第 1 回福島第一廃炉国際フォーラム 来賓挨拶 福島県知事 内堀 雅雄 皆さん、おはようございます。福島県知事の内堀雅雄です。 第 1 回福島第一廃炉国際フォーラムの開催にあたりお祝いを申し上げます。 まず、開催にご尽力をいただきました林経済産業大臣、そして経済産業省の皆さまをはじめ、関係の皆さ まに心から敬意と感謝の意を表します。 また、県内はもとより国内外から多くの方々にここ福島にお越し をいただき、心から感謝を申し上げます。 東日本大震災と原発事故から 5 年が経過をいたしました。 今なお、多くの方々が避難生活を続けているなど、福島県の復興は未だ途上にある一方で、国内外から の温かいご支援により楢葉遠隔技術開発センターの本格的な運用開始をはじめ、復興のエンジンとなる イノベーション・コースト構想が具体化に向けて動き出すなど、明るい光が強まりを見せてまいりました。 東京電力福島第一原子力発電所の廃炉に向けては、4号機の使用済燃料の取り出し、凍土遮水壁 の凍結開始など一定の進捗も見られております。福島県が真の復興を成し遂げていくためには、一刻も 早い汚染水問題の解決と廃炉作業の安全かつ着実な推進が不可欠であります。 今後も燃料デブリの 取り出しなど、前例のない困難な取り組みが控えており、まさに世界の英知を結集しなければ廃炉に向け た取り組みを安定的に進めることはできません。 今回のフォーラムを契機に廃炉に携わる方々の連携が さらに深まり、取り組みが一層加速されることを期待しております。 県といたしましても復興再生に全力で取り組んでまいります。 皆さまには引き続きのご支援、ご尽力のほ どをよろしくお願いをいたします。 結びになりますが、このフォーラムが実り多きものとなりますこと、また、本日ご参会の皆さまのさらなるご健 勝、そしてご活躍を心から祈念をいたしまして、私からのお祝いの言葉といたします。 本日は誠にありがとうございます。
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