム,ウェブ・サービスなどでも使われてい
ます.Python プログラムは,Python 以外のシステム
からでも動かせるので,シェル・スクリプトなどと組
み合わせて,電子ブロックのようにプログラムをつな
げるだけで,簡単にシステムとして動かせます.
今回は,デジカメで写真を撮影すると画像を自動的
に更新するウェブ・サイトを作りながら,Python プ
ログラミングを初体験してみます(図 1).
-
実験に必要なもの
ラズベリー・パイは,実売価格が 5,000 円程度の
Linux が動く小さな定番コンピュータ・ボードです.
安価なウェブ・サーバ・マシンとして使えるだけでな
く,ライブラリが非常に充実した Python スクリプト
が使えて非常に便利です.今回の実験用ウェブ・サー
2016 年 10 月号
バ・マシンには,このラズベリー・パイを使うことに
します.
そのほか,実験に必要なハードウェアを表 1 に示し
ます.
撮影した画像を取り出すために,デジカメのメモ
リ・カードをいちいち入れ替えるのは面倒です.なる
べく自動で動かしたいので,Wi-Fi 無線で画像が送れ
る SD カード Eyefi Mobi を使うことにしました.
大きく以下のような処理の流れになります.
▶ステップ 1-1:デジカメ撮影画像を SD カード(Eyefi
Mobi)に保存
▶ステップ 1-2:Eyefi Mobi に保存した撮影画像を無
線 LAN で Windows PC に転送
▶ステップ2:Windows PCに転送されてきた撮影画像
をラズベリー・パイの共有ディレクトリに転送
▶ステップ 3:ラズベリー・パイに転送されてきた撮
影画像から自作プログラムでウェブ・ページを作成
▶ス テ ッ プ4: 自 動 作 成 し た ウ ェ ブ・ ペ ー ジ を
Windows PC のブラウザで表示して確認
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