学校施設 Parking 管理システム 業務仕様書 平成 28年 10 月 7 日 那覇市 目 次 1 目的・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 2 事業概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 3 4 (1) 事業名称 (2) 対象業務概要 システム構築事業仕様・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 (1) 実施スケジュール (2) 成果物 (3) 検査合格と瑕疵担保責任 (4) 機密保持 (5) 遵守法令等 (6) 実施条件 業務推進体制・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3 (1) 業務責任者 (2) システム提供に関する業務 (3) システム維持管理・保守業務 (4) 研修指導 (5) 特記事項 1 目的 那覇市では、学校施設における学校職員の駐車に係る管理運営を円滑に行うためのシ ステムを導入している。しかし、平成29年1月に現行システムがマイナンバー利用事 務系ネットワークから分離されることに伴いシステムの再構築が必要になった。システ ム構築、老朽機器の更新及び保守を外部委託することで、効率的かつ安定的な業務を遂 行できるようにする。 2 事業概要 (1) 事業名称 「学校施設 Parking 管理システム構築事業」 (以下「本事業」という。)により行う。提 出物を含めて本事業を書き示す場合は、統一してこの名称を使用すること。 (2) 対象業務概要 別紙 1「機能要件書」をその範囲とする。詳細及び具体的実現方法は発注者及び受注者 双方で協議し定めることとする。 3 システム構築事業仕様 (1) 実施スケジュール 本事業の実施スケジュールは、下記のとおり。 詳細スケジュールについては、市及び受託事業者で協議の上、決定するものとする。 (2) ア 契約 :平成 28 年10 月下旬 イ システム構築作業 :平成 28 年 11 月∼平成 29 年 1月 ウ 検証及び仮稼動 :平成 29 年 1 月∼平成 29 年 3月 エ 操作研修 :平成 29 年 3 月 オ システム本稼動 :平成 29 年 4 月 1 日予定 成果物 本業務における成果物は次に掲げるとおりとし、これ以外に業務実施上必要なドキ ュメントは、市と受託事業者間で協議のうえ整備するものとする。 なお、書面による説明書・マニュアル等主要ドキュメントは正副1部、さらに電子 データ(CD-ROM 等)の提出を求める。ただし、運用中に作成・更新されるものは適 宜、書面及び電子化して納品すること。 区分・ドキュメント名 ① 内容 システム提供業務 1 システム構築一式 システム機能説明書 システム設計書 DB 項目説明書 ② システムの機能を説明したドキュメント、操作マニュ アル等 システムのパラメタ及び定義ファイル構造、システム 構築に関わる設定等 導入システムのDB及びTABLEの構造及び項目に関す る説明書 インストール用電子デ 本事業で構築したアプリケーションのインストールフ ータ(CD-ROM 等) ァイル及び設定手順 システム構成図 システムの構成を説明した図、表 議事録 打ち合わせの議事録 総合試験成績書 システムの試験成績書 操作説明書 システムの操作説明書(マニュアル) 業務完了報告書 業務完了報告書 サービス維持・保守 運用手順書 (3) 本事業で構築したシステム一式 システムの運用説明書、メンテナンス体制表、担当者 連絡表等 設備管理台帳 導入ソフトウェアの管理台帳 実施報告書 維持・保守業務の実施報告書 検査合格と瑕疵担保責任 受託事業者は、本事業仕様その他要件に合致した業務を実施し、検査に合格しなけ ればならない。検査合格及び瑕疵に対する対応については次のとおり。 ア 検査合格 本業務は、市と合意の上で作成した検査仕様書に基づく検査の合格をもって業務 完了とする。 イ 瑕疵の対応 本事業の実施における瑕疵の取り扱いについては、受託事業者の瑕疵担保責任期 間を検収後1年とし、隠れた不具合、機能不足や機能不良等を発見した場合、受託 事業者は速やかに無償で是正しなければならない。対応期限については協議のうえ 定めるものとする。 (4) 機密保持 受託事業者は、業務実施において知り得た行政内部情報(周知の情報は除く)及び 2 個人情報について、本業務の目的以外に使用し又は第三者に開示若しくは提供しては ならない。業務上で使用するデータは、その情報が漏洩することのないよう厳格に取 り扱うこと。受託事業者は、運用業務時等いかなる場合においても個人情報のデータ 持ち出しは厳禁とする。 なお、本契約終了後も同様の取扱いとする。 (5) 遵守法令等 受託事業者は、関係法令を遵守し、稼働するシステムが適切適法な環境のもとで稼 働及び利用できるよう受託業務にあたることとする。 (6) 実施条件 本事業の実施に関わる環境及び条件等の概要を示す。 ア 利用者環境 那覇市教育委員会 施設課(約 10 台で同時使用) イ セキュリティ対策 受託事業者は、本業務の実施にあたって市情報セキュリティポリシー、情報セキ ュリティ対策実施手順書等のセキュリティ確保に関する要綱要領を厳守しなければ ならない。 ウ 議事録及び成果物等の整理保管 受託事業者は、本業務の実施に関わる打ち合わせ、その他会議開催の議事録を作 成する。市及び受託事業者承認後の議事録は、双方で管理することとする。 4 業務推進体制 本事業の円滑かつ適切な実施を確保するため、市及び受託事業者は相互に協力する義 務を負い、受託事業者は、4(1)の責任者を選任し、円滑な業務運営を行える体制を整え ること。 (1) 業務責任者 業務の実務上の業務遂行責任者として、業務の進捗管理、本市との調整、連絡窓 口に位置づける。 ※なお、協力連携事業者と連携の上、提案する場合には、提案事業者と一体とな って業務遂行できる体制を組織し、それぞれの役割について明示すること。 (2) ア システム提供に関する業務 システム提供に関する業務の範囲 3 2(2)に定める業務が行えるシステム構築での提供とし、本市の現行システムか らのデータ移行とセットアップを含む移行業務全般を含む。なお、正常稼動確認 の上、納品するものとする。 イ サーバ環境 本市で導入した仮想サーバ環境を利用し、OSは受託事業者が導入する。 本市が準備する当初の仮想サーバのスペックは、下記のとおりとする。 ウ メモリ 8GB HD 容量 150GB クライアント環境 本市が準備する当初のPCのスペックは、下記のとおりとする。 エ OS Windows7 Pro 32bit、10 CPU Core i3 メモリ 2GB、4GB HD 容量 250GB ディスプレイ 19 型 SXGA 液晶ディスプレイ ブラウザ IE11 ソフトなど Microsoft Office Std2010 ソフトウェア要件 (ア) データベースは、信頼性が高いものであること。 (イ) 通常業務に十分耐えうるレスポンス性能を有すること。 (ウ) ウイルス対策ソフトについては事業者にて準備するものとする。 (エ) データベースは任意にバックアップが行えるものとする。 オ 保守要件 受託事業者が納品したシステム一式は、平成 29 年度から平成 33 年度までの 5 年間、(3)システム維持管理の内容に基づき対応すること。それ以降の保守につ いては、別途協議する。 カ データ移行 (ア) データ移行については、市と受託事業者が協力し、現行システムよりデータ の抽出を行い、移行を実施すること。 (イ) データ移行の内容については、現時点の全駐車土地使用者情報、使用料と転 貸借料の調定及び収納データ過去 4 年分 (平成25 年度∼28 年度) とする。 4 キ データのバックアップについて 本市で導入した仮想サーバのバックアップ機能を利用してバックアップする予 定。 ク 業務引継ぎ 受託事業者は、本業務の終了後、他システムへ移行する際の汎用的な形式での データ出力について、無償で対応するものとする。 (3) システム維持管理 受託事業者は、本システムを安定して市が利用できるように障害を事前に予見す る対応を施しサービス維持すること、及びソフトウェア等の適切なメンテナンスを 行い保守することを求める。 ア 稼働監視 システムの機能不全や障害発生を未然に防ぐ目的で、システムの稼働状況に関 する情報を収集分析すること。監視ツール等を利用してシステムの稼働状況を把 握し、障害を事前に感知すること。 イ 障害管理 発生した障害に関し、障害検知後、市への発生報告、対応の切分、障害内容の 調査分析、対応策の検討と市の協議・承認を経て、障害復旧の作業を実施するこ と。 また、通常業務時間の障害については、1時間以内の対応(着手)を原則とす ること。 障害状況については、発生時間、期間、障害内容、影響を受けた業務サービス、 原因、臨時的対応、是正解消措置等の記録保存と報告書提出を求める。 ウ ソフトウェア保守 (ア) システム運用期間中の業務アプリケーションやOS等のソフトウェアに 関し、セキュリティパッチ適用、バグ対応、機能修正等の保守業務を実施 する。特に業務アプリケーションのバグは、業務処理に大きく影響してい る場合は迅速な修正対応を実施しなければならない。 (イ) 最新の Internet Explorer 等のブラウザに対応し、ブラウザのバージョン アップに伴うシステム改修は無償で対応すること。 (ウ) 保守業務実施に当たっては、急を要する場合の対応を除き、あらかじめ承 認された実施スケジュールに基づき、業務システム利用に支障のない日程 5 で実施することとし、業務実施後には報告書を作成し提出するものとする。 (エ) web システムの場合、パソコン入替に伴うソフトウェアの再設定を行う こと。 エ 研修指導 本システム担当者への研修を実施すること。研修実施に当たってはシステム操 作テキスト等を整備するものとする。 オ 特記事項 以下に本業務に関わる特記事項を示す。 (ア) システム納期や実施スケジュールに関しては、仕様書記載のスケジュール を厳守すること。仕様書と異なるスケジュールで計画する場合は、その合 理的理由を明示すること。理由明示あるいは合理性なき場合は、仕様書記 載スケジュールとして取り扱う。なお、制度改正及び緊急避難的な理由に よる稼動スケジュールの変更は、協議のうえ対応すること。 (イ) 業務成果の帰属等 a 取得財産について 本事業で取得したすべての財産(調達機器類・ソフトウェア等)は、本市 へ帰属するものとする。 b 著作権の帰属 本件業務の実施により生じた著作物に関するすべての著作権(著作権法第 27 条及び第 28 条に規定する権利を含む。)は、本市へ帰属するものとする。 c 著作権の処理 本件業務の実施による成果物は、著作権上の権利関係を済ませたうえで納 入すること。また、それらに関する紛争が生じた場合は、受託事業者の責任 において対応するものとし、本市は責任を負わない。 6
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