広島市 『地域ものづくり技能伝承支援業務』 ● 事業期間;平成22年3月~24年3月 ( 事業の目的) 広島地域の企業を調査し、現在必要とされている技能、今後必要とされる技能領域について、 企業の技能 支援及び技能者の育成支援を中心に支援する。 (支援業務の基本方針) ①広島地域の技能者の育成 ②広島地域の技能者を育む環境整備 ・経営者の理解促進 ・技能者を必要とする仕事の確保 (支援業務の内容) ①広島市内に本社、事業所がある製造業を営むものづくり中小企業等に対して、技能等の指導経験 のあるベテラン技能者等を派遣し技能伝承等にかかる支援を行う。 ②支援を行うにあたり、支援対象企業ごとの技能伝承支援計画を立案し、支援後に評価を行う 、併せて支援対象企業 からの評価も受ける。 ③)平成21年度から23年度中に支援する支援対象企業の目標数55社(件)を目指す。 結果:実質2年間の活動で、個別支援53件、集合支援8件を達成しました。、 ④広島市の産業の特性を考慮して、支援対象とする主要な技能分野を ・機械加工(旋盤加工、NC工作機械等) ・金型(射出成形金型、プレス成形金型等) ・板金加工(プレス成形、溶接、切断等) を中心に ・電気設備(電気機器組立、電子機器組立等) ・表面処理(めっき、溶射等) ・食品加工(生物利用食品、その他食品加工) ・木材加工(接着、乾燥等) の分野についても幅広く技能伝承の支援体制を追及する。 (技能支援グループ構成と技術・技能登録者数) 機械加工・電気設備チーム :技能登録者;8名 金型・生産管理チーム :技能登録者;6名 板金加工・溶接チーム :技能登録者;6名 表面処理・機械製図チーム :技能登録者;2名 (具体的な活動内容) <板金溶接チーム> ・溶接研修会(初級)---計8回 ・溶接変形と歪取り研修会 ・非破壊検査 検査技術者が有すべき溶接知識に関する座学研修 ・初心者の溶接基礎知識修得と溶接技量向上による早期戦力化支援 ・パルス半自動溶接機及び後熱処理炉導入後の熱間鍛造型金型の肉盛溶接支援 ・溶接現場の改善及び現場中堅技能者のレベルアップ ・ 経営者・溶接技能者に対する溶接基礎知識習得と技能向上 ・溶接の実務作業に於ける技術・技量の習得及びJIS資格取得支援 ・溶接現場の技能向上及び鋳鉄補修溶接技術伝承支援 ・TIG溶接技能向上 ・溶接の実務作業に於ける技術・技量の習得及びJIS資格取得支援 < 機械加工チーム ・ 電気設備チーム> ・電気保守・メンテナンス研修会---計3回 ・普通旋盤2級技能検定指導 ・汎用フライス盤での2級技能検定合格レベルまでの技術・技量指導 ・制御盤組立、 電気制御盤組立てマニュアル化支援 ・三次元測定の技術支援(操作指導)と寸法計測器(測定機器)の校正指導 ・機械部品加工 NCフライス盤の運用支援 ・寸法計測器(マイクロメータ、ノギス及びシリンダーゲージ)の校正指導 ・ブレード磨き作業の見える化(手順書作成・動画作成) ・「ネジの知識」セミナー ・「水流体用弁の種類と構造・役割について」(解説研修会)セミナー ・「図面の見方セミナー」 ・ワイヤーハーネスの配線作業手順書作成支援 <金型・生産管理チーム> ・樹脂成形業 プラスチック製品製造工場運営に必要な管理技術教育 ・自動車内装部品の射出成形 射出成形技術・技能向上のための人材育成支援 ・自動車部品プラスチック射出成形・組立 射出成形技術・技能向上のための人材育成支援 ・自動車部品製造業 金型プレスに適合した生産管理人材の育成 ・原価低減が図れる生産進捗管理のための人材育成支援 ・不良削減のための再発防止策の導入・実践支援 ・プラスチック射出成形・分かる学科試験前研修会 ・プレス金型製作に関する生産性向上のための人材育成支援 < 表面処理・機械製図チーム > ・自動車用プレス金型への表面改質知識の向上支援 <集合支援> 板金加工チーム 板金加工・溶接チーム ・溶接研修会(初級) ・溶接変形と歪取り研修会 ・溶接研修会(初級) 機械加工・電気設備チーム ・電気保守・メンテナンス研修会 金型・生産管理チーム ・ プラスチック射出成形・分かる学科試験前研修会
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