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今夏の電力需給状況について
2016年10月6日
北 海 道 電 力 株 式 会 社
【最大電力・最高気温の平均値比較】
1.今夏の電力需要実績
[万kW、℃]
・今夏(7月から8月)の平日の最大電力の平均は、
猛暑であった2010年度と比較すると21.7%、
昨夏と比較すると8.3%減少しました。
・また、最高気温が最大電力想定の基準年である
2010年度よりも低く推移したこともあり、最大電
力の実績は405万kWと、今夏の最大電力想定
428万kWを下回りました。
【今夏の電力需要実績】
最大電力[万kW]
550
年度
平日最大
電力平均
2010
7月
8月
460 3
460.3
25 8
25.8
29 1
29.1
2015
393.1
26.0
26.4
2016
360.4
25.0
28.3
2016/2010
▲21.7%
21 7%
▲0.8
08
▲0.8
08
2016/2015
▲8.3%
▲1.0
+1.9
100.0 95 0
95.0 90.0 85.0 80.0 75.0 70.0 65.0 60.0 55.0 最高
50.0 気温
45.0 [℃]
40
40.0 0
今夏 最大電力実績
今夏の最大電力実績
8/8(月)17時 405万kW
500
450
400
350
300
250
2010年度最大電力
2015年度最大電力
2016年度最大電力
2010年度最高気温
2015年度最高気温
2016年度最高気温
35.0 30.0
30.0 25.0 20.0 15.0 10.0 5.0 0.0 200
150
100
50
7/1
7/8
7/15
7/22
7/29
1
8/5
最高気温平均
8/12
8/19
8/26
2.気温影響を考慮した最大電力の比較
・今夏と2010年度および2015年度の平日の最大電力について、気温影響を考慮して
今夏
度
度
最
気
考慮
比較した場合、景気による影響等は含まれるものの、2010年度実績との比較では
平均で100万kW(20.6%)程度、2015年度実績との比較では38万kW
(9 0%)程度の需要減となりました
(9.0%)程度の需要減となりました。
お客さまのご協力による節電効果が現れているものと考えております。
・なお、震災以降は25℃以下での気温と需要の増減の相関は弱くなっています。
これは、比較的に涼しい日は空調の使用を控えるなど、お客さまの節電へのご協
力によるものと考えられます。
最大電
電力[万kW]]
【夏季最大電力需要における2010・2015・2016年度の比較】
520
500
480
460
440
420
400
380
360
340
320
300
※土日祝およびお盆など特殊日を除く
需要減
100万kW程度
2010年7月1日∼8月31日
2015年7月1日∼8月31日
2016年7月1日∼8月31日
15
20
25
30
2
35
40
最高気温[℃]
3.供給予備力の推移
・今夏は、複数の中規模火力発電機で計画外停止が重複して発生しました。しか
しながら、お客さまの継続した節電へのご協力と、緊急設置電源の継続設置や
自家発電設備を保有するお客さまからの電力購入などにより供給力を確保した
ことにより、でんき予報での「安定」の目安としております70万kW以上を
概ね維持することができました。
お客さまには節電にご協力いただき 厚くお礼申し上げます
お客さまには節電にご協力いただき、厚くお礼申し上げます。
【供給予備力の推移】
240
でんき予報の凡例
供給予
予備力[万kkW]
220
200
「安定」
180
160
「やや厳しい」
140
120
「厳しい」
100
「非常に厳しい」
80
60
40
伊達1号機(35万kW)、苫小牧1号機( 25万kW)が停止中に
苫小牧共同火力3号機(25万kW)の計画外停止が発生
20
0
7/1
8/1
9/1
3
供給予備力
4.まとめ
・今夏の最大電力は、猛暑により需要増となるリスクや直近の経済成長の伸び、企業や
家庭における節電の定着などを織り込み、428万kWと想定しました。
・供給力面では、緊急設置電源の継続設置、火力発電所の増出力運転、自家発電設備を
お持ちのお客さまからの電力購入に取り組みました。
・今夏の需給状況は、お客さまの継続した節電へのご協力や気象影響等により最大電力
今夏 需給状況は お客さま 継続した節電
ご協力や気象影響等により最大電力
が405万kWと想定を下回ったこと、また、供給力確保への取り組みに加えて発電
設備や流通設備の日常的な保守・点検体制の強化や可能な限りの設備保全に努めたこ
とにより 期間を通じて安定供給を確保することができました
とにより、期間を通じて安定供給を確保することができました。
お客さまには節電にご協力いただき、厚くお礼申し上げます。
・今後も安定供給に万全を期してまいりますが、火力・水力の発電設備や連系する送電
線、また北本連系設備等の計画外停止が万が一重複して発生した場合には、厳しい需
給状況となることも考えられます。
お客さまにおかれましては、引き続き無理のない範囲での節電にご協力いただきます
ようお願いいたします。
4
(参考)
(1)火力発電設備の利用率の推移
・2011年度以降、泊発電所が順次停止し、ピーク電源であった石油火力発電所につ
いては、ベース電源あるいはミドル電源として運用しております。このため、火
力発電所の設備利用率は2010年度と比較して大幅に上昇し 現在も高止まりの状
力発電所の設備利用率は2010年度と比較して大幅に上昇し、現在も高止まりの状
況が継続しております。
【火力発電所の設備利用率の状況】
90%
80%
苫東厚真(石炭)運開後14∼35年
砂川(石炭)運開後34∼39年
70%
苫小牧(石油)運開後42年
伊達(石油)運開後36∼37年
60%
【電源構成イメージ図】
ジ
5,000 総
需
奈井江(石炭)運開後46∼48年
要
知内(石油)運開後18∼32年 4,000 50%
ピーク電源
4,500 40%
ミドル電源
3,500 30%
3,000 20%
2,500 10%
ベース電源
2,000 0
0%
2010年度
2010
年度
2011年度
2011
2012年度
2012
2013年度
2013
年度
年度
年度
2014年度
2014
年度
2015年度
2015
年度
5
6
12
18
時間
24
(2)火力発電設備の計画外停止・出力抑制実績①
・火力発電設備の9月30日までの計画外停止および出力抑制件数(緊急設置電源
を除く)は37件でした。
・きめ細やかな点検・補修に努めているものの、震災前の2010年度と比較すると、
・きめ細やかな点検・補修に努めているものの
震災前の2010年度と比較すると
利用率増加・定期点検繰り延べの影響による不具合等(復水器海水漏洩、電気式
集じん装置不具合等)により、計画外停止・出力抑制件数が増加しております。
・今後も火力発電設備の高稼働運転が想定されるため、計画外停止・出力抑制
や、複数台の同時停止等による安定供給への影響が懸念されます。
【計画外停止・出力抑制発生件数】
140
停
止
・
出
力
抑
制
件
数
※括弧内は4月∼9月末までの件数
120
100
80
60
52件
(30件)
68件
(30件)
86件
(47件)
67件
(28件)
85件
件
(45件)
109件
(45件)
苫東厚真
伊達
知内
37件
(37件)
40
苫小牧
苫
牧
奈井江
砂川
20
その他
0
2010年度
2011年度
2012年度
2013年度
2014年度
2015年度
2016年度
(9月30日まで)
6
(2)火力発電設備の計画外停止・出力抑制実績②
・今年度は、伊達1号機がボイラー蒸発管の損傷により長期に亘って停止したこと、ま
た、火力最大機である苫東厚真4号機で多量の塵芥流入による取水設備の詰まりが発
生するなど、火力発電所の設備不具合が多数発生しており、現時点における計画外停
す
、
所 設備不 合 多数
、
停
止と出力抑制の合計は最大で127万kWとなりました。
・当社は引き続き、発電設備やそれらに連系する送電線の日常的な保守・点検体制の強
化 可能な限りの設備保全により計画外停止の防止に最大限努力し 安定供給に万全
化、可能な限りの設備保全により計画外停止の防止に最大限努力し、安定供給に万全
を期してまいります。
苫東厚真4号機(▲70)、伊達1号機(▲35)、
知内2号機(▲10)、高見1号機(▲10)、その他(▲2)
停
停止・抑制出
力合計[万kkW]
【2015∼2016年度の発電設備の計画外停止・出力抑制の推移(発電端)】
140
120
100
80
60
40
20
0
4/1
/ 5/1
/
2015年
6/1
/ 7/1
/
8/1
/
9/1
/ 10/1
/ 11/1
/ 12/1
/ 1/1
/
7
2/1
/ 3/1
/
4/1
/ 5/1
/
2016年
計画外停止実績
計画外出力抑制実績
6/1
/ 7/1
/
8/1
/
9/1
/
北本30万kW計画停止(参考)
北本60万kW計画停止(参考)