ファイバーレーザ溶接機「ML-6811C/ML-6810C」を新発売

2016 年 10 月 5 日(1/3)
ファイバーレーザ溶接機「ML-6811C/ML-6810C」を新発売
-シリーズ初 ML-6811C には「シングルモードモデル」をラインナップ-
<アマダミヤチ>
ML-6811C 本体
専用出射ユニット
株式会社アマダミヤチ(神奈川県伊勢原市:社長 辻岡 寿康)は、このたび新商品としてファイバ
ーレーザ溶接機 ML-6811C/ML-6810C を発売いたします。
ML-6811C/ML-6810C は、精密な溶接を要求される自動車関連部品や電子部品の溶接に用いられる
ファイバーレーザ溶接機です。レーザ溶接技術のさらなる「精密加工」
「高品質化」
「安定性」を追求し、
幅広いお客さまのニーズにお応えする新機能を可能にしました。
ML-6811C/ML-6810C には、専用出射ユニット(オプション)と組み合わせて用いることで加工部
への入熱を精密に制御し、溶接の安定性を向上させることができる「アクティブヒートコントロール」
機能の搭載が可能。加工部分を検知し本体にフィードバックするこの機能は、今まで以上の高品質、安
定加工を実現します。
そして ML-6811C (最大出力 700W)には、今回アマダミヤチでは初めてとなる「シングルモードモ
デル」が加わりました。シングルモードモデルは、レーザ光の集光性に優れた微小なスポットにより、
熱影響が少なくなることで、より精密な溶接が可能となるとともに、切断や穴あけ加工のニーズにも適
用が可能です。
ML-6810C (最大出力 1kW)は、運転時の消費電力を従来機比 約 35% まで低減することで、さらに
省エネルギー化を進めました。溶接面では高出力連続発振(CW)によるなめらかな溶接ビード面を実
現。品質を重視した高品質溶接をはじめ、焼き入れ、焼きなまし(金属を軟化させる加工)などの熱処理
加工にも最適です。
2016 年 10 月 5 日(2/3)
【ML-6811C/ML-6810C 共通 主な特長】
1.
「アクティブヒートコントロール」機能
・専用出射ユニット(オプション)と組み合わせて用いることで、加工部の熱量をレーザと同軸
で検出し、本体へフィードバックしながらレーザ出力を可変させ、加工部への入熱を精密に制
御し、溶接安定度を向上します。
2.任意波形制御機能
・レーザ照射時間に対して、レーザ出力の強弱を可変できる任意波形制御機能により、ワークへ
の入熱を任意に設定することが可能となり、溶接の品質向上を実現します。
3.ガルバノスキャナーユニットに対応
・レーザ光を、スキャナーミラーにて高速かつ高精度に走査するガルバノスキャナーユニット
(オプション)に対応。レーザ光をワーク面へ螺旋状に走査する「ワブリング機能」を搭載し、
ワークへの急熱急冷防止効果により、クラックやブローホールの発生を抑制します。
4.垂直入射が可能
・被加工物から反射影響を受けない構造により、ワークへの垂直入射が可能。反射光による装置
内部光学系焼損抑止に加え、設備レイアウトの自由度が拡大します。
【ML-6811C 主な特長】
1.シングルモードモデル
・従来のフラットトップなビーム形状とは異なり、針のような鋭いビーム形状を形成することで、
微小スポットによる溶接が可能となります。マルチモードと比較すると、細く深い溶け込みが
得られ、切断での適用も可能です。
【ML-6810C 主な特長】
1.省エネルギー
・運転時の消費電力を従来機比 約 35% 低減(1kW 出力を 1 秒間隔で ON/OFF。8 時間稼働
で比較)することにより、省エネルギー化をさらに進めました。
アマダミヤチのファイバーレーザ溶接機は、出力 40W~5kW まで幅広くラインナップしており、
自動車部品、電装部品、電子部品、電池部品などの精密部品を中心としたモノづくりの現場を、
これから
も支えてまいります。
2016 年 10 月 5 日(3/3)
仕様
機種名
ML-6811C
ML-6810C
フィードファイバー端出力
(W)
700
1000
最小設定出力
(W)
70
100
シングルモード
マルチモード
ビーム空間モード
発振波長
(nm)
出力安定度
(%)
1080 ±5
±2
反射光対策
耐反射機構
供給電源
最大消費電力 (kW)
3 相 AC200 ~ 240V 50/60Hz ±10%
最大
3.5 以下
待機時
1.0 以下
専用出射ユニット(オプション)により対応
アクティブヒートコントロール機能
最大分岐数
単一光学系 または 時間 2 分岐のみ
ガルバノスキャナー
質量
外形寸法
GWM-FL(オプション)
(kg)
250 以下
(mm)
556 (W) x 1073 (D) x 1153 (H)
※掲載された情報は予告なく変更される場合があります。
◆受注開始
: 2016 年9月
◆年間販売目標台数
: 30 台/年
◆販売価格
: ML-6811C : 10,000 千円 ~
ML-6810C : 13,000 千円 ~
◆取得特許件数
: 4件
以上
株式会社アマダホールディングス
コーポレート・コミュニケーション部 広報グループ
〒259-1196 神奈川県伊勢原市石田 200
URL: http://www.amadaholdings.co.jp