20 研 修 医 声 の 研 修 を 楽 し む 草 部 雄 太 初めまして。新潟市民病院研修医２年目、草部 ました。 雄太です。私の出身は大阪ですが、幸運にも新潟 しかし、同期と刺激し合いながら、日々そんな 大学に合格して入学することができました。卒業 環境に身をおいていると、徐々にですが自分ので 後はそのまま県内の新潟市民病院で研修をスター きることが増えていきました。出来ることが増え トしました。 ていくと、研修もだんだん楽しくなり、上級医の 新潟市民病院は超急性期病院をモットーとし 先生から任される仕事が増えてくると、自分の実 て、重傷患者を対象とした救急医療や専門性に特 力を少し認められた気がして嬉しい気持ちになり 化した豊富な症例がたくさん集まってきます。各 ました。それを励みにまた頑張ろうと、研修に励 専門分野も充実しており、医師のモデルケースに んでおります。 なる先生方が大勢いらっしゃいます。施設も綺麗 自分はまだまだ未熟であり、 もっと多くの知識・ で最新の機器も備わっており、研修するには十分 技術を身につけていかなければならないことを自 すぎる程の環境が整っております。同期の研修医 覚しています。そのための近道として、私は医師 の先生方もみな優秀な人たちばかりで、不安と身 の仕事を「楽しむ」ことを重視しております。好 の引き締まる思いで始まったのを覚えています。 きこそものの上手なれ、楽しむことが結局は自分 スタートした頃は、右も左もわからない状態で の実力を身につける上で重要な因子になっている （今もそうですが）、まだ電子カルテの使い方も と考えております。 わからず、点滴１つオーダーするだけでも緊張し 今、研修生活は非常に楽しいです。この気持ち ました。当直業務でも重症患者がたくさん運ばれ、 を忘れず、 これからも精進していこうと思います。 何もできない自分に日々歯がゆい思いをしており 新潟県医師会報 Ｈ28.９ № 798 （新潟市民病院）
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