横井埋立処分場１号調整槽送水管酸洗浄業務委託仕様書 横井埋立処分場１号調整槽送水管酸洗浄業務委託に関する仕様は次のとおりとする。受 注者は、別綴の契約書と共に本仕様書に基づき、信義を重んじ、誠実にこの業務を履行し なければならない。 １．業務内容等 北部清掃工場（以下「工場」という。）敷地内の１号調整槽から２号調整槽までの送水 管の内面に付着したスケールを除去し、送水機能の回復を図るため洗浄作業を行う。 ２．特記事項 (1) 洗浄対象区間両端のマンホール内の掃除口間で循環ラインを仮設し、洗浄用仮設容 器にスケール除去剤（塩酸も可とする）を用意し、循環ポンプにて配管内を数時間循 環させ、途中にスケール除去剤を追加しながら洗浄を行うこと。また、スケール除去 剤とスケールが反応し、発泡がみられる場合は、消泡剤等を適時使用し、外部への飛 散防止を行うこと。 (2) スケール除去剤、中和剤（苛性ソーダも可とする）、消泡剤、循環用ポンプ、仮設 ホース等必要な機材等については受注者にて準備すること。ただし、循環用ポンプ等 の電源（ＡＣ２００Ｖ・３φ・９．９ＫＶＡ・ケーブル２０ｍ）は、発注者で準備す るものとする。 (3) 洗浄廃液の色、発泡状況によりスケールの剥離状況を判断し、洗浄時間を調整する こと。 (4) 洗浄作業中は薬品流出に備え、ローリー車を現場に常時待機させること。 (5) 洗浄作業により発生した廃液は、産業廃棄物（廃酸）として、受注者の責任及び費 用負担において法令に基づき適正に処理すること。 (6) 洗浄廃液の抜取り後は、配管内に水を循環させ適時中和剤（苛性ソーダも可とする ）を加え、管内を中和し、その処理水は、中和処理後、発注者の指定する場所に排水 すること。 (7) マンホール内の掃除口等の分解・組立は、発注者で行うが、仮設ホース等の洗浄用 具の取付け取外しは、受注者が行うこと。 (8) 洗浄作業を行うに当たっては、保護眼鏡、保護手袋など専用の保護具を着用し、安 全作業を心がけ、薬品等の流出防止については最大限配慮すること。また、作業区域 については安全柵を設けるなど安全対策を充分施すこと。 (9) 洗浄作業にあたっては、４人以上の作業員及び１人以上の特定化学物質作業主任者 を配置すること。 (10) 洗浄作業は、発注者と受注者とで充分に協議を行った上で作業日時等を決定する ものとする。 ３．対象送水管路等の概要 全 長 約４３０ｍ 構 造 内面粉体塗装ダクタイル鋳鉄管（埋設） 内径１５０ｍｍ ステンレス管（露出） 内径１５０ｍｍ(ポンプ室内及び２号調整槽入口部) 空気弁 １箇所 掃除口 ５箇所 ４．一般事項 (1) 洗浄作業中の事故や苦情等については、速やかに発注者に連絡するとともに、受注 者の責任において一切の処理を行うものとする。 (2) 作業完了後の現場の清掃及び後片付け等は完全に行い、着手前の状態に戻すことと する。 ５．契約期間 契約締結日から平成２９年３月３日までとする。 ６．提出書類 (1) 受注者は、契約書に定めてあるもの以外に、次の書類（各１部）を速やかに提出し、 発注者の承認を受けたうえ作業に着手すること。 ア．実施工程表 イ．緊急連絡表 ウ．使用薬剤一覧表及び製品データシート エ．薬品流出緊急対応計画書 (2) 受注者は、作業が完了した時には速やかに次の書類（各１部）を発注者に提出する こと。 ア．委託業務報告書（管内面スケール厚測定値：作業前、作業後等） イ．清掃業務の状況を示す写真（作業箇所ごとに作業前、作業中、作業後） ７．遵守事項 (1) 業務従事者は、品位を保ち関係法令を守り服務すること。 (2) 発注者の許可なくして工場敷地内の土地、建物、備品等を使用しないこと。 (3) 業務に必要でないもの（廃棄物等も含む）を工場敷地内に持ち込まないこと及び持 ち出さないこと。 ８．業務内容等 この仕様書に定めのない事項及び本業務に必要と認められる事項については、発注者と 受注者で協議の上、適正に処理するものとする。
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