出会い・結婚相談事業委託業務仕様書

出会い・結婚相談事業委託業務仕様書
1
2
事業の趣旨・目的
少子化の要因のひとつである未婚化・晩婚化の進行を踏まえ,県では「かごしま子ど
も未来プラン2015」に基づき,重点目標「若い年齢での結婚,妊娠・出産の希望が
叶う鹿児島県」の実現を目指し,ボランティアで結婚支援を行う「地域婚活サポーター」
や「企業内婚活サポーター」を養成するなど,結婚を希望する方等をサポートする体制
づくりを進めています。
本事業は,県内に新たに会員制のマッチングシステムを構築し,結婚を希望する方の
出会いをサポートする体制を整備するとともに,市町村や関係機関,婚活サポーターと
連携し,マッチングシステムの周知・利用促進等を図ることで,総合的な結婚支援施策
を推進することを目的に実施します。
委託業務の内容
実施主体(委託先)は,次に掲げる業務を行う。
(1) 結婚支援システムの構築
結婚を希望する方の情報を一元的に管理する結婚支援システムを構築する。
なお,当該システム構築に当たっては,鹿児島県県民生活局青少年男女共同参画課
と適宜調整の上,製作するものとするが,内容は次のとおりである。
① 結婚支援システムの導入(別添「鹿児島県結婚支援システム構築業務に係る委
託仕様書」に よること。)
② ホームページの製作(別添「鹿児島県結婚支援システム構築業務に係る委託仕
様書」によること。)
③ 必要機器の類の整備(パソコン,iPad,モバイルルータ等)
(2) 結婚支援システム利用促進のための研修会の開催及び広報の実施
ア 結婚支援システム利用促進のための研修会の開催
婚活サポーターや企業・団体等と連携した取組を行い,結婚支援システムを活用
したマッチングが効果的に行えるよう,システム利用促進のための研修会を県内4
か所で各1回開催する。
イ
広報の実施
結婚支援システムの利用促進を図るため,窓口の利用や会員の募集を目的とした
チラシの作成・配付などの広報を行う。
(3) 実施体制の整備
平成29年度において結婚相談対応や個別マッチングを行うために,次の体制を整備
する。
-1-
ア
イ
会員登録・閲覧や結婚相談を行う窓口の設置
当該委託事業を行うための専用の事務所(鹿児島市内1か所)を開設(備品等を
含む)し,会員登録の受付や会員情報の閲覧,結婚相談等に対応する窓口を設置す
る。
実施体制
次に掲げる人員を確保し,事業が円滑に実施できるよう研修を行うこと。
①
所長
窓口の運営を円滑かつ効果的に行うため,責任者として常勤の職員1名を配
置する。
②
相談員
以下の業務を行うため,常勤又は非常勤の職員4名を配置する。
・会員の入会,退会対応
・会費の管理や支出処理等の会計処理
・結婚相談対応,システム閲覧対応
・会員のマッチングに向けた双方の意思確認及び引き合わせを行うための婚活
サポーターとの連絡調整など
③
相談対応マニュアルの作成
相談対応を行う相談員が使用するマニュアルを作成する。
【内容例】
相談対応時の注意事項,個人情報の取扱い,トラブル発生時の対応方法,
マッチングシステムの管理方法 など
ウ
相談窓口利用の手引きの作成
相談窓口の利用案内のための手引きを作成する。
【内容例】
開所日時,予約方法,マッチングシステムの利用方法,利用にあたっての注意事
項 など
(4) その他
多数の個人情報を取り扱うことから,弁護士等の専門家とアドバイザー契約を締結
して助言指導を求めるなど,法的な問題を含めたトラブル未然防止対策を講じること。
3
対象経費
(1) 経費の内容
委託事業の対象経費は,次のとおりとする。
「賃金」,
「共済費」及び「報償費」等の人件費並びに「旅費」,
「需用費」,
「役務費」,
「委託料」,「使用料及び賃借料」及び「備品購入費」とする。
-2-
(2) 経費の具体例
費 目
人件費
旅 費
需用費
役務費
委託料
使用料及び賃借料
備品購入費
4
細 目
賃 金
共済費
報償費
具体例
アルバイト賃金等
アルバイトの健康保険料,雇用保険料等
研修会等の講師謝礼金
研修会等の講師旅費や職員旅費等
消耗品費,印刷製本費等
通信運搬費,損害等行事保険料等
結婚支援システム,ホームページの製作及び
維持管理費
機具,備品,会場等の借上料
机・椅子,パソコン等(県と協議すること)
その他
(1) 会員登録料
実施主体は,会員から登録料を徴収し,結婚支援システムの運用経費等に充てるこ
とができる。ただし,あらかじめ知事の承認を得なければならない。
(2) 企業協賛金
実施主体は,企業等からバナー広告その他の協賛金を徴して,本事業に附帯する事
業に要する経費に充てることができる。
(3) 上記(1)及び(2)を徴した場合は,本事業の実績報告に併せて,収支報告を行うもの
とする。
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鹿児島県結婚支援システム構築業務に係る委託仕様書
1
目的
少子化の原因である未婚化・晩婚化に対応するため,鹿児島県から「出会い・結婚相
談事業」を受託し,会員制で自ら引き合わせを希望する異性を検索できるマッチングシ
ステムを構築し,その利用を促進することで,鹿児島県における総合的な結婚支援施策
を推進する。
2
委託業務名
平成28年度鹿児島県結婚支援システム構築業務
3
業務概要
(1) 会員制で自ら出会いや結婚を希望する異性を検索できるマッチングシステムの構築
を行うこと。
(2) 婚活サポーター等が実施する出会いイベントの開催を支援するイベントシステムの
構築を行うこと。
(3) 上記(1)及び(2)のシステムへの誘導や説明のためのホームページを製作すること。
4
システムの機能
(1) マッチングシステムについて
マッチングシステム及び業務の基本的な流れは,別紙1のとおりとし,結婚希望者
を含め,関係者の連絡不足や行き違いなどによるミスやトラブルを排除するため,一
連の事務を効率的・効果的で容易に使用できるシステムとする。
なお,相談窓口において行う各操作は,システム画面上で容易に実施・確認できる
ものとし,各処理は可能な限りシステム上で自動的に実行されるものとする。
また,登録や閲覧は,相談窓口で行うものとし,その他の相談業務を含め予約機能
を有するシステムとする。
ア
結婚希望者の入会申請,登録
① 結婚相談者は,相談窓口において,備付けのタブレットで非公開情報等(氏名,
住所,連絡先等)の入力や証明書類等を提出する。
② 公開情報(性別,年齢,居住市町村名,年収,学歴,写真等)については,写真
を除き,会員自らのスマートフォン等から入力・修正できるものとする。
③ 相談窓口において,申請内容を確認の上,登録を承認し,会員ID等を発行す
る。
④ 会員の有効期間は2年間とし,更新可能とする(会員からの更新申請及び相談
窓口による承認が必要)。
⑤ 会員数は5,000人,毎年の新規・更新2,000人を想定するが,データを利用した
異性の紹介機能のため,申込み等に関する情報も含め退会後のデータも保存でき
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ること。
⑥ 保存期間は,退会後5年間とするが,当該システムに蓄積されるデータを利用
したお薦めの異性を紹介する機能において利用するデータについては,機能と合
わせ提案によるものとする。
イ
ブース予約のためのシステム
① 相談窓口では,プライバシー保護等のため,ブースを設置し,ブースにおいて,
入会や異性の会員情報の閲覧を行うものとする。
② 会員のスマートフォン等からブースを予約できるようにすること。
③ ブースの数は3を想定しているが,会員数の増減によりブース数の増減も対応
できる機能とすること。
ウ
異性の会員情報の閲覧,検索
① 会員は,システム画面上において引合せを希望する異性を3名選択することが
でき,第1希望の相手から1人ずつ申し込みができること。
② 引合せを希望する異性の選択に当たっては,自分の求める条件,異性の求める
条件等での検索のほか,当該システムに蓄積されるデータを利用したお薦めの異
性を紹介する機能を組込むこと。
エ
被申込者の対応
被申込会員は,同時に複数の会員から申込みを受けた場合,それぞれに回答する
が,1人に対し「申込みを受ける」と回答した場合,他の申込会員へは「申込みを
受けない」旨の回答を自動的に行うなど,ダブルブッキングの防止,不要な遅延の
防止を図る機能とする。
オ
婚活サポーター(マッチング担当)
① 相談窓口が,氏名,住所,電話,メールアドレス等を登録する。
② サポーターは,担当する会員の引合せ調整や交際のフォローを行うものであ
り,担当する会員の情報の閲覧やシステムを介して相談に対するアドバイス等フ
ォローを行う(スマートフォン等で操作し,フォロー内容は全て保存できるこ
と。)。
③ 保存したフォローの内容は,他のサポーターも個人情報を消した状態で閲覧
し,優良事例等の研究ができる機能を持たせること。
カ
手続きの自動化及び注意喚起
① 相談窓口において職員が判断する必要がない事項については,自動的に次の手
続きに進む機能とする。
<例1>第1希望者が「申込みを受けない」と回答した場合,若しくは期限まで
に回答がなかった場合,第2希望者へ「(申込会員番号)から申込みが
あった。」旨のメールを自動送信すること。同時に,申込会員の公開情
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報を第2希望者がスマートフォン等で閲覧できるように,また,第1希
望者は閲覧できないようにする。
<例2>ダブルブッキングの防止等のため,会員が申し込んだ時点で,異性の閲
覧に表示されなくすること。
②
相談窓口職員等が行うべき業務に関し,注意喚起する。
<例1>第2希望者が「申込みを受ける」と回答があった場合,相談窓口に対し,
当該会員を担当する婚活サポーターの選定業務が発生したことを注意喚
起する。
<例2>婚活サポーターの事務が滞っている場合は,婚活サポーター及び相談窓
口職員に注意を喚起する。
なお,上記はあくまで例であり,他の手続きでもこの機能が有用と認められる
場合は,本機能を実装すること。
キ
相談窓口での管理
① システム画面上において,会員及び婚活サポーターの登録情報や,会員及び婚
活サポーターごとの状況やフォロー内容等が容易に把握できなければならない。
② ワンクリック等で,事務処理が完了することができるような使い勝手の良い機
能とすること。
③ 相談窓口において,全てのデータの修正等ができること。
ク
個人情報の保護
入会申請入力(非公開情報等)及び異性の会員情報の閲覧,検索は相談窓口にお
けるタブレットのみで利用可能とする。
(2) イベントシステムについて
イベントシステムは,イベントを主催する婚活サポーター・協賛団体とイベントに
参加しようとするイベントユーザーの両者を支援するものとする。
婚活サポーター等については,当該システムを利用することにより,結婚希望者へ
の情報提供や参加申込書の受付,名簿や実績の報告の作成機能を含むものとし,流れ
は別紙1を予定し,一連の事務を効率的・効果的で容易に使用できるシステムとす
る。また,イベントユーザー及びメールマガジン会員に対して,メールマガジン形式
で情報を送信することが可能なシステムであること。
なお,相談窓口において行う各操作は,システム画面上で実施するものとし,各処
理は可能な限りシステム上で自動的に実行されるものとする。
ア
婚活サポーター等の登録
登録申請の承認により,ID,パスワード等を交付送信し,企画するイベントの
登録申請(ウへ)を可能とする。
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イ
イベントユーザー及びメールマガジン会員の登録
① イベントユーザーの登録申請を行ったものをイベントユーザーとし,ID,パ
スワードを交付し,メールマガジンによるイベント情報等送信の対象とするとと
もに,イベントへの参加申請等を可能とする。
[対
象]結婚を希望する者
[登録情報]氏名,年齢,性別,住所,連絡先等
②
メールマガジンの登録申請を行った者をメールマガジン会員とし,メールマガ
ジンによるイベント情報等送信の対象とする。
[対
象]結婚を希望する者,結婚を応援しようとする者
[登録情報]氏名,連絡先等
ウ
イベントの登録申請
婚活サポーター等は,イベントやセミナーの概要(名称,日時,場所,会場,対
象,募集人員,婚活サポーターの派遣依頼等必要な事項)を入力し,相談窓口に対
し登録を申請する。
エ
システムによる広報,募集開始,申込受付等
① 相談窓口が承認することにより,相談窓口が開設するホームページのイベント
情報欄に掲示し,併せて参加申込書フォームも自動的に作成掲示する。
② イベントユーザー及びメールマガジン会員あて,情報を送信する。
③ 当該システムにおいて,申込みの受付,参加者の抽選の入力,申込者への当落
の通知,参加者名簿の作成等イベント開催者を支援する。
オ
イベント結果報告
婚活サポーター等は,参加人数,カップル成立数等,システム入力により報告す
る。
(3) ホームページについて
① ホームページは,結婚希望者に向けて,システム制度及び制度を説明する広報と
して機能する一方で,システム登録者が各操作を行うシステムページの役割を果た
すものであること。
② システムについて,結婚希望者にとって親しみやすくて入りやすい,わかりやす
くて使いやすいデザインを提案,作成すること。
また,利用方法や出会いの流れ,規約,注意事項,Q&A等利用者にとって必要
なコンテンツを作成すること。
ホームページの構成は,トップページ,各システムページ,各システムにおける
仕組み・入会方法・会場・Q&A等のページを作成し,会員募集,サポーター募集,
規約・申込みフォーム,イベント・セミナー案内,お知らせ,サポーター一覧等,
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結婚希望者やサポーターに応募しようとする団体等にわかりやすいものとするこ
と。
③ サイトへの次の期間ごとのアクセス数の集計ができること。
集計期間:毎日,週次,月次,年度次
④ 当該ホームページをもとに,説明用リーフレット等を作成するため,コンテンツ
は明瞭に印刷ができる解像度等とすること(若しくは,解像度の高いコンテンツを
含め納品すること。)。
(4) その他
ア 動作環境等
パソコン,スマートフォン,タブレットいずれの端末で閲覧しても見やすい仕様
とすること。
なお,InternetExplorer9∼11以上,safari5以上,FireFox22以上,及び
Google Chrome26以上での動作を保証すること。画面のデザインサイズは幅800ピク
セルのディスプレイでも支障なく表示可能であること。
イ
利用時間等
① 相談窓口利用者(職員,来所者等)は,開所時間及び前後の業務時間の利用
を想定する。
② その他利用者(会員,サポーター等)は,24時間の利用を想定する。
ウ
管理者専用ページの構成
管理者専用ページは,マッチングシステム,イベントシステムの双方にアクセス
可能なトップページを設けること。管理者専用ページから両システムに関する会員
又はメールマガジンユーザー等の登録,変更,登録解除若しくは照会が容易に可能
な構成とすること。管理者専用ページの運用についてプログラミング又はシステム
構築に係る専門的知識を要しない設計及び構成とすること。
エ
オ
コンテンツの編集
コンテンツの編集はCMSとし,ファイルの添付が可能とすること。
統計データの作成
① 会員数,マッチング数,成婚数等,基本的統計資料をシステム画面上で作成及
び表示,保存,プリントアウトできること(数値及びグラフ等)。
② 想定される統計資料(月次,年度次による)
・ 会員数,マッチング成立数(率),成婚数(率)の推移,状況
・ 男女及び年代別の申込み状況(年代別),そのマッチング成立数(率),その
成婚数(率)
③ CSV等により,データを抽出できること。
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カ
セキュリティ
① 会員,サポーターに対し,それぞれ必要な範囲で利用できるID,パスワード
を発行すること。パスワードは利用者により変更が可能であること。
② ID,パスワードは,暗号化等を行うこと。
③ 暗号化通信を使用し,情報漏洩を防止すること。
④ SSL通信を利用する場合は,証明書の取得を実施すること。
⑤ 不正アクセス防止対策を講じること。
⑥ アクセスログを取得し,履歴の追跡が可能であること。
⑦ CGIプログラムの仕様に当たっては,脆弱性に対する対策を行うこと。
キ
サーバー
① 外部のデータセンターに設置されたサーバーを使用し,インターネットと常時
接続していること。200ユーザー同時接続時において安定に動作すること。
また,外部のデータセンターは,以下の情報セキュリティ対策を継続して適切
に行っている事業者を選定すること。
(ア) データセンターの物理的な情報セキュリティ対策(災害対策や侵入対策等)
(イ) データのバックアップ
(ウ) ハードウェア機器の障害対策
(エ) 仮想サーバー等のホスト側のオペレーションシステム,ソフトウェア,アプ
リケーションにおける脆弱性の判断と対策
(オ) 不正アクセスの防止
(カ) アクセスログの管理
(キ) 通信の暗号化
② ドメインを取得すること。
③ サーバー証明書は新規に取得すること。
④ サーバーは,適切にアップデートすること。
ク
バックアップ
① システム及びデータのバックアップが実施可能であること。
② システムバックアップは,週に1回以上実施し,直近1世代以上が保管可能で
あること。
③ データバックアップは,当該サーバーに保有するWEBサイトを構成するため
に必要なデータを対象とし,毎日実施し,直近1週間分以上が保管可能であるこ
と。
④ 各バックアップデータは,WEBサイトのサーバーとは別の場所に保管するこ
と。
ケ
アクセシビリティ
達成等級AAとする。
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コ
管理者権限
① 全てのコンテンツの閲覧及び修正が可能な管理者権限を与え,閲覧及び修正が
可能なコンテンツを限定した複数の権限を担当業務ごとに付与できること。
② 相談窓口職員のシステムへの接続は,ID及びパスワードで行う。
サ
操作マニュアル等の作成,研修
① 利用者(会員,イベントユーザー,婚活サポーター・協賛団体,相談窓口業務
等)ごとに,操作マニュアルを作成すること。
② 相談窓口に対し,各利用者向け説明のための説明会を実施すること。
シ
事業実施体制
① 受託者は当該事業を遂行するために必要なノウハウ,組織,人員を有している
こと。
② 事業実施に関する協議等が,必要な時期に,必要な方法(電話,対面等)によ
り,スムーズに実施できること。
ス
その他
① システム構築に当たっては,県及び相談窓口と調整しながら進めること。
② 構築完了後,必要な機能及び性能を満たすことを実証し,県の確認を受けるこ
と。
③ 県及び相談窓口からの問い合わせに対応すること。
④ 障害等の対応は,受託者の通常の営業時間(県庁と同程度を想定)において行
うこと。ただし,緊急時はこの限りではない。
⑤ システムに必要な機能が構築されていないことやバグ等が発見された場合,直
ちに連絡の上,指示を仰ぐこと。
5
成果品
次に掲げるものについて,紙媒体及びデータにより納品すること。
① 設計書一式
② WEBサイト一式
③ 操作マニュアル一式(会員,イベントユーザー,婚活サポーター,相談窓口業務
等)
④ 業務完了報告書 等
なお,受託者は県に対して上記一式について,一切の著作者人格権を行使しないもの
とし,第三者をして行使させないこと。
6
委託期間
契約の日から平成29年3月31日まで
なお,平成29年3月1日以降は,システムの運用等に関し,県及び相談窓口に説明等
を行う期間とする。
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委託上限額
12,328,000円以内(消費税込み)
8
納品場所
県が指定する場所
9
留意事項
本事業の実施に係る一切の経費は,委託料に含む。
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別紙1
(1)マッチングシステムについて
結婚相談窓口
システム
【閲覧ブース,相談室の予約】
○閲覧日,相談日等の決定,入力
○予約日程HP公開
事務所ブース
3
婚活サポーター
結婚希望者(会員)でマッ 会員でマッチングの申込みを
チングの申込みをする者 受ける者
○PC,スマートフォンか
ら,空き情報等を確認,
希望日時で予約入力
○予約受付→予約完了送信
○通知受領
【会員登録】
○資格確認,入力
※写真は窓口のみ入力可
○会員登録受付
※会員番号の生成
○相談窓口訪問(ブース)
タブレットで会員登録
(申請,入力,書類提出)
○会員登録完了→通知送信
※ID,PWの生成
○通知受領(ID,PW)
○入力 公開情報の修正
※PC,スマートフォン
から可能
○修正受付→修正完了
【婚活サポーター登録】
○マッチングシステム担当の婚活サ
ポーターを登録する。
※登録番号,ID,PWの
生成,通知
【異性の情報の閲覧,申込み】
○相談窓口訪問(ブース)
・相談窓口のタブレットで
異性の公開情報を閲覧
○本人を確認する。相談窓口のタブ
レットへ案内
※異性の公開情報の閲覧は,相談窓
口(ブース)のタブレットでのみ
可能とする。
・入力
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引合せの申込み
(3名まで)
結婚相談窓口
システム
婚活サポーター
結婚希望者(会員)でマッ 会員でマッチングの申込みを
チングの申込みをする者 受ける者
【申込みから引合せ,交際,成婚】
※自分のPC,スマ ※自分のPC,スマートフ
ートフォンを使用 ォンを使用する。
○申込み受付→第1希望者
する。
へ送信→第1希望者が申
込み会員の公開情報を閲
覧できる設定及び申込み
会員の公開情報の公開・
閲覧中止設定
※自分のPC,スマートフォ
ンを使用する。
○受付「NO」→第2希望
者へ送信→申込み会員の
公開情報の閲覧設定
[第2希望者]
○メール受信
○システムに接続,申込み会
員の公開情報閲覧,回答
(ex.「受ける」)
○受付「YES」→相談窓
口へ送信→第2希望者の
閲覧中止
○婚活サポーターの選定,入力
※選定に必要な情報(担当件数, ○受付→3者に連絡
住所等)を掲示し,ワンクリッ
※情報のリンク
ク等で選定する。
※婚活サポーターへの連絡が容易
にできること。
(一斉メール送信
等)
○受信「両者の引合 ○受信「申込の成立,相手 ○受信「婚活サポーターの氏
せの依頼」
の会員番号,婚活サポー 名」
ターの氏名」
※両者情報の閲覧
※会員一覧,交際中一覧等,一覧 ○受付→送信
や会員ごとの状況を画面で把握
する。
○受付→送信
○受付→送信
※婚活サポーター一覧で,支援す
る交際者数,各組の交際状況,
フォローの内容等を画面で把握
する。
○受付→送信
○受付→送信
[第1希望者]
○メール受信
○システムに接続,申込み会
員の公開情報閲覧,回答
(ex.「受けない」,未回答)
※婚活サポーターと第2
希望者の公開情報閲覧
を可能とする。
○入力「引合せ時間 ○受信
等の調整」
○希望日等回答
○入力受付,日程を ○受信
決定し送信
○現地引合せ立会い ○現地引合せ
○入力
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○受信
○希望日等回答
○受信
○現地引合せ
○入力 意向連絡 「 ex.交 ○入力 意向連絡「ex.交際
際したい」
したい」
連絡先を伝 ○交際の開始
○交際の開始
意向確認
○入力
える。
※婚活サポーターの情報閲
覧
結婚相談窓口
システム
婚活サポーター
結婚希望者(会員)でマッ 会員でマッチングの申込みを
チングの申込みをする者 受ける者
○受付→送信
○入力 定期的にフ ○入力
ォローする。
連絡,相談等
○入力
○受付
成婚報告
○
連絡,相談等
※フォロー情報は,他の
婚活サポーターと情報
共有する(個人情報は
削除する)。
○入力
成婚報告
○受付「成婚」→両者の退 ○入力「成婚」欄
会処理
【申し込んだ3名に断られた場合】
【交際したが,断られた場合】
その他・注意点
省略
同様のフローとする。
①
上記は想定するフローであり,より効率的・効果的な仕様や目的を達成するために必要な機能及び必
要性が低く削除すべきもの等の提案を行い,システム構築にあたっては,県と協議の上決定するものと
する。
なお,他都道府県で現在運用中の同様のシステムをもって提案される場合,この基本的流れとの相違
点及びそのメリットの説明も可能とするが,システム構築にあたっては,県と協議の上決定するものと
する。
②【申込みから引合せ,交際,成婚】
「申込み(3人まで)→申込みを受ける→交際に発展→成婚」との流れとなるため,多数人が動じ並
行的に動いていることから,相談窓口の一覧管理,申込みを受けた会員が見る申込者の一覧,多数をフ
ォローする婚活サポーターの交際会員等の一覧等操作しやすい画面とする。
(注)「→」は,システムにおいて自動的にメール送信等処理されることを示す。
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(2)イベントシステムについて
結婚相談窓口
システム
婚活サポーター
(イベント担当)
イベント主催者(婚活サポ イベント参加者(メールマガ
ーター・協賛団体)
ジン会員)
【登録(イベント主催者)
】
○会員登録受付
○会員登録申請
○会員登録完了→通知送信
※会員番号,ID,PW
の生成
○通知受領(ID,PW)
○申請内容の確認,承認入力
【登録(イベント参加者)
】
○会員登録受付→通知送信
※ ID,PWの生成
○会員登録申請
○通知受領(ID,PW)
【婚活サポーター登録】
イベントシステム担当の婚活サポー ※登録番号,ID,PWの
ターを登録する。
生成,通知
【イベントの企画】
○企画申請の受付
○イベントの企画,入力
○企画内容を確認,承認入力
※当該イベントをサポートする婚
活サポーターへの依頼
○承認→メールマガジン発
信,相談窓口HPに掲載
○承諾,入力
○婚活サポーターへの連絡
調整
-15-
結婚相談窓口
システム
婚活サポーター
(イベント担当)
【イベントへの申込みの処理】
※出会いサポーター・協賛団体ごと
の開催イベント,日程ごとの開催
イベント等,相談窓口が状況把握, ○参加受付→受付一覧表の
管理を画面上で行う。
作成
※過去の実施状況も確認できること。
イベント主催者(婚活サポ イベント参加者(メールマガ
ーター・協賛団体)
ジン会員)
○メールマガジン等を見て,
参加申込入力
○抽選,入力
○受付→当落通知送信→参
加者名簿等作成→送信
○受信,確認返信
○受信
※参加者不足の場合,追
加を実施
※追加処理できること。
【イベント開催後の処理】
○受付
○カップルのフォロ ○カップル成立数等報告書
ー
の入力
○成婚の報告
○統計資料として蓄積
その他・注意点
上記は,想定するフローであり,より効率的・効果的な仕様や目的を達成するために必要な機能及び必要
性が低く削除すべきもの等の提案を行い,システム構築に当たっては,県と協議の上決定するものとする。
なお,他都道府県で現在運用中の同様のシステムをもって提案される場合,この基本的流れとの相違点及
びそのメリットの説明も可能とするが,システムの構築に当たっては,県と協議の上決定するものとする。
(注)「→」は,システムにおいて自動的にメール送信等処理されることを示す。
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