(ECB)理事会と足元の欧州市場について

情報提供用資料
欧州中央銀行(ECB)理事会と足元の欧州市場について
欧州ハイ・イールド債券オープン(毎月決算型) 円コース/ユーロコース
2016年10月4日
追加型投信/海外/債券
当面の欧州ハイ・イールド債券市場の投資環境につきまして、「欧州ハイ・イールド債券オープン(毎月決算
型)円コース/ユーロコース」が主要投資対象としております「DWSユーロ・ハイ・イールド・ボンド・マスター・ファン
ド(円)」および「DWSユーロ・ハイ・イールド・ボンド・マスター・ファンド(ユーロ)」の運用会社であるドイチェ・
アセット・マネジメント・インベストメントGmbHからのコメント(要約および抜粋)を以下に記載致します。
【当レポートのポイント】
 欧州中央銀行(ECB)は9月8日、主要政策金利の据え置きや量的緩和策(QE)の額及び実施期間の
現状維持等、現行の金融政策を維持することを決定しました。
 欧州債券市場は、ECBが追加緩和策を見送ったことを受けて、ハイ・イールド社債市場を中心に一
時債券価格が下落したものの、足元では、堅調に推移しています。
Ⅰ.ECB理事会において、金融政策の維持を決定
欧州中央銀行(ECB)は9月8日、主要政策金利の据え置きや量的緩和策(QE)の額及び実施期間の現
状維持等、現行の金融政策を維持することを決定しました。また、前回に続き、声明文には「政策金利
が資産買入プログラムの期限である2017年3月以降も、現行またはそれより低い水準に留まるとみてい
る」との文言が盛り込まれました。このことは、ECBが強力な金融緩和策を今後も継続すること、すな
わちユーロ圏においては低金利環境が続くことを示唆しているものと考えられます。
月額800億ユーロの資産買入プログラムに関して、円滑に実施していくために、担当の委員会に対し
て選択肢の検証を指示したと伝えられました。ECBの強力な量的緩和を受けて、購入対象資産が不足す
る懸念も市場の一部では囁かれており、ECBとしては2016年3月に決定した量的緩和プログラムが着実に
実施できるようにするため、新たな選択肢を検討したいものと考えられます。
Ⅱ.欧州債券市場は、一時債券価格が下落したものの、足元では堅調に推移
欧州債券市場は、ECBが追加緩和策を見送ったことを受けて、指標であるドイツ10年国債利回りが一
時急上昇しました。しかし、その後、米連邦公開市場委員会(FOMC)において利上げが見送られたことや、
欧州金融機関の信用リスクへの懸念から投資家の質への逃避の動きが強まったことから、9月末にかけ
てドイツ10年国債利回りが低下しました。
欧州ハイ・イールド社債市場においても、国債との利回り格差(スプレッド)の拡大とともに、利回
りが一時急上昇する展開となりましたが、9月中旬以降は利回りが低下基調を辿りました。9月末は、欧
州信用不安が和らぎ、スプレッドが縮小しました。
【図表2】欧州ハイ・イールド債券市場の推移
(2015年12月31日~2016年9月30日、日次)
【図表1】ECBの主要金融緩和策(2016年9月時点)
(%)
主要政策金利(マイナス金利実施含む)
• 主要政策金利:0.00%
• 中銀預金金利(金融機関が欧州中央銀行に預金をする際に
適用される金利):▲0.40%
• 限界貸出金利(中央銀行が金融機関に資金を貸し付ける際に
適用される金利):0.25%
資産買入プログラム(APP)
• 月額800億ユーロの買い入れ
• 対象は国債等、カバードボンド、資産担保証券、社債
スプレッド(右軸)
(%)
利回り(左軸)
7.0
7.0
6.0
6.3
5.0
5.6
4.0
4.9
3.0
4.2
2.0
3.5
15/12
16/1
16/2
16/3
16/4
16/5
16/6
16/7
16/8
16/9
(年/月)
(出所) ECB
(出所) BofA Merrill Lynchのデータを基に、岡三アセットマネジメントが作成
<本資料に関してご留意いただきたい事項>
■本資料は、「欧州ハイ・イールド債券オープン(毎月決算型) 円コース/ユーロコース」に関する情報提供を目的として岡三アセットマネジメント株式会社が作成
したものであり、ファンドの投資勧誘を目的として作成したものではありません。■本資料に掲載されている市況見通し等は、本資料作成時点でのドイチェ・アセット・マ
ネジメント・インベストメントGmbHの見解であり、将来予告なしに変更される場合があります。また、将来の運用成果を保証するものでもありません。
■本資料は、当社が信頼できると判断した情報を基に作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。■投資信託の取得の申込みに当
たっては、投資信託説明書(交付目論見書)をお渡ししますので必ず内容をご確認のうえ、投資判断はお客様ご自身で行っていただきますようお願いします。
1
情報提供用資料
欧州ハイ・イールド債券オープン(毎月決算型) 円コース/ユーロコース
追加型投信/海外/債券
欧州ハイ・イールド債券オープン(毎月決算型) 円コース/ユーロコース に関する留意事項
【岡三アセットマネジメントについて】
商号:岡三アセットマネジメント株式会社
岡三アセットマネジメント株式会社は、金融商品取引業者として投資運用業、投資助言・代理業および第二種金融商品取引業を
営んでいます。登録番号は、関東財務局長(金商)第370号で、一般社団法人投資信託協会および一般社団法人日本投資
顧問業協会に加入しています。
【投資リスク】
 投資者の皆様の投資元本は保証されているものではなく、基準価額の下落により、損失を被り、投資元本を割り込むことがありま
す。投資信託は預貯金と異なります。投資信託財産に生じた利益および損失は、すべて投資者の皆様に帰属します。ファンドは、
欧州諸国のハイ・イールド債券等値動きのある有価証券等に投資しますので、組入れた有価証券等の価格の下落等の影響に
より、基準価額が下落し、損失を被ることがあります。また、外貨建資産に投資しますので、為替相場の変動により損失を被る
ことがあります。
 ファンドの主な基準価額の変動要因としては、「信用リスク」、「為替変動リスク」、「金利変動リスク」、「流動性リスク」、「カントリー
リスク」があります。(円コースにおいて、実質組入外貨建資産については、原則として為替ヘッジを行い、為替変動リスクの低減
を目指しますが、為替ヘッジの対象となる外貨建資産は市況動向により変動することから 、為替変動リスクを
完全にヘッジすることはできません。)
※基準価額の変動要因は上記のリスクに限定されるものではありません。
【その他の留意点】
 ファンドのお取引に関しては、金融商品取引法第37条の6の規定(いわゆるクーリングオフ)の適用はありません。
 投資信託は預金商品や保険商品ではなく、預金保険、保険契約者保護機構の保護の対象ではありません。また、登録金融機
関が取扱う投資信託は、投資者保護基金の対象とはなりません。
 分配金は、預貯金の利息とは異なり、ファンドの純資産から支払われますので、分配金が支払われると、その金額相当分、基準
価額は下がります。分配金は、計算期間中に発生した収益を超えて支払われる場合があるため、分配金の水準は、必ずしも計
算期間におけるファンドの収益率を示すものではありません。また、投資者の購入価額によっては、分配金の一部または全部が、
実質的には元本の一部払戻しに相当する場合があります。ファンド購入後の運用状況により、分配金額より基準価額の値上がり
が小さかった場合も同様です。
 投資対象とする投資信託証券にかかる購入・換金申込みの受付の中止および取消、取引所における取引の停止、外国為替
取引の停止、決済機能の停止、その他やむを得ない事情があるときは、購入・換金申込みの受付を中止することや、すでに受付
けた購入・換金申込みの受付を取消すことがあります。
●詳しくは、「投資信託説明書(交付目論見書)」の「投資リスク」をご参照ください。
【お客様にご負担いただく費用】
<お客様が直接的に負担する費用>
 購入時
購入時手数料 :購入価額×購入口数×上限3.78%(税抜3.5%)
詳しくは販売会社にご確認ください。
 換金時
換 金 手 数 料 :ありません。
信託財産留保額:換金申込受付日の翌営業日の基準価額×0.2%
<お客様が信託財産で間接的に負担する費用>
 保有期間中
運用管理費用(信託報酬)
:純資産総額×年率1.0044%(税抜0.93%)
運用管理費用(信託報酬)の実質的な負担
:純資産総額×年率1.7044%(上限)
実質的な負担とは、ファンドが投資対象とする投資信託証券の信託報酬を含めた報酬です。なお、実質的な運用管理費用
(信託報酬)は目安であり、投資信託証券の実際の組入比率により変動します。
 その他費用・手数料
監査費用
:純資産総額×年率0.01296%(税抜0.012%)
 有価証券等の売買に係る売買委託手数料、投資信託財産に関する租税、信託事務の処理に要する諸費用、海外における
資産の保管等に要する費用等を投資信託財産でご負担いただきます。また、投資対象とする投資信託証券に係る前記の費用
等を間接的にご負担いただきます。(監査費用を除くその他費用・手数料は、運用状況等により変動するため、事前に料率・上
限額等を示すことはできません。)
●お客様にご負担いただく費用につきましては、運用状況等により変動する費用があることから、事前に合計金額もしくはその上限額
またはこれらの計算方法を示すことはできません。
●詳しくは、「投資信託説明書(交付目論見書)」の「手続・手数料等」をご参照ください。
2
情報提供用資料
欧州ハイ・イールド債券オープン(毎月決算型) 円コース/ユーロコース
追加型投信/海外/債券
2016年10月4日現在
販売会社
(受益権の募集の取扱い、投資信託説明書(交付目論見書)、投資信託説明書(請求目論見書)及び運用報告書
の交付の取扱い、解約請求の受付、買取請求の受付・実行、収益分配金、償還金及び解約金の支払事務等を行
います。なお、販売会社には取次証券会社が含まれております。)
加入協会
商号
( 金融商品取引業者)
岡三証券株式会社
岡三にいがた証券株式会社
藍澤證券株式会社
永和証券株式会社
株式会社SBI証券
香川証券株式会社
三縁証券株式会社
上光証券株式会社
大熊本証券株式会社
髙木証券株式会社
内藤証券株式会社
ニュース証券株式会社
PWM日本証券株式会社
ひろぎんウツミ屋証券株式会社
益茂証券株式会社
マネックス証券株式会社
楽天証券株式会社
愛媛証券株式会社
三京証券株式会社
三晃証券株式会社
登録番号
関東財務局長(金商)第53号
関東財務局長(金商)第169号
関東財務局長(金商)第6号
近畿財務局長(金商)第5号
関東財務局長(金商)第44号
四国財務局長(金商)第3号
東海財務局長(金商)第22号
北海道財務局長(金商)第1号
九州財務局長(金商)第1号
近畿財務局長(金商)第20号
近畿財務局長(金商)第24号
関東財務局長(金商)第138号
関東財務局長(金商)第50号
中国財務局長(金商)第20号
北陸財務局長(金商)第12号
関東財務局長(金商)第165号
関東財務局長(金商)第195号
四国財務局長(金商)第2号
関東財務局長(金商)第2444号
関東財務局長(金商)第72号
日本証券業
協会
一般社団法人
日本投資
顧問業協会
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
一般社団法人
金融先物
取引業協会
○
一般社団法人
第二種金融
商品取引業
協会
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
(注) 販売会社によっては、現在、新規のお申込みを受け付けていない場合があります。
<本資料に関するお問合わせ先>
カスタマーサービス部 フリーダイヤル 0120-048-214 (9:00~17:00 土・日・祝祭日・当社休業日を除く)
3