設計書 [1874KB pdfファイル]

工事箇所位置図
高松浄化センター
総 括 情 報 表
事務所
設計書名
変更回数
事業名
適用単価区分
適用単価地区
単価適用日
00 市 町 村 実施設計書
当初
0
諸経費体系
ファイル名
8 ポンプ場・処理場
00000000000当初▼高松浄化センター改築機械設備工事
当 世 代
50
02 水処理施設
00 冬期割増なし
00 総合試運転費計上なし
01 金銭的保証
前払率
施設区分
冬期割増
総合試運転費計上区分
契約保証補正
00000000000
1 実施単価
71 S(相双1)地区
0-28.09.05(0)
工種条件
条件
A 水替費区分
B 山林砂防工置き換え区分
00000000000
頁0-0001
条件値
0
1
0
1
前 世 代
名称
水替費なし
水替費あり
山林砂防工置き換えなし
山林砂防工置き換えあり
南 相 馬 市 金抜き
機 械 設 備 工 事 費 内 訳 表 費目・工種・施工名称など
数
量
単 位
単
価
金
額
頁0-0002
備
考
X1000
機械設備工事費
高松浄化センター機械設備改築工事
Y1810
機器費
1
式
工種 第0001号表 Y1990
輸送費
1
式
工種 第0002号表 Y1990
直接材料費
1
式
工種 第0003号表 Y1990
一般労務費
1
式
工種 第0004号表 Y1990
機械設備据付労務費
1
式
工種 第0005号表 Y1990
複合工費
1
式
工種 第0006号表 小計
補助材料費
式
機械経費
式
Z0001
仮 設 費
式
直接工事費計
00000000000
南 相 馬 市 金抜き
機 械 設 備 工 事 費 内 訳 表 費目・工種・施工名称など
数
量
単 位
単
価
金
額
頁0-0003
備
考
Z0003
準 備 費
式
W9999
処分費
コンクリート塊(有筋)
0.37
t
Z0004
事業損失防止施設費
式
Z0009
共通仮設費率
式
共通仮設費
純工事費
現場管理費
式
据付間接費
式
据付工事原価
設計技術費
式
工事原価
一般管理費等
式
00000000000
南 相 馬 市 金抜き
機 械 設 備 工 事 費 内 訳 表 費目・工種・施工名称など
数
量
単 位
単
価
金
額
頁0-0004
備
考
工事価格
工事価格(改め)
消費税相当額
式
工事費
機械設備工事費
工事費計
00000000000
南 相 馬 市 金抜き
工 種 明 細 表
工 種 ・ 施 工 名 称 な ど
数
量
単 位
単
価
機器費
頁0-0005
金
額
備
考
工種 第0001号表 Y1810
W1111
自動除塵機
1
基
W2222
脱臭機
1
基
W3333
ミストセパレータ
*** 単位当たり ***
1
基
1
式
*****************************************************************
輸送費
工種 第0002号表 Y1990
W4444
自動除塵機輸送費
1
基
W5555
脱臭機輸送費
1
基
W6666
ミストセパレータ輸送費
*** 単位当たり ***
00000000000
1
基
1
式
南 相 馬 市 金抜き
工 種 明 細 表
工 種 ・ 施 工 名 称 な ど
数
量
単 位
単
価
頁0-0006
金
額
備
直接材料費
考
工種 第0003号表 Y1990
#0040
*調整データ*
1
調整式
W7777
VU
φ100
1
3.6
m
#0001
付属材料費
継手・接合材・支持材料
%
W8888
ダンパ
VD PVC φ100
1
*** 単位当たり ***
1
式
*****************************************************************
一般労務費
工種 第0004号表 Y1990
#0040
*調整データ*
1
調整式
R0030
普通作業員 [0.900]
0 280905
人
R0300
配 管 工 [0.804]
0 280905
人
R2130
設備機械工 [0.745]
0 280905
人
*** 単位当たり ***
00000000000
1
式
南 相 馬 市 金抜き
工 種 明 細 表
工 種 ・ 施 工 名 称 な ど
数
量
単 位
単
価
機械設備据付労務費
頁0-0007
金
額
備
考
工種 第0005号表 Y1990
#0040
*調整データ*
1
調整式
R3020
機械設備据付工 [0.676]
0 280905
日
*** 単位当たり ***
1
式
*****************************************************************
複合工費
工種 第0006号表 Y1990
SPB401
コンクリート
小型構造物
打設地上高さ2m以下
0 280905
0.21
m3
W9999
モルタル仕上げ
1:3 20㎜程度
2.98
鉄筋工(太径鉄筋含む)-材料費含む- 一般構造物 (補正無)
S1(1工事当りの全体数量10t未満)
構造物とりこわし工(人力施工)
鉄筋構造物 人力施工
S1(施工規模 3m3未満)
型枠
一般型枠
小型構造物
*** 単位当たり ***
00000000000
施工 第0-0001号表 m2
S7000
0 280905
0.006
t
施工 第0-0002号表 S7308
0 280905
0.21
m3
施工 第0-0003号表 SPB431
0 280905
1.5
m2
1
式
施工 第0-0004号表 南 相 馬 市 金抜き
施工パッケージ内訳表
標準単価:
機械構成比:
代表機労材規格(積算地区)
労務構成比:
単価(積算地区)
材料構成比:
構成比
市場単価構成比:
代表機労材規格(東京地区)
コンクリート
単価(東京地区)
施工 第0-0001号表 1
SPB401
小型構造物
標準単価:
頁0-0008
m3
打設地上高さ2m以下
26,200
機械構成比:
0.00%
労務構成比:
47.39%
材料構成比:
R0030
普通作業員 [0.900]
26.76%
普通作業員
R0020
特殊作業員 [0.820]
9.15%
特殊作業員
8.86%
土木一般世話役
52.61%
市場単価構成比:
0.00%
TPR0030
TPR0020
R0010
TPR0010
土木一般世話役
[0.803]
T8220
生コンクリート ⑮ 24・8・25(20)・55%
52.61%
TPT8253
生コンクリート
24-8-25(20) 高炉 W/C55
%
EP001
積算単価
積算単価
*** 単位当たり ***
A=2
B=4
E=2
G=2
K=1
小型構造物
打設地上高さ2m以下
一般養生
現場内小運搬なし
普通
L=7
M=1
N=1
O=1
24-8-25(20)-55%
小型車割増なし
冬期割増なし
土木工事標準積算基準 Ⅱ-4-①-3
00000000000
南 相 馬 市 金抜き
施 工 内 訳 表
名 称 ・ 規 格 な ど
数 量
単 位
単 価
頁0-0009
金 額
鉄筋工(太径鉄筋含む)-材料費含む- 1
t
鉄筋工 加工・組立共 (材料費含まず) 一般構造物 1.00
t
異形棒鋼
SD295A D13 小口
1.03
t
*** 単位当たり ***
1
t
S7000
一般構造物 (補正無)
S1(1工事当りの全体数量10t未満)
A=1
B=2
C=2
D=2
E=2
一般構造物 (補正無) S1(1工事当りの全体数量10t未満)
時間的制約を受けない トンネル内作業 無 法面作業 無 F=5
G=1
H=2
I=2
J=1
異形棒鋼 SD295A D13
太径鉄筋の割合 10%未満(補正なし)
夜間作業 無
鋼材(小口)(5t以下)
土木工事標準積算基準 Ⅵ-1-①-1
備 考
施工 第0-0002号表 TA011
T032B
*****************************************************************
構造物とりこわし工(人力施工)
施工 第0-0003号表 1
m3
構造物とりこわし工 鉄筋構造物 人力施工 1.00
m3
*** 単位当たり ***
1
m3
S7308
鉄筋構造物 人力施工
S1(施工規模 3m3未満)
A=2
B=2
C=2
D=2
E=1
00000000000
TA766
鉄筋構造物 人力施工 S1(施工規模 3m3未満)
時間的制約を受けない 夜間作業 無
土木工事標準積算基準 Ⅵ-1-⑩-2
南 相 馬 市 金抜き
施工パッケージ内訳表
標準単価:
機械構成比:
代表機労材規格(積算地区)
労務構成比:
単価(積算地区)
材料構成比:
構成比
市場単価構成比:
代表機労材規格(東京地区)
型枠
単価(東京地区)
施工 第0-0004号表 1
SPB431
一般型枠
標準単価:
頁0-0010
m2
小型構造物
6,878
機械構成比:
0.00%
労務構成比:
100.00%
材料構成比:
R0260
型わく工 [0.934]
44.76%
型わく工
R0030
普通作業員 [0.900]
30.50%
普通作業員
11.70%
土木一般世話役
0.00%
市場単価構成比:
0.00%
TPR0260
TPR0030
R0010
TPR0010
土木一般世話役
[0.803]
EP001
積算単価
積算単価
*** 単位当たり ***
A=1
B=2
C=1
00000000000
一般型枠
小型構造物
土木工事標準積算基準 Ⅱ-4-②-2
南 相 馬 市 金抜き
特 殊 基 礎 単 価 一 覧 表
単価コード
単価名称・規格1・規格2
単 位
単 価
管 理 費 区 分
W1111
自動除塵機
基
全間接費対象額
W2222
脱臭機
基
全間接費対象額
W3333
ミストセパレータ
基
全間接費対象額
W4444
自動除塵機輸送費
基
全間接費対象額
W5555
脱臭機輸送費
基
全間接費対象額
W6666
ミストセパレータ輸送費
基
全間接費対象額
W7777
VU
φ100
m
補助材料費の対象
W8888
ダンパ
VD PVC φ100
W9999
モルタル仕上げ
1:3 20㎜程度
m2
全間接費対象額
W9999
処分費
コンクリート塊(有筋)
t
全間接費対象額
00000000000
頁0-0011
補助材料費の対象
南 相 馬 市 金抜き
最低制限価格の設定(算定)について
高松浄化センター改築機械設備工事
今回の入札において、最低制限価格を下記の計算式に基づき設定しております。
※該当工事には ✓ のチェック表示をしております。
工事に伴い最低限必要な費用=P(最低制限価格)
算定された金額が入札書比較価格(税抜予定価格)の2/3を下回る時は2/3、8.5/10を上回る時は
8.5/10とし、最低制限価格算定の際の端数処理については、2/3で設定する場合は1万円未満を
切り上げ、その他は1万円未満を切り捨てます。
一般土木工事(橋製作・架設工を含む)
P=直接工事費+共通仮設費+現場管理費×1/5
建築工事(一般・解体工事共通)
P=直接工事費×8.5/10+共通仮設費×6/10+現場管理費×3/10+一般管理費×1/10
※建築工事に付随する設備工事、並びに単独補修工事は建築工事算定方法に準じる
舗装工事
P=直接工事費+共通仮設費+現場管理費×1/5
電気・通信設備工事(製作・据付共通)
P=直接製作費×7/10+一般管理費(機器費)×1/10+直接経費×9/10+共通仮設費率分×6/10+現
場管理費×3/10+技術者間接費×3/10+一般管理費(据付)×1/10
※直接経費=直接工事費+共通仮設費の積み上げ分、直接経費に機器費を含まない
水道工事
P=直接工事費×8.5/10+共通仮設費×6/10+現場管理費×3/10+一般管理費×1/10
暖冷房衛生設備工事
P=直接工事費×6/10+共通仮設費×6/10+現場管理費×3/10+一般管理費×1/10
機械設備工事(製作・据付共通)
P=(直接製作費+設計技術費)×7/10+間接労務費×6/10+(直接経費+据付間接費)×9/10+共通仮
設費率分×6/10+現場管理費×3/10+一般管理費×1/10
※直接経費=直接工事費+共通仮設費の積み上げ分、直接経費に製作工事価格費を含まない
工 事 費 内 訳 書
契約番号(
)
高松浄化センター改築機械設備工事
種 別
金 額 ( 円 )
備 考
機器費
輸送費
直接材料費
一般労務費
機械設備据付労務費
複合工費
補助材料費
機械経費
仮設費
直接工事費
諸 経 費
工事費計(税抜き)
※諸経費は一括計上すること。ただし、積み上げ金額がある場合は備考に内書で( )の中に金額を記
入すること。
住 所
業者名
代表者名
㊞
高松浄化センター機械設備改築工事
特記仕様書
平成 28 年 9 月
福 島 県 南 相 馬 市
目
次
第1章
総
則 ............................................................ 1
第2章
機器仕様 ............................................................ 2
§1
自動除塵機 .......................................................... 2
§2
脱臭機 .............................................................. 6
§3
ミストセパレータ .................................................... 9
第3章
複 合 工 ........................................................... 10
§1
基 礎 工 ........................................................... 10
第4章
撤 去 工 ........................................................... 11
§1
撤去機器リスト ..................................................... 11
§2
撤去基礎工仕様および施工範囲 ....................................... 11
第1章 総
則
1. 工事件名
高松浄化センター機械設備改築工事
2. 工事場所
南相馬市原町区上北高平字植松地内
3. 工
期
平成 29 年
3 月 31 日迄
4. 工事概要
本工事は,高松浄化センターにおける沈砂池機械設備、脱臭設備を改築するものである。
5. 事前調査
請負者は、工事着手に先立ち、現場の現況、関連工事その他について綿密な調査を行い、
十分に現状把握の上、工事施工しなければならない。
6. 工事範囲
(1) 沈砂池設備
自動除塵機
1基
(2) 脱臭設備
脱臭機
1基
7. 施工範囲
本工事の施工範囲は、上記の設計、製作、配管、配線、塗装、搬入、据付および試運転
調整等であり、これによって生じる手直しまでの一切の施工、これに必要なコンクリート
基礎工事、仕上げ工事、配管貫通部のはつりおよび復旧、池・ピット内の排水、仮設工事
等の付帯工事を含むものである。なお、本設備の施工に当たっては、将来計画を十分に考
慮の上、関連工事との協議を図り施工するものとする。
8. 仕様書等の適用
本工事は,契約書,本特記仕様書,発注図面等により施工する。上記図書に記載のない
事項については,日本下水道事業団編著,(財)下水道業務管理センター発行「機械設備
工事一般仕様書
最新年度」,「機械設備工事必携
最新年度」及び監督員の指示による。
-1-
最新年度」,「機械設備工事施工指針
第2章
§1
機器仕様
自動除塵機
1.使用目的
本機は、流入した下水中の比較的細かい浮遊物を阻止し、かき揚げるのを目的
とするものである。
2.仕
様
項
目
仕
様
(1)
型
(2)
池
(3)
スクリーン
目開き 2.5mm×取付角度 50°
(4)
駆 動 装 置
電動機直結型減速機
寸
式
ダブルチェーン式背面かき揚げ型
法
水路幅 500mm×深さ 730mm×1 池
(5) 電 動 機 出 力
備
考
0.04kW
(6)
電
源
φ3×200V×50Hz
(7)
数
量
1基
3.構造概要
裏がき式連続自動スクリーンは、本体フレーム、駆動装置、レーキ、チェーン、
軸、スプロケット、細目スクリーンよりなるもので、流入した下水中の浮遊物を
阻止し、連続的にレーキにかけてかき揚げ、しさかごに排出するものである。
4.製作条件
(1)
本装置の各部の強度は、十分な安全率をとるものとする。
(2)
かき揚げ用チェーンの強度は、全負荷荷重の 70%が片側に掛かったものとし
て計算する。
(3)
レーキ速度は、約 2∼6.4m/min を標準とする。
5.各部の構造
各部の構造は次による。
(1)
駆動装置
1)
駆動装置は、電動機直結減速機等を使用し、駆動軸への伝動は、軸に直結
又はローラチェーン掛けで行うこと。
2)
駆動装置用減速機は、フレームカバーの外側に取り付けること。
3)
ローラチェーン掛けの場合、駆動装置部には、伝動ローラチェーンが緊張
できる構造とすること。またローラチェーンにはオフセットリンク(2リン
ク分)を取りつけること。
4)
ローラチェーン掛けの場合、駆動ローラチェーンには、ステンレス鋼
(SUS304)製のカバーを付け、カバーは点検、保守の容易な構造とする。
-2-
5)
ローラチェーン掛けの場合、駆動装置用及び出力軸用スプロケットホイー
ルは、鋳鋼とし、ステンレス鋼以外の場合は、歯面には熱処理を施した耐摩
耗性に優れたものとする。
減速機が油潤滑の場合、給排油を考慮した構造とする。
(2)
フレーム
1)
フレームは、ステンレス鋼(SUS304
3mm 以上)とし、溶接及びボルトで
強固に組立て、溶接歪、曲がり等のない構造とする。
2)
サイドフレームには、かき揚げ用レーキ取り付け走行チェーンのガイドレ
ールを設け、しさのかき揚げ、排出が支障なく行われるよう構造的に十分考
慮し製作すること。
3)
レーキガイドの下部で、レーキがスプロケットホイールにて反転する際、
チェーンに多少のゆるみができても円滑に転動し、スプロケットホイールか
ら離脱しないようにすること。
4)
レーキガイドには、しさが付着しないよう十分考慮するものとする。
5)
シュートの清掃が容易に行えるよう、必要な場合には排除口を設けること。
6)
駆動軸のフレーム貫通部は、密閉措置を行う。
(3)
カバー、シュート、エプロン
1)
床面より上部のフレームには、ステンレス鋼板(SUS304 板厚 2mm 以上)製
の防臭カバーを設け、臭気ダクト接続口を具備するものとする。
2)
カバーは分解組立及び点検手入が容易な構造とし、前面には、レーキ又は
かき揚げ用チェーンを容易に搬出入できる点検扉等を設けるとともに、十分
なる強度を持たせること。
3)
カバーの一部をシュート兼用とし、しさが排出後、遅滞なくコンテナ又は
搬出用コンベヤ上に導かれる構造とし、腐蝕摩耗に十分耐えるものとする。
4)
除塵機本体及びしさかご全体を囲うステンレス鋼板(SUS304 板厚 2mm 以上)
製包囲型防臭カバー(ポリカーボネイト製透明点検窓付)を設けること。なお、
しさかごの取り出しが容易に行える構造とする。
(4)
かき揚げ用チェーン、スプロケットホイール
1)
かき揚げ用チェーンは、ブッシュドローラチェーン等とする。チェーンの
強度は全負荷荷重が片側に掛けられた場合にも安全なものとし、ステンレス
鋼製とする。
2)
かき揚げ用チェーンには、レーキ取付け用アタッチメントを組み込む。
3)
スプロケットホイールは、耐摩耗性の高いステンレス鋼又は鋳鋼以上の材
質又は合成樹脂製によるものとし、歯数は7枚以上とすること。なお、ステ
ンレス鋼又は合成樹脂製以外の材質は、歯面に高周波焼入れをすること。
4)
水中部軸受は、アルミニウム青銅又はオイルレスベアリング又は合成樹脂
等の耐摩耗性の高いブシュとし、汚水の浸入を防止するため、シール装置を
設けること。なお、軸受は給油式の場合、地上部より給油できるものとする。
5)
下部スプロケットホイールは、しさ等が噛込まないよう保護された構造と
すること。
-3-
(5)
軸
1)
主軸は、ステンレス鋼(SUS304 等)の1本物とし、十分な強度を有し、ス
プロケットと軸はキーにて固定し、軸と軸受はスラストによって移動しない
ように強固に固定すること。
(6)
レーキ、ワイパー
1)
レーキは、チェーンの全長にほぼ等間隔にスクリーンのピッチの保持及び
しさ量に見合った必要個数を取り付ける。
2)
レーキには、バースクリーンのピッチに適合した爪を取り付け、効率よく
ごみをかきとるとともに、レーキが反転してごみを落とす時は確実にごみを
落とす構造とすること。なお、レーキの噛込みは正確に調整されていること。
(7)
細目スクリーン
1)
スクリーン角度は 60°を標準とする。
2)
スクリーンは、精度よく所定のピッチに保持するサポートにはめこまれ、
サポートは負荷に対しスクリーンが抜けることなく、かつ修理時には取外し
が容易な構造とする。
(8)
給油装置
1)
軸受が給油作業に困難な位置にあるときは、作業しやすい位置にグリース
ニップル台座を設けグリース配管をすること。
2)
配管は、必要箇所を堅個に支持固定し、支持材を防触処理する。
6.使用材料
使用材料は、次による。
(1)
フレーム
(2)
チェーン
SUS304
1)
動力伝動用ローラチェーン
特殊鋼又はステンレス鋼
2)
かき揚げ用ブッシュドローラチェーン
SUS304
(3)
スプロケットホイール
1)
動力伝動用
S35C 又は SCS2、SUS304
2)
かき揚げ用
SUS304 又は SCS2 又は SUS420J2
(歯先高周波焼入れ)
3)
軸
SUS304
4)
レーキ
ステンレス鋼及び合成樹脂
5)
スクリーン
SUS304
6)
アンカーボルト
SUS304
7.保護装置
(1)
電気的保護装置
瞬時要素付過電流検出器(電気設備工事)
9.試験・検査
-4-
機械設備工事一般仕様書によるほか現場操作試験を行う。
10.据
付
機械設備工事一般仕様書に準拠するほか次の点に留意すること。
1)
接水部フレームと側壁間には、止水のためシール用ゴム板等を取付ける。
11.他工事との区分
(1)
土木・建築工事との区分
1)
コンクリート躯体にアンカーボルトにて固定する機器の、アンカーボルト
用穴明けはつり及びその復旧工事は本工事に含む。
2)
据付け部、水路底仕上用モルタルとアンカーボルト埋込み用モルタル、各
機器据付調整用モルタルは本工事に含む。
(2)
電気設備工事との区分
機械設備工事一般仕様書による。
12.標準付属品(1台につき)
(1)
アンカーボルト
1式
(2)
包囲型防臭カバー(SUS304 製)
1式
(3)
ステンレスパンチングメタル製しさかご
1式
W
L
D
(600mm ×400mm ×200mm )
13.その他付属品(1台に付)
(1)
スクリーンバー
10%
-5-
§2
脱臭機
1.使用目的
本装置は、脱臭剤の充填層に臭気ガスを通過させ、臭気成分を脱臭剤に添着脱
臭させるためのものである。
2.設計条件(下表のうち■を適用)
■物質濃度
[ppm]
臭気物質
原
アンモニア
臭
処理(放出)臭
10
<1
メチルメルカプタン
0.03
<0.002
硫化水素
0.7
<0.02
硫化メチル
0.8
<0.01
二硫化メチル
0.3
<0.009
□
臭気濃度
■
臭気強度
3.仕
様
(1)
脱臭装置
項
1)
臭
処理(放出)臭
原
臭
処理(放出)臭
4
目
形
原
2.5以下
仕
式
様
乾式脱臭塔
(単層直入式)
(2)
2)
風
3)
脱
4)
数
臭
備
考
脱臭ファン
内蔵
3
量
1m /分
剤
酸性・両性ガス用
量
1基
約 0.08m 3
脱臭ファン
項
目
仕
式
様
1)
形
2)
吸込風量
3)
静
4)
電動機出力
5)
電
源
φ3×200V×50Hz
6)
数
量
1台
圧
片吸込ターボブロワ
1m3/分
1.47kPa
0.2kW
-6-
備
考
4.構造概要
本脱臭装置は、吸着剤の充填層に臭気ガスを通過させ、臭気成分を吸着させ脱臭
させるためのもので、本体・脱臭ファン・ダンパ・マノメータ等により構成される
ものである。
5.製作条件
(1)
塔内の流速は 0.3m/秒以下にすること。
(2)
脱臭剤と臭気ガスの接触時間は 1.2 秒以上とすること。
(3)
全体層厚による圧力損失は約 1.5kPa(約 150mmAq)以下となるよう考慮す
る。
(4)
特記以外はメーカー標準仕様とする。
6.各部の構造
各部の構造は、次による。
(1)
装置本体は角形定置式とし、FRP 製とする。板厚は 6mm 以上で、脱臭剤の質
量(湿潤状態)に対し十分な強度を有するものとするとともに耐薬液製のも
のでなくてはならない。
(2)
本体には臭気ガス出入口ダクト取付座、脱臭剤収納部、脱臭剤投入、取出口
等を具備させるものとする。
(3)
臭気ガスの入ダクトにはダンパを取り付けるものとする。
7.使用材料
使用材料は、次による。
(1)
脱臭装置
本
体:FRP
ファンボックス:FRP
架
台:SUS
ボルト・ナット:SUS
(2)
脱臭ファン
ケ ー シ ン グ:ADC12
架
台:SPHC
8.試験・検査
脱臭ファンは JIS B
9.塗
8330 により性能試験を行い、提出するものとする。
装
メーカー標準仕様とする。
-7-
10.標準付属品
(1)
ドレンバルブ
:1個
11.特記事項
脱臭ファン本体は、脱臭装置に内蔵できる構造のものとする。
駆動方式は、電動機直動形のものとする。
-8-
§3
ミストセパレータ
1.使用目的
本装置は、エレメントに臭気ガス中を通過させて水分を除去し、後段の機器を
保護するものである。
2.仕
様
項
目
仕
様
(1)
形
式
慣性衝突式
(2)
材
質
FRP または PVC
(3)
処
理
風
量
1m3/分
(4)
捕
集
効
率
99%以上、20μm
(5)
数
量
1基
備
考
3.構造概要
本装置は、臭気ガスをエレメントに通過させて水分を除去するもので、ケーシ
ング・エレメント・ドレンバルブ等により構成されるものである。
4.構造条件
(1)
本体はFRP又はPVC製で 6mm 厚以上とし、風圧および臭気ガスの衝突に
十分耐えるものであること。
(2)
エレメントは捕集効率が高く、風圧損失の少ない構造であること。
(3)
エレメントは取出し可能な構造であること。
(4)
臭気ガスの出入口の他、ドレン口を設けること。
5.使用材料
使用材料は、次による。
(1)
本
体:FRP または PVC
(2)
ボルト・ナット:SUS304
6.標準付属品
(1)
アンカーボルト
:1式
(2)
ドレン管・弁(機器1次側弁まで)
:1式
(3)
点検口
:必要数
-9-
第3章
§1
複合工
基礎工
1.基礎工仕様および施工範囲
番号
名
称
設置場所
主寸法
数量
沈砂池
図面による
1式
1
自動除塵機基礎
2
脱臭機基礎
B1F汚泥ポンプ室
図面による
1式
3
ミストセパレータ基礎
B1F汚泥ポンプ室
図面による
1式
2.一般仕様書の適用
3.特記事項
(1)
詳細は、機器配置図、添付図による。
(2)
数量の記載がないものは、本工事外とする。
- 10 -
備
考
第4章
§1
撤去機器リスト
番号
名
称
1
自動除塵機
2
脱臭機
§2
形式・仕様
裏掻き連続式
水路寸法500mmW×730mmW
目開き20mm×取付角度50°
乾式脱臭塔(単層直入式)
処理風量 1m3/分
φ3×200V×50Hz 0.05kW
設置場所
数量 備
図面による
1
図面による
1
考
撤去基礎工仕様および施工範囲
番号
名
1
自動除塵機基礎
2
脱臭機基礎
§3
撤去工
称
設置場所
主寸法
数量 備
沈砂池
図面による
1
B1F汚泥ポンプ室
図面による
1
考
特記事項
(1) 現場状況を十分確認の上,施工すること。
(2) 詳細は,機器配置図による。
(3) 撤去工事に伴う現場復旧工事一切を含む。
(4) 本工事で発生した 撤去品のうち,産業廃棄物の対象となるものについては,指定
場所での処分を行うこと。
(5) 撤去工事に当たっては,運転に支障の無いように手順を考慮すること。
(6)本工事で発生した撤去品のうち,スクラップ対象となるものについては,指定す
る仮置場所に仮置きすること。なお,仮置きにあたっては,以下の対応を図ること。
1) 運搬等を考慮し,細分化及び分別を行う。
2) 汚泥等の付着物を除去する。なお,除去方法は,散水栓等による程度とし,付着物
及び排水は適切に処分すること。
3) 機器に充填されたオイル等の抜き取りを行う。なお,抜き取ったオイル等は適切に
処分すること。
- 11 -