JAHMC」 9月号で紹介されました

医療法人清仁会 シミズ病院グループ 広報紙
2016.10.01
Vol.
発行元:清仁会事務局 〒615-8237 京都市西京区山田中吉見町11-2 TEL.075-394-8821
49
ホームページ http://www.shimizu-hospital.or.jp/
理 事長あいさつ
近年、人工知能やロボット技術の開発が急速に進ん
でおり、医療や介護現場でも応用されつつあります。
シミズ病院グループの病院や介護施設にも、導入する
時期が遠からずやってくると思っております。
さて、洛西ニュータウン病院では、医療診断には欠か
せないマルチスライスCT撮影装置を、昨秋の亀岡シ
ミズ病院での新CT更新に引き続き、最新鋭の320
列に更新しました。洛西地域はもちろんのこと、乙訓医
療圏においても貢献ができると考えております。周辺
地域の先生方には、検査が必要の際は、ぜひともご活用
いただきますようお願いいたします。
また、既にご案内をさせていただいておりますが今
月22日(土)に「第2回シミズ病院グループ地域連携
懇話会」を開催いたします。今回は、吉川敏一京都府立
医科大学学長の特別講演も予定しております。ご多忙
の時期とは存じますが、地元医師会の先生方や地域の
先生方にも、併せてご参加をお願いいたします。
医療法人清仁会 理事長 清水
史記
洛西シミズ病院
回復期リハビリテーションセンターが、
「JAHMC」 9月号で紹介されました
公益社団法人日本医業経営コン
サルタント協会の機関誌・月刊「J
AHMC」2016年9月号のリ
ハビリテーション特集の中の、「リ
ポート・リハビリテーション医療
の新機軸」で、洛西シミズ病院回
復期リハビリテーションセンター
が紹介されました。
記事の中で齋藤淳副院長は、「ク
オリティの高い地域リハビリの拠
点となる医療施設として、 課題
指向型 リハの実践を目指します」
と抱負を述べ、リハビリ・ロボッ
トも含めたリハビリの先端技術の
積極的な導入を進める意向を表明
しています。
お知らせ
notification
「第2回地域連携懇話会」を開催いたします。
多数のご来場をお待ちしています!
シミズ病院グループでは来る10月
22日(土)午後3時より、「第2回
シミズ病院グループ地域連携懇話会」
をホテル京都エミナース(京都市西京
区)で開催します。テーマは「病診連
携からつなぐ 地域完結型 医療」です。
京都府立医科大学の吉川敏一学長の「超
高齢化社会に向けた地域包括ケアシス
テム」と題した特別講演も行います。
お忙しい時期とは存じますが、ぜひと
ものご来場を心よりお待ち申し上げて
おります。
シミズの風 Vol.49 シミズの風 Vol.43
最新レポート
洛西ニュータウン病院に、
新世代320列CTを導入しました
洛西ニュータウン病院は、9月28日に320列CT
「Aquilion ONE」を導入しました。
320列CTは、これまで使用していたCTの20倍の
検出器が搭載されていて、旧CTよりも被ばく線量が
低減できるだけでなく、撮影範囲が広く、ワンショッ
ト(1回転)で一つの臓器(脳・心臓・肝臓など)
の撮影が可能であるため、非常に撮影時間が短く、
動きがある部位にも有効になります。
周辺機器では、VINCENT(画像再構成装置)を
導入し、あらゆる画像解析も可能となりました。また、
DUAL インジェクター(自動注入機)
、炭酸ガス送気
装置も周辺機器として導入しています。
洛西ニュータウン病院には、
X線CT認定技師が2名
専従しています。あらゆる診療科のニーズに応えられ
るように、また、描出能の向上に努めてまいります。
効果 1
冠動脈CTA
Volume Scan では、ヘリカルスキャンの
ように体軸方向へベッドを移動しないで1
回転で撮影しますので、空間分解能・画
質が大幅に向上します。
効果 2
低線量肺がんCT検診
レントゲン撮影数回分の被ばく線量でCTを
撮影する肺がんに特化した検診で、320
列CTによりさらに低線量で撮影が可能と
なりました。
効果 3
大腸CT
検査前日もしくは当日に前処置を行い、カ
テーテルを肛門に挿入し炭酸ガスを送気し
て撮影を行い、画像解析装置にて3D画像
を作成します。大腸内視鏡検査に比べて
痛み・苦痛等が少ない検査です。
シミズの風 Vol.49
冠動脈 CTA でのさまざまなリスク低減
これまで、高心拍の時はピッチを低くしてで
きるだけ多くのデータを取得する必要があり
ました。Aquilion ONE では、それぞれの心
拍毎に体軸方向全てのデータを持っている
ため多くの心拍のデータを取得する必要が
ありません。
これにより被ばく線量の抑制や
画質の向上など多くの利点が生まれます。
ま
た、最短時間分解能は 35.0msec(5beat)※
で、的確に高心拍に対応します。
※心臓撮影には心電同期オプションが必要です
従来ヘリカルスキャナの場合
心拍が速くなると1心拍から取得できるセグメント長が
短くなるため多くの心拍が必要。
また、
複数心拍のデー
タから1断面の画像を再構成するので心拍の状態に
よって断面毎に画質が異なる。
バンディングアーチファ
クトや、
断面によっては静止位相がない場合もある。
の場合
高心拍の時には複数心拍からセグメント再構成可
能。ただ、従来ヘリカルと異なり1心拍のデータ毎
に体軸方向に全てのデータを持っているため少な
い心拍で画像再構成可能。同
じ理由からバンディングアーチ
① ② ③
ファクトや断面毎の画質の差
が発生しません。
①
②
③
「ポケットカルテ」と「すこやか安心カード」の
導入を検討する説明会を実施しました
とが可能となります。救急隊員と医療
機関の連携を助けるツールにもなりま
す。
一方、地域共通診察券「すこやか
安心カード」は、1枚の診察券で複数
の医療機関を受診できるカードで、京
都や名古屋等ですでに5万枚以上がS
CCJにより発行され2万人弱が実際
に利用して受診しています。清仁会
各施設でも利用できるようになれば、
診察券を1枚にまとめることができさ
らなる連携が図れるほか、「ポケット
カルテ」サービスと連動することで患
者さまにより安全な医療を正確・迅速
ポケットカルテ
地域共通診察券
すこやか安心カード
すこやか安心カードと
暗証番号で安全にログイン
PHR:健康医療福祉
履歴管理サービス
地域住民
1枚の診察券で
複数の医療機関を
受診できる
・特定健診の結果
受診
地域住民が
自身の医療履歴を
自ら集約管理する
マイカルテ
・電子版健診手帳
*「ポケットカルテ」
https://pocketkarte.net/g_top.action
連 携
PocketKarte
・電子版お薬手帳
に提供できるメリットがあります。
「清仁会グループ間連携や地域医
療連携に有効ではないか」との視座
の下、導入に向けた検討を進めてい
きたいと考えます。
閲覧
・電子版透析手帳
医療機関
情報端末
(キオスク端末)
パソコン
病院・診療所
・電子版NICU退院手帳
領収書
ケーブルテレビ
・電子版母子手帳(提供予定)
…
8 月 29日 午
後、シミズ 病 院
会議室にて京都
医 療センター 医
療情報部長 北岡
有喜博士にご来
院いただき、「ポ
ケットカルテ」と
「す こ や か 安 心
▲京都医療センター
カ ード」に つ い
医療情報部長
ての説明会を開
北岡有喜博士
催いたしました。
「ポケットカル テ」とは、
SCCJ
(日
本サスティナブル・コミュニティ・セ
ンター)が運用する個人向け電子カ
ルテサービスです。自分自身の健診
履歴や受診履歴などの健康・医療・
福祉・介護履歴情報を一元的に管理
し、携帯電話やスマートフォン、パソ
コン、ケーブルテレビ等で簡単に閲
覧できる、生涯にわたり無料で利用
できるサービスです。
医療機関としては、患者さまと連携
してその情報を利用したり、地域医
療連携にも活用できると考えられま
す。また利 用 者 が広 がって いけば、
患者さまの病歴や薬歴を容易、かつ
正確に把握できる環境が整い、さら
に質の高い医療を迅速に提供するこ
調剤薬局
QRコード取込
医療費の管理
携帯電話
スマートフォン
・デジタル領収書
領 収 書
印刷
領収書
登録
「第27回 全国介護老人保健施設大会in大阪」に、
ふないの里、ひまわりの里が参加し、発表を行いました
「めっちゃ好きやねん老健∼咲かせ
よう 医療と介護の大輪の花」をテーマ
に開催された今年の全国老健大会。会
場が大阪ということで、9月15、16日
にシミズふないの里、シミズひまわりの
里から総勢25名が、はりきって参加し
てきました。
開会式では、ひまわりの里の清水保
施設長が、長年にわたる老健協会およ
び地域福祉への貢献が認められて表
彰を受けました。
演題発表では、ひまわ
りの里が、和太鼓と鈴を使ったレクリ
エーション
「エクサドン」
の紹介(川田真
一郎介護福祉士)と排泄アイテム選び
のマニュアル効率化について(梅垣裕
次介護福祉士)
の2題、ふないの里は、
下剤を減らした自然排便
について(西村貴大介護
士)の 発 表を行 いまし
た。発表終了後には、取
り組みに興味を持ってい
ただいた他県の施設か
ら施設見学の相談を受
けるなど上々の出来。
さらに京都府老健協会
の代表として、ひまわり
の里の河本智美理学療
法士が「老健を知っても
らう為の取り組み」につ
いてのポスター発表を行い、盛りだくさ
んの大会となりました。
もちろん、他施
設の演題発表からも、たくさんの学びと
刺激をもらいましたので、参加者一同、
この「熱き思い」が冷めないうちに日々
の業務に還元していきたいと思います。
シミズの風 Vol.49 SHIMIZU Information
シミズ病院で、
「ふれあい看護体験」を実施しました
「看護の日」
の事業として、京都府ナー
スセンターより
「ふれあい看護体験」
の受
け入れ依頼があり、シミズ病院では7月
21日に看護師を目指す近隣の高校生5
名が参加してくれました。
憧れのユニフ
ォームに袖を通し、最初は緊張した表情
を見せていましたが、患者さまの前では
笑顔で接することができていました。
看護体験では、
患者さまのケア
(入浴・
手浴・足浴)体験・車椅子移動体験・
配膳や食事介助・血圧測定体験・リハ
ビリ見学などを通して、
患者さまとふれあ
いました。
限られた時間ではありますが
体験することで、安全・安楽なケアの提
供が第一であること、
患者さ
まの立場になり考えること
の大切さなど、少しは伝わったのではな
いかと感じています。
高校生の可愛いユニフォーム姿を目
にしながら、現役の看護師たちは、彼ら
の純粋な心に負けないように頑張って
いこうと初心に返ったようです。
病棟全
体も明るい雰囲気に包まれ、元気をもら
う一日となりました。
今後も「看護体験」
受け入れ事業を継続し、一人でも多くの
学生さんに看護の素晴らしさを伝え、看
護師を目指す橋渡しをしていきたいと
思います。
ひまわりの里「作品展」開催期間に、
中学生の介護体験を行いました
8月30日から9月2日までの4日間、
大枝中学2年生の3名が、シミズひまわ
りの里で「生き方探求チャレンジ体験」
を行いました。2階、3階、4階の療養
棟で利用者さまの簡単な身のまわりを
世話したり、話し相手になったり…。ひ
孫のようでかわいいと、利用者さまの
表情もいつも以上に和んでいました。
また、毎日交代で1名ずつ1階の通所リ
ハビリテーションでも介護体験。利用
者さまとの会話を弾ませながら、介護
職への関心を高めてくれたようです。
この期間は、1階ロビーで「作品展」
を開催していました。迫力満点の「風
神雷神」から細やかなアートまで、利
用者さまが心を込めて仕上げた作品
に、やさしさや温もりが漂っていました。
今年は、それらの作品の一部を、「SK
Yふれあいフェスティバル2016」(9
月17、
18日・京都パルスプラザ)の 老
人福祉施設作品展 に初出品。多くの
市民の方々にも楽しんでいただくこと
ができました。
シミズ病院グループ「総合施設案内パンフレット」が
間もなく完成いたします
これまで各病院・施設ごとに作成して
いました施設案内パンフレットを1冊にま
とめ、患者さまや利用者さま、ご家族に
向けたわかりやすい内容となっていま
す。グループが連 携して 医 療・介 護・
シミズの風 Vol.49
福祉・在宅サービスに取り組む様子を、
理解していただく一助になれば幸いで
す。積極的に配布しておりますので、必
要であれば各庶務係までお申し出くださ
い。