第23回全国市民オンブズマン香川大会宣言(PDF:619KB)

大 会 宣 言
2016年 9月 24日 か ら25日 にか けて1私 たちは「 ふうが わるいで,政 務 活 動 費
!Jと いうメイン
テー マで,第 23回 全 国市 民オンブズマン香 川大 会を開 催 しました。
元 兵庫 県議 の 有 罪 判 決 の 記 憶 も新 しい中で、富 山市 議 会で判 明 した組 織 的な政 務 活動 費
の不 正 支 出 は、富 山市 の 制度 固有 の欠 陥 によるものではなく、同様 の 事 態 は全 国 で起 こりうる
こと力t明 らか になりました。
また、行 政 の適 正 な執 行 を監 視 す るとともに 、政 務 活 動 費 支 出 の 成 果を市 民 が知 る手段 と
「 行 政 に対する働 きか けの記 録 制 度 」は 、香 川 県をは じめとし多くの 自治 体 で未 制 定 か 、
なる
違 法・不 当を要 件 とすることで機 能 していないことが 明 らかにされました。
情 報 公 開 制 度 全般 についてみ れ ば、共 謀罪 の立 法 過 程 の情 報 はす べ て不 開 示 とされ るな
ど、市 民の立 法 参 加 に必 要 不 可 欠な立 法 過 程 の情 報 すら相 変わ らず 開 示されない こと、本 来
当然 開示されるべ き情 報 も個 人情 報 を目実 に隠され る事 態 が 起 こつています。そ の 一 方 、富 山
市 議 会 をはじめとする多くの 議 会 で情 報 公 開 請 求 者 の氏 名を議 員 に伝 えていた こと、また、大
分 県警が 労働 組 合 等 の 敷 地 に無断で立 ち入 り監 視 カメラを設 置 していた事 件も発覚 しました 。
こうしたことにより、一 昨 年施 行 された秘 密 保 護 法 と相 まつて ,民 主 主義 の 要 となる知 る権 利・
市 民のプライバ シーを侵 害する動 きが 強まつていることが明 らかになりました。
ヽ
また、私たちがこれまで活用してきた住 民訴訟制度を改悪 し,首 長 の責任を限 定するなど住
民訴訟制度を骨抜きにしようとする動きも相 変わらず進められています。
私たちは ,今 回 の 大会報告 や討 議をもとに,行 政 r議 会をチェックし、公権 力による住 民監
視・民主主義 に不可欠な知る権 利を後退させる動きを許さないこと,住 民 自治の実現 へ 向けた
地方議会の改革を求めることを誓 い,以 下の4点 を大会宣言とします:
記
第
1
政 務活 動 費 に関するインター ネットによるいっそうの 情 報 公 開を求め 、ひきつづ き監視
活動を続 けること
第 2 遺F■ 不当 を要件としない
「行 政 に対する働きかけの記 録制度 Jの 制 定を求めるととも
に、開示された情報を不断にチェックしていくこと
第3
表現 の 自由・民主主義の危機に対抗 し、情報公 開を進 める活動を継続 し、不開示決
定に対しあらゆる手段でたたかうこと
第 4 住民訴訟制度 の改悪 の動きを監視 しこれを許さないこと
2016年 9月 25日
第 23回 全国 市 民オンブズ マン香 川大 会参 加 者 ― 同