平成 28 年度消費者教育カタログ化事業業務 提案説明書 札幌市市⺠⽂化局市⺠⽣活部消費⽣活課 20161004_作成 20161005_修正 20161007_修正 平成 28 年度消費者教育カタログ化事業業務 提案説明書 1 業務名 平成 28 年度消費者教育カタログ化事業業務 2 本書の目的 本要領は、札幌市市民文化局が「平成 28 年度消費者教育カタログ化事業業務」の契約 候補者を選定する公募型企画競争の実施に関して、必要な事項を定めることを目的とす る。 3 業務概要 3.1 業務の背景 これまで消費者教育は、消費者の自立支援を旨として、消費者被害の未然防止のた めの知識を提供する講座等、消費者個人の安全・安心を確保することに重点を置い てきた。 しかし、平成 24 年度に制定された「消費者教育の推進に関する法律(以下「推進法」 という。)」では、消費者教育の目的について、これまでの消費者個人の安全・安心 の確保という視点を踏まえつつ、 「消費者が主体的に消費者市民社会の形成に参画す ることの重要性について理解及び関心を深めるための教育を含む。 」とし、消費者市 民社会の形成への参画に視野を広げている。 ● 消費者市民社会とは 推進法では、「消費者市民社会とは、消費者が、個々の消費者の特性及び消費生活の 多様性を相互に尊重しつつ、自らの消費生活に関する行動が現在及び将来の世代にわたっ て内外の社会経済情勢及び地球環境に影響を及ぼし得るものであることを自覚して、公正 かつ持続可能な社会の形成に積極的に参画する社会」と定義している。 こうしたことから、これからの消費者教育は、「自身で安全・安心や豊かな生活を 確保できるよう消費者を支援するもの」のみにとどまらず、 「自分の周りだけでなく、 他の人々や将来世代にまで思いを馳せたライフスタイルを選択できること」や「自 分の行動が社会や経済に与える影響を理解して、自ら主体的に社会に関わることが できること」を学ぶことができるものまで、その範囲は大きく広がっている。 また、消費者教育の推進にあたっては、推進法では「幼児期から高齢期までの各段 階において、体系的に、消費者の特性に配慮した適切な方法で行われるものである こと」や、 「多様な主体及び他の消費者政策との連携」が求められている。 このように、これからの消費者教育では、これまでは消費者教育と位置付けられて こなかった取組を含め、あらゆる消費者教育の取組を体系的に整理し、かつ、多様 な主体が連携して取り組むことができる体制が必要となっている。 -1- 平成 28 年度消費者教育カタログ化事業業務 提案説明書 3.2 業務の目的 札幌市では、平成 27 年 3 月に「札幌市消費者教育推進プラン」を策定した。同プ ランにおいては、このような消費者教育の範囲の広まりを踏まえ、様々な消費者教 育の場について情報を把握し、広く市民に情報共有を図るとともに、消費者教育の 担い手の連携促進や個々の取組の充実を推進することとしている。 本業務は、その取組として、平成 27 年度に制作した「消費者教育カタログ」を基 に消費者教育の情報を市民に公開するため消費者教育データベース Web ページ(仮 称、以下「データベース Web ページ」という。)を制作し、消費者教育の意義や効 果への理解促進を含め、市民に周知を図るものである。 本業務においては、データベース Web ページに掲載する消費者教育に類する事例 を収集するための調査業務、データを公開するためのデータベース Web ページ制作 業務、市民に周知し、利用してもらうための PR 業務という一連の業務を、ひとつ の業務として業務委託を行うが、公開後は、データベース Web ページを核としてこ れらのサイクルが自立的に回っていくような仕組みを構築することを目的とする。 (札幌市消費者教育推進プラン) http://www.city.sapporo.jp/shohi/sesaku/shohishakyoiku.html 3.3 平成 27 年度消費者教育カタログ化事業の実施 上記の目的で、 「平成 27 年度消費者教育カタログ化事業」として、以下の業務を 実施した。 ① 市内の「消費者教育に類する取組」を行っている企業・団体・個人に対する取 組内容の調査 ② さっぽろ暮らしまな BOOK の制作、刊行 ③ テレビ、ラジオでの CM、地下鉄中吊り広告、ポスター掲出、フリーペーパー への広告掲載等、メディアでの PR 3.4 平成 28 年度業務の実施規模 14,909,400 円(うち消費税額 1,104,400 円)を上限とする。 3.5 履⾏期限 平成 29 年 3 月 24 日(金) -2- 平成 28 年度消費者教育カタログ化事業業務 提案説明書 4 業務内容 4.1 消費者教育の取組事例の調査(追加調査・追跡調査) 4.1.1 調査対象 4.1.1.1 追加調査 平成 27 年度調査対象となった以外の、市内の事業者・団体・個人 が実施している消費者教育に類する取組について、データベース Web ページに登録するデータ収集のために調査を行う。 調査の対象は、平成 27 年度から平成 28 年度にかけて実施された 講座、講師派遣、体験学習、PR イベント、社員研修等の学習機会(但 し、学校教育における生徒等への授業は含まない。)、小冊子やパン フレット等の教材等及び、先進事例等とする(なお、既に予定が定 まっているものについては、今後実施する学習機会も含む) 。 本調査における調査対象の基本的な考え方は別紙 1(消費者教育に 関する基本的な考え方)のとおりであり、ある取組が消費者教育と いえるものであるかどうかについては、担当課との協議の上、個別 に判断する。 調査対象とする市内の事業者・団体・個人の範囲は以下の通り。 ○ 札幌市役所及び関連施設 ○ 市内の行政機関及び関連施設 ○ 事業者 ○ 4.1.1.2 各種団体(事業者団体、消費者団体、市民活動団体、地域団 体)等 ○ 学校(但し、生徒等への授業は除く) ○ その他の団体・個人 追跡調査 平成 27 年度調査の対象である事業者・団体・個人に対して、デー タベース登録の可否確認及び情報の更新の有無、現在の状況の調査 について調査する。 また、昨年度調査で掲載を辞退している対象に対して、掲載への理 解を得られるよう再度のアプローチを行う。 -3- 平成 28 年度消費者教育カタログ化事業業務 提案説明書 4.1.2 調査項目 取組ごとに、実施主体、取組種類、対象者数、名称、内容、実施時期、主 な対象者、消費者教育イメージマップにおける該当領域、問合せ先、イメー ジ(写真)等の項目について調査する。 なお、各取組のうち、全国的に利用可能なものについては、取組の実施主 体に対して、消費者庁が公開する「消費者教育ポータルサイト」 (http://www.caa.go.jp/kportal/index.php)への掲載を促すこととする。 4.1.3 調査方法 各主体の発行する広報誌や Web サイト、一般情報紙等による情報収集の ほか、各主体へのアンケート、ヒアリング等による。『4.1.1.1 追加調査』 で挙げた調査範囲ごとに調査方法を変える等しても差支えない。 4.1.4 納品 調査結果については、調査項目に沿って Microsoft Excel で取り扱うこと が可能な形式に整理(但し、イメージについては画像データで別添とする。) し、DVD その他の外部記録媒体にデータを格納して納品すること。 4.2 消費者教育情報データベース Web ページの制作 4.2.1 内容 下記の目的で消費者教育データベース Web ページ(仮称、以下「データベー ス Web ページ」という。)を作成し、調査・収集した情報を公開する。 i 市民にとって消費者教育を身近なものにし、消費者教育情報の提供 により、学習意欲がある市民が効率的・効果的に学ぶことができる ようにするため ii 担い手に対して、情報の共有と連携を促し、市民が参加できる消費 者教育の機会を質・量ともに向上させるため iii 消費者センターが、消費者教育の提供状況に関するデータの分析に 基づき、消費者教育の強化・重点実施の方向性を検討する材料とす るため なお、データベース Web ページは市民、担い手、消費者センターが、エ ルプラザ公共 4 施設のページ内にある「札幌市消費者センターホームページ」 から、Web 上で機能を利用できるようにすること。 -4- 平成 28 年度消費者教育カタログ化事業業務 提案説明書 4.2.2 必要な機能(概要) データベース Web ページは、以下の機能を提供すること。 4.2.2.1 消費者教育情報検索 市民・担い手・消費者センターが、「講座名」「キーワード」「実施 場所」 「実施日時」 「対象年齢」 「ジャンル(イメージマップ上の項目)」 「参加費の有料・無料」等の条件及びそれらの組み合わせによって、 消費者教育情報を検索するための機能。 機能を提供するにあたっては、以下に留意すること。 ○ キーワード検索窓及び上記の項目による選択やチェック ボックス、ラジオボタン等を用意し、それらを組み合わせて 検索条件を指定できるようにすること ○ 対象年齢及びジャンルについては、イメージマップ上で指定 できるようにすること ○ 検索窓及び各チェック項目等は、利用しやすいようできるだ け大きくすること ○ 検索結果については、「まず結果一覧を表示 ⇒ 一覧に表示 されている消費者教育情報のタイトル等をクリック ⇒ 消費 者教育情報 1 件を 1 ページとして当該情報を表示する」こと とする ○ 新規 Web ページを作成して機能を提供することを想定して いるが、デザイン上可能であれば、既存のページに検索窓等 を配置して一体化して構わない 4.2.2.2 消費者教育情報検索結果表示(一覧表示) 上記機能を利用して検索を行った結果を一覧表示するための機能。 機能を提供するにあたっては、以下に留意すること。 ○ 一覧表示は、項目ごとに並べ替えができるようにすること ○ 一覧表示の際に表示する項目は、『4.2.2.1 消費者教育情報 検索』で例として挙げたものを基本とする ○ 結果一覧から、更に絞り込み検索ができるようにする ○ 検索結果については、結果一覧と単件表示のページがそれぞ れ A4 サイズで印刷できるようにすること ○ 検索結果が 1 ページで表示できない場合には、切り替えて 表示されるようにすること -5- 平成 28 年度消費者教育カタログ化事業業務 提案説明書 4.2.2.3 消費者教育情報検索結果表⽰(個別表示) 上記機能を利用して一覧表示された検索結果から、個別の消費者教 育情報を選択して表示するための機能。 機能を提供するにあたっては、以下に留意すること。 4.2.2.4 ○ 消費者教育の事例 1 つが 1 ページとして表示できるように すること ○ 事例を表示するページを、A4 サイズに最適化された形で印 刷できるようにすること ○ ページには、 「同ジャンルに登録されている消費者教育情報」 「同事業者により登録されている消費者教育情報」 「よく見ら れている消費者教育情報」等の情報を表示すること ○ 講座等の主催者の Web ページに申込フォームがある場合に はそこへのリンクを貼る、メールでの申込ができる場合は、 メール作成のリンクを作成できるようにするなど、講座等へ の申込をやりやすくするよう工夫すること 消費者教育事例集表示 平成 27 年度調査及び『4.1.1.1 追加調査』で収集した、消費者教 育の先駆的な事例、成功事例として収集した情報を Web 上で公開し、 市民・担い手がその情報に触れることにより、消費者教育への興味 を喚起し、また、消費者教育への理解を深められるようにするため の機能。 事例は、概要や写真等を一覧表示すること。 4.2.2.5 消費者教育事例表⽰(個別事例) 事例集ページに掲載された各事例について、詳細を表示するための 機能。 機能を提供するにあたっては、以下に留意すること。 ○ 事例 1 件を 1 ページとして、 「一覧表示 ⇒ 事例を選択 ⇒ 個別事例の詳細を表記」となるようにすること ○ 4.2.2.6 事例を表示するページを、A4 サイズに最適化された形で印 刷できるようにすること 消費者教育の意義や効果を説明するための Web ページ 昨年度事業において、 「さっぽろ暮らしまな BOOK」表紙裏に掲載 した内容等、消費者教育の意義や効果を説明するためのページを作 成する。 -6- 平成 28 年度消費者教育カタログ化事業業務 提案説明書 注 消費者教育モデルイメージ図の例⽰ (カッコ内は、市役所や市内事業者等が実施している講座等の事例を掲載) レベル 1 被害に遭わない市⺠ (-をなくす) (被害防止の講座や、消費者被害の構造、商品知 識、安全に関する知識など) レベル 2 正しい知識と判断で、よりよい⽣活が できる市⺠ (個人に+) (質の高い商品を選ぶための正しい知識、上手な買 い物の仕方、お金がたまる日常生活のコツ、インター ネットとの正しい付き合い方 など) レベル 3 自分の生活が、社会にいい影響を与え る市⺠ (個人も、社会も+) (フェアトレードを意識した商品選択、リサイクルのメ リットと積極的な活用、食品ロスを少なくする一週間 の献立 など) * 3 つのレベルの知識・能力が全て身についた状態が『消費者市民社会に参画する市民』 ページ作成の際は、上記『消費者教育モデルイメージ図の例示』を 参考し、図も掲載すること。 4.2.2.7 消費者教育情報登録申請(単件申請) 担い手が、消費者教育情報の登録申請を Web ページ上のフォーム 等から行うための機能。 なお登録から公開までは、以下の順で事務を進める。 「担い⼿が⼊⼒し、申請」→「本市が内容を審査」→「本市が公開決定」 →「本登録、公開」 機能を提供するにあたっては、以下に留意すること。 ○ Web ページ上に、必要項目を入力して申請を行うフォーム を用意すること ○ Web ページ上で登録があった場合、その旨を本市にメール 等で通知すること ○ 新規ユーザの場合には、自動的に ID が付与されるようにす るとともに、パスワードは自分で設定できるようにすること ○ csv 形式のファイルをメールに添付する形で、もしくは紙で も申請ができるよう、Microsoft Office で使用できる形式の ファイルを用いた様式をダウンロードできるようにすること ○ 登録があった内容は仮登録等の形で保存しておき、本登録、 公開に関する操作は本市がシステム上で行うようにすること -7- 平成 28 年度消費者教育カタログ化事業業務 提案説明書 ○ 上記様式では、複数件の個別情報をひとつのファイルで一度 に申請できるようにすること ○ 担い手をユーザとして登録し、ID・パスワード等でログイン すると(担い手に関する)情報が自動入力されるようにする等、 負担軽減を図ること ○ ユーザ登録の際には、講師名、所在地、連絡先の電話番号、 メールアドレス等の個人情報については Web ページや出版 物等で公開することについて、了承を取った上でなければ登 録できないようにすること ○ 入力フォームについて、はじめて入力する人でも操作方法が わかるよう、html もしくは pdf ファイル等でマニュアルを用 意し、適宜参照できるようにすること ○ 4.2.2.8 ログイン画面で、ユーザのパスワードを変更できるようにす ること 管理機能(消費者教育個別情報の登録・変更・削除) 消費者センターが、Web ページ上のフォーム等を用いて個別の消 費者教育情報を登録・変更・削除できるようにする機能。 機能を実現するにあたっては、以下の点に留意すること。 ○ 4.2.2.8~4.2.2.14 の管理機能については、ID・パスワード 等でログインすることにより、消費者センターだけが利用で きるようにすること ○ 4.2.2.9 ログインの機能については、本市個人情報保護条例第 2 条 第 1 項で定義された個人情報を取り扱わないこと 管理機能(消費者教育個別情報の一括登録) 消費者センターが、csv 等 Excel で使用できる形式のファイルから 個別の消費者教育情報を一括登録できるようにする機能。 4.2.2.10 管理機能(消費者教育個別情報のエクスポート) 消費者センターが、消費者教育の個別情報全件を csv 等 Excel で 使用できる形式のファイルで、エクスポートできるようにする機能。 4.2.2.11 管理機能(担い⼿情報の登録・変更・削除) 消費者センターが、ユーザとして登録される担い手情報の登録・変 更・削除ができるようにする機能。 4.2.2.12 管理機能(消費者教育事例情報の登録・変更・削除) 消費者教育事例(個別)情報を登録・変更・削除できるようにする機 能。 -8- 平成 28 年度消費者教育カタログ化事業業務 提案説明書 4.2.2.13 管理機能(検索キーワードの登録・変更・削除) キーワード検索で用いるキーワードを登録・変更・削除し、 『 4.2.2.1 消費者教育情報検索』の項目選択の際、選択対象となる項目を選択 できるようにする機能。 4.2.2.14 管理機能(アクセスログの管理、ダウンロード) 下記のログを記録し、それらの管理を行えるようにすること。また、 ログは分析が行えるよう csv 等 Excel で使用できる形式のファイル でダウンロードできるようにすること。 ○ データベース Web ページの利用状況 ○ 個別の消費者教育情報ページの閲覧状況 ○ 検索ワードの利用状況 4.2.2.15 その他(機能外の要件等) 各機能を実現するにあたっては、以下のことに留意すること。 ○ データベース Web ページは、メンテナンス時間等を除き、 基本的にいつでも利用できるようにすること ○ データベース Web ページは、 『札幌市公式ホームページガ イドライン』に準拠するものであること (ガイドライン http://www.city.sapporo.jp/koho/hp/guideline/) ○ Web サーバ等については、受託者が用意すること。なお、 外部のレンタルサーバを用いる場合、国内のサーバであるか 等セキュリティ対策を確認する必要があるため、その選定に ついては委託者と協議すること ○ 本市で定める情報セキュリティポリシー並びに情報セキュ リティに関する注意事項(別紙 2)を遵守すること ( 情 報 セ キ ュ リ テ ィ ポ リ シ ー 市 民 の み な さ ま へ http://www.city.sapporo.jp/shisei/seisaku/it/index.html) ○ データベース Web ページは、本市の消費者教育のイメージ キャラクターである「しろうくま」を用い、親しみを持てる ようなデザインにすること ○ 本業務で作成する Web ページは、消費者センターホーム ページ (http://www.shohi.sl-plaza.jp/index.html)と一体 感が持てるようにデザインすること ○ データベース Web ページ稼働後の運用・管理にかかるコス トが、可能な限り抑えられる構成になるようシステムを設計 し、年の運用・管理費用等の概算額を示すこと -9- 平成 28 年度消費者教育カタログ化事業業務 提案説明書 ○ データベース Web ページの運用については、機能追加や機 器保守等を除く日常的な運用は本市職員が行えるよう、マ ニュアル、ドキュメント等を整備すること 4.2.3 納品 データベース Web ページについては、作成したページのデザイン、動作 確認等を行い、本市の了承後、インターネットへの公開をもって納品とする。 また、マニュアル、ドキュメント等は docx 等 Microsoft Word で扱える ファイルで作成し、DVD その他の外部記録媒体にデータを格納して納品す ること。 4.3 市⺠向け PR 等の実施 本業務で制作するデータベース Web ページを広く市民に PR するための、広告作 成、周知イベントの実施、パンフレットやリーフレットの作成・配布等を実施する。 また、消費者教育 Web データベースへのアクセスを促し、市民がページを見る 機会を増やすため、必要に応じて既存の消費者センターホームページの変更等を行 う。 5 企画提案を求める項目 「4 業務の内容」で挙げた内容を基に、企画全体として事業の目的に沿った効果的か つ効率的な事業計画となるよう、企画・運営に関する事項や具体的な実施方法等を提案 すること。 また、データベース Web ページの開発に合わせ、その機能を活かして担い手が情報を 積極的に提供し、更新していくためのモチベーションを得られるような仕組み、また、 担い手に働きかけるためのインセンティブを与えられる仕組みについても提案するこ と。 それぞれの業務について提案を求める内容は次の通りである。 5.1 業務の遂⾏能⼒ 業務を遂行するにあたって、 ① 本業務を実施する際の実施体制 ② 調査開始から事業終了報告までのスケジュール ③ それぞれの業務に関する、過去 5 年間(平成 22 年度から平成 27 年度まで)の類 似業務の実績 を明らかにすること。 - 10 - 平成 28 年度消費者教育カタログ化事業業務 提案説明書 5.2 調査業務の実施方針 平成 27 年度の調査内容(別紙 3)を踏まえ、データベース化を前提とした調査項目 の追加の有無に関する精査、昨年度の調査先へのアプローチ方法、調査結果の取り まとめ方法等について提案すること。 追加調査においては、候補の選考方法、調査手法について提案すること。 また、情報の収集手法について、データベース Web ページの機能を活かし、市 からの調査を待たずに担い手が自主的、自立的に情報を更新するような仕組みを提 案すること。 5.3 消費者教育データベース Web ページの制作・管理方針 データベース Web ページのデザインイメージやシステムを使いやすくする工夫、 システムの構成、運用・管理方法等を提案すること。また、データベース Web ペー ジの情報が陳腐化しないよう、担い手が自主的、自立的に情報更新を行う意欲を喚 起できるようなシステム機能や運用手法を提案すること。 5.4 市⺠向け PR 等の実施方針 広告・PR・イベント等について、具体的な実施手法、事業規模及び見込まれる効 果等について、事業規模を考え、可能な範囲で提案を行うこと。 また、データベース Web ページへのアクセス増に関する手法、データベース Web システムの情報を、担い手が自主的、自立的に更新するための手法についても提案 を行うこと。 - 11 - 平成 28 年度消費者教育カタログ化事業業務 提案説明書 6 審査における評価の基準 本事業における企画提案に対する評価基準は、下記の通りとする。 ( 適 格 性 ) 2 5 点 □業務管理者の経歴等が本業務に適しているか ①確実か つ効果的 □同種業務の実績があり、本業務を確実に遂行する見込みがあるか な業務遂 行体制 □効果的に事業を実施する人材や連携先、確実に事業を遂行する体制 を擁しているか (10点) □事業内容やスケジュールが現実的な内容となっているか ②消費者 教育並び に本業務 に対する 理解 (15点) □「『自ら考え、行動することのできる市民』を育てる」本市の消費 者教育に対する考え方を十分に理解しているか □「安心・安全な消費生活の推進」等、本市の消費者施策の基本的な 考え方を十分に理解しているか □本業務について理解し、目的に沿った企画提案となっているか ③調査方 □調査方針やそれに基づく調査手法等が適切に選定されているか 法 □市内の行政機関・事業者・各種団体等の調査先候補の選考及びその (15点) 理由は適切か □消費者教育について消費者、担い手双方に適切な情報を伝えられる か □市民、担い手に使いやすい検索システムとなっているか ( 事 業 の 有 効 性 □Webページのデザインは親しみやすいものになっているか ④データ □運用・管理がやりやすく、費用が抑えられているか ベース作 □情報セキュリティ、安全性について十分考慮されているか 成 □消費者教育の意義・効果を伝えることが十分にできる提案となって いるか 7 5 点 ) □担い手が情報を更新するためのモチベーションを得られるような仕 組み、また、担い手に働きかけるためのインセンティブを与えられる 仕組みが組み込まれているか (45点) □これからの消費者教育イメージについて、市民に的確に伝えること が期待できる内容となっているか □市民の消費者教育への理解を深めるにあたって、効果的・創造的な ⑤市民向 提案となっているか けPR □データベースWebページにアクセスすることを促すために、効果的な (15点) 提案になっているか - 12 - 平成 28 年度消費者教育カタログ化事業業務 提案説明書 7 参加資格 以下の各項目を全て満たすこと。 (1) 地方自治法施行令(昭和 22 年政令第 16 号)第 167 条の 4 の規定に該当しない 者であること (2) 平成 27・28 年度札幌市競争入札参加資格者名簿(物品・役務)において、業種分 類「情報サービス、研究・調査企画サービス業」若しくは「広告業」又はその両方に 登録されている者であること (3) 会社更生法による更生手続開始の申立てがなされている者又は民事再生法による再 生手続開始の申立てがなされている者(手続開始の決定後の者は除く。)等経営状態 が著しく不健全な者でないこと (4) 札幌市競争入札参加停止等措置要領の規定に基づく参加停止の措置を受けている期 間中でないこと (5) 事業協同組合等の組合がこの入札に参加する場合は、当該組合等の構成員が構成員 単独での入札参加を希望していないこと 8 提出書類 (1) 参加意向申出書(様式 1) (2) 企画提案者概要(様式 2) (3) これまでの類似業務実績及び実施体制(様式 3) (4) 企画提案書(自由様式) 企画書の分量は、 添付資料も含めて最大で A4 判で 20 ページ以内とすること。 また、 添付資料についても極力 A4 判とすること。 (5) 積算書(自由様式) 企画提案書で提案された項目を全て掲載の上、予算を超えることのないようにその 全てを積算した上で作成すること。なお、本積算額(合計額)は評価対象としない。 また、本積算額は、企画提案が選定された者との契約額を確約するものではない。 (6) 再委託予定先の一覧(自由様式) 本業務の全部を第三者に委託してはならない。ただし、業務遂行上本業務の一部を 再委託する必要がある場合は、以下の事項を記載すること。 (ア) 会社名等 再委託予定先の会社名等を記載すること。なお、副本では、事業者が特定でき ないよう、 「○○社」など(複数ある場合は、その別が分かるように)の表現を使 い記載すること。 また、 様式 2 に記載した再委託予定先と同一の表現を使うこと。 - 13 - 平成 28 年度消費者教育カタログ化事業業務 提案説明書 (イ) 所在地 再委託予定先の所在地を記載すること。なお、副本では、事業者が特定できな いよう、 「北海道札幌市」など市町村までを記載すること。 (ウ) 再委託する業務の範囲 再委託を予定している業務の範囲について記載すること。 (エ) 再委託が必要な理由 再委託を必要とする理由について記載すること。 9 提出方法等 9.1 提出部数 下記のそれぞれについて、1 部ずつクリップ留めにする等して提出すること。な お、特別の製本等は行わないこと。 9.1.1 正本 『8 提出書類』の(1)~(6)の構成で一式として、1 部提出すること。 9.1.2 副本 『8 提出書類』の(1)~(6)の構成で一式として、9 部提出すること。 9.2 提出先 〒060-8611 札幌市中央区北 1 条西 2 丁目札幌市役所 13 階 札幌市市民文化局市民生活部消費生活課 電話:011-211-2245 担当:佐藤卓史 FAX:011-218-5153 9.3 提出期限 平成 28 年 10 月 31 日(月)17 時必着。 9.4 提出方法 上記提出先に郵送または持参すること。 10 企画提案書等に関する留意事項 (1) 正本を除き、会社名(再委託予定先含む。 )及び会社名を類推できる表現や氏名を入 れず、会社名については「弊社」若しくは「○○社」 、氏名については、 「○○」といっ た表現で記載すること。ただし、これらが混在しないように留意すること。 また、所在地についても、正本を除き、 「北海道札幌市」など市町村までの記載とし、 会社を特定できないように留意すること。 - 14 - 平成 28 年度消費者教育カタログ化事業業務 提案説明書 (2) 提出できる企画は、1 提案者につき 1 案までとする。複数案の提案は認めない。ま た、1 案の中に複数パターンの企画が含まれる提案(提案の全てを実施した場合、入 札金額を上回ることになる提案)も認めない。 (3) 評価基準に該当する事項の記載が漏れていた場合、その部分は 0 点とする。 (4) 企画内容は、提案者が確実に実現できる範囲で記載すること。企画提案書に記載し た内容は、提案金額の中で実施できるものとみなす。 (5) 提出後の企画提案書の訂正、追加及び再提出は認めない。 (6) 提出された企画提案書は返却しない。 (7) 企画提案書の著作権は各提案者に帰属する。 (8) 札幌市が本件企画競争の実施に必要と認めるときは、企画案を札幌市が利用(必要 な改変を含む。)することに許諾するものとする。この場合は、あらかじめ提案者に 通知するものとする。 (9) 提案者は、札幌市に対し、提案者が企画案を創作したこと及び第三者の著作権、著 作人格権及びその他特許権、商標権を含むいかなる知的財産権を侵害するものではな いことを保証するものとする。 (10) 企画案の利用について、第三者から権利侵害の訴えその他の紛争が生じたときは、 提案者は、自己の費用及び責任においてこれを解決するものとし、かつ委託者に何ら かの損害を与えたときは、その損害を賠償するものとする。 (11) 提出された企画提案書その他本件企画競争の実施に伴い提出された書類について、 札幌市情報公開条例(平成 11 年条例第 41 号)に基づき公開請求があったときは、 同条例の定めるところにより公開する場合がある。 11 質問の受付及び回答 本業務の企画提案に関する質問は、 「質問書」 (様式 4)を提出するものとする。 11.1 質問受付 11.1.1 受付期間 平成 28 年 10 月 7 日(金)から 10 月 24 日(月)17 時までとする 11.1.2 提出方法 質問書を持参するか、メール、FAX で「質問書」で提出すること。 メールでの送付の場合、件名は「平成 28 年度消費者教育カタログ化事業 業務企画提案に関する質問」とすること。 なお、電話での質問は受け付けない。 11.1.3 提出先 『9.2 提出先』と同じ。 提出先メールアドレス:[email protected] - 15 - 平成 28 年度消費者教育カタログ化事業業務 提案説明書 11.2 質問に対する回答 質問に対する回答は、ホームページに随時掲載する。なお、提出期限までに到着 しなかった質問に対しては回答しない。 12 参加資格の審査について 参加意向申出書の提出を行った企画提案者については、参加資格の審査を行い、その 結果については個別に通知する。 13 企画提案の審査 提出された企画提案については、札幌市の関係部局の職員及び外部有識者からなる「平 成 28 年度消費者教育カタログ化事業業務に係る企画競争実施委員会」 (以下、 「実施委 員会」という。 )において審査を行う。 審査に当たっては、企画提案書に基づく企画提案者のプレゼンテーションを実施する。 『6 評価基準』に基づき 100 点満点で採点し、各委員の評価点の平均が総合 60 点以 上、かつ評価基準④「データベース作成」の評価点が平均 27 点以上である参加者の中 から、最も高い評価を得た提案者を本件業務の契約候補者として選定する。 なお、審査対象が 1 者の場合でも審査を実施するが、その場合は上記の点数を満たし た場合にのみ、提案者を本件業務の契約候補者として選定する。 また、最も高い評価を得た提案が複数あった場合、評価基準④の評価点を比較し、よ り高い評価を得たものを契約候補者として選定する。評価基準④も同点だった場合は、 同様に⑤、①、②、③の順に評価点を比較することとし、それでもなお同点の場合は、 審査委員長によるくじ引きにより選定する。 13.1 書類審査 企画提案書の提出が多数あった場合、実施委員会による書類審査を行い、プレゼン テーション審査に参加する提案者(概ね 3 者程度とする)を決定する。 なお、審査結果は、平成 28 年 11 月 4 日(金)に対象者全員に郵送、FAX または メール等により通知する。 13.2 プレゼンテーション審査 13.2.1 日時 平成 28 年 11 月 8 日(火) (予定) 13.2.2 会場 札幌市役所市民文化局会議室(予定) ※ 日時及び会場等、審査の詳細は別途通知する - 16 - 平成 28 年度消費者教育カタログ化事業業務 提案説明書 13.2.3 発表方法 企画提案書を用いて説明すること。資料の追加や映像等の特別な機材の持 ち込み、パソコンによるプレゼンテーションソフトの使用は認めない。 13.2.4 発表時間について 提案者それぞれプレゼンテーション 20 分、質疑 10 分以内とする。 なお、発表時間についてはプレゼンテーションに参加する提案者数に応じ て変更する可能性がある。 14 契約候補者について 『13 企画提案の審査』によって選定された契約候補者は、本市と契約に係る詳細につ いて協議を行うものとする。その場合、契約候補者が企画提案書に記載した事項の変更 は、原則として認めない。 協議が整ったときは、札幌市契約規則(平成 4 年規則第 9 号)等の規定に基づき、随 意契約により契約を締結する。 なお、協議が整わない場合、次点とされた者を契約候補者として協議を行う場合があ る。 15 企画競争実施に係るスケジュール(予定) 企画競争実施の告示(市ウェブサイトに掲載) 10月7日(⾦) 質問の受付期限 10月24日(月) 17時まで 企画提案書等関係書類の提出期限 10月31日(月) 17時 書類審査 11月4日(⾦) プレゼンテーション審査 11月8日(火) - 17 - 平成 28 年度消費者教育カタログ化事業業務 提案説明書 16 その他 16.1 参加資格の喪失 以下の場合は、提案者は企画競争への参加資格を喪失する。なお、その場合は、 提案者へ書面により通知する。 ① 参加資格を満たしていないことが判明し、又は満たさないこととなったとき ② 企画提案書に虚偽の記載・申告があることが判明したとき ③ 不正な利益を図る目的で実施委員会委員と接触し、または利害関係を有するこ ととなったとき 16.2 企画競争参加にかかる費用 企画提案書の作成・提出、プレゼンテーションに係る一切の費用は、提案者の負 担とする。 - 18 -
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