平成28年度日本規格協会標準化貢献賞 [標準化貢献賞] 氏 名 ・ 伊勢 武一 所 属 ・ 役職 主 な 功 績 永年にわたり、東北地域の品質管理の向上および普及につ 東北工業大学 いて、学識者として多大な貢献をしている。特に「品質管理 名誉教授 と標準化セミナー 東北教室」にて、統計的品質管理の手法 等の講義を担当し、事務局に対して積極的な提案を行った。 また、品質管理と標準化セミナーの改善問題研究において各 受講者へ的確な指導を行うなど、多大な貢献をしている。 大石 修二 研修事業において、「品質管理と標準化セミナー(22 日 埼玉工業大学 間)」及び「信頼性セミナー FMEA・FTA 入門(2 日間) 」の両 講師 コース講師を長年にわたり担当し、多大な貢献をしている。 今後も、セミナー開発、テキスト執筆など更なる活躍が期待 される。 葛谷 和義 企業での経験を存分に生かし、永年にわたり中部地区にお Office SQC ける品質管理技術の普及並びにそのレベル向上に多大なる 代表 貢献をしている。また、日本規格協会における「品質管理と 標準化セミナー」をはじめ多数の各種セミナーの講師を務め るとともに、企業内指導、統計的品質管理技術関連書籍の執 筆など多肢にわたる活動を通じ、品質管理・標準化に関する 人材育成に対し大変寄与している。 佐藤 善之 JIS L 0803:2011(染色堅ろう度試験用添付白布)等染色堅 ろう度試験方法 JIS 原案作成委員として JIS 規格作成に貢献 するとともに、日本学術振興会染色堅ろう度第 134 委員会 委員及び日本規格協会染色堅ろう度委員会委員として、染色 堅ろう度関連の標準化及び染色堅ろう度試験用品の普及事 業に多大なる貢献をしている。 特に、染色堅ろう度試験用品の作成については高度な品質が 要求されるが、同氏の的確なアドバイスはそれらの品質保持 及び安定供給に大きく貢献している。 1/5 千葉 誠 日本フルードパワー工業会は,我が国の油圧・空気圧機 一般社団法人 日本フルードパワー工業会 器の市場動向を把握し、産業界の高度化等に貢献するため 第2技術部部長 の事業を行っている。主なものは次のとおりである。 ① 国際交流事業 ② 標準化事業(ISO 対策事業、規格事業) ③ 技術調査事業(油圧・空気圧事業、水圧事業) ④ 広報・PR 事業、中小事業関連事業、振興対策等その 他事業 千葉氏は、この工業会での標準化事業の中心的役割を果 たしている。国際標準化活動に関しては、ISO/TC131(油 圧・空気圧システム)の国内審議団体、SC7(密封装置)の 国際幹事として活躍するとともに、我が国の提案案件の推 進及び意見の国際規格への反映を積極的に推進している。 また、国内標準化活動に関しては、油圧・空気圧関連規格 の JIS 原案作成委員会の事務局として中心的役割を果たし、 更に日本工業標準調査会第一部会機械要素技術専門委員会 の委員として、我が国の標準化を推進している。 早川 公人 企業での経営者として、また実務経験、コンサルとしての 指導経験をもとに関東地区での「現場の管理と改善セミナー ムダ取りコース、クレーム管理コース」の講師を 10 年以上 担当している。 早川氏の長年培ってきた経験、経営者としての視点から行 う研修は参加者からの支持を得ている。また営業活動にも積 極的に行っていた時期もあり、当会の現場の管理と改善セミ ナーや社内研修の有用性を JSA 職員と一緒に説明を行うな どセミナー普及に多大な貢献をしている。 舟橋 金之介 2007 年 4 月より長年に渡りマネジメントシステム審査員 株式会社ビジネスバリュークリエーション の評価登録事業における「資格評価委員」として業務に従事 代表取締役 し功績を残した。また、審査員の資格評価業務を第三者の立 場で公平・中立に行い、審査員の評価登録事業に客観性及び 公平性を付与することに貢献した。 さらに、2006 年から 2009 年にかけて新しく導入された審査 員の「CPD(専門能力開発)」評価方式においては、審査登 録業界にその考え方の普及・定着に果たした役割は大きく、 マネジメントシステム審査員の力量向上、引いてはマネジメ ントシステム審査登録事業の質の向上に寄与した。 2/5 森田 亨 1999 年より QMS、2001 年より EMS、2005 年より FSMS の認 証審査員として長きに亘り活躍し、難易度の高いこれらマネ ジメントシステムの複合審査も積極的に行っている。 FSMS においては審査技術検討会の委員として、審査要領の開 発に努め、FSMS 認証事業に大きく貢献している。特に、FSMS の認定登録から今日までの認定立会審査においては多くの チームリーダーを務め、信頼ある審査を提供し続け認定機関 からの評価も高く、FSMS の認定登録及び維持継続に大きく貢 献している。 更に、FSMS 判定委員としても信頼ある認証の決定を行い、当 協会の認証の信頼性確保に寄与している。 [標準化奨励賞] 氏 名 ・ 所 属 ・ 役職 大林 利一 主 な 功 績 国際標準化活動に関しては、ISO/TC10(製品技術文書情 いすゞ自動車株式会社 報)国内委員、ISO/TC213(幾何特性仕様)国内委員として CAE デジタル開発推進部 我が国の提案案件の推進及び意見の国際規格への反映を推 デジタル推進グループ グループリーダー 進している。 国内標準化活動に関しては、主に製図に関する JIS 原案 作成委員会委員及び JIS B 0420-1 等の JIS 原案作成委員会 の幹事として、分野横断的な基本規格のとりまとめに貢献 している。 また、産業オートメーション分野及び一般機械分野の規格 調整分科会委員として、特に JIS における図面の書き表し 方の標準化の推進役として大いに貢献している。さらに、 「製図技術セミナー はじめての幾何公差入門コースⅠ・ Ⅱ」の講師、ISO 及び JIS に関する各問合せへの対応など、 製図関係の標準化の中心的役割を担っている。 3/5 小林 久貴 拠点の名古屋支部だけでなく、社内研修なども含め全国で 株式会社小林経営研究所 開催される品質管理及びQMSに関するセミナーの講師を担当 代表取締役 している。 審査では、1997年より長きに亘り品質マネジメントシステ ム認証審査員として活躍し、審査した組織からの信頼も厚 く、再訪の要請も多い。また、QMS審査技術検討会のメンバ ーとして“お客様に価値を認めていただける審査”を作り上 げ、審査の質向上に寄与した。 また、2006年6月から2014年7月までJRCAの研修コース承認 審査員として多くの承認審査業務に従事し、審査員研修コー スの質向上に貢献した。 さらに、QC検定、ISO 9001といった関連書籍も数多く執筆、 幅広く当会の標準化関連普及活動に協力しており、今後も活 躍が期待される。 佐々木 正美 有限会社佐々木経営技術研究所 1996 年より QMS、1997 年より EMS の認証審査員として長 きに亘り活躍し、また、QMS 審査技術検討会や複合審査技術 検討会の委員や主査として、審査要領の開発、QMS/EMS 複合 審査への審査技術の展開などに大きく貢献している。 更に、QMS/EMS 判定委員会副委員長としても信頼ある認証 の決定を行い、当協会の認証の信頼性確保に寄与している。 また、当協会の ISO 9001:2015 年改訂の審査技術検討会、及 び ISO 14001:2015 を含めた複合審査技術検討会において主 査を務め、登録組織・審査員に対する規格改訂説明資料作成 及び説明会の開催に大いに貢献した。更に、審査員研修講師 として、質の高い審査員を多く育てることに尽力している。 寺田 和正 2008 年 4 月よりマネジメントシステム審査員の評価登録事 IMS コンサルティング株式会社 業における「資格評価委員」として業務に従事し、審査員の 代表取締役 質向上及び本制度の第三者性(公平性、中立性)確保のため に貢献してきた。 また、マネジメントシステム審査員や研修講師としての経 験を活かし、2010 年からは JRCA 承認審査員研修コースの試 験開発における技術支援、及び研修コース承認のための基準 文書(承認審査基準、移行審査要領など)の作成支援を行う など、研修コース承認事業の普及・拡大を支える主導的な役 割を担ってきた。 さらに、2016 年からは ISMS クラウドセキュリティ審査員 の資格評価及び研修コース承認事業の検討時に専門家の立 場から試験開発における技術的支援を行うとともに、OHSMS 審査員の研修コース承認事業の検討に参加するなど、新規事 業の立上げに積極的に協力している。 4/5 [標準化貢献特別賞] 団体・企業名 有限会社 カイ編集舎 主 な 功 績 20 年以上にわたり『標準化と品質管理』誌、単行本、研修事 業テキスト等の編集・組版委託を請け負っている。同社の提供 するサービスの品質は卓越しており、納期・価格面と相まって 出版事業グループを始め JSA 関係部署から極めて厚い信頼を受 けている。特に単行本については、ISO 9001/14001 関連書籍や QC 検定書籍など多くの重点商品を手掛けており、そうして積み 上げられてきた数多くの受注実績は、当協会事業を支えている ことの証であり、標準化の普及・推進への功績として認められ る。今後も良きパートナーとして継続的な貢献が期待される。 一般財団法人 電気安全環境研究所 技術規格部 1.電気用品安全法関連の JIS 開発 平成 15~23 年度の受託事業「強制法規に引用される電気安 全規格の標準化に関する調査研究」及び平成 24~27 年度の受 託事業「電気用品安全法の性能規定化に対応する JIS 開発」に おいては、調査業務に尽力し、延べ 195 規格の JIS 原案作成に 成果を挙げている。 2.国費事業/規格調整専門家としての委員派遣と審議実績 平成 18 年度から継続的に、電気安全環境研究所から電気電 子分野専門家として規格調整分科会委員2名を派遣している。 電気電子分野の規格調整委員は広範囲な電気電子分野の JIS 規 格の一様性・一貫性をはじめ JIS 原案の質向上等の視点から適 切なアドバイス・助言をしており、迅速な規格開発業務に多大 な貢献が認められる。 日本梱包工業組合連合会 我が国の経済発展に伴い、輸出立国として産業機械・工作機 械等を海外へ製品の輸出製品の梱包技術として、JIS Z 1402(木 箱の構造)及び JIS Z 1403(枠組箱の構造)が広く物流・流通業 界に採用され、今日に至っている。 特に、日本梱包工業組合連合会では、物流コストの低減、業界 の継続的な発展と技術伝承のため、「梱包管理士講座」を設け て JIS に基づく人財の育成に鋭意、取り組んでいる。 なお、この梱包管理士講座は、「工業包装技術研修校」として 東京都からの認定も受け実施しており、これまで約 2,000 名を 越える梱包管理士を世に送り出し、広く物流梱包業界で活躍し ている。 これらの活動は、JIS に基づく梱包技術の発展に大きく寄与し てきているとともに、近年においては、韓国・中国への梱包技 術教育を進め、日中韓 3 か国での梱包規格の統一に多大な貢献 をしている。 5/5
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